会社設立から1年。VTuber起用しませんか?と企業に提案し続けた結果、、

こんにちは。
uyetの金井です。

先月からuyet media内でコーポレートブログがスタートしました。事業の裏側や想いを発信していくためのブログです。そのコンテンツの一つとして代表ブログをやることになったので、僕も月1回ほどこうやってブログを書いてます。

ちなみに前回は僕がVTuber領域で起業している理由の話を書いたので、もし良ければ読んでみてください。

🗒「VTuberが多様な生き方ができる世界」を目指しています。

今日はちょうど会社設立から1年ほど経つので、少しだけ振り返り思ったことを書いてみます。

会社設立から1年ほど経ちます

株式会社uyetは2021年10月7日に設立されたので、設立から1年ほど経ちます。というか、明日でちょうど1年です(22年10月6日執筆)。早い、、。

前回のブログでも書きましたが、uyetという会社は「VTuber × 企業」を繋ぐ取り組みを数多く行っている会社です。例えば、VTuberが売り子となって企業の商品を販売するバーチャル物産展やVTuberが店頭接客を行うバーチャルガイドなど、です。

なぜこの事業をやっているのかに関しては前回のブログに書いたので、詳細はそちらをご覧いただくとして、この1年間はとにかく多くの企業に「VTuberを起用して新しい取り組みをしてみませんか?」と提案し続ける年でしたね。

こちらからお願いする場合も向こうから連絡が来る場合もどちらもありましたが、ほとんどの担当者の反応は同じでした。

「???」

VTuberという単語を知らない人もいましたし、知ってはいるけど得体の知れない存在だと思っていて、自社の事業を絡めるなんてどういうこと?と思う方がほとんどでした。(これは決してVTuberさんのことを馬鹿にしてたり下に見てるとかではなく、純粋によく知らないという反応です。こちらの説明を熱心に聞いてくださいました。)

僕は前職もVTuberに携わる仕事を4~5年ほどしていたのですが、その時は事務所モデルの事業で、普段からそのVTuberさんを応援してくださる方々に向けたコンテンツ制作をメインで行っていました。なので、ずっと前からVTuber業界にはいたけど、企業と絡めた取り組みを本格的にし始めたのは今の会社を起業した後からで、業界は同じですが、新しい挑戦でした。

知らないものを提案する

熱意があるから起業したので決して嫌なわけではありませんが、あまりVTuberという存在を知られていない状態で事業を作っていくことは大変ではありました。もちろんまだまだ理想の場所には至っておらず、事業を作る過程にいます。

ただ、ちょうどここ1~2年でメタバースブームが到来して、VTuberに対しての認知度と活用の需要が上がったことはとても良かったです。かなりの企業さんが興味を持ち、ご連絡をいただく機会も増えました。

とはいえ、興味を持ちながらも今まで全く知らなかった領域に対してリソースを使い、資金を投下することはどの企業にとっても、躊躇うことは間違いありません。なので、この擦り合わせや説明は丁寧に行うことを心がけていました。

そしてありがたいことに、「面白そうだからやってみるよ!」と言ってくださる企業さんも多く、VTuberさんとのコラボ企画を通して、VTuberのことを理解するきっかけになり、VTuberさんや応援している人達の熱量の高さに驚く企業さんも少なくなかったです。結果、定期的にお仕事をする企業さんも増えてきました。

実際に、10/16(日)に開催するバーチャル物産展は、弊社の取り組みをきっかけにVTuberさんに興味をもち、何度も弊社と一緒に取り組みながらイベントを応援してくれてる企業さんと一緒に開催します。担当者の方々から「このイベント自体はもっと大きくなって盛り上がってほしい」「出ているVTuberの方もデビューしたての人から長いことやってる人まで色々いるけど、皆素敵な人たちばかり」「自分はこんな子のことを応援したい」と言ってくださることもあり、とてもありがたいです。

この場を借りて、ご協力いただいた企業の方々にもお礼を言いたいです。ありがとうございました。そして、今後とも宜しくお願い致します。

事例を作り続ける

かつてはYouTuberも存在を知らない人から見ればふざけているだけの人たちで、仕事を依頼することなんて考えられなかった時代がありました。それも数十年前ではなく数年前までその状況でした。TikTokは、かつてあった「Vine」のような流れを歩むかと思いきや、ここ1~2年くらいですっかり企業での活用や企業の社長や社員が活用したり、少しずつその影響力の大きさが認知され始め、仕事を依頼する企業も増えてきました。

VTuberの業界は認知度自体は高まりましたが、一緒に仕事をしたり、仕事を依頼する存在にはまだなれていません。ただ、これからよりメタバースの時代が到来し、多くの人がアバターで生活するようになれば、バーチャルに生きる存在(≒VTuber)に仕事を依頼することは普通になっていくはずです。

これも前回のブログでも書きましたが、僕はuyetという会社を通して「VTuberの生き方を多様にしたい」と思っています。配信以外で仕事ができる機会が増えれば、それぞれの個性を活かす場所ができて、より多様なVTuberのあり方が生まれるはずです。

そのために、会社が2期目に突入しますが、やることは変わらず、企業さんに提案し続けます。そして、VTuber×○○の事例をたくさん作っていきます。1年後、どうなってるだろうな。今よりもっと多くの事例が生まれ、社会からの認知が少しでも変わっていることを願って。いや、それを作れるように頑張ります!uyetを引き続き宜しくお願い致します。

(uyet代表 金井)