「自分もVTuberになってみたいけど、どこから始めればいいのか分からない…」
「個人VTuberは、多すぎてもう駄目?」
いまは、パソコンやスマホひとつで、誰でも簡単に配信を始められる時代です。 機材やイラスト制作の知識がなくても、無料アプリや配信サービスを使って“個人VTuber”としてデビューする人がどんどん増えています。
この記事では、初心者さんでも迷わずに個人VTuberになれるステップをわかりやすく紹介します。
合わせて、必要な費用や準備しておきたい機材、事務所所属とオーディションについても詳しく解説します。
VTuberになる、最初の一歩を今日踏み出しましょう。
個人でも人気VTuberになれる!個人VTuberのなり方5ステップ
いまはVTuberになりたい気持ちがあれば、無料でなれるツールやアプリがたくさんあります。
しかし、最初からしっかり差別化したい、お金をかけてもちゃんとしたVTuberモデルで活動したいと考える方も多いと思います。
個人VTuberがデビューするまでのステップをやること順にまとめているので、まずはここから何を準備するか見ていきましょう。
個人VTuberのデビュー・準備期間はどれくらい?
個人がVTuberとしてデビューするためにかける準備期間は、どれほどモデル制作にこだわるか、デビューまでの準備を万全にしたいかで大きく変わってきます。
また準備期間に比例して、キャラクターモデルの制作費用も変わってくるため、一概には言えませんが、機材などの費用を考えずに4つのステージを目安として分けてみます。
▼主な準備期間と想定される活動規模の目安
| 活動の規模 | 準備期間の目安 | 費用の目安 | 想定規模・特徴 |
| お試しで配信配信アプリを使用など | 1週間〜約1ヶ月 | 0〜10万円 | IRIAMなどの配信アプリや無料アバターを活用して始める場合は、早ければ即日でスタートが可能。まずは配信を体験してみたい方向け。 |
| 個人VTuber一般層 | 約2〜3ヶ月 | 5〜30万円 | イラスト外注+無料ソフトなどを使う最も多い個人VTuber層。左の目安期間は早いほうで、準備にこだわる場合は半年ほどかける方も多い。最低でも2〜3ヵ月見積もるのが目安。 |
| 個人VTuberとして こだわる層 | 約3〜6ヶ月 | 20〜100万円未満 | 高品質モデル+演出を重視。将来は専業を目指す、案件を受ける予定など、やや本格的に活動をしたい層がかける期間の目安。長い人は1年近くかかる場合もある。 |
| 企業・事務所 | 約4〜12ヶ月 | 100〜500万円以上 | 企業や事務所に所属するVTuberの目安。企画からチーム制作・PR戦略までを含んで準備をするため、時間もかかる。 |
準備期間が延びる原因は複数ある
〇コンセプトや活動方針が迷走して決められない
準備期間の発信やキャラクターモデル制作にも大きく影響するVTuberのコンセプトが決まらないと、イラストの制作もSNSの運用方針も全てがうまく動かせなくなってしまいます。
またキャラクターの制作に入ってからイメージもモチーフを変更しようとすると、クリエイターにとっては制作工程が1からやり直しになる場合もあり、準備が終わらない原因の一つです。
〇クリエイターとのスケジュール調整、最低2〜3ヵ月は見込んで依頼する
VTuberモデルは普通のイラストと異なり、パーツ分けやモデリングなど完成までに多くの作業工程が必要です。またイラストを描くイラストレーターとモデリングをするモデラーで担当者がわかれる場合は、それぞれのスケジュールを見積もる必要があります。
また複数の案件を抱えているクリエイターも多いため、依頼しても着手自体が1ヵ月先ということもあります。
〇PRのためにデビュー前のSNS・発信期間を長めにとる場合がある
キャラクターモデルができあがったらすぐ配信を始めずにキャラクターモデルを部分的に見せたり、デビューに向けてモデルを使ったPRや宣伝を発信をするなどのPR・宣伝活動に時間を割くという場合も。
ここは本当に人によってどれくらいの時間をかけるかはさまざまで、デビュー後の企画やコンテンツを先行して作っておきたい方も準備期間が延びる傾向があります。
自分がデビューしたい時期、日付から逆算して準備をはじめるなら、ギリギリで予定を組まずに早めに準備に向けて動きましょう。
ステップ1:VTuberのコンセプト・やりたいことを決めよう
では具体的に、どんなVTuberになりたいかを考えてみましょう。すでにデビューしている人気VTuberには、やりたいことが明確な人、自分の個性をわかって活動をされている人が多いです。
まだ配信を始めていないしよく分からないという方も、VTuberになってまずやってみたいことから考えるのもオススメですよ。
▼よくあるVTuberになりたい理由
- 歌やゲーム実況で有名になりたい
- リスナーとおしゃべりを楽しみたい
- 自分の創作活動や得意分野で活躍したい
最初にやりたいことや、目標を考えておくことは、VTuber活動を続けるモチベーションにも直結します。自分のなりたい自分を想像すると、VTuberモデルのコンセプトやデザインも浮かびやすくなりますよ。
▼最初に決めておきたいこと
- VTuberになってやりたいこと、目指す姿を決める
- キャラクターの設定コンセプトを考える
- 設定を活かした、キャラクターのビジュアルを考える
自分のなりたい姿が見えてきたら、VTuberモデルの準備を進めましょう。
ステップ2:キャラクターモデルを用意する
VTuberのキャラクターモデルはあなたの相棒。一度お金をかけて制作すると、なかなか変更するのは大変ですから、最初からある程度クオリティが高い、こだわったモデルを誰もが創りたいと思っています。
VTuberモデルには、平面の「2Dモデル(主にLive2D)」、立体的な「3Dモデル」があります。キャラクターモデルを作る場合は、2Dモデルから始めるのがオススメです。
▼主なVTuberの制作方法
- クリエイターに依頼して制作してもらう(イラストレーター、モデラーなど)
- 完成済みのモデルを購入する
- キャラクターモデル制作ツールを使う
- 自分で制作する(セルフ受肉・モデル制作ツールを活用するなど)
予算や自分のやりたいことに合わせて選びましょう。
最近では、無料で3Dモデルが作れる「VRoid Studio(ブイロイドスタジオ)」や、好きなパーツを選んで2Dモデル制作・外部ツールで配信・収益化も可能な「avvy(アヴィ)など、」無料ツールやテンプレートを使って自作する人も増えています。
もっと詳しくアバター制作の手順や、クリエイターへの依頼方法を知りたい方は以下の記事もチェックしてくださいね。実際のクリエイターさんが、制作依頼を受ける際にほしいと思っている情報や相場感なども掲載しています。

ステップ3:SNSやデビュー前の宣伝活動・準備をする
モデルが完成したら、もしくは完成する前からでもデビュー前の告知やSNSでの交流、ファンづくりを始めましょう。
SNS(XやTikTokなど)で、デビュー前の予告や宣伝・PR活動をしていくことで、まだあなたを知らない方へ興味を持ってもらいやすくなります。
▼代表的なアクション例
・自己紹介動画やティザー動画を作る
・投稿用にサブイラスト(表情差分など)を用意する
・ハッシュタグを使って、VTuber仲間ヘの関わりを増やす
・配信予定日を告知して期待感を高める
自己紹介動画・ティザー動画は自分の韻書を伝えるもの
YouTubeチャンネルやXの固定ポストに掲載をオススメする、あなたがどんなVTuber三なのか知ってもらうための短い動画です。
「1分間自己紹介」や「VTuber一問一答」など、流行したフォーマットに便乗するという手もあれば、自身のコンセプトや世界観がわかる独自の動画やMVなどを自己紹介にしても問題ありません。
ティザー動画はデビュー前につくる傾向がありますが、役割は自己紹介と同じであなたのことを知ってもらい印象を残すことです。
大切なのはあなたの声のイメージやキャラクターの存在を知ってもらうこと。そしてチャンネル登録や動画視聴、LIVE配信を見てもらうことです。
こうした活動はデビュー前から、発信・交流を始めておくと初配信に来てくれる人も増えます。初配信はVTuberさんにとって最も注目してもらえるタイミングですから、しっかりデビューに向けた準備を行いましょう。
ステップ4:初配信・デビュー後の計画を立てる
デビュー配信は、あなたの第一印象を決める最初の配信。しっかり事前の宣伝やリスナーに初配信を呼びかけることで、初配信でも誰かが見てくれる状態を目指すことがとても大切です。
▼デビュー配信に向けて準備しておきたいこと
- 挨拶や自己紹介、配信全体の流れを決めておく(不安な人は台本をつくるのもオススメ)
- マイクやカメラのテストを事前に済ませる、事前に練習する
- 不具合が起きても焦らず進められるようにリハーサルをする
初配信を迎える前にやっておきたい8つのアクション
初配信の準備は、キャラクターモデルを依頼中から始めても早くない大切なPR活動です。毎日新しくデビューするVTuberがいる状態で、少し宣伝したくらいではなかなか見つけてはもらえません。
- SNSでリスナーとコミュニケーション、良い関係性をつくる
- 自分だけのタグを決める
- デビュー前からできるフォロー企画などをやってみる
- デビュー前に自分のことを発信するコンテンツをつくる
- サムネイル、配信画面や待機画面のデザインにもこだわる
- 初配信枠の予告や宣伝はしっかり行い、事前に周知しておく
- 初配信の企画・流れを決めておく
- ファンクラブや有料メンバーシップは慎重に、リターンは先に準備する
また、初配信が終わった後も「次の企画」や「定期配信スケジュール」を立てておくことで、リスナーが継続的に訪れやすくなります。

ステップ5:リスナーをファンにし続ける企画・PRを続ける
デビュー後に大切なのは、「活動を続ける仕組み」を作ることです。 リスナーさんにとっては、あなたが長く元気に活動を続けてくれることを何よりも望んでいます。
自分で新しい企画を立てたり、他のVTuberさんとコラボをしたりと、VTuberさんによってどのような方針で活動するかはさまざまです。
VTuberになってやりたかった目標を叶えるもよし、リスナーと一緒に盛り上がる配信を目指すのもよし。あなたらしい配信コンテンツでリスナーさんの心を掴みましょう。
▼VTuber定番の活動例
- ファンが楽しめる定期企画を用意する
- SNSやコメントでの交流を大切にする
- 有償のメンバーシップを作ってリスナーと交流する
- 他のVTuberとのコラボを通じて知名度を広げる
- 企業の案件を受けて、報酬や収入を得る
この記事の長期活動アクションの部分で詳しく解説しているので、気になる方はそこを見てくださいね。
オーディションを受けて事務所からデビューする
一人で始めるのは不安…、という場合は、VTuber・Vライバー事務所に所属して、サポートを受けながらデビューするという選択肢もあります。
完全な個人勢と違って、事務所のサポートを受ける代わりに事務所のコンセプトや規約に沿った配信活動をする必要があります。
事務所に入る・オーディションを受けるメリットと注意点
▼メリット
- 配信活動のサポート、マネジメントなどを受けられる
- キャラクターモデルやデビュー準備、宣伝活動を支援してもらえる
- 大変な収益の振り込み手続きや管理をお任せで活動に集中できる
- グッズ制作やボイス販売など、商品販売の展開ができることもある
- 企業案件や一人ではできないお仕事を紹介してもらえることもある
▼注意点
- 事務所の活動方針やルールを守る必要がある
- 収益分配がある場合、配信収益の数%を事務所に支払う必要がある(収益の還元率)
オーディションの流れ
必要事項を入力してオーディションにエントリー。自己PR動画を提出する場合もあります。
書類選考に通ったら、審査員や事務所の方との面接が始まります。
自分の強みややりたいこと・できることをしっかりアピールできるようにしておきましょう。
事務所によっては、面接以外にもスキル審査や面接を複数設けることもあります。
各事務所で確認をしましょう。
最終選考まで残れば、活動・加入の意思確認など、より具体的な話をすることになります。最後まで魅力をアピールしつつも、疑問点を確認したり加入の意思表示をしっかりしていきましょう。
合否の結果を待ちましょう。通知のメールが迷惑フォルダに入ってしまうなど、連絡の見落としがないように気をつけましょう

自己PR・審査書類の対策方法
オーディションを受けると決めたら、応募書類から面接、自己PR動画の制作などの準備が必要です。
とくに配信が未経験の場合、自分の強みやアピールポイントを聞かれても困ってしまうかも知れませんが、そこで事務所に入りたい熱意やあなたの強みを伝えなければ合格はできません。しっかり対策を考えましょう。

魂オーディションで中の人としてデビューする
魂オーディションは、すでにキャラクターモデルやイラストがあり、演者(中の人・魂)を募集するパターンのオーディションです。
すでにキャラクターやグループの方向性が決まっていることが多く、条件に適した人が合格のチャンスがあります。
個人VTuberで完成済みモデルの演者(中の人)を募集していることもありますが、企業や事務所の企画で募集がかけられる場合が多いです。

【初期費用】VTuberになるのにお金はどれぐらいかかる?
VTuberになりたいけど不安を感じるのは初期費用がいくらかかるのかわかりにくいこと。人によっては、100万円以上かけるなどの話を聞くことも少なくありません。
VTuberの準備にかかる費用は、すでに機材を持っているかや配信ができる環境を持っているかでも変わってきます。
VTuberになるために必要なものから、費用の目安を見ていきましょう。
▼VTuber活動に最低限必要なもの
- パソコン
- マイク
- Webカメラ
- OBS (画面配信ソフト)
- トラッキングツール(VTuber Studio/nizima LIVEなど)
▼追加であるとよいもの
- オーディオインターフェース
- キャプチャーボード
- ストリームデック/ストリームコントローラー
- 外付けSSD(大切なデータの保存先として)
- 宣伝用のイラストや動画
- 配信画面制作ツール・ソフト(Alive Studio、スコマドなど) など
▼個人VTuberデビュー費用目安早見表
かかる費用は人それぞれではありますが、目安がわからないと予算を考える時に不安になりますよね。大きく3段階でかかる予算をわけた早見表を用意しました。
| プラン | 想定費用 | 主な内容 | 向いている人 |
| スマホ配信アプリや低予算・お試し層 | 約0〜10万円 | ・スマホアプリや無料ツール(IRIAM・REALITYなど)で活動開始・既存アバター/無料モデルを利用・配信機材は手持ちPCやマイクを活用 | 「とりあえず始めたい」「試しに活動してみたい」方向け。 コストを抑えて配信経験を積める。 |
| 個人VTuber平均 | 約15〜50万円前後 | ・キャライラスト+Live2Dモデリング(10〜20万円) ・PC(中スペック)+マイク+カメラ(10〜30万円未満) ・SNS用素材・動画編集費など軽微な追加費用 | 一般的な個人VTuber層。 見た目や音質にもこだわりたい人に最適。将来的には収益化も視野に入る。 |
| 専業前提・事務所属想定などの、プロ向けの場合 | 約50〜120万円以上 | ・高品質Live2Dまたは3Dモデル制作(20〜60万円) ・高性能PC・音響設備など(30〜60万円) ・ティザー動画・グッズ準備など含む | 本格的に活動・収益化・案件参加を目指す人、 または事務所・企業プロジェクト。ブランドが展開前提の構成。 |
事前にパソコンや機材を持っているかどうかで予算感が変わる
VTuberの準備費用でネックになるのは、キャラクターモデルの制作費用とパソコンの購入費です。パソコンを持っておらず、すべて1から揃える場合は目安の金額が上振れしやすく、自分のやりたいことによって必要とされるパソコンのスペックも変わります。
VTuberとして活動するならパソコンやマイクは原則必須です。(配信アプリで配信する場合は異なる)
多くの個人VTuberの方は主に真ん中の15万円〜50万程度の相場感です。予算が限られている場合は、どの部分に費用を多く使うのかを考える必要があります。
立ち絵に必要なものと相場価格
次はキャラクターモデル制作の相場を見ていきます。
今回はLive2Dを想定していますが、3Dモデルの場合は制作コストがまた異なりますので、費用目安が上乗せされるのでご注意ください。
| 低価格 | 10,000〜30,000円ほど | ・キャライラストのみなどの、ライトな依頼 ・モデリングは別料金の場合も多い ・依頼サービスや趣味クリエイターに多い価格帯 |
| 中価格 モデリング済みモデルなど | 30,000〜300,000円 | ・キャライラスト+モデリング済みに多い価格帯 ・オプションでパーツ分け箇所や可動域を増やすなどができる場合もあ ・職業フリーランスや依頼サービスの中でも評価の高いクリエイターが多い |
| 高価格 | 500,000円〜1,000,000円以上 | ・キャラの設定からイラスト、モデリングまで。 こだわったフルパッケージに多い価格帯 ・大手事務所や企業との商業実績がある有名イラストレーターや制作企業が多い |

必要な配信機材と相場価格
これからパソコンや機材を買いそろえる場合は、こちらの予算も十分に確保しなくてはいけません。とくにパソコンはとても高価な買い物になりますから、よく考えてスペックや機種を選びましょう。
もしも、VTuber活動をしなくてもパソコンはいろいろなことができる便利なツールですから、VTuberの配信活動以外の使い道も一緒にガンが得ても良いかも知れません。
| 機材 | 費用相場 | 解説 |
| パソコン | 約 15万円〜40万円 程度(用途・スペックで変動) | 相場目安のスペック感 ・CPU:Core i7 / Ryzen 7 相当以上 ・メモリ:16~32GB・GPU:RTX 3060~ VTuberの配信活動はさまざまなソフトを同時に動かします。 そのため、メモリやCPUと呼ばれるパソコンの頭脳と言える部分の性能が高い方が良いです。 ゲーム配信やVRを楽しむ場合はより高いスペックを求められる場合があります。 |
| マイク | 数千円〜5万円程度 | ・マイクの指向性や声質、歌配信など声にどれだけこだわるかで相場が変わる。 初期は入門編の1.5万円辺りのマイクを試し、徐々にグレードアップがオススメ。 |
| Webカメラ | 約 3,000〜3万円 程度 | ・1080p/30fps 以上 ・オートフォーカス、低ノイズ、露出 ・ホワイトバランス調整可能なものを選ぶと快適。 ・3Dモデルでフェイストラッキングなどをさせる場合は、品質の良いものを選ぶのがオススメ |

デザインツールや動画編集ソフト、配信画面制作ツールに費用を割く場合も
デビュー時点ではなく、後から揃えても良い場合もありますが、自己紹介動画を作ったりサムネイルを準備したりなどの立ち絵以外のクリエイティブなものを制作するツールやサービスに費用がかかる場合があります。
無料で使えるものも多いですが、月額制で素材が使い放題になったり、便利な機能がつかるようになるツールも多く、毎月かかる費用としても計算はしておきましょう。
| ツール名 | 費用の目安 | 解説 |
| ibisPaint | 基本無料(アプリ内課金あり | イラストもかけるお絵かきソフト。 スマホでも使えるので、入門にピッタリ |
| Photoshop | Photoshop単体:3,280円/月 (税込) Photoshop+Lightroomのフォトプラン:2,380円/月 (税込) Creative Cloud:7,780 円/月 ※初回3ヵ月割引など、新規登録の場合は割引があることが多い | Adobeが提供する有名な画像編集ソフト。 サムネイルやオーバーレイ画像作りからイラストまで、さまざまなクリエイティブ活動に役立つ。 ※無料体験は約7日間ほど |
| CLIP STUDIO PAINT | 複数のプランあり料金診断 | ・有名イラストレーターさんも御用達のイラストツール ・複数のプランがあり、iPadなどで利用可能なプランなどもある ・料金形態や選ぶのが難しいので診断がオススメ |
| Vサムネ | 基本無料 | 立ち絵をアップロードすれば、簡単にサムネイルが作れるVTuberさん向けツール |
| スコマド・スコラボ | 基本無料(サービス内で素材購入可能) | ・配信画面を簡単に作れる便利サービス ・スコマドで素材選び ・スコラボで配信画面をデザインする ・OBSとも連携できる |
| Alive studio | 月額980円(税込) | ・7日間の無料体験あり |
VTuberは稼げる?配信者のお仕事や収益化について
VTuber活動において、YouTubeチャンネルの収益化は一つの区切りといえますよね。活動を長くしていると、どうしても収入面や収益が気になるところです。
スーパーチャット(スパチャ)や投げ銭がメインの収入と思われやすいですが、VTuberの活躍できる範囲が広がったことから、有償のメンバーシップや企業案件を受けるなど、収益を得られる方法は増えています。
活動を継続するための代表的な収益の仕組みを見ていきましょう。
投げ銭・スーパーチャット(YouTube)
まずはLIVE配信を長く続けるなら、投げてもらいたいのは「投げ銭」です。
YouTubeではスーパーチャット(スパチャ)、TikTokではギフトなど、プラットフォームによって呼び名は異なりますが、主に配信中にリスナーから収益を得る代表的な方法になります。
〇YouTubeパートナープログラムへの参加が必要
YouTubeでスーパーチャットを利用するには「YouTubeパートナープログラム」への参加が必要で、条件をクリアしないと収益化の申請はできないため注意が必要です。
▼申請のための条件
| 項目 | 条件・内容 | 補足・ポイント |
| 登録者数 | チャンネル登録者が 1,000人以上 | ・まずは継続的な配信や活動を意識する。・ショート動画・SNS連携で増やすのも効果的。 |
| 総再生時間 | 直近12か月以内の総再生時間が 4,000時間以上 | ライブ配信・長尺動画が有効。ショート動画の再生時間は含まれないので注意 |
| または ショート動画再生数 | 直近90日間で ショート動画再生数 1,000万回以上 | ショート投稿が中心のチャンネル向け。登録者数は同じく1,000人必要です |
| 収益化申請 | 条件達成後、審査を申請して承認される必要あり | 条件を満たしても自動的には収益化されない。申請後1〜2週間で結果通知。 |
| メンバーシップ開放 | パートナープログラム承認後に利用可能 | スーパーチャット・メンバー限定配信・ステッカーなどを設定できるようになる。 |
| 支払い条件 | YouTube(AdSense)収益の合計が 8,000円以上 で支払い対象 | 収益は翌月中旬〜下旬にAdSense経由で振り込み。手数料はGoogle側負担。 |
YouTubeをメインプラットフォームにする場合、まずは収益化を目指してチャンネル登録者を増やしながら配信や動画投稿のコンテンツを増やしていく必要があります。
〇YouTubeの検索の仕組みを意識して取り上げられるよう意識しよう
チャンネル登録を増やすためには地道なSNS出の宣伝や配信コンテンツの継続も大切ですが、YouTube内の検索の仕組みを理解して設定や立ち回りを考えることも大切です。
▼例えば、このようなことを意識したい
- 動画のサムネイル、タイトルはわかりやすく
- 関連するタグを入れる
- 動画の最後にチャンネル登録や次のコンテンツ導線をつくる
- 動画の説明欄には、詳細を入力する。同じ説明文を多用しない
有償のメンバーシップで固定収入を得る
VTuber活動を途中で辞める・休止する原因の一つになる「資金不足」。サムネイルやデザイン制作をクリエイターにお願いする、配信環境をよくするために、ツールに課金をしているなど、活動が始まってからかかる費用もあります。
そうした活動を負担を収益面でささえるには、「有料のメンバーシップ」ファンコミュニティサービスを活用するのがオススメです。
〇月額で一定の収入源があると安定しやすい
VTuberの収入源は「投げ銭」と考える方が多いかも知れませんが、どれくらいの収益が発生するのかは予想しにくいものです。また投げ銭をしてもらうためには企画や配信をより積極的に行う必要もあります。
有料のメンバーシップを作れば、毎月加入者分だけ手数料を引いた収益を得られるので、その費用を自分の活動にも回しやすくなります。
▼主な有償メンバーシップサービス
- YouTubeメンバーシップ(利用に条件あり)
- Fantia
- pixivFANBOX
- noteメンバーシップ など…
有償のメンバーシップを作るならリターン・特典を用意する
ただし、有償で限定的なコンテンツやメンバーシップ限定の配信や動画、特典を用意する必要があります。加入するメリットがないメンバーシップには、リスナーさんが積極的に加入したくなるものが必要です。
YouTubeメンバーシップならメンバー限定配信(メン限)枠を作ったり、毎月壁紙やイラストなどの電子グッズが貰えるなどの特典からなら始めやすいでしょう。
▼有償メンバーシップ作るの注意点
- 収益は何に使うのか明示する(イラスト依頼やグッズ制作など)
- 何がもらえるのか、どんな特典に何があるのかを先に伝える
- 毎月にかかる費用や、初月無料などがあるならお知らせする
- メンバーシップメンバーに守ってほしいルールを決めておく
配信プラットフォーム独自の収益の仕組みから収益を得る
配信プラットフォームによっては、投げ銭以外に独自の収益化のシステムを導入しているところもあります。
〇 IRIAM
視聴者からのギフト(投げ銭)に加えて、一定の条件で「時給制度」が適用される場合があります。配信時間も報酬に関わるので配信のモチベーションを高められます。
※ただし収益化の申請には条件あり
〇 REALITY
ギフトによる収益の他に、イベントでのポイント報酬も計上されます。入賞で賞金や企業案件につながることもあります。
〇 17LIVE
契約ライバー制度があります。契約ライバーになると、一般のライバーに比べて、配信時間やイベント参加に応じて固定報酬が得られる仕組みがあります。
とくに配信アプリは、活動初期でも始めやすい・収益を得やすい傾向があることが多く、ほかのアプリとの差別化としても意識されています。
注意点は、報酬の算出方法や手数料率はアプリによって異なり、継続的に稼ぐにはやはり配信頻度を増やすこと、合わせて開催されるアプリ内イベントへの参加が鍵になります。
企業の案件で案件報酬をもらう
最後に新規リスナーの獲得や露出を増やす、収益にもつなげられる「企業案件」についても解説します。
昨今はVTuberが有償で案件を受けて、配信内で商品やサービスを紹介するなどの案件が増えてきています。「ライブコマース」というビジネスの仕組みで、いつも配信を見ているあなたと接点と関係性があるリスナーに向けて商品を紹介してもらうことで、商品を知ってもらい・購入してもらうことです。
▼主な企業案件を受ける方法
- 案件を募集、受け付けているVTuberと発信する
- 連絡用の窓口や、連絡方法を記載する
- 普段の配信活動を継続し、リスナーを増やし続ける
- チャンネル登録者数や視聴者数などの数字も伸ばし続ける
- 炎上など企業が依頼しにくくなるようなアクションを避ける
案件として企業がVTuberを募集していることもある
企業から案件の連絡が来るのを待つのではなく、自分から積極的に企業や団体が主催する案件の募集や関連イベントに参加することもオススメです。
自分から応募しておけば、その企画では案件が叶わなかったとしても別の機会に連絡をもらえる可能性もあります。さらにイベントに参加して露出を広げることで、担当者の目に留まる可能性もあるでしょう。
案件をもらうためには、信頼されるように日々の活動を楽しく継続することも大切です。
▼案件例1:ポムの樹 人類オムライス化計画


オリジナルグッズを販売する
個人VTuberでも挑戦しやすいサービスがたくさん出てきているのが「グッズ制作」です。
誕生日やチャンネル登録者数のキリが良い数字、収益化記念など、さまざまな記念日や節目をきっかけにつくる機会も多くなっています。
▼VTuber定番のデジタルグッズ例
グッズ制作初心者でも挑戦しやすいのは、壁紙や特典メッセージなどのデジタルグッズです。
壁紙や待ち受けは、可能な限りイラストレーターさんに依頼して用意しましょう。立ち絵以外のイラスト供給はファンにも嬉しく、今月の壁紙などの特典にすると毎月もらえる楽しみも上がります。
デジタルグッズは在庫を抱える心配が無いため、挑戦しやすいオリジナルグッズです。
| グッズ | 概要 | 作りやすさ | 制作に向いているタイミング |
| 誕生日・記念日ボイス | 誕生日・周年記念に合わせて販売 | ◎ | 誕生日などの記念日 |
| シチュエーション・ASMRボイス | 多様な演出が可能なボイスグッズ恋愛・癒し・日常系など | 〇 | 通年、季節イベントの開催時誕生日などの記念日 |
| スマホ・PC用壁紙 | ダウンロード用の壁紙イラストを発注する必要あり | 〇 | ファンクラブ特典新ビジュアル公開時 |
| エモート・配信用スタンプ | 配信用のスタンプYouTubeやTwitchで使える | △ | 活動開始時メンバーシップ開設時 |
| 電子書籍 | 公式ファンブックなど衣装デザインや活動記録をまとめる | △ | 周年記念イベント開催時 |
▼作ってみたい定番のオリジナルグッズ例
実際に手元に届くグッズを作りたい場合は、制作単価をおさえやすいアクリルスタンドやキーホルダーなどから始めるのがオススメです。
実際につくる時は、在庫を抱えすぎないように注意する必要がありますから、ファンがほしいものを作る、実際に購入してくれるリスナー数の目安を正しく立てることが大切です。
| グッズ・種類 | 概要 | 作りやすさ | 制作に向いているタイミング |
| アクリルスタンド | イラストを立体化できるコレクション性が高い | ◎ | 初めてのグッズ制作イベントの開催時 |
| アクリルキーホルダー | バッグにつけられるファンのアピールに最適 | ◎ | 初めてのグッズ制作イベントの開催時 |
| Tシャツ | 実用性が高いイベントや日常使いにも最適 | 〇 | ライブの開催時イベントの開催時 |
| オリジナルボードゲーム | 予算が高い大人数で楽しめる | △ | 周年記念イベントなどの特別企画 |
| 香水・フレグランス | 新感覚キャラのイメージを香りで表現できる | △ | 特別企画ブランドの展開、企業コラボ など |

未経験・無料でVTuberになれるライバー配信アプリの始め方
パソコンを買うのは難しい、でも配信者になってみたいなら、「Vライバー」と言う選択肢もあります。スマホ1つで使える、配信アプリを使って配信者になれば初期費用をおさえつつ、バーチャルライバーとして活動がはじめやすいです。
バーチャルライバーの活動範囲が広がったことから、VTuberとVライバーの線引きは亡くなりつつあります。
VTuberとVライバーの違い
〇VTuberは「virtual YouTuber」の略称。
YouTubeを主体に活動するバーチャルアバターを利用したYouTuber。
〇Vライバーは「virtual liver」の略称。
配信アプリ・サービスを中心に活動するバーチャルアバターを利用したパフォーマー・ライバーのこと。
| VTuber | Vライバー | |
| 配信プラットフォーム | YouTubeが中心複数のプラットフォームで広く活動 | Twitch、IRIAMなどのライブ配信アプリ・プラットフォーム |
| 顔出しの有無 | なし | なし |
| 収益の出し方 | ・YouTubeのスーパーチャット・有料のコミュニテイサービス利用・その他プラットフォームの投げ銭 など | ・配信アプリ・プラットフォームの投げ銭・有料のコミュニティサービス利用 など |
| 始めやすさ | モデル制作、配信環境をつくるなど、準備はやや大変 | アバターを簡単に作れるアプリやスマホアプリを使えば早く始めやすい |
活動プラットフォームの違い
配信者さんの活動プラットフォーム選びは、なるべくメインの拠点にするプラットフォームは1つに絞った方が良い傾向があります。
複数のプラットフォームに活動がまたがると、リスナーが分散してしまう可能性が高く、コンテンツの提供もばらけてしまいます。
YouTubeも含めた配信アプリの特徴を見ていきましょう。
| プラットフォーム | 主な特徴・活動スタイル | 収益化の仕組み | 向いているタイプ |
| YouTube | VTuber活動の中心的プラットフォーム。 ライブ配信も動画投稿も可能。海外含む最大規模。 | ・スーパーチャット ・メンバーシップ ・広告収益 など | 長期的にチャンネルを育てたい人。 動画編集や世界観づくりが得意な人。 |
| Twitch | ゲーム実況・長時間配信に強い。 海外ユーザー・英語圏ファンも多い。 | ・有料サブスク(Twitch Prime) ・Bits(投げ銭) ・広告収益 | ゲーム配信メインの人。 海外に向けて活動したい人。 |
| TikTok LIVE | 短尺動画+ライブのハイブリッド。 バズによる拡散が強力。 | ・ギフト(投げ銭) ・ブランド案件 | トレンド発信型のVTuber・Vライバー。 スマホ中心で活動したい人。 |
| IRIAM | イラスト1枚+フェイストラッキングで手軽に配信できるVライバーアプリ。 Live2D不要。 | ・ギフト(+ポイント制度) ・時給報酬(条件あり) | 雑談・歌メインの人。 初期費用を抑えて始めたい初心者。 |
| REALITY | アプリ内で3Dアバターを作成して配信可能。 コミュニティ文化が活発。 | ・ギフト(投げ銭) ・イベント報酬 | キャラを自由に動かしたい人。 リスナーとの交流を重視する人。 |
| 17LIVE(イチナナライブ) | 国内外で人気のライブ配信アプリ。 Vライバー部門も拡大中。 | ・ギフト(投げ銭)・イベント報酬・契約ライバー制度あり | 雑談・トーク配信中心。 安定報酬を狙いたい人や企業系ライバー。 |
| SHOWROOM V(ショールームブイ) | SHOWROOMのVTuber特化サービス。 3Dアバターで配信可能。 | ・ギフト(SHOWROOM内通貨) ・企業コラボ ・イベント出演 | オーディションや企画イベント参加を狙う人。 |
| Mirrativ(ミラティブ) | ゲーム実況に特化したスマホ配信アプリ。 アバター「エモモ」で配信可能。 | ・ギフト(オーブ) ・イベント報酬 | ゲーム配信・カジュアル配信が好きな人。 機材なしで始めたい方もオススメ。 |
| topia(トピア) | 歌配信・カラオケ特化型のVライバーアプリ。オリジナルアバターで配信可能。 | ・ギフト(投げ銭) ・ランキング報酬 | 歌や声活動中心で活動したい方。 音声メインで活動したい層。 |

必要なスキルや資格・求められる能力は?
VTuberになるために必要な資格はありませんが、長く活動を続けて多くのリスナーさんを獲得するために、意識して伸ばしたい能力はあります。
〇リスナーを楽しませるトーク力
ライブ配信での活動を中心にするなら、配信に来てくれたリスナーを楽しませる「トーク力」を磨きましょう。
特に最初のうちはコメントが少なく、自分から話題やテーマを持って話すことが多いため、沈黙してしまったり・無言になって気まずい時間を作らないように、自分の得意なトーク・配信スタイルを見つける必要があるでしょう。
〇ファンと交流を楽しむコミュニケーション力
ライブ配信以外では、SNSでリスナーや同じライバー同士で交流をする「コミュニケーション」も大切です。
配信以外でも自分の活動や魅力を発信して、たくさんの人とコミュニケーションをとることが人気ライバーになるための近道です。最初は緊張するかもしれませんが、地道なアクションを続けられる力が必要です。
〇配信企画や個性を輝かせる工夫する力
すでに世の中にはさまざまな個性を持ったVTuberさんたちが活躍しています。
そのため、これからVTuber活動を始めるなら、自分の魅力や個性をしっかり伝えるために、どんなことができるかを考えて「企画や自分の見せ方を工夫する力」が必要でしょう。
最初は有名な人や誰かを参考にしながら、自分らしい配信テーマやトークの仕方、ファンとの関わり方を見つけていきましょう。
VTuberキャラクターモデル・アバターの作り方
次はVTuberのキャラクターモデルを制作する手順の大枠を解説します。
VTuberモデルには2Dと3Dの種類があり、これから活動を始める方には、制作しやすい2Dモデルがオススメです。
| Live2Dモデル | 3Dモデル | |
| 制作難易度 | 比較的低め・イラストからパーツ分けで作成・2D描画の知識があれば対応可能 | 高め・3Dモデリングの専門知識が必須・立体構造の理解が必要 |
| 得意分野 | ・アニメ調の表現が得意・細かい表情変化がつけられる・2次元らしい魅力の表現 | ・360度全方向から見られる・ダイナミックな動きの表現が可能・VR空間での活用にも最適 |
| 制作コスト | 3Dと比べて比較的安価・パーツ数で費用は変動する | 一般的に高価・モデリング工程が複雑・なめらかな動きを求めるほど費用は上がる |
| 参考ツール | Live2D Cubismモデリング・アニメーション制作ができる。多くのVTuberさんが利用している | Unity/VRoid Studio/blender・3Dモデリング・VRM形式対応・基本無料で利用可能 |
VTuberモデルを制作する方法は主に4種類あります。個人VTuberさんの多くはクリエイターに依頼して制作している場合が多いです。
▼主なVTuberの制作方法
1.クリエイターに依頼して制作してもらう(イラストレーター、モデラーなど)
2.完成済みのモデルを購入する
3.キャラクターモデル制作ツールを使う
4.自分で制作する(セルフ受肉・モデル制作ツールを活用するなど)
VTuberキャラクターを作るための準備や手順
VTuberのキャラクターモデル制作の前に、どのような準備をすればよいかを見ていきましょう。
最初に決めたいことでもある「自分の活動方針」や「VTuberキャラクターのコンセプト」は、モデル制作においてデザインを決める判断基準になるのでしっかり固めておきましょう。
2Dか3Dか、パーツ分け、差分数、トラッキングツールの決定など
※上記でモデリングが含まれていない場合、自分でやる or モデリングも依頼する
〇制作に入る前に考えておきたいキャラクターコンセプトや設定
依頼する場合でも自作する場合でも、最低限考えておきたいキャラクターデザインに突いても決めておきたい設定もご紹介します。
VTuberのキャラクターデザインは、そのキャラクターの活動方針やモチーフ、設定と深い関係性があるものです。
制作が始まると設定やモチーフを変更することが難しくなるので先に決めておきましょう。
▼参考例:イラストレーター兼Live2Dデザイナー「一束(いつか)」さんの場合
▼キャラクターデザインについて
(1)性別:男性/女性/中性的・不明
(2)年齢:おおよそでも構いません
(3)髪・瞳の色:
(4)肌の色:色白/普通/褐色/その他
(5)体型、身長:細身、小柄など
(6)髪型、服装の好みや特定のアイテム:
(7)好きな色:
(8)性格:
(9)その他設定:職業や肩書き、世界観など
(10)具体的な用途:
※用途に合わせて使いやすいよう微調整を加える場合があります。
(11)使用ツール:Facerig/Animaze/VtubeStudio
言葉だけではまだイメージがずれる可能性もあるので、参考画像やイメージしたいものの画像や資料を事前に集めておくと、とくにご依頼する場合は相手に喜ばれます。
キャラクターモデルや立ち絵の依頼についてもっと依頼の注意点を詳しく知りたい場合は、以下の記事もチェックしてくださいね。

プロのクリエイターに依頼する
安定したクオリティのあるキャラクターモデルがほしいなら、クリエイターに制作を依頼するのが一般的です。
キャラクターのイラストをイラストレーターに、モデリングをモデラーさんに分けてご依頼することもあれば、オールマイティに一括で対応できるチームやクリエイターに依頼する方法もあります。
- 依頼サービスを使って依頼する
- クリエイターに直接問い合わせる
- SNSで制作募集している人にエントリーする など…
〇個人間で初めて依頼する場合は、依頼サービスの利用がオススメ
初めてクリエイターに制作を依頼するのは不安・依頼が初めてという方は、依頼サービスを使うのがオススメです。
依頼サービスではやりとりのルールやクリエイターから守ってほしい要件、サービスでの支払いタイミングなどが決められているので、基本的にサービスのフローに沿ってやりとりを進められます。
▼おすすめの依頼サービス例
・ココナラ
・SUKIMA
・nizima など…
事務所に入ってアバターを準備してもらう
事務所に入って、事務所の人から活動に使用するアバターを準備してもらうという方法もあります。
オーディション通過者にアバターをプレゼントしている事務所のみが対象となりますが、事務所に用意してもらう場合は自分で依頼をしたりする必要が無く、事務所スタッフなどの知識あるかたが制作を担ってくれるためクオリティも安定します。
またあなたの性格や活動方針を考慮して、キャラクターデザインをしてくれる可能性も高いので、オーディションを受けて事務所で活動したい方にはピッタリの方法です。
※全ての事務所で用意されるわけではないため、各事務所の特典や要件を確認しましょう。
完成済みモデルを購入する
キャラクターモデルの依頼をするのが不安…。でもクオリティの高いモデルがほしいなら、完成品を購入する選択肢もあります。
すでに完成したモデルではデザインのこだわりや変更は難しいですが、完全なオーダーメイド制作よりも安く購入できる場合もあります。
また販売されているモデルは1点限定ものも多く取りそろえられているので、他の人とモデルが被るという心配もありません。
キャラクターモデルを自作する (セルフ受肉)
広くオススメできる方法ではありませんが、クリエイター側の活動にも興味がある、スキルがあるなら自分でキャラクターモデルを制作してデビューする方法もあります。
セルフ受肉と言われることも多く、イラストレーターやモデリングの担当者をプロフィールに掲載する代わりにそのように書くことも多いです。
自分でイラストが描ける、モデリングのスキルがあるなら選べる選択肢で、イラストとパーツ分けは自分でやって、モデリングは他の方に任せるということもできます。
1からスキルを身につけてできる手法ではありませんが、VTuberさんの中には自身もクリエイターとして活動している方も多いです。
無料でキャラクターアバターを手に入れる方法
最後にまずは無料で、簡単に試したいという方には、無料のアバター制作ツールやアバター作りから配信までできる配信アプリを使うのがオススメです。
キャラクターメイキングの様な手軽さでキャラクターモデルが作れるのでお試しにピッタリです。
▼無料でキャラクターモデルが作れるサービス例

初配信・VTuber準備中にやっておきたいこと
記事の最初に紹介した、Step4のデビュー前にやっておきたい8つのアクションのうち、デビュー前にやって置いてほしいことをいくつかピックアップして解説します。
デビュー前、準備中に力をいれたいことは、やはり自分をPRする活動です。
XをはじめとしたSNS投稿や、あなたに興味・関心を持ってもらえる情報を発信するための準備をしていきましょう。
プロフィールや自己紹介を準備する
意外と後回しになりやすい自分のプロフィールや自己紹介は、デビュー前の大切な接点です。
フォローするかどうかをプロフィールを見て判断している人もいるはずなので、しっかり埋めておきましょう。
短いプロフィールと詳細のプロフィールを用意しておく
SNSなどのプロフィール欄は入力できる文字数が限られているため、とくにあなたを表現する大切なワードや文章を優先していれましょう。
余裕があればハッシュタグや、いまハマっているもの、配信活動でメインになるものなどを記入しましょう。
〇Xの固定ポストでプロフィール・専用タグを補足するテクニック
Xではプロフィールに書き切れなかった専用ハッシュタグや立ち絵イラストなどの画像を掲載したポストを補足プロフィールとして使うテクニックもあります。
固定ポストはプロフィールページに飛んでもらえば見られる確立が高く、いいねも押されやすくなります。
上手く活用して、初めて出会った人にもあなたの情報をしっかり伝えていきましょう。
〇lit.linkなら長めのプロフィールやお願い、案件についても補足できる
lit.link(リットリンク)などのプロフィールサービスを使うと、プロフィールだけではなく他のあなたの活動中のプラットフォームリンクを貼ることもできます。
ホームページの代わりに自分の情報をまとめる場所として活用しているVTuberさんも多いです。無料のアカウント登録で誰でも使えますので、検討してみてはいかがでしょうか。
Xなら「拡張プロフィール」機能を使うのもオススメです。
VTuber関連ハッシュタグを活用して交流のきっかけをつくる
SNSでは自分の情報の発信だけではなく、リスナーや仲良くしたいVTuberの発信にいいねやリポストなどの、リアクションをつけることから交流のきっかけを作っていきましょう。
自分の情報を発信するばかりでは一方的に見えてしまうので、できる限りリスナーさんや仲良くなりたいVTuberの投稿にはリプライをするなど、友人を作っていきましょう。
いきなりリプライやいいねを送るのが怖いという方はハッシュタグを活用している方から、リアクションをしていくとよいでしょう。
▼定番のハッシュタグ
- 新人VTuber
- VTuber準備中
- Vtuberさんと繋がりたい/VTuberとつながりたい
- おはようVTuber
自分専用のタグを決める(他人と被らないように調べる)
自分の専用タグを決めるときは、すでに専用タグとして使っている人がいないかどうか確認しましょう。とくに絵文字だけで自分を表現したい場合、似たモチーフのVTuberと絵文字が被りやすいです。
タグを調べる時は、SNSの検索欄とGoogleなどの検索ブラウザでもチェックしておくと安心です。 VTuber業界以外でも、文字列によっては使われている可能性も0ではないため、独自性のある言葉をにしておきましょう。
タグを使いはじめてから変更するのはとても大変なので、必ずタグを使い始める前に調べておきましょう。
▼決めたい配信タグ例
- あなたの専用タグ(一般タグ)
- 生放送・配信タグ
- ファンアート(FA)・創作用タグ()
- その他:切り抜き動画タグ、自分の企画別のタグ、スケジュールタグなど…
初配信は余裕を持って宣伝・PRする期間をつくる
活動するメインのプラットフォームの登録を促す、SNSで交流や発信を積極的に行うことも忘れずにやっておきましょう。デビューしてからフォロワーを集めればいいわけではなく、PR活動はいつもやっておきたいアクション。
とくにチャンネル登録などは、登録をお願いしないとなかなかクリックされにくいため、デビュー前後問わず、積極的に宣伝活動は行いましょう。
| プラットフォーム | 目指したい状態 |
| X(旧Twitter) | ・リスナーが交流しやすい状態をつくる ・デビュー配信の日程は繰り返し宣伝する ・フォロワーを増やすためのアクションを継続する ・メインチャンネルへの登録をうながす ・自分のハッシュタグを使う |
| YouTube | ・チャンネル登録者を増やす ・興味を引くコンテンツを投稿 ・ショート動画を行動してもOK |
もっと人気者になりたい!ライバー定番の長期活動アクション
VTuberはデビューしてからが活動の本番です。デビュー前と異なり、コンテンツ作りから配信の企画、リスナーとの交流などを並行して行っていくひつようがあります。
とくに個人で兼業のVTuberさんは、本業のお仕事や生活もありますから、デビュー後のVTuber活動はとても忙しくなりやすいです。
そんなVTuberさんの活動を助けるアイデアや、収益を安定させるアイデアをご紹介します。あなたが長く楽しく活動を続けられるように、ぜひご覧ください。
自分らしい配信企画を考える・ネタの作り方
ぜひVTuberのみなさんに挑戦してほしいのは「自分らしい配信企画」を考えることです。雑談や歌枠、ゲーム実況など、VTuberコンテンツはどうしてもに通ってしまいやすいです。
定番の配信企画でもあなたのキャラクターらしいテーマを絡めたり、あなたの強みや得意分野を活かした企画をやってみると、それはあなただけの配信企画となります。
▼配信企画を考える主な手順
- 目的を考える
- 影響・反響を考える
- 実現までの手順・リソースを考える
うまく企画ができれば、SNSでバズる可能性や新規リスナーさんと出会うチャンスが生まれるかもしれません。
もっと詳しい配信企画の作り方や、アイデア・ネタ出しの方法は以下の記事をチェックしてださいね。
よくある質問
最後にVTuberになりたい人が感じやすい、悩みにお答えします! VTuberの活動はこれをすれば絶対に人気者になれる、間違いが無いというものはありません。
いろんなノウハウや方法がありますが、自分と相性が良いものを見つけていきましょう。
- TikTokでVTuberは活動できる?
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TikTok LIVEでも、VTuberさんの活動は広がっています! 注意したいのは、TikTokのLIVE配信機能の解禁には条件があり、YouTubeのように誰でも最初からLIVE配信ができるわけではありません。
TikTok LIVEに興味がある方は、ぜひTikTokスタートガイドもチェックしてくださいね。
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TikTokLIVE初心者ガイド TikTok LIVEで新たな個性を輝かせよう! 魅力的なキャラクターを通して「なりたい自分」になれるVTuber活動! いまYouTubeに並ぶ勢いで、一大プラットフォームとなって… - VTuberデビューにロゴって必要?どう作る
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ロゴがなくてもデビューはできますが、ロゴがあった方がキャラクターのPRやブランディングにこだわっているなという印象を作りやすいです。
最近はロゴを持っているVTuberさんも多いため、デビュー後でも余裕があれば制作することをオススメします。
こちらの記事から、ロゴ制作の依頼方法や費用感を掲載しています。ぜひ参考にしてくださいね。
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活動を継続しているとなかなかチャンネル登録者や同時接続が伸びないと感じるVTuberも多いです。もしかすると新しい露出方法や、SNSでの情報発信など今の活動を見直すタイミングかも知れません。
VTuberさんが伸び悩んだ時に何を見直したり、改善したらよいかを先輩VTuberさんのインタビューコメントも紹介しています。
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個人VTuberになりたいならいますぐ準備!VTuberでなりたい自分を叶えよう
個人VTuberはもうたくさんいて、今更デビューしてももう遅いかも…なんてことはありません。VTuberや配信活動に興味があるなら、いまが始めるチャンスです。
かかる費用や準備の大変さはありますが、VTuber活動を楽しく続けるコツは自分のやりたいことやなりたい姿を明確にして、その未来に向かって自分も楽しむこと。ぜひ、VTuberを通して夢を形にしていきましょう
- VTuberは誰でも始められる!続けるための計画性と準備が成功のカギ
- キャラクターモデルと機材へ準備は予算とよく相談する
- デビュー前の宣伝や初配信の準備は入念に!リスナーとの交流する
- 収益化は「投げ銭+固定収入+案件」など複数ルートで安定化
- ファンとの交流やコラボなど、継続的な発信が人気VTuberへの道












