uyetが考える”VTuber”の未来と可能性について

こんにちは、uyet広報の高柳です。

現在たくさんのVTuberとともにさまざまな事業を行っているuyetですが、なんと昨年は1年間に約2000人以上のVTuberの方と一緒にお仕事を行いました。そんなVTuberのネットワークに強いuyetですが、業界内で最も多く人数のVTuberの方とお取引をさせていただいております。

今回の記事では、株式会社uyetが見据えるVTuber業界の未来や可能性について説明させていただきます。
たくさんのVTuberと関わっているからこそわかる、今後のVTuberたちの活躍やVTuber業界の成長についてもお話しさせていただきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

ここ数年で急成長を遂げた“VTuber業界”

2016年に世界初バーチャルYouTuberキズナアイがデビューしたことにより誕生したと言われるVTuber業界ですが、誕生から8年ほど経っている今でも成長し続けている業界です。また市場が成長するとともに、その中で活動するVTuberたちも多種多様な活躍を見せています。

まずはVTuberの未来や可能性についてお話しする前に、これまでのVTuber業界の歴史を振り返りながら、今現在VTuberたちがどういった活躍をしているのかを説明させていただきます。

VTuber業界の歴史について

VTuber業界のこれまでの歴史ですが、2016年の世界初バーチャルYouTuber「キズナアイ」のデビューから毎年さまざまな出来事が起きています。

<2016年>
世界初バーチャルYouTuber「キズナアイ」のデビュー

<2017年>
「VTuber四天王」がデビュー

<2018年>
にじさんじ、ホロライブプロダクションが設立、
「バーチャルYouTuber/VTuber」がネット流行語大賞2018で1位を獲得

<2019年>
にじさんじとホロライブプロダクションが海外に進出

<2020年>
コロナウィルス流行の影響で、生配信の視聴時間が伸びる傾向に

<2022年>
にじさんじを運営する「ANYCOLOR株式会社」が上場

<2023年>
ホロライブプロダクションを運営する「カバー株式会社」が上場

特に2020年のコロナ流行期に巣篭もり需要が高まり、人々のYouTube試聴時間が増えたことで、VTuberが注目され始めるようになったことで市場は急成長を遂げました。

また2022年、2023年には国内の二大大手事務所を運営する「ANYCOLOR株式会社」や「カバー株式会社」が上場、また昨年にかけて「Brave group」が国内外問わず勢力を拡大していきました。

よって、現在VTuberはユーザーからエンタメとして人気を獲得するだけでなく、業界外の企業からビジネス的に注目されるようになりました。

VTuberの活躍について

市場が成長するとともに、VTuberの活躍の幅も広がっていきました。特に昨年は地上波ニュースでVTuberの話題が取り上げられたり、省庁がVTuber活用を行った事例もあります。

◼︎にじさんじ所属「周央サンゴ」が志摩スペイン村のバーチャルアンバサダーに就任

      画像引用:https://www.parque-net.com/special/sango35339/

三重県の志摩スペイン村が大手事務所にじさんじ所属のVTuber「周央さんご」とコラボイベントを実施。

周央さんごさんがご自身の生配信で「志摩スペイン村」を話題としたことで実現したこちらのイベントですが、来場者数の伸び悩みを感じていた「志摩スペイン村」の来場者数が一気に伸びたことで国内の地上波ニュースで大きく取り上げられました。

・イベント期間のうち2月〜3月の来場者数は23万6000人と前年の約1.9倍の来場者が訪れた。
・周央さんごが配信で紹介したチュロスは1日平均1000本の売上を叩き出し、例年の約33倍の売上を記録。

◼︎内閣府がVTuber起用!宇宙開発利用大賞PRキャラに「宇推くりあ」就任

           画像引用:https://www.s-riyoutaishou.jp/

VTuberの「宇推くりあ」さんが内閣府が実施する表彰制度「宇宙開発利用大賞」のPRキャラクターに就任。「宇宙開発利用大賞」を多くの方に知ってもらうために、公式サイトや宣伝ポスターなどで「宇推くりあ」さんのイラストが使用されました。

国の機関である省庁がVTuberを活用したことで、業界内外問わず大きな話題となったこちらの出来事。これまで大手企業や自治体によるVTuber活用は多数見受けられましたが、「内閣府」がVTuberを活用したということで業界外からのVTuberへの注目がさらに高まりました。

VTuber業界の現状について

ここまでVTuber業界のこれまでの出来事について解説させていただきましたが、次にVTuber業界の現状についてプラス面・マイナス面からお話しさせていただきます。

◯プラス

先ほどもお話ししましたが、現在VTuberたちは業界内外問わず大きく活躍しています。よって業界外の企業や自治体らもVTuberに興味を示し、VTuber活用を行う企業や自治体が増えてきています。

最近では「宇宙開発利用大賞」のPRキャラクターに抜擢された「宇推くりあ」さんのように専門的な知識を持ち、それを強みにして活動しているVTuberが少しずつ増えてきており、弁護士やコンサル、講師、イラストレーターなど、VTuberたちは自身が持つスキルを活かして業界内外で活躍をしています。

このようにVTuberが業界外で活躍できる機会が増えてきたことや自身の専門性を活かしたVTuberの活躍のしかたというが確立してきていることから、最近のVTuber活動では「多様性」が見られるようになりました。

◯マイナス

数年前に比べるとVTuberは一般化してきており、デジタル技術の発達から個人でも気軽にVTuber活動を始めることができるようになりました。よって、今現在かなりの数多くのVTuberたちが活動を行っています。

以前までVTuberはその物珍しさから人気を獲得しやすかったのですが、現在飽和状態と言っても過言ではないほどVTuberの人口は急増しています。よって、多数のVTuberたちが活動する中から「選ばれること」そして「応援してもらうこと」は異常なほどに難易度が高く、VTuberとして生きていくことが非常に過酷な時代となりました。

そんな時代の中でVTuberとして活動していくことが難しくなり、活動を休止したり引退したりするVTuberが増えてきているのは事実です。ただこの休止や引退が前向きなものであれば良いのですが、個人勢VTuberの方の中では「生活的にVTuber活動の継続が難しく引退してしまう」といったケースが間違いなく多い傾向にあり、VTuber活動の継続の難しさを物語っています。

VTuber業界は今後どういった成長を遂げるのか?

では、最後に今後VTuber業界はどう成長していくのかについてお話しさせていただきます。

【VTuber業界の未来】

さらに海外進出に滑車がかかる

今後のVTuber業界の未来ですが、国内だけでなく世界で活躍するVTuberが多く出てくるでしょう。現在大手VTuber事務所が続々と海外進出しており、アジアやアメリカを中心に人気を獲得しています。よって、2024年以降はさらにざまざまな国でVTuberが活躍する未来が来るでしょう。

② 人としての在り方が変わる

現在バーチャル空間上で自分の実写の姿で活動しない人、VTuberやバーチャルヒューマンなどが活動しており、消費者・生産者問わず、側をかぶって活動する人が少しずつ増えてきています。よって、全人類が側(バーチャルの姿)を持って、バーチャル空間で1日のほとんどの時間を過ごすことが一般化していくでしょう。

③ 時代とともにビジネスモデルも変化

時代1:広告収益
時代2:投げ銭
時代3:IP活用したコマースでのマネタイズ


VTuberによりマネタイズは時代に合わせて変化をしています。現在VTuberを活用したマネタイズポイントは、投げ銭でマネタイズを行う時代からIP活用したコマースでマネタイズに行う時代に変化しています。そして、今後さらにVTuber活用したコマース販売が発展していき、ビジネスモデルは「IP活用したコマースでのマネタイズ」に移り変わることが予測されています。

また今後は一般消費にIP活用が行われることも予想されます。実際に弊社で実施している「まちスパチャプロジェクト」ではふるさと納税寄附受付サービスを展開しているのですが、本サービスは一般消費者たちが日常生活で利用するVTuberとは全く無縁なサービスにIPが活用されているパターンの一例になります。

また最近ではクレジットカードにアニメキャラクターなどのIPが活用されている事例も見られ、「推し活」文化の発展との相乗で日常生活でのIP活用はどんどん加速していくことでしょう。

【VTuberの可能性】

今後のVTuber業界の発展していくことでバーチャルとしての側を持つ人が増えていき、「肉体からに脱却」が進んでいくことが予想されます。現在の世間的な風潮として人を評価する指標として「外見」が大きく影響し、芸能界では「綺麗な人」「可愛い人」「かっこいい人」が重宝されます。

ただVTuberたちは自身の側を身にまといバーチャル上で生きているため、人を評価する上で大きな指標になってくる「外見」にとらわれずに活動を行っていくことになります。つまり、VTuber自身の魅力は「中の人」の才能に依存します。

よって、さらにVTuber業界が発展していくことで、「外見」は全く関係なく「中の人」の才能で正々堂々と戦える、そんな時代が今後やって来ることでしょう。

VTuber業界が見据える今後の未来と可能性

今回はVTuber業界の未来や可能性についてお話しさせていただきましたが、記事を読む中で皆さんもVTuber業界の未来について頭の中で想像をしてみたのではないでしょうか。

VTuberは今話題性のあるエンタメコンテンツであり今後さらに成長を遂げていくことは間違いありません。多くの人がバーチャルの側を持ち、外見にとらわずに活動ができる。またバーチャル上で過ごすことでありのままの自分で生き生きと過ごせる時代がやってくるでしょう。

VTuberは世界中に生きるすべての人が過ごしやすい世界を生み出すための一躍を担うと考えており、今後uyetではVTuberとともに業界の発展を促進させていき、すべての人が活動しやすい世界を作っていきたいと思っております。