4月24日にuyetが開催したウェビナー「VTuberに聞く!企業・自治体によるVTuberを活用したマーケティング戦略」ですが、沢山の方にご参加いただき、大好評の中で無事終了することができました。
本記事ではウェビナー当日のレポートをさせていただきます。ウェビナーを惜しくも見逃してしまった方や内容を見返したい方は是非最後までご覧ください。
本ウェビナーについて
まずは本ウェビナーの概要をご説明させていただきます。
“ VTuberNEXT”について
「VTuberNEXT」では、VTuberの魅力をしっかりと発信し、業界外の方にもVTuberに興味を持っていただくためのきっかけを作れるよう定期的にウェビナーを開催します。本ウェビナーでは、現在VTuberがどのような活躍をしているのかやVTuberxの知られざる魅力について発信を行うことにより、多くの方にVTuberの魅力について知っていただき、業界の盛り上がりに繋げていきたいと思っております。
▼VTuberNEXT公式サイト
https://uyet.jp/vtubernext/
本ウェビナーのテーマは「VTuberマーケティング」
近年市場が成長するとともに業界外からの注目が高まっているVTuber業界ですが、VTuberらの活躍の幅が広がっていることから日常でVTuberの活躍が自然と見られる時代になりました。特に昨年は三重県の志摩スペイン村がVTuberを活用しコラボイベントを実施したところ、コラボ期間中は以前まで来場者数の落ち込みを悩んでいたテーマパークとは思えないほどの来場者数を叩き出しました。
当ウェビナーではVTuberに興味のある、もしくは活用したいと思っておる企業様・自治体様に向けて、VTuberマーケティング方法やVTuberマーケティングを行う上で注意したいポイントについて解説させていただきました。また当日は実際にVTuberとして活躍されている禰好亭めておさんにご登壇いただき、VTuberたちがどういった思いで企業・自治体とお仕事をしているのかについてもお話しいただきました。
本ウェビナーの登壇者の紹介
今回はuyet代表プロデューサー金井とVTuberとして活躍中の禰好亭めてお様に登壇いただき、「VTuberマーケティング」をテーマにお話しいただきました。
【MC・VTuber講師で大活躍】禰好亭めてお
飲み屋でスカウトされた元アスリート!宅建・教員免許をもつ岐阜県出身のVTuberです。
お仕事:イベントMC/年間120コマ以上専門学校で授業/専門雑誌や岐阜新聞社のWebサイトにてコラム連載 etc.
普段の活動:界隈のお役立ち情報を発信したり、お悩み相談配信でズバッと答えてたり、「VTuberとお金」などのテーマを決めて視聴者さんと考えてまとめたり、多様なコラボ配信等を行ったりしています。
★X(Twitter):https://twitter.com/DiscoTeiMeteo
★YouTube:https://www.youtube.com/@discoteimeteo
★実績一覧:https://www.foriio.com/discoteimeteo
【株式会社uyet】金井 洸樹
018年より株式会社ANYCOLORにてVTuber事業立ち上げに従事し、キャラクターを用いたコンテンツの企画/運用、企業案件配信の企画などを担当。現在は株式会社uyetにてVTuberを用いた新規事業開発、プロモーション事業、マーケティング事業、VTuber支援事業を展開。またJA全農様と朝日新聞社様と連携してライブコマースイベントを開催中。
★X(Twitter):https://twitter.com/MoveSkk
本ウェビナーの内容について
めておさんには2月にもご登壇いただいておりまして、今回2回目の登壇になりました。本記事ではウェビナー内から一部を抜粋してご紹介させていただきます。
◇ VTuberマーケティングについて解説
まずはVTuberマーケティングについて解説。
一般的なYouTuberさんに比べてVTuberさんは、Xでフォロワーさんが多いイメージがあります。
そうですね。VTuberさんはよくXのトレンドに乗りますね!
本当にありがたいことに!笑
次にVTuberを活用したマーケティング事例を紹介させていただきました。
商品・サービスの販促PRについては、大手事務所に所属するVTuberの方から個人で活動するVTuberの方まで、さまざまなVTuberさんが経験し、活躍しているマーケティングの形になります。
ここ一年で企業や自治体の広報PRをVTuberが担当することが多くなりました。
確かに。自治体で言うと埼玉県が自治体の公式VTuberを募集したあたりから、こういった自治体のVTuber活用は増えてきたように思いますね。
春日部つくしさんが起用された頃から、県だけでなく市やまちなどの県よりも小さい単位でVTuber活用がされ始めるようになりました。
次にVTuberマーケティングがここ最近注目される理由について解説。
ここ最近VTuberは「女子中学生」にも人気の高いコンテンツであるというデータが発表されました。よって、より幅広い年齢層に注目されていることがわかります。
昔はVTuberのファン層は「20代〜30代」が中心とされていましたが、今では10代にも人気が高くなってきました。よって、VTuberは今では若年層全般に人気があると言えます。
◇ VTuberマーケティングの成功事例
次にVTuberマーケティングの成功事例を紹介。まずは志摩スペイン村の事例を取り上げさせていただきました。
志摩スペイン村とVTuberのコラボは昨年話題になりましたね。
私は岐阜県出身なんですけど、昔東海地方でテーマパークに出かけるとなった場合、志摩スペイン村に行くという案は出てこなかったなと。でも今なら速攻出てくると思います!笑
このコラボイベントは新聞やテレビでたくさん取り上げられましたね。
新聞やテレビ以外にも、当時はファンの方がSNSに志摩スペイン村の写真を投稿しまくっていましたね。これまでSNS上で志摩スペイン村の写真はなかなか見ることがなかったので、コラボイベントを機に一気に写真がSNS上に上がった時はびっくりしましたね。
次に埼玉県のVTuber活用事例を紹介させていただきました。
埼玉県が「埼玉バーチャル観光大使を」募集し、春日部つくしさんが起用されました。県民から高い人気を得ていることから、観光大使の任期が延長し続けています。
そうですね。まだまだ続くと思います。
春日部つくしさんは元々VTuberとして活動しており、また観光大使を務めている期間もVTuber活動を継続していました。観光大使の活動をお子中で注目されるようになり、元々VTuberファンじゃなかった方や埼玉県民の方が応援してくれるようになったみたいですね。
次にuyetで実施している「バーチャル物産展」を紹介させていただきました。
こちらはuyetで実施している「バーチャル物産展」と呼ばれるオンライン型の物産展イベントです。こちらはVTuberさんがオンライン上で事業者さんで販売している商品を紹介するといった形になっています。
イベントの来場者数が2000人を超えたり、SNS上でUGCが多数投稿されたりして、業界的にも徐々に知名度を上げてきています。
「○○ちゃんが食べているならその商品買ってみようかな」みたいな声は多々みかけますね。
こちらのプロジェクトはコロナ禍にスタートしたのですが、事業者の方々がお客様に直接商品を販売できない中で、オンライン上で商品を販売することができるということを可能とし、さまざまな企業の販路拡大にも貢献しました。
次にuyetで実施している「まちスパチャプロジェクト」を紹介させていただきました。
uyetで実施している「まちスパチャプロジェクト」は自治体に高評価をいただいているプロジェクトです。VTuberさんにご協力いただいて、自治体のシティプロモーションやふるさと納税を支援しております。
実は…私も「まちスパチャプロジェクト」の公式Xで公開されている漫画に登場しております。ぜひご覧ください!
▼禰好亭めておさんが出演した漫画はこちら
え、これ本当に駅前にあるんですか?#まちスパ日本全国あるあるマンガ企画 pic.twitter.com/MokAWOl4IC
— まちスパチャプロジェクト🗾|VTuber✖︎地域✖︎漫画化📗 (@machisupaPJ) November 11, 2023
◇ VTuberマーケティングを実施する際の注意点
最後に「VTuberマーケティング」を効果的に行う上で重要なポイントをいくつかご紹介。
「売るのをやめてください!」といっているわけではありません。もともとVTuberさんたちは「VTuber」というコンテンツが好きで活動を始めているので、「PR案件」とVTuberに話すだけでも嫌煙されてしまうんですよね。
そうなんですよね。PR案件は同時接続数(同時視聴者数)が下がると言われています。「PR案件」というだけでファンの皆さんは動画や配信を視聴する優先度が低くなってしまうんです。「PR案件」をどう扱うかをVTuber自体が悩んでいるケースが多いと思います。
そうですね。PR案件だったとしてもファンが楽しめたり、タメになったり、情報を得ることができたりするような企画設計を行うことが必要だと思っています。
これは志摩スペイン村の件が良い例になってくるのではないかなと思います。今回コラボイベントが実施されることになった経緯として、VTuber本人が志摩スペイン村を前から好きだったという事実があります。それを知った志摩スペイン村の担当者から直接お声がけがあったことから実施されました。
このようにVTuber本人が志摩スペイン村を好きなことがファンに周知の上で実施されたこともあり、その影響でかなり盛り上がったのではないかと思います。
VTuberが雑談配信で「志摩スペイン村」について話したことをきっかけにコラボが決まったんですよね。それもイベント開催1年前の雑談配信だったとか。
そうなんですよね。VTuberの「好き」はファンに浸透しやすいので、企業さんや自治体さんはそこを踏まえてVTuberを活用すると効果が高くなると思います。
◇最後に…
VTuberマーケティングを効果的に行う上で重要なポイントを解説させていただき、本ウェビナーは終了!
本日のウェビナーはいかがでしたか?
今「コンテンツ産業」は国内で鉄鋼産業や半導体産業に続く「ビジネス産業」だと言われており、VTuberもコンテンツ産業の一端をになっていると思っています。
やっぱり私は業界がもっともっと健全に発展していってほしいなと思っています。uyetさんも色々事業をされていると思いますが、色々な方を巻き込みながら業界をよくしていきたいですね。
ありがとうございます!一緒に業界をよりよくしていきましょう!
めておさんのご登壇は2回目でしたが、今回はVTuber視点でしっかりとVTuberマーケティングについてお話しいただきました。お忙しい中、今回もご登壇いただきましてありがとうございました。
ウェビナーへのご参加ありがとうございました!
今回は「VTuberに聞く!企業・自治体によるVTuberを活用したマーケティング戦略」をテーマにウェビナーを開催させていただきました。
今注目のVTuberマーケティングをテーマにウェビナーを開催させていただき、少しビジネスチックな内容になっていたかと思います。今VTuber活用に興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひuyetまでお気軽にご相談ください。
また今後もuyetでは定期的にウェビナーを開催する予定ですので、ご興味がある方はぜひご参加ください。
(最新情報はuyet公式X(旧:Twitter)にて発信をさせていただきますので、公式Xのフォローをおすすめします)