「VTuberとして活動しているけれど、なかなか案件を獲得できない」
「そもそも、どんな種類の案件があるのか分からない」
そんな悩みを抱えているVTuber・ライバーの方は、多いのではないでしょうか。
VTuberにとって案件の獲得は収入アップだけでなく、VTuberとしての信用度を高め、ファン層を広げるための大事なステップです。しかし、やみくもに行動するだけでは、よい案件に巡り合うことは難しいでしょう。
この記事では、VTuberが案件を獲得する5つの方法から、案件の種類、準備すること、注意点まで網羅的に解説します。
これからのVTuber活動をより発展させたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
VTuberが案件を獲得する5つの方法
VTuber案件と聞くと「大手事務所に所属していないと難しいのでは?」と思われがちですが、実は個人VTuberであっても十分にチャンスはあります。
しかし、具体的な方法を知らないと、何から取り組んだらよいか分かりませんよね。
そこで、VTuberが案件を獲得する主な方法を5つ紹介します。すぐに取り組める方法もピックアップするので、できることから始めてみましょう!
- 案件募集に自分から応募する
- エージェント契約を結ぶ
- 案件紹介サービス・案件マッチングに登録する
- 事務所に所属する
- 企業に直接連絡を取る
1.案件募集に自分から応募する
案件の早く獲得したい方は、企業やイベントが主催するVTuber募集案件に自分から応募してみましょう。
自分が受けたい案件があるかどうかはタイミング次第ですが、案件獲得にとても効果的なアプローチです。
VTuberさんができる案件は、SNSや企業のホームページなど、さまざまな媒体で募集されます。募集情報は常に更新されるため、日頃から関連情報を収集して機会を逃さないようにしましょう。
定期的に募集している企業のアカウントや、プレスリリース(会社のお知らせ)をすぐチェックできるようにしておくのがオススメです。
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案件に応募する際は、審査内容や条件を確認する必要があります。
VTuber案件では、次のような審査が設けられることが多いです。
- 書類審査
- 音声審査
- 動画審査
- 面接
案件を獲得するには、ターゲット層や目的を理解して「なぜ自分がその案件に合っているか」を伝えることが重要です。
たとえば「過去に同じジャンルのゲーム実況で平均1万回以上の再生数を獲得している」など、客観的な数字を示すと説得力が増します。
また「自分のリスナーはどのような属性のファンが多いか」などリスナーさんのことを話せると、ファンとコミュニケーションを取っていることも伝えられ、企業や案件の担当者も安心できます。
2.エージェント契約を結ぶ
VTuberが有償案件の依頼を受ける選択肢として、個人または事務所所属の2つが主流でしたが、その中間に位置する「エージェント契約」という選択肢もあります。
エージェント契約とは、個人で活動するVTuberがエージェント(代理人)と契約を結び、特定の仕事をサポートしてもらう形式です。
代表的なエージェントサービスは、以下のとおりです。
| サービス名 | 特徴 |
| Vcarat | 活動形態に関わらず、VTuber活動のサポートを行うVTuberエージェンシー。 グッズ制作やイベントの開催、スタジオ利用など、個人ではハードルの高い活動内容を支援。 |
| エージェントZERO合同会社(旧:しまエージェンシー合同会社) | 個人のニーズに合わせたサポートを受けられる。VTuber活動のサポートを行うVTuberエージェンシー。 エージェンシーがIP(知的財産)を管理しながら、所有はVTuber自身となる。 |
事務所への所属と異なり、エージェントサービスによってサポートしてもらえる内容が異なるので、契約の前にしっかり確認しておきましょう。
【告知】
— Vcarat公式 (@VcaratJP) April 11, 2025
Vcaratに「怪盗少女ミル」「恋羽にゃう」二名のVTuberが加入!
活動サポートを開始したことをお知らせいたします。
怪盗少女ミル @EmilFluorite
恋羽にゃう @Nyau_Koihane
今後とも怪盗少女ミル・恋羽にゃうとVcaratを何卒よろしくお願いいたします pic.twitter.com/VpKDybYPKn
3.案件紹介サービス・案件マッチングに登録する
案件紹介サービスやマッチングプラットフォームへの登録も案件を見つける際に便利です。
サービスを利用することで、案件情報をチェックする時間と手間を減らせます。
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自分から積極的に探さなくても、プロフィールを見た企業からオファーが届く可能性が高い点がメリットです。
自分の存在を知らなかった企業ともマッチングできるため、案件獲得の機会を広げられます。
参考として、有名なサービスを3つをご紹介します。
| サービス名 | 特徴 |
| スコアド | プロフィールを登録するだけで、簡単に企業へアピールできる。企画や台本、素材の作成といったサポート体制も充実している。 |
| AttendMe | 提携VTuber数が2000名以上を突破した、業界でもトップクラスの規模を誇るサービス。ゲームイベントやコラボ商品など、獲得できる案件の幅が広い。 |
案件紹介サービスを選ぶ際は、自分が受けたい分野・ジャンルの実績が豊富なものを選びましょう。
登録時には、活動実績や得意分野を分かりやすくまとめてプロフィールを作成することが、案件獲得につながります。
4.事務所に所属する
個人でVTuber案件を獲得するのが難しい場合は、事務所に所属する方法もあります。国内では「にじさんじ」や「ホロライブプロダクション」などが有名ですね。
事務所に所属する場合は、専属マネジメント契約を結び、VTuberとしての活動を全面的にサポートしてもらうことになります。
最大のメリットは、事務所と企業のつながりを活かして、個人では獲得が難しい案件を紹介してもらえる可能性が高い点です。営業や契約交渉などを事務所が代行してくれるため、配信や企画に専念できる環境も整います。
一方で、事務所の方針と契約内容によっては、受けられる案件に制約があることもあります。事務所の案件にどのタレントが起用されるかも事務所が決定することです。
そのため、事務所に所属したらまずは所属タレントとしての活動を頑張り、信頼関係を作っていきましょう。
VTuber事務所について知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください!

5.企業に直接連絡を取る
VTuberが案件を獲得したいとき、自分の活動内容と相性がよい企業やサービスへ、直接連絡を取るのも有効な手段です。
たとえば、好きなゲーム会社や、愛用している商品を取り扱う会社へ、コラボレーションや企画を持ちかける方法があります。
企業へ連絡するときは、単に「案件がほしい」と伝えるだけでは不十分です。
「この商品を自分が紹介することで、御社にどのようなメリットがあるか」を提案することが成功のカギです。自分の都合を優先せずに、相手の目線に立った提案をしましょう。
ただし、個人の方とは契約しない方針の会社もあります。
タレント募集の窓口を設けている会社もあれば、そもそもVTuberとのコラボや案件をしたことがない企業に対しては、ややハードルは高めです。
提案の際には、過去の活動実績やファン層がわかるデータ資料も添付しましょう。あなたの魅力を企業に伝えるために必要な情報になります。
直接連絡をする場合は、企業の窓口にメールを送ることから始めてみてください。
企業からの案件依頼を受けられる状態を整えるのも大切
VTuberが無償・有償とわず、企業からの案件依頼を受けるためには、「このVTuberにお仕事を依頼しても大丈夫だ」と思ってもらえる状態になることが大切です。
安定して活動ができておらず、リスナーとの関係性が築けていない、SNSの更新が止まっていて活動しているのかわからないなど、お仕事を任せるのに企業や担当者が不安になる要素がないかチェックしてみましょう。
まずは、日々の配信の質を高めることや自分から案件に応募することに力を注いでみましょう。
チャンネルの登録者数や配信の再生回数が増加し活動が軌道に乗ってくると、依頼が舞い込んでくるチャンスも掴みやすくなります。
また、企業がスムーズに連絡を取れるようにSNSのDMやビジネス用のメールアドレスといった連絡手段を整備しておくことも大切です。
次は具体的に、どんな準備をしていくとよいかみていきましょう。
VTuberが案件獲得に向けて準備すること
案件を依頼してもらうためには、日々の配信活動に加えて、企業が安心して声をかけられるような体制を整えておくことが大切です。
せっかくのチャンスを「連絡先が見つからない」「案件を依頼していいのか分からない」といった理由で逃すのは、もったいないですよね。
VTuberが案件を勝ち取るために、今すぐ準備すべきことを4つ紹介します。
連絡先を明確にする
案件を獲得するチャンスを逃さないために、まずは連絡先を分かりやすく示しましょう。
チャンネルの概要欄やSNSのプロフィールといった、企業の担当者が確認しやすいところに仕事依頼用のメールアドレスを記載するのがおすすめです。

SNSのDMを連絡先とする場合は、以下のような設定を行います。
- DMの開放範囲を広げてすべてのメッセージを受け取る
- 「フォロワーのみにDMを開放している」と明記する(DMの範囲を限定したい場合)
連絡先を探すのに手間取ると、それだけで企業が依頼を諦めてしまう可能性があるので注意が必要です。
案件募集中であることをアピールする
企業は日々多くのタレントと関わっており、個々のVTuberが「現在案件を募集しているのか」「多忙で依頼を断っている状態なのか」を、配信内容から判断するのは困難です。
そのため、依頼を検討している企業担当者が連絡しやすいよう、積極的にアピールすることが重要となります。
たとえば、SNSのプロフィールや固定投稿で「お仕事依頼は概要欄のメールまで」「お仕事のご相談・コラボ依頼歓迎」のような文言を明記しましょう。

もっと詳細を伝えたいときは、lit.link(リットリンク)やXアカウントの「拡張プロフィール」という機能を使うと、長い文章をプロフィールとして投稿ができます。
短いプロフィールに案件依頼の詳細を書き切れないときは、こうした場所もぜひ検討して見てください。

プロフィールと実績を整理する
これから案件を獲得したいVTuberさんにまずやってほしいのは、「プロフィールをまとめる」ことと「自分と活動実績を整理する」ことです。
案件の依頼を検討してる担当者さんが、すぐにあなたがどんなVTuberでどのような活動実績を持っているのかわかるようにしておきましょう。
プロフィールと実績をあらかじめ整理しておくと、案件依頼を受けてからの進行がスムーズです。
企業に提出するために、まとめておきたい情報は、以下のとおりです。
- 基本プロフィール
- アピールポイント・得意分野
- チャンネル登録者数
- 動画再生回数のデータ
- 視聴者数・視聴者層のデータ
- 代表的な配信アーカイブのURL
- 過去に担当した案件実績
登録者数や再生回数といった客観的な数字を入れることで、影響力の裏付けとなります。
案件の依頼を受けてから情報をまとめるより、抜けや漏れがないように事前にまとめておくと安心です。

自分のファン・リスナー層を明確にする
案件獲得を目指すVTuberは、自身のファン層(年齢・性別・興味など)を具体的に分析しておく必要があります。
なぜなら、ターゲット層が分かると企業は依頼する案件との相性を判断しやすいからです。
リスナー層だけが依頼の判断基準になるわけではありませんが、VTuberが案件配信を行う際に一緒に案件のPRに協力してくれる最初の購買層となるのはリスナーのみなさんです。
リスナー層の分析は、企業にとって依頼の判断材料となるだけでなく、VTuber自身の活動の方向性を定めるのにも役立ちます。
VTuberが受けられる案件の種類
VTuberが受けられる案件の種類は、想像以上に多種多様です。
VTuberの存在が多くの人にも知られるようになり、VTuberが活躍できるフィールドはどんどん広がっています。
自分の活動ジャンルや得意分野にマッチする案件を理解しておくことで、営業をかける際のアピールもしやすくなります。
商品・サービスの紹介・PR案件
VTuberが自身の配信枠を使って、企業の商品やサービスを紹介する案件です。
VTuberに限らず、YouTuberや配信者の代表的な「ライブコマース」と言われる方法です。
「リアルタイムで新商品を食レポする」「最新デバイスの使用感を説明する」「体験型サービスを実際に利用して、感想を発信する」など、紹介の仕方は多岐にわたります。
ただし、案件といっても過度に商品を高評価するのは避けましょう。ファンからの信頼を裏切らないためにも、正直にレビューする姿勢が必要です。
例として、VTuberが食レポをして商品の魅力を紹介する「バーチャル物産展」というイベントも実施されています。
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ゲームの実況・先行プレイ配信
ゲームの実況や先行プレイ配信は、VTuber案件の中でも多いジャンルのひとつです。
VTuberは企業から依頼を受け、特定のゲームを実際にプレイしながら、魅力をリスナーに紹介します。
ゲーム実況を得意とするVTuberにとっては本来の活動と相性がよく、自然な形でのプロモーションが可能です。
ゲーム関連の案件を得るためには、普段からプレイスキルやトーク力を磨くように意識しましょう。
案件が成功すれば、次回作や大型アップデート時の実況を任されたり、ゲーム関連イベントでの宣伝広告を依頼されたりするなど、継続的に案件を任されるケースもあります。
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イベント出演
オンラインでの配信イベントや、オフライントークショーへの出演依頼も、VTuberの案件として挙げられます。
特に大型イベントへの出演は、自身の魅力を多くの人に知ってもらう機会となり、ファン層を拡大するきっかけを作れるでしょう。
イベントではトークショーや歌のライブなど、VTuberごとの特技・個性を活かしたパフォーマンスを行います。近年では、VTuberとファンが対話する形式のイベントも開催されています。
「東京ゲームショウ2025」では、個人VTuberの結城さくなさんが株式会社ハピネットとコラボした特設コーナーを出展しました。
自身が主演・プロデュースするゲームタイトル「さくなばーす」の謎解き企画を実施しました。
#TGS2025 ハピネットブース情報(Hall7)
— ハピネット ゲーム/イベント情報【公式】 (@Happinet_VG) September 26, 2025
【 #さくなばーす 】コーナーでは、謎解き企画を実施❣️
ハピネット受付にて、“謎解きキット”を配布します。
⚠️迷子センター内の動画等は【撮影OK】ですが、SNSへの投稿は【9/29(月)】以降でお願いいたします。
⚠️その他、ツリーの注意事項もご確認ください。 pic.twitter.com/41ocwkhaUR
企業・商品のアンバサダー
アンバサダー案件とは、特定の企業や商品、自治体、イベントの「顔」として広報活動を行う契約です。
具体的には、商品パッケージへの起用、バーチャル観光大使への任命、などの事例が代表的です。アンバサダーの主な役割は、商品やサービスの魅力を伝え、認知度を高めることです。
アンバサダーは単発的なプロモーションで終わるのではなく、継続的に広報活動を担うケースも多く、企業と長期的な関係を築くため、VTuberにとって安定した収入を得られる可能性があります。
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VTuberが案件を獲得するメリット
VTuberとして活動する中で、企業案件に憧れているものの、具体的なメリットがイメージできていない方も多いかもしれません。
案件を受けるメリットは、報酬面だけではなく、活動の幅を広げられる点にもあります。
ここからは、案件獲得のメリットについて見ていきます。
信用度や影響力が高まり、リスナーに喜んでもらえる
案件の獲得は、VTuber活動が第三者から認められたというわかりやすい証明でもあります。
とくに知名度のある企業とコラボレーションした実績は、ほかの企業や新規リスナーからの信頼性を高めるでしょう。
さらに企業や商品、サービスの顧客層に案件を通じて、自分の存在を知ってもらうきっかけにもなります。これまでアプローチできていなかった層へ、ファン層を広げるチャンスになるかもしれません。
また今までずっと応援してきたリスナーへは、自身の成長やリスナーの応援があってこそ、案件を獲得できたと感謝を伝えられる絶好のタイミングにもなるでしょう。
複数の収入源を確保できる
投げ銭やメンバーシップは、VTuber活動における収入の支えですが、配信者は収益が不安定になりやすい活動です。企業案件という収入源を確保することで、金銭的な安定が見込めます。
案件で得た報酬を新しい機材の導入や企画制作費に投資することも重要です。
「案件で収入がアップする→配信や動画のクオリティを高める→ファンが増える→より大きな案件に挑戦する」といった好循環を作ることは、長期的に活動するための強い基盤となります。
ライバーとしてスキルが向上する
有償案件では、企業の要望を汲み取り、それを自分の配信スタイルに落とし込むというヒアリング能力・企画力が求められます。
また、商品やサービスの魅力をリスナーへ分かりやすく伝えるプレゼンテーション能力も、案件を通じて磨かれるでしょう。
案件を通じて得たスキルは、普段のVTuber活動においても武器になります。
たとえば、雑談配信やゲーム実況でも、トークの構成力や見せ方が向上し、リスナーを飽きさせない質の高いコンテンツを制作できるようになります。
VTuberが案件を獲得する際の注意点
案件獲得は活動の幅を広げるチャンスですが、守るべきルールや注意点もあります。
長く安心して活動を続けるために、案件を受ける際の注意点について解説します。
自分の活動スタイルに合った案件を選ぶ
VTuberが案件を獲得する際は、規模や収益といった条件以外に、自分の活動スタイルやコンセプトに合っているかをチェックしましょう。
自身のキャラクターや普段の配信内容とかけ離れた案件を受けると、ファンから違和感を持たれるケースがあります。
あくまでも自分の活動の一部として、自然に紹介できるものを選ぶことが、案件を成功させるためのポイントです。
事前に企業へ自身のコンセプトを正確に伝えて、おたがいに理解した上で業務を受けるようにしましょう。
また、リスナーにとって価値のある情報を提供するのが案件の基本です。
案件を受ける前には、商品にまつわるトラブルが発生していないかの下調べや、紹介する商品やサービスへの理解を深めておくことも重要となります。紹介した商品に問題があった場合、ファンの信頼を失いかねません。
契約内容を正確に把握する
VTuber案件を受ける前に、契約内容を正確に把握することが大切です。
契約で特に注意すべき項目を、以下にまとめました。わからないことがあるまま案件を受けずに、担当者の方に相談しましょう。
- 報酬額
- 報酬体系(固定報酬型・成果報酬型)
- 支払い方法
- 業務の範囲
- 契約期間
- 中途解約の条件
- 著作権の帰属
- 二次利用の範囲
- 独占契約の有無
- 活動制約(NGワード・避けるべき表現など)
固定報酬型とは、成果に関わらず事前に定められた報酬額が支払われる方式です。一方で、成果によって報酬額が変動する仕組みを、成果報酬型といいます。
VTuberやライバー、YouTuberといった配信者の契約に特化した弁護士も増えているので、契約内容に不安があるときは専門家に相談すると安心です。
情報の取り扱いに注意する
企業案件では、未発表の情報や重要な機密情報を知る機会が増えるため、情報の取り扱いには細心の注意を払わなければいけません。
例として、ゲームの先行プレイや新商品の紹介などは、公開日まで情報を漏らしてはいけないという守秘義務が課せられます。守秘義務に違反した場合、損害賠償の請求といった法的な責任を問われる恐れがあります。
案件にまつわる情報は、指定された場所以外で話さない、配信画面や背景に映り込まないようにするなどの配慮が不可欠です。
案件が終了したあとの資料の保管・廃棄方法についても、契約内容に従って対応しましょう。
企業はVTuberのどこを見てる?登録者数だけじゃない!
企業がVTuberを起用する背景には、テレビや新聞をあまり見ない10〜30代の若年層へ「VTuberを通じてアプローチしたい」という狙いがあります。
VTuber業界全体が盛り上がりを見せており、SNSなどで大きな話題を作りやすいという側面も企業にとっての魅力です。
また、ファンには「推しを応援したい」という強い気持ちがあるため、VTuberが紹介する商品やサービスを積極的に購入する傾向も見られます。
こうした背景を理解した上で、企業は具体的にどのような基準でVTuberを評価し、案件を依頼しているのかをチェックしていきましょう。
チャンネル登録者数・動画再生回数
チャンネル登録者数や動画の再生回数は、VTuberが持つ影響力を測るための客観的な指標です。
企業はこれらの数字を参考にして、案件を依頼した際のプロモーション効果を見積もっています。
登録者数が多ければ多いほど、企業の情報を多くの人に届けられる可能性が高いと判断されるのです。
つまり、日々の活動の中でデータを分析して、登録者数や再生回数を伸ばす努力を続けることが案件獲得につながります。
コミュニケーション能力、報告・連絡・相談ができるか
配信でのトーク力やコメントへの対応、配信外での報連相(報告・連絡・相談)の徹底など、コミュニケーション能力も確認されるポイントです。
まず商品の特徴をリスナーに分かりやすく伝えるには、高いトークスキルが求められます。
加えて、案件を進めるには、企業の担当者との事前打ち合わせや、配信内容のすり合わせが発生します。
スケジュールに関する返答が遅い、報連相が不足している、案件の進行が不明確といった態度は、継続的な案件の依頼を遠ざける要因となるため、とくに気をつけましょう。
炎上対策・コンプライアンスの意識を持っているか
案件を依頼するときに企業が気にするポイントが、コンプライアンス(法令遵守)意識です。
なぜなら、不適切な発言や行動はVTuberだけでなく、依頼した企業のブランドイメージも損なうからです。
普段の活動から、炎上につながりそうな過激な発言が多い、過去に失言や自身の行いで炎上したことがあるなど、安心して仕事を任せられないと思われる言動は控えましょう。
企業は、VTuberの過去の配信やSNSへの投稿内容を確認して、倫理観や社会的な常識があるかを評価しています。とくに、誹謗中傷や差別的な表現がないかは厳しく見られます。
VTuber案件を獲得して活動の幅を広げましょう
本記事では、VTuberが案件を獲得する5つの方法から、案件の種類、準備すること、注意点を解説しました。
VTuberが案件を獲得するには、依頼を待つだけでなく、自分から案件に応募したり企業に連絡を取るといったアプローチが欠かせません。
また、企業が重視するのは、登録者数や再生回数といった客観的な数字に加え、コミュニケーション能力やコンプライアンス意識です。
- 自分から案件に応募するか、案件マッチングサービスに登録してみる
- エージェント契約、事務所所属、直接営業も方法のひとつ
- 企業が安心して依頼できるよう、連絡先を明記する
- 自分の配信スタイルや世界観に合った案件を選ぶのが成功のコツ
- 企業は依頼する際に数字だけでなく、コミュニケーション能力や炎上リスクもチェックしている
VTuber案件の獲得に向けて、まずは企業がコンタクトを取りやすい環境を整えることから始めてみてください。自分に合った案件を獲得して、VTuberとしての活動の幅を広げましょう!









