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【2016年から2023年まで】VTuber業界の歴史まとめ

ここ数年で成長し続けているVTuber業界ですが、これまでのVTuber業界の歴史を振り返るとさまざまな出来事が起きるとともに、また業界内でトレンドが大きく移り変わっています。

そこで今回の記事では、VTuber業界の誕生から現在までの歴史を振り返り、各年でどのような動向があったのかを解説させていただきます。(uyet代表プロデューサー金井の一言解説もあるかも!?)

VTuber業界について勉強する上で絶対に外してはいけない出来事ばかりをピックアップさせていただいておりますので、是非最後までご覧ください。

目次

2016年〜2023年】VTuber業界の歴史について

<2016年>
世界初バーチャルYouTuber「キズナアイ」のデビュー
<2017年>
「VTuber四天王」がデビュー
<2018年>
にじさんじ、ホロライブプロダクションが設立、
「バーチャルYouTuber/VTuber」がネット流行語大賞2018で1位を獲得
<2019年>
にじさんじとホロライブプロダクションが海外に進出
<2020年>
コロナウィルス流行の影響で、生配信の視聴時間が伸びる傾向に
<2022年>
にじさんじを運営する「ANYCOLOR株式会社」が上場
<2023年>
ホロライブプロダクションを運営する「カバー株式会社」が上場

2016年〜2022年】VTuber業界で起きた出来事を紹介

2016年:世界初バーチャルYouTuber「キズナアイ」の活動開始

画像引用:https://www.youtube.com/channel/UC4YaOt1yT-ZeyB0OmxHgolA

世界初のVTuberとして「キズナアイ」が活動を開始
2016年にデビュー後、2017年4月にはYouTubeのチャンネル登録者数は50万人を突破。また2017年12月にはチャンネル登録者数が100万人に達しました。

他にも…
2017年7月には世界初男性バーチャルyoutuber「ばあちゃる」が誕生
VTuberの中でも最古参の一人であり、キズナアイさんに続く2人目のVTuberと言われています。

uyetプロデューサー:金井

キズナアイさんがVTuber業界の「火付け役」となりました。
この頃は「VTuber」という略称すらついていなかった時期になります。

2017年:「VTuber四天王」が活動開始

2017年は「VTuber四天王」の4名がVTuber業界を牽引
2017年8月には電脳少女シロさん、2017年10月にはミライアカリさん、2017年11月にはバーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん「ねこます」さん、2017年12月には輝夜月さんが活動を開始し、この4人を「VTuber四天王」と言います。

uyetプロデューサー:金井

「VTuber四天王」が誕生した頃から、VTuber業界が右肩上がりに。
多くの人から注目されるようになって、業界が大きくなり始めました。

2018年:にじさんじ、ホロライブプロダクションなどの様々なVTuber事務所が設立

画像引用:https://www.nijisanji.jp/https://hololive.hololivepro.com/

2017年から2018年までの間でVTuber事務所の数が急増
ANYCOLOR株式会社(当時「いちから株式会社」)運営の「にじさんじ」、カバー株式会社運営の「ホロライブプロダクション」、株式会社アップランド運営の「.LIVE」、774 inc.が運営する「ななしいんく」などの事務所がこの時期に設立。その一方で2019年には廃業していくVTuber事務所も多々ありました。

uyetプロデューサー:金井

この頃はVTuber業界の「急成長期」と言われており、沢山のVTuber事務所が設立されました。

2018年:アバター制作ツールや配信プラットフォームが次々に開発

Liveservice
画像引用:https://reality.app/https://virtualcast.jp/https://www.showroom-live.com/https://www.live.iriam.com/

⚫︎VTuberとして活動しやすい”環境”が作られた時期
REALITY」や「バーチャルキャスト」といったVTuberとしての配信が簡単に行える動画配信サービスがスタート。また「カスタムキャスト」などアバターを簡単に作成するアプリや配信プラットフォーム「SHOWROOM」や「17LIVE」、「IRIAM」も登場し、VTuberになるためのハードルが一気に下がっていきました。他にもclusterでの輝夜月さんのVRライブを実施が話題になったり、VTuberの人口が5000人を突破したりした一年でした。

2018年:にじさんじがVTuber活動を「Live2Dによるライブ配信」中心に移行

画像
画像引用:https://www.youtube.com/@kaguyalunahttps://www.youtube.com/@TsukinoMito

⚫︎「3Dモデルで動画投稿」から「Live2Dモデルでライブ配信」へ
これまでVTuber活動は「3Dモデルで動画投稿」というイメージが強かったが、にじさんじ設立後に事務所に所属するライバーたちが「Live2Dモデルでライブ配信」をメインで活動していたため、個人でも簡単にモデルを作成することができる「Live2Dモデル」が注目されるようになりました。

2019年:YouTubeの収益を「動画投稿」から「ライブ配信」へ

⚫︎ 動画の広告収入からライブ配信による「スパチャ」が収益のメインになる
この頃VTuberの人口が一万人を突破し、人気の分散が発生。動画の再生数が伸びにくい状況が生まれたことで、これまで広告収入をメインとしていたVTuberの多くは「ライブ配信」の回数を増加させ、視聴者が投げ銭で直接VTuberを支援できるスーパーチャット(スパチャ)での収入を増やす方向に変化していきました。

2019年:にじさんじとホロライブプロダクションが海外に進出

画像引用:https://www.nijisanji.jp/https://hololive.hololivepro.com/

2大手事務所が着実に実力をつけて海外進出を開始する
ANYCOLOR株式会社(当時「いちから株式会社」)は「VirtuaRealProject(中国)」、「NIJISANJI ID(インドネシア)」、「NIJISANJI IN(インド)」、「NIJISANJI KR(韓国)」等で世界的なグループ展開を実施。また同じくカバー株式会社も海外への進出を強化していきました。

uyetプロデューサー:金井

この頃はVTuber業界の「黎明期」と言われており、「急成長期」に誕生したけど「黎明期」で廃業してしまうVTuber事務所が多々見られました。

2020年〜2022年:コロナによる「巣篭もり需要」によりVTuber業界が注目される

コロナによる外出制限で世界的に「動画コンテンツ」の需要が高まる
2020年はコロナ流行の影響で自宅でできる趣味の需要が特に高まりました。よって、YouTubeのスパチャ世界ランキングの額も2019年と2020年で急増する結果となり、コロナ期間と呼ばれる2020年〜2022年の期間は市場的に急成長の時期となりました。

uyetプロデューサー:金井

コロナの影響でリアルイベントができずにさまざまな企業が苦しむ中で、VTuber業界は多くのファンを獲得して成長に繋げました。

2022年、2023年:大手二大事務所運営の企業が上場を発表

画像引用:https://www.nijisanji.jp/https://hololive.hololivepro.com/

業界初の上場は大手VTuber事務所運営の「ANYCOLOR株式会社」
業界内企業で上場第1号は「にじさんじ」を運営する「ANYCOLOR株式会社」でした。そして、2023年には「ホロライブプロダクション」を運営するカバー株式会社が上場しました。

uyetプロデューサー:金井

ついにVTuber業界の企業が2社上場を果たしました。
今後はどの企業が上場するのか目が離せませんね!

2023年】VTuber業界で起きた出来事を紹介

2023年にVTuber業界で起きた出来事を4つのジャンルに分けてご紹介させていただきます。

①VTuber業界の動向
②流行・トレンドについて
③VTuber業界外での活躍
④その他

① 【2023年】VTuber業界の動向

画像引用:https://hololivepro.com/https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000203.000044525.html
           https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000534.000037629.htmlhttps://www.s-riyoutaishou.jp/

<3月>
・ホロライブプロダクション運営「カバー株式会社」が3月27日に上場
<5月>
・「Brave group」が英国拠点を設立!欧州圏向けVTuber事業をスタート
<7月>
・サンリオが新規VTuberプロジェクト「にゃんたじあ!」始動!1期生は3人がデビュー
<10月>
・内閣府がVTuber起用!宇宙開発利用大賞PRキャラに「宇推くりあ」就任

uyetプロデューサー:金井

サンリオさんやHoneyWorksさんをはじめとする他業界からの参入は目を引きましたね!

② 【2023年】流行・トレンドについて

画像引用:https://www.youtube.com/@Peanutskunhttps://www.youtube.com/@The_FirstTake
           https://www.youtube.com/@HoushouMarinehttps://www.youtube.com/@ui_shig

<1月>
・踊りたくなる「刀ピークリスマスのテーマソング2022」が大バズり
・星街すいせいが「THE FIRST TAKE」出演!
<8月>
・宝鐘マリンのオリジナル曲「美少女無罪パイレーツ」がTikTokで大流行
<9月>
・しぐれうい「粛聖!! ロリ神レクイエム☆」楽曲PVが大バス!中毒性の高さやダンスが大ブーム

uyetプロデューサー:金井

YouTubeやTikTokでのショート動画が業界内外問わずバズりましたね!

③【2023年】VTuber業界外での活躍

画像引用:https://www.parque-net.com/special/sango35339/https://www.s-riyoutaishou.jp/
https://www.famitsu.com/news/202311/11323478.htmlhttps://www.musicvoice.jp/news/262988/

<2月>
・【にじさんじ】周央サンゴが志摩スペイン村のバーチャルアンバサダーに就任
・「バーチャル美少女ねむ」執筆の『メタバース進化論』がITエンジニア本大賞2023で大賞に輝く
<11月>
七海うららが「世にも奇妙な物語」で俳優デビュー!ドラマ内のバーチャルアイドル役に抜擢
・にじさんじのが第40回ベストジーニスト2023「次世代部門」受賞

uyetプロデューサー:金井

志摩スペイン村と周央さんごさんのコラボ企画は、当時毎日テレビで放送されていましたよね。

④【2023年】その他

画像引用:https://www.itochu.co.jp/ja/news/press/2023/230329.htmlhttps://kai-you.net/article/86724
https://www.moguravr.com/anycolor-cover-cooperation-2/https://www.yoani.co.jp/lp/vtuber/

<3月>
・VTuber起用効果を検証!伊藤忠とにじさんじ運営がANYCOLOR株式会社が共同で医師向け動画作成
<4月>
・【27億円】ホロライブ運営のカバー株式会社が国内最大級の新スタジオを設立
<6月>
・大手事務所3社が誹謗中傷対策で連携を表明「誹謗中傷対策検討会」
<12月>
・代々木アニメーション学院が新たに「VTuber科」を開講すると発表

uyetプロデューサー:金井

カバー株式会社が新しくスタジオを設立した件は、その金額の大きさから業界内でかなり話題になりましたよね。

☆ 2023年VTuber業界ニュースまとめ記事を公開中!

uyet mediaでは2023年のVTuber業界ニュースをまとめた記事を公開させていただいております。今回記事では紹介しきれなかった出来事も紹介させていただいており、かなりのボリュームの記事になっております。

2023年のVTuber業界の歴史を振り返ることができる一記事になっておりますので、気になる方はぜひご覧ください。

▼ 2023年のVTuber業界について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

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株式会社uyetでVTuber業界「過去・今・未来」解説ウェビナーを2月7日に開催!

VTuber業界の歴史を紐解く!業界の「過去・今・未来」出来事/トレンドを徹底解説!

自社で2024年2月7日にウェビナーを開催させていただきました。
VTuberが誕生から今までに起きた業界内での出来事やトレンドについて振り返るとともに、VTuber業界の過去を振り返り今を知ることで、今後VTuber業界がどのような成長を遂げていくことが考えられるのか解説しました。

●イベントレポートはこちら
https://uyet.jp/media/event/vtubernext-report03/

まとめ:2024年もVTuber業界はまだまだ発展し続けます!

VTuber業界の2016年から2023年までの歴史で起きた動向・トレンドをまとめさせていただきました。ここ数年で生まれたVTuber業界ですが、ここまで凄まじい成長を遂げており、まだまだ伸び続ける市場だと言われています。

2023年も大きな動きがあったVTuber業界ですが、2024年も間違いなくさまざまな出来事が起きることでしょう。2024年もVTuberたちの活躍に乞うご期待です。

またuyet mediaではVTuber業界に関する解説記事を今後も沢山公開させていただく予定ですので、お楽しみにお待ちください。

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