5月29日にuyetが開催したウェビナー「メタバース社会でのVTuberの活躍と今後の発展」ですが、沢山の方にご参加いただき、大好評の中で無事終了することができました。
本記事ではウェビナー当日のレポートをさせていただきます。ウェビナーを惜しくも見逃してしまった方や内容を見返したい方は是非最後までご覧ください。
今回開催のウェビナーについて
株式会社uyetでは定期的に「VTuberNEXT」と呼ばれるウェビナーを開催しております。そこでまずは「VTuberNEXT」について解説するとともに、今回のウェビナーの概要についてもご紹介させていただきます。
“ VTuberNEXT”について
「VTuberNEXT」では、VTuberの魅力をしっかりと発信し、業界外の方にもVTuberに興味を持っていただくためのきっかけを作れるよう定期的にウェビナーを開催します。本ウェビナーでは、現在VTuberがどのような活躍をしているのかやVTuberxの知られざる魅力について発信を行うことにより、多くの方にVTuberの魅力について知っていただき、業界の盛り上がりに繋げていきたいと思っております。
▼VTuberNEXT公式サイト
https://uyet.jp/vtubernext/
本ウェビナーのテーマは「メタバース社会でのVTuber活用」
近年さらに注目が高まっているメタバース業界ですが、最新技術「メタバース」を活用したいと思っている企業や自治体はここ最近増えてきました。実際にメタバース空間を生かして地域創生を行っている自治体らも増えてきており、徐々に社会に浸透してきたのではないかなと思います。またVTuberによるメタバース業界への参入の事例も急増しています。
今回はメタバースに興味のある方やVTuberに興味のある方だけではなく、メタバースやVTuberの導入を検討している企業・自治体様に向けて、現在「メタバース×VTuber」でどういったことが行わせているのかについてもお話しさせていただきました。
本ウェビナーの登壇者様のご紹介
今回はuyet代表プロデューサーの金井とMoguLive副編集長のゆりいかさんにご登壇いただき、「メタバース×VTuber」をテーマにお話しいただきました。
【株式会社Mogura】ゆりいか
1989年生まれ。バーチャルエンタメメディア「MoguLive」副編集長。現在はXR、メタバース、VTuber関連の取材・記事制作に注力。バーチャルから生まれたコンテンツが、世界のカルチャー全体にどのような影響を与えるのかを日々探っている。過去には芸能、文学、観光などをテーマにライターとして活動。また、新宿ゴールデン街のプチ文壇バー「月に吠える」でバーテンとして勤務していた経験がある(現在育休中)。2023年『吉田健一に就て』(国書刊行会)に執筆参加。
ゆりいかさんの公式Xアカウント:https://x.com/yuriikaramo
株式会社Mogura公式サイト:https://mogura.co/
MoguLive公式サイト:https://www.moguravr.com/live/
【株式会社uyet】金井 洸樹
2018年より株式会社ANYCOLORにてVTuber事業立ち上げに従事し、キャラクターを用いたコンテンツの企画/運用、企業案件配信の企画などを担当。現在は株式会社uyetにてVTuberを用いた新規事業開発、プロモーション事業、マーケティング事業、VTuber支援事業を展開。またJA全農様と朝日新聞社様と連携してライブコマースイベントを開催中。
金井の公式Xアカウント:https://twitter.com/MoveSkk
株式会社uyet公式サイト:https://uyet.jp/
株式会社uyet公式X:https://x.com/uyet_inc
本ウェビナーの内容について
今回のウェビナーですが、たくさんの方々にお越しいただき、最後まで盛り上がったウェビナーとなりました。こちらの記事では、ウェビナーの一部を抜粋してウェビナーの様子をご紹介させていただきます。
◇ まずは「VTuber」と「メタバース」について解説
まずはVTuberとメタバースの解説をさせていただきました。
VTuberとメタバースは「バーチャル」の括りで一つのコンテンツのように語られることが多いので、まずは「VTuber」と「メタバース」について解説させていただきます。
VTuberは「生配信」や「動画投稿」を行うタレントのことを指します。ここ1、2年でテレビや雑誌で特集されたり、企業や自治体また省庁でVTuberが広報担当として活用されたりすることも増えてきました。
次にメタバースですが、インターネット上で構築されたメタバース空間のことを指します。VTuberをソフト面と例えるならばメタバースはハード面のイメージですね。ゲームだけではなく、ビジネスや教育の場でもメタバースは活用されるようになりました。
現在色々なメタバースのプラットフォームがあり、それぞれの機能や特性、滞在するユーザー層をよく見極めて利用することが重要です。
◇ メタバース社会でのVTuberの活用方法について
メタバース業界へのVTuber業界の参入は、両者の相性の良さから近年急増しています。そこで次にメタバース社会でVTuberがどういった活用をされているのかについてお話しさせていただきました。
REALITY内のバーチャル空間で「バーチャル大阪駅うめきたワールド」が公開されました。甲賀流忍者ぽんぽこさんとピーナッツくんも今企画にインフルエンサーとして採用されています。
こちらはカバー株式会社が現在開発中の「ホロアース」と呼ばれるプラットフォームになります。バーチャル空間内で、ホロライブプロダクションに所属するVTuberさんのライブを視聴できるといった企画も実施されています。
ここまでは結構エンタメに寄ったメタバース活用をご紹介させていただいたかと思うのですが、他にも様々なメタバースの活用方法がありますよね。
そうですね。メジャーな活用事例としては、自社商品の販促プロモーションになってくるかなと思います。例えば、フォートナイトでは、コカコーラのCM用のワールドが発表され、話題となりました。当時新フレーバーが出たタイミングだったのですが、その味をイメージしたワールドを公開して、ユーザーに商品PRを行っていましたね。
あとは日産自動車の方に企業がSDGsや社会貢献を実施していることをアピールするためにメタバースが活用されていたりします。地球温暖化が進んだ際の地球をVRChat上で表現し、ユーザーに自社が地球温暖化対策を行っていることを発信していましたね。
そういったメタバースの活用方法があるんですね!
◇ メタバース社会でのVTuberの活用事例
次にメタバース社会でのVTuber活用の例を4つ挙げて、VTuber視点・メタバース視点でどういった見方ができるのか解説させていただきました。
まず「SANRIO Virtual Festival 2024 in Sanrio Puroland」ですが、かなり盛り上がりましたね!
メタバースを活用したライブイベントの中でも大規模だったので、ご存じの方も多いかと思います。メタバース空間上でライブ会場を作り、当日はバーチャルアーティストがライブを実施しました。
そうですね。こちらのイベントは3年目だったと思うのですが、今まで開催されてきた中で最も盛り上がったと言っても過言ではないかなと思っています。
このイベントの特別なところとしては、無料で結構遊べちゃうという点ですね。サンリオのキャラクターが多数登場する大規模なパレードやミニゲームを遊べるワールドが無料公開されていたので、多くの方がイベントに参加しやすかったと思います。
VRChat上で沖縄県を表現した空間を作るといった企画になっていました。その空間の中で沖縄県のご当地バーチャルタレントの根間ういさんが登場し、ユーザーの方と一緒にラジオ体操をしたりしていますね。
根間ういさんは沖縄県でとても有名なタレントさんですよね。地元での認知度は7割を超えると言われていますよね。こういった地元の有名なタレントを起用すると言ったところでとても良い施策だなと思いましたね。
物産品のPRや観光客誘致が積極的に行われていたのが印象的でしたね。バーチャルOKINAWAで沖縄県をしっかりと知った上で、実際に沖縄県を訪れてほしいという狙いがあったかと思います。
次にこちらですね!
こちらは弊社(Mogura社)の事例で大変恐縮ですが鳥取県倉吉市の自治体様と小田急様で共同実施した企画になっています。鳥取県倉吉市の観光地や物産品を表現したワールドを開発して、地元で普段VRChatに触れる機会がない方に体験してもらったり、地元の学生が作った制作物を3Dスキャンして3Dプラットフォーム「Sketchfab」上に保存したりしています。
地域の方向けの施策というのはなかなか見ないので、珍しくて面白い企画だと思いますね。
そうですね。こちらは地元の方々や地元の事業者様、開発サイドが足並みを揃えたのがポイントと言えます。
◇ メタバース社会でのVTuber活用の発展
最後に今後メタバース社会でVTuberはどう活用されていくのか、今後の発展性についてディスカッションを行っていただきました。
VTuberとしてネックになる部分としては、メタバースに入り込む理由は何なのか?何を目的にメタバースに入り込むのか?が大事になってくるかなと思います。VTuberたちは自身のファンに楽しんでもらえるように活動を行っています。ですので、メタバースに入り込むことで自分自身とファンが楽しめるかどうかが、今後メタバースとVTuberで関わる上で重要になってくるかなと思います。
本当にその通りだと思います。メタバース空間はずっとあるものでいつでもどこでも入れるという点が魅力だと思います。なので、VTuberさんにもメタバースを利用し続けてほしいところですね。そのためにはVTuberによるメタバースへの参入のきっかけを作る必要があり、VTuberがメタバースに参入する理由を考える必要があると思いますね。
◇最後に…
今回のウェビナーはいかがだったでしょうか?
そうですね。今回ウェビナーに登壇させていただくにあたり、改めてVTuberとメタバースの関係性について考えることができてよかったなと思っています。貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
個人的にも今回のテーマはとても気になっていたので、お話しできて嬉しかったです。ありがとうございました。
今回当初の予定よりも30分ほどオーバーをしてしまいましたが、たくさんの方に最後までウェビナーをご視聴いただきました。Q&Aコーナーでも多くのご質問をいただき、ありがとうございました。
ウェビナーへのご参加ありがとうございました!
今回は「メタバース社会でのVTuberの活躍と今後の発展」をテーマにウェビナーを開催させていただきました。いかがだったでしょうか?
今後もVTuberに興味のある方やVTuber活用を検討している企業様・自治体様に向けて、お役に立てるようなウェビナーを開催したいと思っております。もしこういったウェビナーを開催してほしいというご要望がございましたら、お問い合わせよりご連絡ください。
またVTuberNEXTウェビナーに登壇したい方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。
今後もuyetでは定期的にウェビナーを開催する予定です。ご興味がある方はぜひご参加いただけますと幸いです。
(ウェビナーに関する最新情報は、uyet公式X(旧:Twitter)にて発信をさせていただきます。
▼ uyet公式Xはこちら
https://x.com/uyet_inc