近年VTuberを活用したマーケティングや広報PRが注目されており、企業や自治体の中でVTuberを活用したビジネスに取り組みたい、仕事・案件に意欲的なVTuberを見つけたいという需要が年々高まってきています。
VTuberはYouTuberやインスタグラマーなどのインフルエンサーのような活躍を期待されており、また業界外からのVTuberマーケティングへの注目を受けてVTuberと企業・自治体をつなぐサービスの展開が昨年頃から広がっています。
自社で行いたいと思っている施策に対してぴったりなVTuberを起用して商品・サービスのプロモーションや広報PRを行うことで、時代にあったマーケティングを行うことが可能です。
今回の記事では、VTuberマーケティングを行う中で重要なポイントの一つである「VTuberキャスティング」について解説するとともに、「VTuberのマッチングサービス」についてもご紹介します。
VTuberマーケティングにおけるキャスティングの重要性
VTuberキャスティングとは、その名の通り企業や自治体がVTuberを活用してマーケティングを行う際に起用するVTuberを選ぶことを指します。
VTuberをキャスティングするにあたり「人気のVTuberを起用しておけばよいのではないか」「YouTubeのチャンネル登録者数が多い人を選んだらいい」などと思われがちですが、実際には違います。
YouTubeのチャンネル登録者数やXのフォロワー数などの数字を見て、数字の大きい人を選ぶことが最適なキャスティングとはいえません。企業や自治体で販促したい・PRしたい商材と相性の良いVTuberを起用することが重要です。
VTuberキャスティングについては下記の記事で詳細を解説しています。
もっと詳しく知りたい方は記事をご覧ください。
VTuberのマッチングサービスが注目されている！
「マッチングサービス」とは、Webサイトやアプリケーションなどを使ったプラットフォームを介して、需要と供給をつなげるサービスのこと。
その中でも「VTuberマッチングサービス」は、仕事を依頼したい企業と案件を受けたいVTuberをマッチングさせる、案件依頼・受注サービスのことを指します。クラウドソーシングのようにオンライン上で、商品やサービス・企画のPRをしてくれるVTuberを探すことができます。
VTuberと企業・自治体をつなぐVTuberマッチングサービス
VTuber業界の成長に伴い、マッチングサービスの展開がより広がることが予想されますが、本当に自社のマーケティング施策にぴったりのタレントを見つけることができるのか不安に思い、利用を様子見されている方も多いのではないでしょうか。
現在提供されているVTuberマッチングサービスとしては「スコアド」が有名です。
「スコアド」は、VTuberに関連するサービスやメディアを複数展開する企業が運営をしており、VTuberに関連した多数の実績を持っています。
「スコアド」以外にもVTuberのマッチングサービスは増加してきており、今後もそういったマッチングサービスが増加していくことが予想されます。
●運営元が明確ではないサービスは信用しないこと
VTuberマッチングサービスを利用する際、サービスの運営元情報が記載されているサービスを使用することが重要です。VTuberマッチングサービスはまだまだ新しいサービスであるため、運営元が不明瞭であるものも多く存在します。
仕事を依頼する企業にとっても、仕事を受けるVTuberにとっても、サービスの運営元が記載されていないようなサービスの利用は控えましょう。
企業案件に意欲的なVTuberと積極的につながれるメリット
VTuberにとってマッチングサービスに登録することは、企業案件に意欲的なことをアピールする有効な手段です。
企業としてもVTuberを探す上で仕事を募集しているVTuberや実績のあるVTuberを、どのように探せばいいのか悩まれることと思います。
マッチングサービスに登録されているVTuberは、仕事としてVTuber活動をやりきる意思表示があり、自身のできることをポートフォリオとして提示してくれます。よって、サービスを利用することでVTuberのまとまった情報を即時で回収することができます。
マッチングサービスのメリット
- 案件に意欲的なVTuberとつながれるメリットがある
- 自分たちで検索するよりも効率よくVTuberを探せる
- プラットフォームがマッチングを手助けしてくれる場合もある
マッチングサービスならVTuberのプロフィールやポートフォリオとなる動画をある程度まとめて見られるので、自力で調べるよりも探す手間や時間を削減することができるでしょう。
マッチングサービスは初めての依頼には不向き
うまく使えば便利なマッチングサービスにも、利用する上で注意しておきたい点があります。
今注目されているマッチングサービスは、VTuberに初めての案件依頼を行う際に向いているサービスとは言えません。
マッチングサービスに登録しているVTuberの中には、案件が初めての方もいらっしゃるため、進行を行う中でなんらかのトラブルにつながるといったことも珍しくありません。
企業とフリーランス・個人事業主とのお仕事マッチングを対象としたクラウドソーシングサービスなどでも、同様のトラブルやミスマッチが起きることはあります。トラブルが発生した場合に、仲介するプラットフォームが問題を全て対処してくれるわけではありません。
こういったトラブルは企業や自治体のブランドに傷をつけてしまう可能性があるため、はじめてVTuberを起用する場合には、マッチングサービスの利用は控えておくほうがよいでしょう。
仕事への本気度や案件の受注経験の目安がつけにくい
またマッチングサービス全般にいえることですが「仕事を受ける相手の本気度や受注経験がわかりにくい」ことには注意が必要です。
VTuber業界に限らず、個人と企業の仕事をつなぐサービスで問題になるのは、サービスに登録している個人ユーザーの仕事への本気度、持っているスキルや経験のレベル感にバラつきがでてしまうことです。
一定のレベルを担保するために、経験者のみが登録できる案件マッチング・転職サービスなどの需要が高まるのは、そうした背景事情がどのような業界でもおきやすいからです。
一緒にお仕事をするパートナーを選ぶ際は、仕事への本気度の高い方にお任せしたいもの。その見極めは非常に難しく、マッチングサービスを利用する上でのデメリットと言えるでしょう。
初めてのVTuberキャスティングは”キャスティングサービス”利用がオススメ
自社の取り扱う商品やサービスを宣伝してもらうために、最適なVTuberを選ぶことは非常に重要です。
また近年のVTuberを起用した案件では、複数人のVTuberを起用してチームや団体で配信企画を組み立てているものが多い傾向もあります。その場合、起用するタレントのマネジメント管理も非常に重要になってきます。
正直なところ、VTuberの業界知識や活用ノウハウを持っていない企業や自治体が、効果的なVTuberキャスティングを行うにはとても大変です。今からナレッジやノウハウを勉強しようと思ってもどうしても時間がかかってしまう…そんな中でオススメなのが「キャスティングサービス」です。
VTuberを起用したマーケティング戦略や、PR・広報企画において、企画内容やターゲットのニーズや需要にマッチングした、最適なVTuberを選定・アテンドしてくれるサービスのこと
手間を省け、最適なVTuberを起用してもらえる
キャスティングサービスでは、企業や自治体がやりたい企画をちゃんと理解して企画の目的や内容を踏まえた上でキャスティングを行います。その企画に対して最適なタレントの起用を、業界知識を持った担当者が責任をもってVTuberを選出するため、自社でタレントを決めるよりも、よりマーケティング効果を発揮しやすいキャスティングを行うことができます。
uyetではこれまで事業を行う中で作ってきた2000人以上ものVTuberやVライバーとのネットワークを活用し、個人・事務所の縛りを問わずにVTuberを選ぶため、予算や企画の内容・規模に合わせた人数とタレントをキャスティングできます。キャスティングサービスについて、詳しくはuyet公式サイトでご説明させていただいております。
ご興味がある企業様・自治体様はぜひご覧ください。
チャンネル登録数だけでは分かりにくいVTuberの個性を見極めてくれる
起用するVTuberを選ぶ際に、多くの人は一人でもチャンネル数が多い人、影響力が大きい人を選びたいと無意識に考えるかもしれません。しかし、VTuberの魅力・個性を図るには目に見える数字だけの情報だけでは比べられないことがあります。
表向きの数字で比べることはできても、フォロワーへの影響力やキャラクター性などをすぐに把握するのは、VTuberのことをよく知っている人でないと判断が難しいのです。
例：チャンネル登録者が多くても、いつも配信にきてくれる固定ファンが少なく、多くがなんとなくで登録されている場合と、登録者数が少なくてもリピーターが半数を占めていて、ファンとの関係性構築に成功している場合。
ファンと密接に関わりがあるVTuberの方が、商品購入やプラスなクチコミが投稿されやすい傾向に
チャンネル登録者数も多く、広くファンから支持を獲得しているVTuberの場合は、認知向上や拡散においては成果があげやすいなど、VTuber達の個性やファン属性に合わせた企画設計がとても重要です。
VTuber企画を行うにあたって、企画や案件の拡散や購買者として最も期待されるターゲットは、VTuberのファン・視聴者です。 数の多さよりもファンとVTuberが盛り上がっている様子や、クチコミ・拡散が起きないことには企画の成果を保証することは難しくなるでしょう。
すなわち「UGC(ユーザー生成コンテンツ)」が重要なのかについては下記の記事で解説しています
VTuberを起用した企画全体のマネジメントができるので安心して任せられる
VTuberのキャスティングサービスを提供する企業では、企画全体のサポートや起用後のVTuberのマネジメントや管理、企画配信が終了した後のデータ分析などの、企画の始まりから終わりまでをトータルでサポートしていることが多いです。
なぜなら、企画に適したVTuberを選ぶためにも、企画の趣旨や案件を依頼する企業・自治体の皆さまがどのような結果・成果を得たいのかを理解した上で、全体のマーケティング戦略を考える必要があるからです。
また自治体による専属VTuberによる広報大使のニュースや、行政が若者への認知アップのためにVTuberの起用を行うなど、ネット上が中心だったコンテンツから一般のみなさんへの認知も年々広がってきています。
注目を浴びやすいからこそ、企画設計の不十分さや少しのミスが自分たちの望まない形で拡散されてしまったり、最悪のケースでは炎上・ブランドイメージの低下などのマイナスな結果を招くことになる可能性も0ではありません。
そのようなリスクを減らすためにも、最初の依頼は専門家の意見やサポートを受けながら設計を行うことがおすすめです。
uyetではキャスティング依頼と同時に、マーケティング戦略･企画の立案などのご相談も受けております。VTuberマーケティングをやってみたい、新しいマーケティング施策にお困りの方はぜひお問い合わせください。
株式会社uyetでは、自社でVTuberをキャスティング・起用したマーケティング企画を3年以上行っております。
すぐVTuber企画をご相談したい事業者のみなさまは、ぜひお気軽にお問い合わせください。
日本最大のオンライン物産展の開催や、
有名なお店とVTuberがコラボした企画を展開。
ご予算や商品にあわせて最適な企画設計とVTuberのキャスティングを行います。
個人VTuber・事務所VTuberへの案件依頼方法
最後に、個人VTuberと事務所に所属するVTuberの、案件依頼の違いについても触れておきます。
またVTuberへの案件依頼が初めてで、どのような契約を結んで仕事に当たってもらえばよいのか、契約方法の事例を解説した記事もあります。
ぜひVTuberへの案件を依頼する前に信頼できる企業・自治体としてどのような準備をしておくとよいのか参考にしてくださいね。
事務所VTuberへの依頼は「事務所」が窓口に
事務所に所属するVTuberへの依頼は、原則事務所が窓口になってくれます。
この場合は、企業と事務所を運営する企業との契約になることがほとんどでしょう。そのため、起用されるVTuberと契約に関するやりとりを行う必要はありません。基本的なVTuberのマネジメントや案件に関する指導についても、事務所側の担当者が担ってくれます。
事務所の公式HPにプロモーションに関するサービスが設けられているはずですので、ぜひ気になるVTuberが所属する事務所がある場合は、HPをチェックしてみましょう。
●事務所所属のVTuberは案件慣れしている面でも信頼できる
また事務所に所属するVTuberのほとんどは、オーディションを通して所属している方たちです。
事務所が主催する勉強会や、日々の配信でも事務所のサポートを受けて活動していることから、多くの人が視聴者を楽しませる配信を行うための「プロ意識」を持って望んでいます。
通常の配信活動以外にも、事務所が主催する企画・イベントでさまざまな経験を積んでいることでしょう。
そうした方々と自社の企画を一緒にやりたい場合は、事務所もしくは多くの事務所とつながりを持つVTuberキャスティング・マーケティングを行える専門企業へ相談をしましょう。
個人VTuberへの依頼はSNSやメールで
どこにも所属を持たずに活動を行う個人VTuberと仕事を行いたい場合は、マッチングサービスやキャスティングサービスを利用、もしくはSNSやメールから依頼することが多いです。
個人VTuber、事務所VTuberに負けないくらい実力のある方が増えており、個人VTuberが企業・自治体のプロモーションやPRで活躍している事例も多くあります。
案件に最適なVTuberとマッチングしたいならキャスティングサービスがもっとも有効
今回は企業や自治体のプロモーション・PR広報でVTuberをキャスティングする際に用いられる「VTubeキャスティングサービス」について解説しました。
企業や自治体にとって信頼できるパートナーになれるVTuberと出会えることは大きなメリットがあります。
しかしVTuber業界に詳しくない状態でVTuberをキャスティングを行うにはかなり時間がかかりますし、効果的なマーケティングを行うことができません。よって、そんな企業様や自治体様には「VTuberマーケティング」サービスの利用をおすすめします。
現在uyetでは、VTuberのキャスティングサービスを通して、みなさまの持つ事業とVTuber業界を掛け合わせ、まだ世の中にない新しい価値を生み出す企画を作りたい。そしてみなさまとVTuberをつなぐ役割をマーケティング企画の設計を伴って実現したいと考えております。
ぜひuyetが展開するVTuberを起用した自社IP事業の事例もご覧いただき、お気軽にご相談ください。
