ここ数年で利用者が急増しているTikTokですが、皆さんの中でもよく視聴されている方は多いのではないかなと思います。
もっとファンを増やしたい、最近の配信活動で伸び悩みを感じているVTuberみなさんの中には、新しいプラットフォームや活躍できる場所を探している方も多いのではないでしょうか。
そんなVTuberさんにおすすめしたいのは「TikTok LIVE(ティックトックライブ)」です。動画投稿プラットフォームのイメージが強いTikTokですが、実は最近ライブ配信プラットフォームとしても注目されています。
そこで今回は、TikTokの配信機能「TikTok LIVE」にフォーカスして、なぜ今「TikTok LIVE」が注目されているのか、また「TikTok LIVE」がVTuberにおすすめの理由や配信の始め方について解説します。
もしTikTokへの参入を検討しているVTuberの方や事務所関係者の方は、ぜひ記事を読んで見てください。
TikTok LIVEとTikTokの市場について
普段からTikTokを利用されていても、「TikTok LIVE」についてよくわからないという方は多いのではないでしょうか。
それもそのはず、TikTok LIVEは動画投稿機能をメイン機能としていたTikTokに、2020年から実装されたばかりのまだ歴史の浅い機能だからです。
TikTok LIVEがどういったものなのか、TikTok LIVEがなぜ注目されているのかご紹介します。
TikTok LIVEについて
TikTok LIVEは、配信者と視聴者がリアルタイムにコミュニケーションを取って楽しむライブストリーミング機能です。他の配信アプリと同じように、配信者のライブ中に視聴者はコメントを送り、双方で会話を行います。
ギフティング(投げ銭)機能もあり、視聴者は配信者へ投げ銭を行うことも可能です。またアプリ内で配信者同士が対戦できる機能や配信者が参加できるイベントも用意されています。
TikTokでのVTuberによる生配信が2024年は増えてきており、VTuberにも注目されているアプリの一つです。
TikTok LIVEが注目される理由
TikTokには、世界的に見てTikTokは15億人の利用者がおり、YouTubeと同じようにグローバルなアプリです。2027年までに利用者が22億人を超えると予測され、日本でも2019年時点で950万人、2024年には2567万人に急増すると予測されています。
つまり、スマホを利用する人の中で「約5人に1人」がTikTokユーザーであるという計算になるほど、利用者が増えているということが分かります。
VTuber業界だけで見ると、TikTokの利用者はまだYouTubeの利用者数に比べると少ないといわれています。しかし、TikTok LIVEの登場から国内での利用者数の増加に加えて、TikTokでの投げ銭額が急激に上昇しています。近い将来YouTubeを超える配信プラットフォームになるのではと言われています。
●TikTokでの投げ銭支出は、たった3ヵ月で1050億円に達する急増ぶり
またアプリ利用分析会社Data.aiが発表した2022年Q1のモバイルアプリ消費のトレンドレポートによると、TikTokは世界でもっとも購入に繋がるアプリとなっていることが分かりました。
TikTokの全世界のユーザーがTikTokでギフトなどを購入した額は、2021年10〜12月(Q4)から2022年1〜3月(Q1)で40%も上昇。わずか3カ月間だけで1050億円に達しています。
TikTokのユーザーによる支出額は、全ゲームとアプリの中で1位を獲得し、課金額でゲームを上回った初めてのアプリとなりました。
このようにTikTokを利用するユーザー数やユーザーによる課金額の急増により、TikTokまたTikTok LIVEは今後さらに市場規模が成長すると言われています。
YouTubeとTikTok LIVEの違い
YouTubeとTikTokの生配信機能は、基本的な機能は同じです。配信者と視聴者がコミュニケーションを取れる仕組みになっています。もちろん投げ銭機能も両者兼ね備えています。
YouTubeとTikTokの配信機能は大きく見るとほぼ同じといえますが、画面の大きさやTikTok LIVEにしかない機能など、しっかりTikTokで活動をするならそれぞれの違いを知っておきましょう。細かな機能が異なります。
YouTubeとTikTokで生配信を行う上で、配信機能にどういった違いがあるのか解説します。
横型か?縦型か?
YouTubeとTikTokの違いとして、配信画面のUI(ユーザーインタフェース)、つまり見た目や画面の配置が異なるといった点が挙げられます。基本的にYouTubeは横型、TikTokは縦型で配信を行います。
投げ銭による演出
YouTubeとTikTokの違いとして、視聴者が投げ銭を行うことによるエフェクト演出が異なるという点が挙げられます。
⚫︎YouTubeの場合
YouTubeの場合は、スーパーチャット(スパチャ)が投げ銭にあたります。スーパーチャットはコメントを目立たせるための機能であり、スーパーチャットを行うと通常のコメントのデザインよりも豪華になります。
⚫︎TikTokの場合
TikTokの場合は、ギフトが投げ銭にあたります。ギフトは配信画面上をにぎやかに演出するエフェクト機能を果たし、TikTok上ではさまざまな種類があります。
配信機能の種類
TikTokは配信者同士が投げ銭額やいいね数で戦う「ライブマッチ」という機能があります。
またTikTokでは、配信者が参加できるイベントが常時開催されています。投げ銭額や指定のギフト数などで戦うようなランキング制のイベントになっており、イベントごとに用意されている特典を手に入れるため、配信者たちはイベントに参加します。
TikTok LIVEのやり方3ステップ
次にTikTok LIVEをやってみたいという方に向けて、TikTok LIVEの基本的なやり方を解説します。ぜひ参考にしてみてください。
TikTok LIVEのやり方
TikTokLIVEのやり方は下記の3ステップです。ここからTikTokLIVEのやり方の各ステップを詳しく説明させていただきます。
<TikTok LIVEの基本的な手順>
①アカウントを作成
②アカウントを設定
③配信を始める
①アカウントを作成
まずはTikTokのアカウントを作成しましょう。無料でダウンロード可能です。
▼Androidの方はこちらから
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ss.android.ugc.trill&hl=ja
②アカウントを設定
次に配信を行うためにTikTokアカウントの準備を行いましょう。最低限アイコンやプロフィール文は設定しておくことをおすすめします。
例)甘狼このみさんの例
上記のようにこのアカウントは誰のものなのか、アイコンやプロフィール文はしっかりと内容を充実させて書いておきましょう。
③配信を始める
1. 画面下部の投稿を追加+ボタンをタップ
2. 画面下部のLIVEをタップ
3. タイトル、フィルター、エフェクトを追加、または他のLIVEツールと設定を調整
4. LIVE開始をタップしてLIVEを開始
TikTok Liveに必要な準備物
準備物は基本的にYouTubeで配信を行う場合とほぼ同じです。
<TikTok LIVEを行う際の準備物>
・コンピュータ
・マイク
・Webカメラ
・配信ソフト
例)OBS
https://obsproject.com/ja
・トラッキングアプリ
例)VTubeStudio
https://obsproject.com/ja
ライブ配信を行うには条件がある
TikTokでLIVE機能を利用するための条件は下記です。
<TikTok LIVEを利用する上での条件>
① LIVEを配信する場合:18歳以上である。
② LIVEを配信する場合:フォロワーが1,000人以上である(地域によって異なる場合があります)。
③ LIVE中にギフトを送受信する場合:18歳以上(韓国では19歳以上)である。
(引用:https://support.tiktok.com/ja/live-gifts-wallet/tiktok-live/what-is-tiktok-live)
このようにTikTok LIVEで配信を行ったり、収益を得るためには条件が課されます。
ただTikTokと提携を結んでいる事務所に所属している場合は、②に関しては免除され、条件を満たさなくても配信を行うことが可能です。
今がチャンス!VTuberによるTikTok参入がおすすめの理由
YouTubeで配信活動しているVTuberの中で多くの方が悩んでいることとして、「新規ファンの獲得」が挙げられます。そんな悩みを持つ方におすすめなのが、まさに「TikTok LIVE」です。
今VTuberによるTikTok参入がおすすめな理由はいくつかありますが、特に大きな理由として「注目されるきっかけを作りやすく、新規のファンを獲得しやすい」といった点が挙げられます。
現在TikTokに参入するVTuberは増加しており、VTuberのオリジナル楽曲がTikTok内でトレンドになることが増えてきました。ただTikTokで生配信を実施するVTuberはまだまだ少ないです。
かつて世界初のバーチャルYouTuberとしてキズナアイが注目されたように、TikTok上ではVTuberはまだ目新しい存在であり、注目されやすい環境下になっています。視聴者に見つけてもらえやすいです。
またTikTokの独自の機能としてユーザーの好みに合わせておすすめの配信をプッシュする機能も搭載されているため、そういった機能も利用しながら視聴者に目に止めてもらうきっかけを作ることも可能です。
よって、TikTokでは自身のファンになりそうなターゲットに向けて発信を行うことができるため、新規ファンの獲得が狙いやすくなっています。
TikTok LIVEのデメリットとは
先ほどはTikTokLIVEにVTuberが参入することのメリットについてお話させていただきましたが、TikTokLIVEを始める際の注意点もお伝えします。
デメリットもしっかりと理解した上で、ぜひTikTok参入を検討してみてくださいね。
⚫︎トラブルに巻き込まれる可能性がある
TikTokは世界中の多くの人が利用しています。よって、配信者間もしくは配信者と視聴者間、視聴者間でトラブルに発展する可能性があります。
ただこちらに関しては、YouTubeや他の配信プラットフォームでも懸念される点なので、TikTok特有であるとは言えません。
⚫︎VTuberによるTikTok参入の事例が少ない
ここ最近のVTuberによるTikTok参入が増加していますが、YouTubeに比べるとまだまだ参入例が少ないのが現状です。よって、配信のやり方や伸ばし方などの情報が世の中に非常に少ない中で、自分自身でTikTokを開拓していく必要があります。
一人で新しいことに挑戦することが好きな方には向いているかもしれませんが、頼れる存在がいない中でTikTokに挑戦することは不安になるでしょう。
TikTok事務所への所属がおすすめな理由
先ほどTikTok LIVEのデメリットを上げましたが、TikTok事務所に所属することで、サポートを受けながら不安なくTikTok LIVEで活動を行うことが可能です。
ここでは事務所に所属がおすすめな理由について解説します。
事務所ごとにサポート内容は異なります。特にVTuber特化のTikTok事務所の場合、VTuber向けのサポートが行われていることが多いです。事務所に所属する前にどのようなサポートが受けられるかを確認しておきましょう!
配信を行う際の条件が免除される
TikTok LIVEを行うためには、1,000人以上のフォロワーが必要であるとお伝えしましたが、実は事務所に所属するとこの条件が免除されます。
よって、事務所に所属することで、ファンにTikTokアカウントのフォローを呼びかけたり、TikTokで動画を投稿したりして、無理にフォロワー数を増やす必要はありません。
現在フォロワー数が少なくて困っている方や今後フォロワーを増やすために呼びかけをしたり、動画を投稿するのは大変で、めんどうくさいと感じる不安も事務所に入れば解決します。
トラブルに対応してもらえる
TikTokも他の配信プラットフォームと同様に、配信活動を行う中でトラブルが発生してしまうこともあります。
トラブルが発生してしまうことで、VTuberとして活動が継続できなくなってしまったり、犯罪に巻き込まれてしまったりするケースも大いに有り得ます。
事務所に所属すると、配信活動を行う中で困ったことや不安なことがあれば、事務所スタッフに相談することが可能できるので、安心してTikTokでの配信活動に取り組むことができます。
所属するならどんな事務所がおすすめ?
事務所に所属するのがおすすめな理由はわかったけど、TikTok Liveの配信サポートをしてくれる事務所がたくさんあって、どこがおすすめなのかわからない…
という方向けに、ここではどんな事務所がおすすめなのか解説させていただきます。
VTuber専門のTikTok事務所がおすすめ!
VTuberの方が事務所に所属してTikTok LIVEを行う場合は、VTuber専門のTikTok事務所に所属することがおすすめです。
VTuber業界は独自の文化があるため、当たり前のことですが、ちゃんと業界の知見を持った方の配信サポートを受けた方が良いです。業界独自のタブーや暗黙のルールなどがたくさんあるため、時にはそのタブーに触れると炎上のリスクもあります。
またVTuberは機材周りの準備が必須になってくるため、機材周りの知識をもつ事務所スタッフにサポートしてもらった方が安心しますよね。
VTuber専門ではないTikTok事務所は実写配信者の割合が高く、スタッフも実写配信者の配信サポートには慣れていますが、VTuberの配信サポートには慣れていない可能性が高いです。
VTuber専門であれば所属者はVTuberのみであるため、在籍するスタッフもVTuberがTikTokで活動するためのノウハウをしっかり持っており、しっかりとサポートしてくれます。よって、VTuber専門の事務所に所属することを推奨します。
スタッフによるサポートを受けられる事務所がおすすめ!
事務所に所属にする際は、スタッフのサポートを受けられる事務所を選びましょう。
TikTok LIVEはYouTube同様の形で配信準備ができるのですが、初めてのこととなると機材周りの部分で手こずってしまう可能性があります。
また設定方法が分からなかったり、配信中に機材トラブルが発生したりということもあるので、必ずスタッフのサポートを受けられる事務所を選びましょう。
スタッフのサポートを受けられる事務所に所属すれば、OBSの繋げ方もしっかりレクチャーしてもらえるので安心してTikTok LIVEに挑戦ができます。
またTikTokで活躍するためにアドバイスも受けられるため、事務所スタッフのTikTokに関する知見を活用しながらTikTok LIVEに挑戦することができます。
いまがTikTokLIVEで新規ファンを獲得する狙い目!事務所所属がおすすめ!
今回はなぜ「TikTok LIVE」が注目されているのか、また「TikTok LIVE」がVTuberにおすすめの理由や配信の始め方について解説しました。
TikTok LIVEは今多くのVTuberが悩む「新規ファンの獲得」の悩みを解決する方法の一つであり、TikTokをうまく活用すれば今よりもさらに人気者になれる可能性があります。
ただ現在VTuberが生配信で伸びたといった事例はまだ少ないので、TikTokLIVEのノウハウを持った事務所に所属して、サポート受けながら効果的にTikTokでの配信活動に挑戦してみることをオススメします。
uyetでもTikTokにご興味のあるVTuberさんのサポートを行なっておりますので、もしTikTok LIVEをやってみたいという方やTikTok LIVEに興味がある方はぜひお問い合わせください。
【無料】業界のプロたちが「動画」でVTuber活動に役立つ情報をお届け!
VTuberになりたい方やVTuberの方向けに、情報を提供するサービス「VTuber Stand」を運営しています。
「VTuber Stand」では、VTuber活動に役立つ情報を動画コンテンツで提供しており、VTuberとして様々な活動に挑戦したいVTuberさんに向けて情報共有を行っております。
VTuberデビューから普段の活動まで広く役立つ情報を提供しているので、VTuberとして活躍していきたい、これからVTuberとしてデビューを控えている方におすすめのサービスです。
VTuber活動における情報を詳しく話を聞きたいという方は「VTuber Stand」への参加を検討してみてください。
この度uyetでは「VTuber Stand(通称「Vスタ」)」サービスを開始させていただきました。
VTuberになりたい方やさらに活躍したいVTuberさん・Vライバーさんに向けて、VTuber活動で絶対に役立つ情報を動画コンテンツで提供させていただきます。
実際に活躍しているVTuberさんや人気クリエイターさんらにご協力いただき、VTuberになるために必要ないろはやVTuberとして活躍するための必勝法についてお伝えさせていただきます。
VTuber Standの動画を見れば、自分のやりたいことができたり、なりたい姿になれること間違いなし!
事務所勢の方、個人勢の方問わず、基本的にどなたでもご参加いただけます。ご興味がある方は公式LINEよりご連絡ください。
(※審査制となっておりますので、最初に面談を実施させていただきます)