近頃のショート動画の流行から、VTuberによるTikTokへの動画投稿が増えてきています。
大手事務所ホロライブプロダクションのライバーたちを筆頭に、VTuberのオリジナル曲が何度もバズったり、個人勢の方もTikTokに参入するようになりました。
そこで、これからTikTokで動画投稿を考えているVTuberのみなさんに向けて、YouTubeのショート動画機能との違いやTikTokで動画がバズるコツを紹介します。
ぜひ最後まで読んで、動画投稿の参考にしてみてください。
VTuberの新規ファン獲得にはTikTokがおすすめ!
TikTokは世界中にたくさんの利用者がおり、今もなお利用者が増加傾向にあるアプリです。
VTuber業界でもTikTokは活用されており、主にタレント発信用プラットフォームとして利用されています。また利用者は個人勢から事務所勢までさまざまです。
VTuberにとってTikTokは「新規ファン獲得のため」に活用されることが多いのですが、それはなぜなのか、YouTubeショート動画投稿との違いを紹介しながら解説します。
TikTokが新規ファン獲得に良い3つのポイント?
TikTokは新規ファン獲得のためにおすすめのプラットフォームです。
今認知拡大や新しいファンの獲得を頑張りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.TikTok独自のアルゴリズムで動画が見られやすい
TikTokの動画投稿には、レコメンド機能が搭載されており、下記の項目を評価して、適切なユーザーに動画を見つけてもらえるようになっています。
<TikTokで重要視されている指標>
・視聴完了率
・視聴時間
・反応(いいね・コメント)
・シェア数
・複数回再生数
・同アカウントの動画の視聴数
レコメンド機能はその動画に興味があるであろうユーザーのタイムラインに動画が流れやすくなる機能で、TikTokのレコメンド機能は高く評価されています。
この機能のおかげでTikTokは動画再生数が伸びやすいとともに、自分のコンテンツに興味がありそうな人に動画を届けられるメリットがあります。
よって、TikTokは動画を投稿するだけで、自然とファンが増えやすい環境になっていることがわかります。
2.TikTokはVTuberコンテンツを好んで見るZ世代の利用者が多い
TikTokのユーザーの年齢層は広がりつつありますが、基本的に10代〜20代の利用者が多いと言われています。
VTuberのファン層は20代がメインであることから、VTuberのコンテンツを日常的に多く見ている視聴者層がかぶっていることがわかります。
よって、VTuberの視聴者層である若年層に向けてVTuberコンテンツを発信することができ、認知拡大やファンの獲得につながりやすくなります。
YouTubeショート動画との違い
TikTokはショート動画投稿をメインとする動画投稿プラットフォームです。
ただYouTubeにもショート動画の投稿機能は存在しています。
それなら、わざわざTikTokへ動画投稿をしなくてもYouTubeショートで投稿すればいいと考える方も多いと思いますが、TikTokとYouTubeには少しずつ違いがあり、それぞれの良さがあります。
TikTokとYouTube ショートの動画投稿プラットフォームとしての違いを解説します。
1.動画の秒数が違う
TikTokとYouTube ショートのショート動画投稿ですが、投稿できる動画の秒数に違いがあり、TikTokはYouTubeショートよりも長い動画をあげられます。
TikTokの場合、事前に編集した動画をアップロードする場合は10分以下で自由な長さの動画を投稿でき、自由なショート動画を作りやすいメリットがあります。
<TikTok>
最大10分
<YouTube>
最大60秒(※10/15から最大3分に延長されます)
今年5月にTikTokでは60分の動画投稿を一部のユーザーにテストしていることが発表されました。今後TikTokでもYouTubeのように長尺の動画を投稿できるようになるかもしれません。
▼ニュースはこちら
https://japan.cnet.com/article/35219095
2.アルゴリズムの仕組みが異なる
TikTokとYouTubeのショート動画には、どちらも動画を視聴するユーザーに適切な動画をレコメンドする機能が搭載されています。
ただどういった要素や特徴を重要視しているのか、アルゴリズムの仕組みは、TikTokとYouTubeで異なります。
<TikTokで重要視されている指標>
・視聴完了率
・視聴時間
・反応(いいね・コメント)
・シェア数
・複数回再生数
・同アカウントの動画の視聴数
<YouTubeで重要視されている指標>
・平均再生時間
・エンゲージメント(高評価、コメント、共有など)
3.投げ銭
TikTokには投げ銭機能がありますが、YouTubeショートには投げ銭機能はありません。
つまり、TikTokは動画投稿で収益を得ることができます。
(※TikTokのショート動画に投げ銭がされるようになるためには、一定条件を満たす必要があります。)
TikTokでバズったことがあるVTuberをご紹介
近年VTuberによるTikTok参入が増加していますが、一体どのような方がどのように活躍しているのか気になりますよね。
次に、TikTokでバズったVTuberを3名ご紹介させていただきます。
1.宝鐘マリン さん
<代表作>
宝鐘マリンさんは、ホロライブプロダクションに所属するVTuberです。宝鐘マリンさんはYouTubeをメインに活動していますが、最近はTikTokでの動画投稿にも注力されています。
特にバズっている動画は、宝鐘マリンさんオリジナルの楽曲PVの切り抜きショート動画になります。
さまざまな有名TikTokerが宝鐘マリンさんのオリジナルソングに合わせてダンスを行い、動画投稿を行ったことが動画がバズるきっかけとなり、業界外でも知名度を拡大しました。
2.はっか さん
<代表作>
はっかさんは、TikTokをうまく活用してVTuberとしての知名度を獲得した方です。
デビュー前にTikTokで「#100日後にVTuberになるASMR配信者」として活動していたはっかさんは、TikTok内のトレンドを駆使したショート動画が注目されてVTuberとしての人気を得ました。
3.ピーナッツくん さん
VTuberのピーナッツくんさんは、TikTokをやっていませんが、TikTok上でバズを起こしました。
ピーナッツくんさんのオリジナルソングが、TikTok上に投稿されたことでたくさんの人の目にふれ、オリジナルソングが業界外でも「誰の歌かはわからないけど知っている」歌として認識されました。
TikTok動画の投稿のやり方を解説!
次に、VTuberがTikTok動画を作成・投稿する方法を解説します。
TikTokの動画投稿は、「動画を撮影して投稿する方法」と「編集した動画をアップロードして投稿する方法」があります。
基本的にVTuberがTikTokで動画を投稿する際は後者だと思いますので、動画の作成方法と動画の投稿方法を解説します。
TikTok動画の作成方法
TikTokで動画をアップロードして投稿を行う際は、基本的に動画サイズを下記に合わせて動画作成を行えば問題ありません。
<TikTok推奨の解像度/アスペクト比>
・解像度:1080×1920px
・アスペクト比:9:16
YouTubeの生配信の切り抜き動画またはオリジナル楽曲PVなど既存動画を投稿する際は、上記のサイズに調整して動画を作成する必要があります。
またOBSを使用してTikTok用の動画を立ち絵で撮影して動画を投稿することも可能です。
動画の作成/撮影方法は下記記事で解説されているので、ぜひ参考にしてみてください。
TikTok動画の投稿方法
次にTikTokへの動画の投稿方法を解説します。
1.画面下部のスライドを「投稿」にする
2.右下をクリック
右下の赤く囲われた部分に画像・動画ファイルを選ぶボタンがあるので、そちらをクリックしてください。
(左側のボタンはエフェクトや加工を追加できます)
3.使用したい動画を選択してアップロードする
4.動画編集する
5.投稿準備(説明文など)をする
6. 投稿する
TikTok独自のアルゴリズムとは
TikTokは下記の指標を元に、質の良い動画か質の悪い動画か、どんなユーザーに動画を届けるべきかなどを細かく分析をしているといわれています。
<TikTokで重要視されている指標>
・視聴完了率
・視聴時間
・反応(いいね・コメント)
・シェア数
・複数回再生数
・同アカウントの動画の視聴数
TikTok上で動画がレコメンドされるかどうかは、TikTokを伸ばしていくのにとても重要になってくるため、上記の指標を伸ばせるような動画を作成することが大切です。
動画投稿もガイドラインや利用規約を守りましょう!
TikTokの動画投稿にはガイドラインや利用規約が設けられています。これらに反したコンテンツを投稿するとアカウントが停止される場合があります。
▼コミュニティガイドライン
https://www.tiktok.com/community-guidelines/ja
▼利用規約
https://www.tiktok.com/legal/page/row/terms-of-service/ja
TikTokを伸ばしたいからといってルールに沿わない動画を投稿をしないように注意しましょう。
VTuberがTikTok動画をバズらせる・伸ばすコツ
では、TikTokで動画をバズらせるにはどういったことをすると良いのか、動画を伸ばすためのコツを5つご紹介します。
TikTok動画を伸ばせなくて悩んでいる方は、ぜひこちらを参考にしてみてください。
1.流行りの音楽を使用する
TikTokでは音楽トレンドがあり、その時に流行している音楽を使用することで、動画を見てもらえるチャンスが増えます。
TikTokにはその音源を使用している投稿を一覧にしてリストアップすることができ、動画を見つけてもらえる可能性が高くなります。
積極的に流行りの楽曲を使用すると良いでしょう。
2.最後まで見たくなる動画を作る
TikTokで重要視されている指標として「視聴完了率」があります。
この比率が高いと動画の評価が上がり、おすすめ欄で動画が表示される可能性が高くなります。
おすすめ欄に表示されると、自然と多くの人に動画を視聴してもらえるようになり、視聴回数などが増えるといったメリットがあります。
よって、動画を作成する際は動画を最後まで見たくなる仕組みを作るようにしてください。
3.コメント欄を見たくなる仕組みを作る
TikTokの動画視聴時間を長くするために、コメント欄を上手く使いましょう。
コメント欄を読んだり、書いたりしている時間も、動画を視聴している時間(「動画視聴時間」)に含まれ、「動画視聴時間」が多いほど動画の評価が上がり、おすすめ欄に動画が掲載されやすくなります。
動画視聴者にコメント欄を読んだり、書いたりしてもらえるような仕組みを作りましょう。素直に動画内でコメント欄に投稿をしてほしいことをアピールするのも大切です。
4.何回も見たくなる動画を作る
動画が評価される指標として「同アカウントの動画の視聴数」がありますが、これは同じアカウントが何度も一つの動画を再生した場合、その動画の評価が上がるといわれています。
動画の評価が上がるとその動画がおすすめ欄に表示されやすくなります。
同じ人が何回も動画を視聴したくなるような仕組みをぜひ考えて見てくださいね。
TikTokのお悩みあるある「シャドウバン」
これまで伸びていたのに動画を投稿してもなかなか視聴回数が増えない…そんな時あなたのアカウントはシャドウバンにあっている可能性が高いです。
アカウントがシャドウバンされると、動画を投稿してもおすすめに表示されなくなってしまい、伸びるはずの動画も伸びなくなってしまいます。
よって、TikTokアカウントを運用する際はシャドウバンにならないように気をつけなければといけません。
シャドウバンはなぜなるのか
先ほどお話したとおり「シャドウバン」は、ユーザーが違反行為をすると予告なくアカウントが制限されます。
具体的に「シャドウバン」になる可能性のある違反行為は、以下の項目が挙げられます。
・使用してはいけない音源を使用している
・TikTokで不適切な内容の動画を投稿してしまった
・TikTok LIVE配信で不適切な言動をしてしまった
・他のユーザーから違反広告されてしまった
TikTokを普通に使用していたらシャドウバンになる可能性が低いです。
ただシャドウバンになってしまうと、一気に伸びなくなってしまうので、下記のガイドラインと利用規約はちゃんと読んでおくことをおすすめします。
▼コミュニティガイドライン
https://www.tiktok.com/community-guidelines/ja
▼利用規約
https://www.tiktok.com/legal/page/row/terms-of-service/ja
シャドウバンを解除する方法
シャドウバンが疑われたら、まずはTikTokのお問い合わせ窓口に連絡するようにしてください。
そして、対処方法を教えてもらえるように、運営側からの返信を待ちましょう。
①トップページの3本線をクリック
②「設定とプライバシー」をクリック
③「TikTokとチャット」をクリック
④連絡する
お困りごとをすぐに解決したいあなたへ
TikTok LIVEはまだまだ歴史が浅く、ネットでリサーチしてもなかなか情報が出て来ないため、TikTok LIVEを行う上で「5時間ずっと調べ物をしていた」という方や「ずっとTikTokアプリで試行錯誤していた」という方も多いと思います。
今TikTok LIVEをやるなら絶対に事務所に所属するのがおすすめです。
事務所は豊富な知識を持っているため、あなたのお困りごとをすぐに解決してくます。事務所に入れば調べ物の時間を削減し、配信の時間に当てられたりと効率もアップすること間違いなしです。
またVTuberやVライバーの方は、V専門の事務所に所属しましょう。OBSの使用方法や機材の調整など、VTuberやVライバーしか操作しないようなこともありますし、VTuberやVライバーならではのお困りごともVTuber専門事務所あればすぐに解決してくれます。
\pick up!!!/
業界知見と豊富なサービスであなたを輝かせる「yeteta(エテラ)」
「yetera(エテラ)」は、TikTok LIVEを通して、VTuber・Vライバーの可能性を広げ、バーチャルタレントの皆さんの隠された才能を輝かせることを目的に運営しています。
※現在所属VTuber・Vライバー募集中!ご興味がある方はお問い合わせください。
◻︎業界・配信知識豊富なスタッフが活動をサポート
◻︎豪華事務所内イベントを定期的に開催
◻︎音楽系・クリエイティブ会社など専門家と提携
◻︎有名企業とのコラボ企画の実施
◻︎大型イベント開催(オンライン/オフライン)
◻︎コラボグッズの販売
◻︎企業案件の優先的なご案内
など
など、yeteraは魅力がたくさん!おすすめの事務所です。
【早く伸ばしたい方】動画と配信の両立がおすすめ!
TikTokは動画投稿のイメージが強いですが、実は配信も盛り上がっており、さまざまな配信者がTikTokに参入しています。
VTuberはYouTubeを中心に活動している方が多いため、どうしてもYouTube内で活動するVTuberの人口が飽和し始めていますが、TikTok LIVE内ではVTuberの人口がまだまだ少ないです。
TikTok LIVE上ではVTuberというだけで目立つ存在であることから、認知を拡大することができ、ファンを獲得することにつながる可能性が非常に高いです。
もちろん動画投稿でもファン獲得はできますが、動画投稿と一緒に配信も行うことで、接触するユーザーの数や接触回数を増やすことができ、認知拡大に繋げることができます。
よって、早くTikTokを伸ばしたいという方は、TikTok LIVEでの配信も並行して行うことを検討してみてください。
TikTok動画投稿は意外と簡単!でもアルゴリズム理解が大事!
今回はTikTokで動画を投稿したい・動画を伸ばしたいVTuberさん向けに、TikTokでの動画投稿の方法と伸ばすコツを解説しました。
YouTubeでショート動画を普段から投稿されている方は、TikTokの動画投稿はとても簡単に挑戦ができますので、TikTokの特徴をちゃんと理解してぜひ実践してみて下さい。
ぜひこの記事を参考にして、新しいファンの獲得につながる動画を作ってみてください。
【無料】業界のプロたちが「動画」でVTuber活動に役立つ情報をお届け!
今回の記事では動画作成する上でのポイントを紹介しましたが、現在uyetで運営している「VTuber Stand」ではもっと具体的に解説できればと思っております。
他にもVTuberデビューから普段の活動まで広く役立つ情報を提供しているので、VTuberとして活躍していきたい、これからVTuberとしてデビューを控えている方におすすめのサービスです。
VTuber活動における情報を詳しく話を聞きたいという方は「VTuber Stand」への参加を検討してみてください。
この度uyetでは「VTuber Stand(通称「Vスタ」)」サービスを開始させていただきました。
VTuberになりたい方やさらに活躍したいVTuberさん・Vライバーさんに向けて、VTuber活動で絶対に役立つ情報を動画コンテンツで提供させていただきます。
実際に活躍しているVTuberさんや人気クリエイターさんらにご協力いただき、VTuberになるために必要ないろはやVTuberとして活躍するための必勝法についてお伝えさせていただきます。
VTuber Standの動画を見れば、自分のやりたいことができたり、なりたい姿になれること間違いなし!
事務所勢の方、個人勢の方問わず、基本的にどなたでもご参加いただけます。ご興味がある方は公式LINEよりご連絡ください。
(※審査制となっておりますので、最初に面談を実施させていただきます)