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【保存版】VTuber向け配信機材の選び方ガイド!マイク・カメラ・オススメツールまで網羅して解説

配信機材の選び方

配信機材選びは実際に買ってみないと、よく分からないことも多い難しい世界。みなさんがどんなことをやりたいか、すでに持っている機材と相性はどうなのか。VTuberの数だけ環境の違いがあるためしっかり情報を集めて、選ぶことがとても大切です。

  • VTuberに欠かせない配信機材はどうやって選べばiい?
  • 高い買い物だから、なるべく失敗したくない…
  • 活動中のVTuberさんは、どんな機材を使っている?

この記事では、これからVTuberになって活躍したいと考えるみなさんへ、配信機材を選ぶために知っておいてほしい情報を紹介します。

みなさんが後悔しない機材選びができるように、広く知っておいてほしい情報を網羅しているので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

目次

VTuberの配信機材選びは難しい、最低限必要な機材と選び方

★VTuberのみなさんに、後悔しない選択をしてもらいたい★

冒頭でもお伝えしたように、自分の活動スタイルにあった機材を選ぶのはとても難しいことです。

VTuberさんの数だけ独自のスタイルがあり、配信できる環境やどれくらい予算をかけられるかも変わります。活動を続ける中で、機材を買い換えるタイミングも多く出てくるでしょう。

みなさんが自分で機材の機能や価格帯が自分にあっているかどうかを判断し、納得して購入できるようになってもらうために、広く選び方や知っておきたい知識をお伝えしています。

ぜひこれから活動を始める方も、機材を買い替えたい方も、何を基準に選べばいいのか困っているVTuberさんはぜひ参考にしてください。

VTuber活動を始めるために最低限必要なもの

まずはVTuber活動や配信に最低限必要な機材からチェックしていきましょう。
必須の機材を揃えてから、自分の活動方針ややりたいことに合わせて必要なものを揃えていきましょう。最初から色々なものを揃える必要はありません。

▼最低限必要な物

  • パソコン(+デスクトップパソコンならディスプレイモニター)
  • マイク
  • カメラ

必ず必要になるのはパソコンとマイク、カメラです。ほとんどのVTuberの方はパソコンをメインに配信環境を整えています。パソコン本体に付属するマイクとカメラでも配信を始められないわけではありませんが、最終的には購入することがほとんど。
そのため、上記3つは揃えておきましょう。

すぐにパソコンを買うのが難しい方は、Vライバーもオススメ!

いますぐ配信者としてデビューしたい方や、スマホで気軽に始めたい方は「Vライバー」として配信アプリでデビューするという方法もあります。

機材以外に必須なソフト・ツール

  • トラッキングツール・ソフト (例:VTube Studio)
  • 配信ソフト (例:OBS Studio)

上記の機材の他にも、キャラクターモデルを動かすソフトや配信ソフトなどもVTuber配信には必須です。無料で使えるものが多く、初期費用をかけなくて済む場合もあります。

次の配信活動をより楽しく、こだわるために必要なものに費用をかけることも検討してみましょう。

多くの方が「VTube Studio」と「OBS Studio」を使用しています。まず最初はこの2つを使用するのがおすすめです。

活動内容によって必要になるもの

  • 配信画面デザインツール
  • キャプチャーボード
  • オーディオインターフェイス
  • フルトラッキングデバイス など

活動内容によって必要か判断がわかれるものは、ある程度やりたいことや活動方針が固まってから購入を検討してみましょう。

例えば、ゲーム配信ならキャプチャーボードが必要になる場合もありますし、配信画面にこだわるなら機材よりもデザインツールやデザイン系サービスに費用を使った方がよい場合もあります。

VTuberデビューで必要な機材は、VTuberの数だけ選択肢があります。まず自分がデビューするために、必要な機材やツールから検討していきましょう。

しっかり迷って購入したいパソコンの選び方

VTuber活動は配信ツールに画面を映すソフト、VTuberモデルを動かすソフト、Webブラウザなど、さまざまなソフトやツールを同時に動かします。

さらに長時間配信する場合は、長い稼働時間にも耐えられる高いパソコンスペックが必要ですし、ゲーム実況ならゲームを動かすなど、さらに負荷がかかります。パソコンは、もしもVTuberとしての活動をやめたとしても使い続けられるものです。
金額の高い買い物ですから、じっくり悩んで基本的な知識をおさえておきましょう。

CPU(中央演算処理装置)

いわゆるパソコンの頭脳に当たる大切なパーツのこと。

「Central Processing Unit」の略称。パソコンが動くときはCPCを通して多くのデータや動きの処理を行うため、CPUの性能が高いほどデータ処理速度が速くなります。Intel Core、AMD Ryzenなどが有名。

参考:マウスコンピューター【公式】
CPUとは?パソコンの頭脳にあたるパーツ

GPU(グラフィックボード)

パソコン内の画像描写、画像の処理を専門にするパーツです。GPUがないとパソコンのデータが画面に表示されません。Graphic Processing Unitの略称。

PCゲームや3D・VRなどの、画面描写の精度や負荷のかかる活動をするなら、このパーツの性能が高いほど美しくなめらかで、描画処理も速くなります。

参考:ドスパラプラス
GPUとは?CPUとの違いや役割・種類についてもわかりやすく解説!

ストレージ(SSD)

パソコンのデータを保存する容量のこと。
主にSSD(Solid State Drive)とHDD(Hard Disk Drive)がある。パソコンに外付けできるものもある。

参考に知っておこう:ベンチマークスコア

対象のパソコンのスペックや処理の速さなどを数値化して指標にしたもの。

例えば、こういう環境下で使ったらパソコンAとパソコンBでどんな違いがあるか?などを、ベンチマークスコアを使えば比較ができるのです。やや専門的な部分なので、気になる方は参考にしてもよいかもしれません。

Intel CoreとAMD Ryzenの違い

パソコンの一覧を見ている時、同じブランドのパソコンでも「Intel(インテル)」「AMD(エーエムディー)」で価格やCPUに違いがあることを疑問に思う方も多いかも知れません。

IntelとAMDは、それぞれCPUの販売・開発に大きなシェアを誇るツートップの会社です。
Intelは「Core i/Core Ultraシリーズ」、AMDは「Ryzenシリーズ」のそれぞれのブランドを持っています。

どちらも優秀なブランドで、日本でも安心と信頼の知名度を誇るIntel、高性能でありながら求めやすい価格のAMD。どちらを選ぶべきかは、購入者の好みも大きく関わってきます。

パソコンがあまり得意ではない・詳しくない場合は、CPUの性能だけではなくサポートや保証などの面も検討してみるとよいかも知れませんね。

参考:ドスパラプラス
「Core i」と「Ryzen」の違いを徹底比較!各CPUが適している作業・業務は何か?

外付けSSDを買っておくとデータ移動やデータを守る面でもとても安心

すでにパソコンを持っている方でも、購入がオススメなのは「外付けSSD」です。

パソコン本体ではなく、取り付け型の外付けSSDに大事なデータを保管しておくと、パソコンを買い換える時や急にパソコンが動かなくなって大事なデータが取り出せなくなってしまうリスクを減らせます。

パソコン本体の保存領域がたくさんある方が安心ですが、配信活動を続けていく限り大切なデータはどんどん増えていくため限界があります。 今すぐ必要という機材ではありませんが、持っていると安心です。

ノート型かデスクトップ型か

次に購入時に迷うのは、ノートパソコンか据え置きのデスクトップにするかの選択です。 
VTuber活動を本格的にするなら配信環境を整えるなら、マイクやカメラなどの物理的な機材はベストなポジションに固定しておくことが多いです。

そのため、デスクトップ型の方が自由な配信環境がつくりやすくなるでしょう。一方でノートパソコンなら持ち歩きがしやすく、寝室やリビングなど場所を変えて作業がしたい場合には選択肢に入ります。

ある程度スペックの積まれたデスクトップ型パソコンの方が、VTuberさんの求める条件をクリアしやすい傾向があります。

ゲーム実況やVRChatをする予定なら推奨スペックを満たしておきたい

すでにやりたいことが決まっているなら、それらが十分に動くスペックは最低限満たしておきましょう。
最小スペックではなく、推奨されている数値より余裕を持って備えておくと、他のツールやソフトと同時に動かしても安心です。

●例1:Apex Legends(エーペックスレジェンズ)推奨スペック

OS64ビット版Windows 10
CPUIntel i5 3570Kおよび同等のプロセッサ
RAM(メモリ)8 GB
GPUNvidia GeForce GTX 970 / AMD Radeon R9 290
GPU RAM8 GB
ハードドライブ75 GB以上の空き容量
情報引用:https://www.ea.com/ja-jp/games/apex-legends/about/pc-system-requirements

●例2:Fortnite(フォートナイト)

OSWindows 10/11(64ビット)
CPUCore i5-7300U 3.5 GHz、AMD Ryzen 3 3300Uまたは同等のプロセッサ
RAM(メモリ)16GB以上
ビデオカードNvidia GTX 960、AMD R9 280、または同等の DX11 対応 GPU
ビデオメモリ2GBのVRAM
ハードドライブNVMe SSD
情報引用:https://www.epicgames.com/help/ja/c-Category_Fortnite/c-Fortnite_TechnicalSupport/pc-a000084912

●例3:VRChat(ブイアールチャット)

OSWindows 10/11
CPUIntel® i5-4590 / AMD FX 8350 equivalent or greater
RAM(メモリ)4 GB RAM
グラフィックNVIDIA GeForce® GTX 970 / AMD Radeon™ R9 290 equivalent or greater
ストレージ1GBの空き容量
DirectXVersion 11
情報引用:https://store.steampowered.com/app/438100/VRChat/?l=japanese

※DirectX
ゲームや動画などのコンテンツをPC上で動作させるため、効率的に処理を行うWindowsに対応するプログラムのこと。

Macは非対応のアプリやツールが多い・購入後の拡張が難しい

パソコン購入を検討する際に、Apple製品のMacパソコンの購入を検討される方も多いかも知れません。
しかし、VTuberさんにオススメのツール・アプリの中には、Macに対応していないものも多くあります。

またMac製品は購入時にメモリなどをカスタマイズして増やすことはできますが、購入した後にメモリを拡張したりすることはできません。Windows製品であれば購入後に、専門店でメモリやグラフィックボードを拡張したりしやすいです。

VTuber活動だけで考えるなら、Windows製品を選んでおく方が困ることは少ないでしょう。

VTuber活動の生命線マイク」の選び方

次にどんなVTuberさんにもぜひこだわってほしいのは「マイク」です。

どんな配信であれ、リスナーのみなさんはあなたのトークを楽しみに配信に来ています。それなのに、音質が悪く・何を言っているのか聞き取りにくい状態になっていたら、あなたの魅力が伝わらなくなってしまいます。

自分にピッタリのマイクを探す方もいるほどですから、どんなマイクを選べば自分の配信内容や環境にぴったりなのか考えて見てくださいね。

ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの違い

まずは大まかによく聞くマイクの2種類の違いを整理してみましょう。 ダイナミックマイクとコンデンサーマイクという言葉を聞いたことがある方は多いと思います。

それぞれによいところと不得意なところがありますが、最近は低〜中価格でどちらも優秀なマイクが手に入りやすくなりました。実際に使ってみないとわかりにくい部分もありますが、まずは大まかな傾向をおさえましょう。

ダイナミックマイクの特徴・メリット

カラオケやライブハウス、セミナー会場などでよく使われるタイプです。 目の前や近くの音をしっかり拾いやすい傾向があり、丈夫で使いやすく安価で手に入りやすいことが特徴です。

  • 自分の声をしっかり届けやすい
  • 手頃な値段で手にいれやすい
  • 比較的丈夫なものが多く、環境の変化・湿気にも強い
  • 口元近くにしっかりマイクを寄せる必要がある、マイクスタンドは必須

コンデンサーマイクの特徴・メリット

VTuberの方が使っている傾向が高いのはコンデンサーマイクの方かもしれません。

ダイナミックマイクより拾える音の範囲が広く、広い音域の音を自然に収得しやすい傾向があります。一方で、雑音やわずかなリップノイズなども拾いやすく、管理にも注意が必要です。

  • 静かな配信環境がある
  • 歌ってみたや朗読、声の抑揚や表情を大切にする方に向いている
  • 雑音や声以外の音も拾いやすい(指向性の理解も必要)
  • マイクスタンドもあった方が良い
  • 中〜高価格なものが多い傾向がある

指向性とは?:音をよく拾える方向性のこと

マイクを購入する際に気をつけたいのは「指向性」です。指向性とは、マイクが音を撮るのに最適な方向性・角度の特性を指すものです。

指向性に合わせて、マイクの角度や配置を調整することになりますから、主に3つの指向性を知っておくと選びやすくなりますよ。最近は一つのマイクで指向性を切り替えられるものもあります。

無指向性とくに指向性がなく、広く周辺の音を集められる
単一指向性特定の方向の音を拾うことが得意。一般的なのは「カーディオイド」タイプで、主にマイクの正面・前方の音を中心に拾うのでラジオや歌などにも最適。
双方指向性マイクの前面・背面の音を拾うのが得意で、対談やラジオ、楽器演奏などにも向いている。側面の音が拾いにくく、角度は狭め。フィギュア8とも言われる。

参照:Audio-Technica
マイクロホンを識る 2.マイクロホンの指向特性

物理ボタンで「ミュート」ができると便利

VTuberさんにとって自分の身元やプライベートがばれる情報は配信で流したくないことだと思います。

地味なポイントですが、マイクに物理的なオンオフボタン、もしくはミュートボタンがついているかどうかもぜひチェックしてみてください。

配信中にふと誰かが入ってきた、外からうるさい騒音が聞こえてきた、何らかの事情ですぐにマイクオフをしなければいけないときに、マイク本体にボタンがあるとすぐに対応ができます。

マイクの端子に注意。オーディオインターフェイスを使うなら必ず確認

最近のマイクはUSBで直接パソコンにつなぐことができるものが増えています。 ただ、全てのマイクがUSB端子とは限らないため、必ず購入前にマイクの端子がどういう形をしているのか確認しましょう。

オーディオインターフェイスなどを利用する場合は、機材とマイクの相性や端子が合致するかがとても重要です。

参照:Rock oN
初心者のためのオーディオインターフェイス接続方法&活用術!

マイク製品例

AT2020audio-technica AT2020 (コンデンサー)
手頃な予算で手に入れやすいコンデンサーマイク。最初の1本目などに丁度良い価格と安定した性能。
sm58SHURE SM58(ダイナミックマイク)
同じく手に入れやすいダイナミックマイク。USB端子ではないので注意。
幅広い用途にも使いやすい。付属品は要チェック。
MV7XSHURE MV7X(ダイナミック)
上記のマイクより高価格のダイナミックマイク。USB端子ではないので注意。マイクスタンド必須。
Blue Microphones Yeti (コンデンサー)
物理ミュートボタンが便利、中価格で手も出しやすい。スタンド付きのものが多い。

Webカメラの選び方

VTuberモデルを動かすためには、あなたの顔や表情の動きを読み取るWebカメラが必要です。
とても性能が良いカメラを買う必要はありませんが、配信活動を始めるために不足のないモデルを選ぶことが大切になります。

Webカメラの解像度は最低でも720p以上、可能なら1080P(フルHD)を選んでおくと、どんな配信を行う場合にも使いやすく安心です。

画素数

画面に表示される画素(ピクセル)の総数のこと。画面に映される映像は小さなピクセルの集合で構成されているので、画素数が高いと綺麗な描画になる。

ビデオ解像度

映像の精密さを表す数値のこと。
WebカメラはHD(720p)やフルHD(1,080p)が主流で、動画配信などではフルHDが安定的でおすすめ。

参考:サンワサプライ株式会社
Webカメラの選び方&用語集

Webカメラ例

BUFFALO(バッファロー) BSW305MBK
低単価で最低限の機能が揃っているモデル。カメラに蓋があるのでプライバシー保護の面でも安心。
C980GRLogicool(ロジクール) StreamCam C980GR
費用は高めですが、高品質。失敗したくない人向け・ストリーマー向けカメラ。

DUALCAM PW313DAVerMedia(アバーメディア) DualCam PW313D
自分以外に手元や別のものを映したいときに便利な2-in-1カメラ。

オーディオインターフェイスとは?配信の音質にこだわろう

ここからは配信活動に必須ではないけれど、クオリティの高い配信環境を構築したい方。
歌ってみた、シチュエーションボイス収録など、音にこだわりたい方にオススメの機材「オーディオインターフェイス」を紹介します。

価格は中〜高価格の手を出しにくい機材ではありますが、通常の雑談配信はもちろんのこと、声の質や繊細な表情をしっかり伝える配信を目指すなら検討したい機材の一つです。

選ぶのもとても難しい機材になりますので、VTuberさんの配信に限らず実際に機材を使っている方の体験動画や聞き比べなどを中心にしっかり調べることがオススメです。

オーディオインターフェイスを通すと、質のよい音の収録ができる

オーディオインターフェースは、パソコンとマイクの間に接続してつなぐ機材です。 

マイクの音をオーディオインターフェイスを通して収録することで、声量をバランス良く整え、繊細な声色の変化や、高音・低音をきれいに収録するなどの効果を得られます。

▼参考:オーディオインターフェースの使い方・役割が分かる参考動画

監修者 KANAI(金井洸樹)

配信機材の選び方

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