この度uyetでは「Vライバー事務所カオスマップ」を公開しました。(※2026年4月15日時点での情報を図や記事に反映しています)
そこで今回制作させていただいたVライバー事務所カオスマップを用いて、本記事ではVライバー業界の事務所を起点とした業界情勢について解説します。
一昨年に公開した2024年版のVライバー事務所カオスマップと比較しながら、2025年にはVライバー事務所はどういった移り変わりをしてきたのか解説します。
普段Vライバーをビジネスではなく、エンタメコンテンツとして楽しんでいる人にもわかりやすく解説しています。いつもとは違った視点でVライバー業界を見てみてください。
Vライバー事務所カオスマップ【最新版】を公開

2026年最新版Vライバー事務所カオスマップを公開しました。(※2026年4月15日時点での情報をカオスマップに反映しています)
Vライバーが活動する配信プラットフォームとしては、IRIAMやREALITY、17LIVEなどが挙げられますが、それらのプラットフォームで活動しているVライバーが所属している事務所を今回は200社ほど集めました。
昨年のカオスマップと少し変化があり、中には新しく設立されたVライバー事務所や解散したVライバー事務所も多々あります。
【2026年最新版】Vライバー事務所カオスマップの特徴


今回公開したカオスマップには、現在運営しているVライバー事務所を200社ほど掲載しており、掲載していない事務所を含めるとVライバー事務所の数は300を超えています。
2025年はVライバー事務所の再編や統合がいくつかありました。例えば、2025年12月にVライバー事務所「みっしょんたいむ」は「TRIGGER production」「Triangular△」と統合し、「りみれす!」として新たにスタートすることを発表しています。
また、元々IRIAM事務所として運営していたVライバー事務所がTikTok LIVEの活動サポートを始めるということで大きな注目を集め、Vライバー事務所のTikTok LIVEへの参入が最近少しずつ見られています。
▼ 2024年のカオスマップはこちらからご覧いただけます。

本カオスマップで紹介している事務所をいくつか紹介
ここではカオスマップに掲載させていただいたVライバー事務所をいくつかピックアップしてご紹介します。
また新興事務所や話題になった事務所なども紹介しますので、各Vライバー事務所に興味のある方はぜひご覧ください。
Razzプロダクション

・多数のVライバーが在籍する大手Vライバー事務所の一つ
・女の子受け間違いなしのクリエイティブが魅力
・事務所イベントや企画が多種多様である
例)M3秋2025への出展、ラジオ番組動画の公開、専門学校との連携イベント開催など

cozopro

・多数のVライバーが在籍する大手Vライバー事務所の一つ
・事務所が制作する立ち絵イラストの質は業界随一
・企業コラボ企画や事務所大型イベントなど、所属ライバー全員で楽しめるイベント企画が実施されている

Lapis Live

・ダイヤモンドが散りばめられた綺麗な事務所サイトが印象的
・事務所イベントが定期的に開催される
・事務所オリジナルグッズが販売されている
Spice

・事務所イベントが定期的に開催される
・Spice Agency Studio(SAS)に加入するIRIAM事務所
・質のかっこいいデザイン画像や動画を使用してライバーを公式Xで紹介
PIKAプロダクション

・事務所が企業案件を紹介してくれる(条件あり)
・企業とのコラボイベントが開催されている
V-iii

・多数のVライバーが在籍する大型Vライバー事務所
・濃いピンクを基調とした女性好みのイメージカラーが魅力
・配信やSNSを活用した事務所単独イベントや企業コラボ企画が開催されている
ライブナウV

・所属ライバーも認めるクリエイティブの高さが魅力
・独自のライブ配信ノウハウでトップライバーを育てる
・ライバーのオリジナル商品の販売やライバーグッズの販売を実施

ENILIS VLiver Project運営(brossom/LELOMO/SYNTHE)

・株式会社Brave groupが手掛けるVライバー事務所
・自社で持つタレント育成ノウハウを活かしてVライバーを育てる
・自社のVTuber事務所プロジェクトへの推薦選考がある
Tokiプロダクション

・事務所イベントが定期的に実施されている
・漫画や動画コンテンツで事務所のPRが実施されている
bondグループ(Li:start/NovelLive/Uni-Cue Entertainmentなど)

・ゲーム特化型グループから女性特化アイドルグループまで幅広いレーベルを所有
・配信だけでなく「動画投稿」「歌・音楽」「海外向け活動」など、将来の方向性に応じたキャリア設計ができるようになっている
321.inc

・インフルエンサー「ゆうこす」が運営する事務所
・実写ライバーも多数所属する大型事務所
・REALITYで活躍するVライバーが多数在籍
新興事務所:ecol

・動画制作会社・声優プロダクションなど、様々な企業が参画
・「なりたい自分」になれる世界を創るがコンセプト
話題のVライバー事務所:JOYSOUND LIVER PROMOTION

・カラオケ事業「JOYSOUND」やエンタメ施設の運営などを手がける、株式会社エクシングが手がけるライバー事務所
・所属ライバーは各地のJOYSOUND直営店を特別割引で利用できるなど、歌配信に特化したサポート体制が整っている
2024年から2025年までのVライバー事務所を起点とした業界情勢の変化
Vライバー業界でこの1年間で目立った動きとしては、Vライバー事務所の増加と再編でしょう。
①事務所の競争激化・再編・淘汰の兆し
②Vライバー事務所がTikTok LIVEのサポートを開始
③オフラインイベントが定着し始める
④業界外の大手企業がVライバー業界に参入
⑤トップライバーのための上位制度、上位事務所が誕生
1. 事務所の競争激化・再編・淘汰の兆し
Vライバー事務所の数が増える中で「大手企業が拡大・買収・統合」を進め、小規模な事務所は太刀打ちしにくくなってきているという分析があります。
<例>
・株式会社エーアイが株式会社Lapis Liveの株式を取得し、子会社化
・株式会社Brave groupの子会社である株式会社ENILISは、VライバープロダクションやWebサービス開発を手掛ける株式会社brossomと経営統合し、同社を子会社化
2. Vライバー事務所がTikTok LIVEのサポートを開始
これまでYouTubeやIRIAMなどでの配信がメインだったVライバー業界ですが、最近では「TikTok LIVE」で配信を行うVTuberも増えてきており、それに伴いVライバーのTikTok LIVEでの配信をサポートする事務所も出てきています。
増加の理由としては、新規発見アルゴリズムの強さや10〜20代の若い視聴者層がいること、また収益化のしやすさやTikTokからメインの配信プラットフォームへの導線作りができるといった理由が挙げられます。
VライバーのTikTok LIVE支援に特化した事務所として、「ぶいえす」や「yetera」などがあります。
「yetera」

- 初心者からベテランまで全面的に活動をサポート
- 専属のマネージャー制度で困った時はいつでも相談できる
- 報酬還元率100%!頑張るほど報われる環境
\ キミが新たなスターになる /
デビュー前〜活動まで事務所が徹底サポート!

3.オフラインイベントが定着し始める
コロナ禍ではエンタメコンテンツはオンラインイベントや配信などのオンライン上で楽しむことが中心でしたが、社会の落ち着きや対面イベントへの再びの関心の高まりで、Vライバー業界でも「オフラインイベントの開催」が増えています。
これは「リアルで“推し”と同じ空間を共有したい」「“生”のライブ感/一体感を味わいたい」というファンの欲求が高まっていることが理由として考えられます。
また、配信だけでは限られる収益やファンとの交流機会をオフラインイベントやグッズ販売、リアルでのファン体験などを通じて拡大できることも増加の要因となっています。
4.業界外の大手企業がVライバー業界に参入
今年は、業界外の大企業によるVライバー業界への参入も目立ちました。
カラオケ事業「JOYSOUND」で知られる株式会社エクシングがVライバー事務所「JOYSOUND LIVER PROMOTION」を設立。
またイコール株式会社は、動画制作会社・声優プロダクションなど様々なステークホルダーとともに事務所を設立しました。
5.トップライバーのための上位制度、上位事務所が誕生
Vライバー業界では、各事務所が「上位制度」「上位事務所」を設立することが当たり前のようになってきました。
Vライバー業界で時々使われる 「上位制度」 とは、事務所内での「昇格制度」のことを指し、また「上位事務所」とは、既存の事務所が新しく作った上位ライバーしか所属できない事務所のことを指します。
上位制度・上位事務所に所属したライバーは、トップライバーとしての待遇を受けられることができ、配信活動をやりやすい環境で活動を行うことができます。(所属において受けられるサービスは、各Vライバー事務所ごとに異なります)
【POPCO】

Vライバー事務所「cozopro」を運営する株式会社cozoruが運営し、cozoproの中でも特に活躍しているライバーさんが所属する上位事務所が「POPCO」です。
IRIAMで活動するVライバーが数名所属し、「POP OUT!!(とびだせ 個性!)」をコンセプトに、所属ライバーたちに「ポップコーンのように個性や才能を弾けさせてほしい」 という思いで事務所を運営しています。
また事務所オリジナルグッズの制作・販売や豪華事務所イベントの開催など、ライバーの皆さんがやりたいと思うような企画・イベントが多く実施され、他の事務所では味わえないような体験・経験ができるのも魅力です。

【Razzプロダクション】

Razzプロダクションではトップライバーの育成に注力しており、その一環としてトップライバー制度「ROYAL」を導入しています。
トップライバー制度「ROYAL」はRazzプロダクションの中でも継続的に素晴らしい成績を収めているトップライバーにしか与えられない称号で、この称号を獲得することでさまざまな特典を得ることができます。
具体的には配信ノルマの免除や公式BOOTHでのグッズ販売、事務所から有償案件の紹介をしてもらえるといった特典があります。
【SEL】

Spice(スパイス)は「刺激で日常を彩る」をコンセプトとした、IRIAM事務所です。
Spiceには「上位事務所」としてSELが存在します。SELという事務所名は、「塩 (フランス語でsel)」と「選抜された(selected)」から来ており、すべてのライバーのトップに立つという思いが込められています。
SELに所属できるライバーはSpiceに所属しているライバーの中から条件をクリアした者のみ。そしてSELはライバーにとって新しい憧れや目標、指標になり、リスナーに日常を彩る刺激をもたらす、そんな「プロフェッショナルな存在」をコンセプトに掲げています。
【bond live】

bond liveでは、複数のグループを所有しています。bondという単語には「絆」の意味もあり、事務所とVライバー、Vライバーと視聴者の双方向コミュニケーションに力を入れています。
一般応募者はまず研修生としてスタートし、そこから本所属→プレミアムライバー→アカデミー生→VTuberデビューといった順序で昇格していきます。
そして、アカデミー生になるまではbond live内の「SAMULIVE」や「NovelLive」といったグループに所属することになります。
Vライバー業界ニュース【2025年】
2025年もVライバー業界では様々なニュースがありましたが、特に話題になった統合やコラボのニュースを下記に紹介します。
Vライバー事務所の買収・統合
【株式会社ENILISと株式会社brossomの経営統合】

株式会社Brave groupの子会社である「株式会社ENILIS」がVライバープロダクションウェブサービス開発を手掛ける株式会社brossomを経営統合しました。
この統合により、brossomとENILIS両社のアセット・ノウハウを共有し、運営基盤を共通化することで、クリエイティビティの向上と新たな価値創造を目指していくと予測されます。
【株式会社NCraft(V-iii)、17 LIVE株式会社の買収】

2024年11月にライブ配信プラットフォーム「17LIVE」を運営する17LIVE Group Limitedは、Vライバープロダクションを手掛ける株式会社N Craftの全発行済株式を17LIVEが取得し、グループ化したことを発表しました。そして新たに誕生した事務所がV-iiiです。
統合の背景として17 LIVEのプラットフォーム強化と収益源の多様化が挙げられます。
特に日本のアニメIPは世界的な需要の高まりを見せているため、そこにN Craftが持つ専門的な知識とマネジメント能力を通じて、自社のVライバー事業をより強化していく計画です。
【みっしょんたいむ、TRIGGER production、Triangular△の統合】

Vライバー事務所「みっしょんたいむ」は「TRIGGER production」「Triangular△」と統合し、「りみれす!」として新たにスタートすることを発表。
これまで各事務所が培ってきた強みとノウハウを結集し、ライバーに対してより手厚いサポート体制を提供する予定です。
ライブ配信プラットフォームが有名タレントやVライバーとコラボを実施
ライブ配信プラットフォームが更なる認知拡大やユーザー増加を目的に、有名タレントやVTuberとコラボ配信を行う事例が出てきています。
例えば、IRIAMは2024年10、11月にサンリオキャラクターと人気アニメ「推しの子」とのコラボをそれぞれ実施しました。
どちらのコラボ配信でもキャラクターが週替わりで配信を行ったほか、全ユーザーが配信で使用できる背景や、無償でライバーを応援できるスター(リスナーがライバーを応援するために配信画面から無料で送れるアイテム)がコラボ仕様で登場しました。

そして、2025年には大物VTuberとコラボする事例もありました。Vライバーグループ「にじさんじ」所属の「壱百満天原サロメ」が3月にIRIAMで初配信を実施しました。
さらに2026年1月にはホロライブ所属の「宝鐘マリン」とのコラボが決定しているなど、ビッグコラボが続いています。

また、キャラクターだけではなく、リアルタレントとのコラボもありました。2025年6月には人気YouTuberグループ「東海オンエア」のメンバーである「てつや」のバーチャルキャラクターとコラボした配信企画を実施しました。

ライブ配信プラットフォームや事務所がリアルイベントを開催
そして、さまざまな配信プラットフォームやVライバー事務所がリアルイベントを開催しました。
IRIAMは2025年1月にIRIAM7周年を記念したアニバーサリープロジェクト「ミライト」のリアルイベント「ミライトパーティ2024〜グランドフィナーレ〜」を品川インターシティホールで開催しました。

また、17 LIVEはVライバージャンルの設立7周年を記念した大型リアルイベント「V大祭〜イチナナVライバー 7th Anniversary〜」を2025年9月に開催しました。

Vライバー事務所の「Razzプロダクション」は、コラボカフェや水族館とのコラボイベントなどを実施しました。
他にも、このようにVライバー事務所もオフラインイベントを積極的に実施しています。


Vライバー事務所の今後の動向
ここまで2025年のVライバー業界のニュースや動向をお伝えしましたが、Vライバー業界の今後の動きについて予測しました。
・「ライブ配信+ギフト還元」の収益モデルがさらに成熟し、事務所にとっての収益性・運営効率が鍵になる。
・小規模・専門性の高い事務所(ゲーム特化、歌特化、多言語ライバー特化、地域特化など)がポジションを作る可能性。
・大手事務所/エンタメ企業の参入が継続し、M&A/統合の動きが加速する可能性。
・ライバーのグッズ・イベント・IP展開・海外展開がさらに重要になり、「配信だけでなくリアル/メディアミックスの活動」が差別化要因となる。
・所属ライバーの契約・支援体制・マネジメントがファン/ライバー双方からの注目ポイントとなり、運営の質が問われる時期に。
Vライバー事務所は、ライブ配信+ギフト還元モデルの成熟により、運営効率と収益性が重要となってくることが考えられます。また今後は専門特化型の小規模事務所が増加し注目されていく一方で、大手参入やM&Aによる業界再編が進む可能性があります。
加えて、海外展開など多角的な活動が差別化要因となり、契約や支援体制を含む運営の質が強く問われる局面に入っていることが予測されます。
Vライバー事務所カオスマップの詳細
● カオスマップ制作の背景
業界地図を制作して公開することによって、Vライバー業界内の方の知見を深めるだけでなく、業界以外の方にも「Vライバー」を認知してもらえるような効果があると考えて、業界の成長のために制作しました。
● カオスマップの特徴
こちらのカオスマップを確認することにより、Vライバー業界内でセグメントした際の「事務所カテゴリ」に属する主要企業を把握することが可能です。
【カオスマップご使用上での注意事項】
※ こちらのカオスマップはuyetが独自のリサーチにより、独自に作成したものになります。網羅性や正確性を完全に担保するものではございませんのでご了承ください。
※ 企業・サービスのロゴを使用させていただいておりますが、使用上問題のある場合は削除、または差し替えの対応をさせていただきます。大変お手数ですが、下記のURLよりご連絡ください。
お問い合わせ先:https://uyet.jp/contact
※ カオスマップ掲載を希望される企業様は一定の条件を満たした場合は掲載が可能です。下記URLよりご連絡ください。
お問い合わせ先:https://uyet.jp/contact
※ 本記事やカオスマップの図をWebサイトやXなどでご紹介いただく場合(プレスリリースや記事の転載も含む)は、記事内や投稿内容に作成者(株式会社uyet)の紹介と作成者が図を作成した旨、引用元(メディア名とプレスリリース/記事のURL)の記載を必ずお願いいたします。
▼VTuber事務所カオスマップについては、こちらの記事をご覧ください。










