「ライブコマース」はライブ配信・生配信を使って視聴者とコミュニケーションを取りながら、販促を行う販売手法です。
ライブコマースの先進国は中国と言われ、中国での爆発的な市場拡大をきっかけに、日本国内でもライブコマースを行う企業も増えてきています。国内のライブコマース導入が広がる一端として、最近では「VTuber」がライブコマースを行う事例も少しずつ見られるようになりました。
株式会社uyetでもライブコマース事業を行っており、VTuberを通して素敵な商品をお客さんに紹介するプロモーションを実施しております。
この記事では、VTuberの活用を検討している企業様やプロモーションの打ち手を探している企業様に向けて、VTuberを活用した「ライブコマース」を導入するメリット・デメリット、VTuberによるライブコマース事例を紹介します。


現在uyetでは、企業・自治体様向けのVTuberマーケティングサービスを提供しております。
バーチャル物産展やまちスパチャプロジェクトだけではなく、クライアント様のご要望に合わせたパッケージ作りを行わせていただいております。
VTuberを起用したプロモーション企画を作りながら、初めてのVTuber活用でも想定される成果ができるようにサポートさせていただきます。
VTuber活用にご興味がある企業・自治体様は、一度お問い合わせください。
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ライブコマースが注目される理由
「ライブコマース」ではどういった形でプロモーションを行うのか、ライブコマースによる経済効果についてもわかりやすく解説いたします。
「ライブコマース」は、ライブ配信を用いて商品を販売するプロモーション方法を指します。
一般的にライブコマースは企業や代理店等がインフルエンサーに依頼を行い、配信の中でインフルエンサーが商品を紹介。配信の視聴者が紹介された商品を購入するという流れになっています。
配信者と視聴者のコミュニケーションが購買意欲を刺激する大きな魅力
ライブ配信で商品の紹介を行うため、視聴者が配信者に対してコメントで質問をすると、リアルタイムで回答をしてくれます。配信者と視聴者が双方向にコミュニケーションできるのは、ライブコマースの大きな特徴であり1番の魅力といえます。
ライブコマースはさまざまな配信プラットフォームで実施でき、最近ではInstagramやTikTokなどのSNSが使用されることが多くなっています。
また「ライブコマース」を行うインフルエンサーは、インスタグラマーやYouTuber、VTuberやショップ店員などが挙げられます。日本でも人気の「テレビショッピング」のような販売番組とは異なり、ライブ配信上で商品を紹介するため、リアルタイム性が非常に高いです。
ライブコマースが及ぼす経済効果
ライブコマースの先進国である中国のライブコマースの経済効果は大変大きいです。コンサルティング会社のiResearch(艾瑞諮詢)が公開したデータでは、2020年の中国のライブコマース流通取引総額は1兆2,299億元(約22兆1,382億円)と前年比約3倍と発表されています。
中国でライブコマースが発達した理由はいくつかありますが、中国は広大な土地面積を持つ国であることが理由の一つと言われています。土地が広いことからお店まで移動が大変であることと合わせ、2015年の携帯端末・ネット環境の普及から、日本よりも4年ほど早くライブコマースの流行を見越した次世代の投資先として爆発的に成長していきました。
ライブコマースなら、ユーザーがライブ配信を視聴してコメントで商品の機能やデザインを確認し、ECサイトで購入をする、という流れで商品購入ができます。そのおかげで、わざわざお店に向かう必要がなくなり、今まで大変だった「移動量」の削減も可能となりました。
また2025年には「ライブコマース」の流通取引総額は6兆4,172億元に達するとも予想されており、今後もライブコマース市場は伸び続けると注目され続けています。
ただ国内ではまだライブコマースは定着していません。
国内の有名ブランド「ユニクロ」や「資生堂」が国内企業の先駆けとしてライブコマースを次々と導入しており、今後も国内の企業がライブコマースを導入していくことが予想されています。
VTuberによる”ライブコマース”はトレンドを狙えるホットな業界
ライブコマースは従来は、有名なインフルエンサーや販売元のスタッフなどが行うことが多くありました。現在は「VTuber」も強い影響力を持つインフルエンサーとして起用されることが増えてきました。VTuberによるライブコマースは、まだ行っている・試している企業が少ないため、競合と差をつけたい場合にも大変おすすめです。
<VTuberによるライブコマースがおすすめの理由>
① VTuber自体が話題のエンタメコンテンツだから
② VTuberは普段から「配信」をメインに活動しているから
VTuber自体が話題のエンタメコンテンツだから
VTuberによるライブコマースがおすすめの理由として、1つ目に「VTuber自体が話題のエンタメコンテンツだから」が挙げられます。数年前に生まれたVTuber業界は、国内で今も伸び続けている市場です。VTuberを支持するファンが海外でも生まれていることから、今後も成長し続けると予測されています。
コンテンツとしての伸び代があることからビジネス的にも注目されており、今後さらにVTuberの活躍が見られるようになると言われています。
その高い注目度やここ数年での成長率の高さから、多くの人がVTuberに興味を持っており、話題性のあるコンテンツであることは間違いありません。VTuberを扱うことで多くの人から注目されやすくなっている時代だからこそ、ライブコマースを行う際はVTuberを活用することがおすすめです。
VTuberは普段から「配信」をメインに活動しているから
2つ目に「VTuberが普段から配信をメインに活動しているから」が挙げられます。
VTuberは普段YouTubeでの配信をメインに活動していることから、トーク力や対応力に長けている方が多いです。ライブコマースは商品の魅力を視聴者にしっかりと伝えなければいけないため、トーク力や対応力に長けているVTuberをタレントとして活用することで、視聴者に商品の魅力を最大限に伝えることが可能になってきます。
よって、VTuberによるライブコマースはおすすめのプロモーション方法になっています。
VTuberによるライブコマース事例を紹介
VTuberを活用したライブコマースプロモーションに取り組んでいる企業はまだまだ少ないです。
そして自社の商品やサービスをどのように広めてもらえばいいのか、具体的な事例がよくわからないと予算をかけて取り組むべきか悩んでしまうはずです。
まだまだ事例が少ない中でもVTuberにライブコマースでの販促を行ってもらい成功している事例はあります。
ぜひどのような取り組みが行われているのか、チェックして見てください。
事例① uyetでのVTuberのライブコマース事例
株式会社uyetでもVTuberを活用したライブコマース事業である「バーチャル物産展」を実施しております。「バーチャル物産展」はVTuberたちが売り子を行うオンライン型の物産展イベントになっており、地方企業のさまざまな商品を取り扱っています。
定期的にイベントを開催するとともに、毎年JA全農様と一緒に「JAタウン バーチャル物産展」を実施。当日はオンラインショップである「JAタウン」に出品されている地方の魅力的な商品を販売しております。
「バーチャル物産展」の最大の魅力はVTuberたちによる「食レポ」です。バーチャル物産展では、実際にVTuberに商品を実食してもらい、商品の味をレポートしてもらいます。よって、視聴者はVTuberたちの正直なリアクションを見ることができ、またリアルタイムで商品に対する質問を行うことから、オンライン上で商品を買うか買わないかを判断することができます。
▼ バーチャル物産展の様子
地方企業様からもVTuber様からもファンの皆さんからも大好評のイベントになっておりまして、業界内でも定着しつつあるuyetを代表する事業の一つです。
事例② ショッピング with V
au PAY マーケットが実施する「ライブTV」は、インフルエンサーや芸能人が「au PAYマーケット」アプリ上でライブ配信を行い、出店企業の商品を紹介するサービスです。
「ライブTV」の中でVTuberが出演し商品を紹介する「ショッピング with V」が放送された際の反響は大きく、、他番組の平均と比較して放送視聴者数は128%。視聴分数は348%、番組を通した商品売上は470%の結果となり、VTuberによるライブコマースの可能性を広げました。
事例③ COSPO-V-ライブコマース
KAWAII JAPAN 株式会社が実施する「COSPO-V-ライブコマース」は、VTuberのオリジナル商品をライブコマースする企画です。出演VTuberのオリジナルコラボ商品を販売するとともに、配信中にVTuberが商品購入者の名前を呼ぶといった特典も用意されており、業界内で人気の企画となっています。
▼ COSPO-V-ライブコマースの様子
VTuberライブコマースのメリット・デメリット
VTuberによるライブコマースは多くの事業者さまにおすすめできるマーケティング手法ですが、メリット・デメリットもあります。
<メリット>
① 話題性になりやすい
② 配信レクチャーをする必要がほぼない
<デメリット>
① 取り扱いにくい商品がある
② 画面上に商品を映すことが難しい
先ほどVTuberによるライブコマースがおすすめの理由でもお話したとおり、コンテンツとして話題性に長けており、またVTuberたちは普段の活動を通して配信スキルや知識を身につけています。よって、皆さんが思っているよりも、企業によるVTuberによるライブコマースの導入自体はしやすくなっています。
VTuber個人の世界観・個性を生かすことが成功のために重要
VTuberを活用してマーケティングを行う上で大事なのは「VTuberたちの世界観を大切にする」ということ。
VTuber業界自体の文化やVTuberタレントが大事にしている世界観と販促したい商品でミスマッチが起き、プロモーションを行っても結果がでなかったという例もあります。よって、VTuberによるライブコマースで扱いにくい商品やライブコマースをしても販促が見込めない商品があります。
またVTuberはデジタル上の活動が中心になるから、ライブコマースを実施しても画面上で商品を映せない可能性もあります。商品を配信上に映せないことから、VTuberによるライブコマースで商品の魅力を視聴者に伝えるにはコツが必要です。
よって、プロモーションを行う上で画面上で商品を映さなくとも商品の魅力が伝わるような工夫を施すことが必要です。
VTuber ライブコマースを効果的に行うポイント3選
現在、株式会社uyetでは「バーチャル物産展」をはじめとするライブコマース型プロモーションを実施しております。
弊社がライブコマースを効果的に行うために注意しているポイントを解説させていただきます。
① セールスではなく、エンタメを重視する
企業がライブコマースを行う場合、商品販促を1番にして施策を考えてしまうと思います。投資した分だけ効果に繋げたいという気持ちから、配信中にVTuberたちに商品紹介をしつこく行わせるという企業も多いです。
VTuberによる配信はあくまでもエンタメであり、ライブコマース配信であっても配信に集まる視聴者を楽しませる必要があります。セールス要素を強くしてしまうと視聴者は配信をつまらないと感じてしまいます。
ライブコマースでは「商品の売り込み」よりも「ユーザーを楽しませること」に重点をおいてVTuberたちに配信を行ってもらうことが重要です。
②さまざまな角度から商品の魅力に光をあてる
ライブコマースを行う場合、VTuberの視聴者がターゲットになってきます。VTuberの視聴者は一般的なユーザーよりもインターネットに慣れていることから、ネット広告に対するとても高い感度を持っています。。そのため、少しでも広告感を出してしまうと、VTuberの視聴者は「よく見る案件か…」と配信を離脱する可能性が高くなります。
そういったインターネット慣れしているターゲットに対しても訴求を促せるよう、いろいろな角度から商品を見つめ、商品の新しい魅力を見つけ出した上で、企画設計を行うことが必要です。
VTuberの視聴者に刺さる魅力を見つけて企画を設計することで、商品広告の一つであるライブコマースを実施した場合でも、視聴者に広告だと感じさせずにライブコマースで商品の魅力を知ってもらうことができるようになります。
③商品とVTuberの違和感をなくす
ライブコマースでは、デジタル上で活動するVTuberタレントがフィジカル商品を紹介することもあります。
この場合、うまくデジタルとフィジカルを織り交ぜないと違和感が出てしまうため、ライブコマースでフィジカル商品を紹介する場合は、その違和感をなくす努力を行うことが必要です。
ライブコマースの企画を考える際は、VTuber業界の文化や世界観、起用するVTuberのイメージ(可愛い、かっこいい)と商品のイメージを擦り合わせて企画を設計することが重要になってきます。
VTuberライブコマースと相性の良いジャンル
ライブコマースはとても効果的なプロモーション方法ではありますが、ライブコマースを行う上で相性の悪い商材も多くあります。ただVTuberによるライブコマースに合わない商材はありません。
またインスタグラマーなどのインフルエンサーがライブコマースを行った場合は効果的だったとしても、VTuberがライブコマースを行った場合は全く効果がなかったというパターンもあります。
ここでは、VTuberがライブコマースを行う場合に相性の良い商品ジャンルと相性の悪い商品ジャンルを紹介させていただきます。
<相性が良いジャンル>
・ゲーム
・本(漫画・小説)
・コンピューター周辺機材
<相性が悪い・工夫がいるジャンル>
・食品
・美容
・ファッション
「VTuberマーケティング」は、企画次第で大きな効果を生み出せるチャンスがある
ただ相性が悪くとも企画次第で、大きな効果を生み出すチャンスがあるのが「VTuberマーケティング」です。
例えば「ファッション」の場合、実際に配信内では洋服をVTuberたちが着用することは難しいですが、VTuberがデザインした洋服がライブコマースで販売されていたり、VTuberがコーディネートしたファッションコーデが配信内で紹介されたら、ファンたちは洋服を購入したくなるはずです。。
食事の風景の風景や商品写真を見せにくい「食品」ジャンルでも、弊社の「バーチャル物産展」のライブコマースでは「食レポ」を織り交ぜることによって販促につなげています。
ただ商品を紹介するだけのライブコマースでは、ほぼ確実に販促に繋がりません。
VTuberを活用してライブコマースを行う際は、企画内容にひと工夫を加えることが商品販促の結果を左右すると言っても過言ではありません。
事業者・VTuber・視聴者のすべてが、面白い企画だから広めたいと感じられる企画設計をぜひ考えてみましょう。
今話題の”VTuber”と”ライブコマース”を掛け合わせて販促につなげる!
ファッション業界や食品業界などの大手企業が導入していることから、国内でもかなり注目されている「ライブコマース」。
またInstagramなどの配信プラットフォームで行える手軽さから、ライブコマースを実施する企業は年々多くなってきています。
VTuberの視聴者はインターネットを使い慣れていることから、少しでもセールス感が出てしまうと配信を離脱してしまう可能性が高いです。よってライブコマースを行う際は企画をしっかり考えて、VTuberの視聴者に受け入れられるようなコンテンツを作ることが必要です。
株式会社uyerでもVTuberマーケティングサービスを実施しており、VTuberを活用したライブコマースの支援も行っております。自社の商品・サービスの魅力をより多くの方に広めたい事業者のみなさま、ぜひご相談ください。
「ゲームプロモーション」に取り組む中でVTuberのキャスティングにお悩みの方や、効果的なVTuberマーケティングの方法が思いつかないという方は、ぜひ株式会社uyetにお問い合わせください。
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