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【活用事例】VTuberを活用した「推し活ビジネス」が注目される理由

今、推し活が経済を動かす時代が来ています。

「推しを応援するためにお金を使う」

この行動は、もはやZ世代だけの専売特許ではありません。今20代〜30代を中心に幅広い世代で浸透し、ライブやグッズはもちろん、旅先を選ぶ理由にまで「推し」が影響を与えるようになっています。

その中でも特に注目されているのが、VTuber(バーチャルYouTuber)を活用した推し活ビジネスです。
アニメやゲーム文化に親しんだ世代にとって、VTuberは現実とネットの垣根を越えた“身近な存在”であり、その影響力は年々高まっています。

一方で、企業や自治体の立場からすると「興味はあるけれど、どう活用すべきかわからない」「炎上リスクが怖い」と感じている方も少なくないはずです。

この記事では、VTuber推し活ビジネスの市場動向から具体的な成功事例、実施字の注意点を詳しく解説します。
VTuber業界でさまざまな新規事業を手掛けてきた株式会社uyetだからこそ書ける、VTuberと企業、そしてファンの三者が満足する炎上しないマーケティング企画のポイントもご紹介します。

目次

マーケティング視点で見る、VTuber市場と「推し活」の可能性

VTuber市場と「推し活」の可能性について、近年急速に拡大しているVTuber市場の現状や成長背景を整理するとともに、ファンが自分の“推し”を応援する「推し活」がどのように新たな消費行動やコミュニティ形成を生み出しているのかを解説します。

また、企業やブランドがVTuberや「推し活」と連携することで得られるマーケティング上のメリットや、今後の発展可能性についても考察します。

▼推し活について詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめです

VTuber市場は急成長中

VTuber市場は近年急速に拡大しています。

2025年度の国内市場規模は1,260億円に達すると予測されており、前年度比120%の成長が見込まれています。

この成長はグッズ販売やライブストリーミング、BtoBタイアップ、イベントなど多岐にわたる収益源によって支えられています。

画像引用:VTuber市場に関する調査を実施(2025年)

とくに注目すべきは、VTuberの活動が個人から企業、自治体まで広がっている点です。

2024年には、国内で活動するVTuberの数が6万人を超え、多様なスタイルやビジネスモデルが共存する市場へと進化しています。

推し活市場の拡大と多様化

「推し活」とは特定の人物やキャラクターを応援する活動を指し、近年その市場規模が急拡大しています。

2024年の推し活市場規模は約3.5兆円に達し、推し活人口は約1,400万人と推定されています。

この現象は単なる若年層の趣味にとどまらず、幅広い年齢層に浸透し、消費行動に大きな影響を与えています。

画像引用:推し活人口は1384万人、市場規模は3兆5千億円に!
第2回推し活実態アンケート調査結果を公式noteで公開

推し活のジャンルはアイドル、アニメ、音楽グループ、ゲーム、マンガなど多岐にわたり、ファンはライブ参加、グッズ購入、SNSでの情報発信など、さまざまな方法で推しを応援しています。

VTuberと推し活には高い親和性がある

VTuberと推し活は非常に高い親和性を持っています。
VTuberは、リアルタイムでファンと交流できるライブ配信や、個性的なキャラクター性を活かしたコンテンツで、ファンとの強いエンゲージメントを築いています。

ファンは、VTuberが紹介する商品やサービスに対して好意的に反応し、購買行動につながる傾向があります。
また、VTuberが出演するイベントやコラボ企画は、ファンにとって特別な体験となり、推し活の一環として積極的に参加しています。

VTuber推し活ビジネスの活用事例【企業編】

VTuberの存在感が年々高まる中、推し活と結びついたビジネスも多様化しています。
ファンとの距離が近く、強い信頼関係を築けるVTuberは、単なる広告塔ではなく、“共に体験を創る存在”として活用され始めています。

企業や自治体にとってはVTuberとのコラボを通じて、Z世代を中心とした新しいターゲット層と出会えるチャンスです。
しかし、「どんな活用方法があるのか?」「どんな成果が出るのか?」が気になる方も多いのではないでしょうか。

ここでは、実際にVTuberを活用して成果を上げている事例を、企業編・自治体編に分けてご紹介します。
具体的なコラボの内容や得られた反響を見ながら、自社・自地域での展開のヒントを探ってみてください。

1. ヤクルト「ソフール」 × 壱百満天原サロメ さん

画像引用:アニメイトタイムズ
VTuber・壱百満天原サロメが「ソフール」CMに天の声として出演

2023年、ヤクルトはロングセラー商品「ソフール」の新CMに、人気VTuberの壱百満天原サロメさんを起用しました。

このCMでは、サロメさんが商品の魅力をユーモラスに紹介し、若年層への訴求を強化しました。VTuberの起用により、従来の広告手法ではリーチしにくかった層へのアプローチが可能となり、商品の認知度向上に寄与しました。

2. JA全農「バーチャル物産展」 VTuber31名地域の名産品の売り子になる

画像引用:VTuber31名が大集合!選りすぐりの地元特産品の即売イベント
「バーチャル物産展@JAタウン」を10月29日(土)に開催決定!!

JA全農が2022年10月にスタートした「バーチャル物産展@JAタウン」は、uyetが企画・運営するオンライン型の物産展イベントです。

本イベントでは、VTuberが地域の名産品の“売り子”となり、ライブ配信を通じて特産品の魅力を自ら食レポしながら紹介します。

視聴者は、配信を見ながらその場で気になった商品を購入することができ、VTuberとの双方向コミュニケーションも楽しめるのが特徴です。

このプロジェクトは2022年の初開催から3年以上継続しており、毎回多くのVTuberが参加しています。
若年層に人気のVTuberたちを起用することで、従来の物産展では接点の少なかった新たな顧客層へのアプローチに成功しました。

また、VTuberのファンが“推し活”の一環としてイベントに参加し、地域の特産品を購入するという新しい消費体験も生まれています。

▼来場者2000人以上を記録した「バーチャル物産展」の経済効果はこちらの記事からご覧いただけます

3. ニュースでも大きく話題になった志摩スペイン村 × 周央サンゴさんのコラボ

画像引用:志摩スペイン村 公式イベントHPより

三重県のテーマパーク「志摩スペイン村」は、にじさんじ所属のVTuber・周央サンゴとのコラボイベントを実施しました。

この取り組みにより、イベント初日の来場者数から約7,000人となり、前年同日の2倍以上を記録しました。VTuberの影響力を活用した成功事例として注目されました。

4. 「日清焼そばU.F.O.」を宇宙へ!? 日清食品 × 輝夜月さんのコラボ

画像引用:「日清焼そばU.F.O.」宇宙へ打ち上げ
VTuber輝夜月さんのストリーミング中継でギネス新記録

2019年、日清食品はVTuberの輝夜月さんを起用し、「日清焼そばU.F.O.」を宇宙へ打ち上げるというユニークなプロジェクトを実施しました。この取り組みは大きな話題を呼び、商品の注目度向上に大きく貢献しました。

日清食品はVTuberとのコラボレーションにいち早く取り組んだ企業の一つであり、宇宙打ち上げプロジェクトの前には輝夜月さんを起用したCMキャンペーンも展開していました。こうした先進的なマーケティング戦略が、若年層を中心に幅広い話題喚起とブランドの認知拡大につながりました。

5. 推しのファッションアイテムを購入できる! ZOZOTOWN × 星街すいせいさんコラボ

画像引用:VTuber「星街すいせい」とZOZOTOWNがコラボレーション!
ZOZOTOWN限定アイテムを3月22日より販売

ホロライブ所属の人気VTuber・星街すいせいさんとファッション通販サイトZOZOTOWNがコラボレーションし、受注販売を実施。
星街すいせいさんが着用するジャケット、帽子、ベルトの再現アイテムやオリジナルデザインのアパレルアイテムなど計10型が販売され、ファンからの高い支持を得ました。

観光大使やイベントの盛り上げにVTuberが活躍!自治体による活用事例

1. 茨城県庁に勤める県職員として観光PR 「茨ひより」さん

画像引用:茨城県公式HP より「茨 ひより(茨城県公認VTuber)」

茨城県は、専属広報VTuber「茨ひより」さんを起用し、県の魅力を発信しています。
「いばキラTV」やYouTubeチャンネルを通じて、観光情報やイベント情報を発信し、県の認知度向上に貢献しています。茨城県の魅力度ランキングが上昇した要因の一つとしても注目されました。

2. 徳島県の徳島地域活性化VTuber 「蒼藍アオ」さん

画像引用:徳島新聞 Vチューバー蒼藍アオさんが徳島県公認に

徳島県公認VTuber「蒼藍アオ」さんは、地元企業と連携し、オンラインバスツアーを企画・実施しました。
VTuberが案内する新しい形の観光体験として注目され、地域の魅力発信に寄与しています。

3. 埼玉県のバーチャル観光大使「春日部つくし」さん

画像引用:埼玉県庁HP
埼玉バーチャル観光大使春日部つくしさんの活動記録

埼玉県のバーチャル観光大使「春日部つくし」さんは、地元の特産品や観光スポットを紹介する動画配信や、バスツアーのガイドを務めるなど、多岐にわたる活動を展開しています。
特産品の紹介動画では、販売サイトへのアクセスが集中しサーバーがダウンするなど、大きな反響を呼びました。

4. 福井県越前市の公認VTuberユニットが登場「しきぶきぶんまつり」

画像引用:
福井県越前市にて、デジタルエンタメフェス「しきぶきぶんまつり」開催決定!

福井県越前市では、オリジナルVTuberを活用したイベント「しきぶきぶんまつり」を開催しました。メタバースライブやVTuberとのおしゃべりフェス、地元グルメの提供など、多彩なコンテンツを通じて地域の魅力を発信しました。

5. 富士急ハイランド × ホロライブプロダクションのコラボ

画像引用:VTuberグループ「ホロライブ」、
富士急ハイランドとのコラボが9月18日(土)から開催決定!

静岡県のテーマパーク「富士急ハイランド」は、ホロライブプロダクションとコラボレーションを実施しました。
園内でのスタンプラリーやオリジナルグッズの販売、コラボメニューの提供などが行われ、ファンから好評を博しました。

VTuber業界で推し活ビジネスを行う上でのポイント

このセクションでは、VTuber業界で推し活ビジネスを行う上でのポイントを解説します。VTuber業界特有の文化やファン心理を理解し、信頼を損なわないコラボレーションのポイントや、企業が陥りがちな失敗例、リスクを回避しながらファンと良好な関係を築くための実践的な視点について説明します。

VTuberを「商材」として扱わない

Vtuberは、”キャラクター”であると同時に、ファンには「人格ある存在」として見られています。
企業側がVTuberを単なる「広告塔」や「売上の道具」として扱った場合、ファンからの信頼を失い、炎上リスクが高まります。

ファンが求めているのは、”推し”と一緒に世界を広げる体験です。その文脈に寄り添わず、表面的なタイアップに終始してしまうと、「熱量がない」「魂がない」と感じられてしまい、逆効果になりかねません。

業界特有の文化やルールを理解する

VTuber業界には、他の業界にはない独特の文化やルールが存在します。

  • 演者への過剰な詮索を避ける
  • 「卒業」や「引退」に関する扱いは慎重に
  • ファンとの距離感やノリに敏感に対応する必要がある

こうした文化を理解せずにタイアップを実施すると、意図しない炎上につながる可能性があります。企業・自治体の担当者がすべきは、「リスクを避ける企画」ではなく「信頼を得られる企画」を設計することがとても重要です。

実際に炎上してしまったよくある失敗事例

VTuberビジネスに限らず、炎上リスクの原因は必ずしも悪意あるものではなく、「認識不足」や「配慮不足」から起こることも多いです。

失敗例1: 一方的に商業利用をしてしまう

ある企業がVTuberのロゴを使ってノベルティを大量生産したものの、ライセンス確認を怠った結果、事務所側から注意を受け、謝罪と配布中止を余儀なくされました。

失敗例2: コンセプトのミスマッチ

行政がVTuberとコラボした観光PR動画で、「推し活とは無関係な内容(例:歴史観光)」に終始したため、VTuberファンから「誰向けか分からない」と批判されて再生数が伸びず、広告費に見合う効果が出なかったという事例。

★炎上を防ぐには、企画設計がとても大切

例えばuyetなら、こうしたミスマッチや炎上のリスクを減すために、徹底的な調査と戦略設計を行います。

  • VTuber事務所との連携
  • ファンのリアクションを想定したシナリオ設計
  • 自治体や企業との目的設計と調整
  • SNS拡散リスクのシミュレーション

uyetとVTuberマーケティングと推し活取り入れた事業を検討するメリット

uyetでは、VTuber推し活ビジネスにおける以下のような課題に対して、実績ベースのノウハウを提供しています。

  • Z世代・若年層への圧倒的なリーチと熱量の高いPR
  • 限られた予算でも高い費用対効果
  • ファン心理を理解した企画設計・共創型プロモーション
  • 業界屈指のネットワーク力と豊富なキャスティング実績
  • 自治体・企業との豊富なコラボ・事業実績
  • 炎上・風評リスクの最小化と安心の運用体制
  • 継続的な事業化・長期資産化を見据えた支援

まちスパチャプロジェクトでは、自治体と連携し、地域を巻き込んだコラボ企画やリアルイベントを実施することで、VTuberファンが自発的に地域を訪れ、推し活を通じて地元との新たな接点が生まれる仕組みをつくっています。

たとえば、鉾田市では3日間でUGC数が500%増加し、ふるさと納税や観光客誘致にもつながるなど、実際に数字で成果が現れています。こうした取り組みは、単なる「言葉」の翻訳にとどまらず、地域の思いを体験やイベントとして可視化し、ファンと地域を結びつける新しいシティプロモーションの形を実現しています。

▼まちスパチャプロジェクトの鉾田市の成功事例はこちら!

推し活ビジネスは“共創”の視点が重要、VTuber業界の熱量を信頼に変える

推し活ビジネスは、単なる消費行動ではありません。
それは”推し”を通じて、ファンが自分の人生や感情と向き合う「共感」と「体験」の積み重ねです。

VTuber業界においては、ファンとの距離感の近さ、ライブ配信による日常的な接触、SNSでのリアルタイムな反応など、他の業界にはない”熱量”と”信頼”が存在します。

だからこそ、企業・自治体がこの領域で施策を展開する際には、単なるマーケティング以上の「文化理解」と「ファンの心理への共感」が不可欠です。

推し活ビジネスのまとめ
  • VTuber推し活ビジネスは、Z世代だけでなく幅広い世代に広がり、経済や消費行動に大きな影響を与えている
  • VTuberと推し活は高い親和性があり、ライブ配信やコラボイベントを通じてファンとの強いエンゲージメントを実現している
  • 企業や自治体によるVTuber活用で、若年層へのリーチや新たな顧客層の開拓、地域振興など多様な成果が生まれている
  • 推し活ビジネスでは、VTuberを単なる商材や広告塔として扱わず、ファン心理や業界特有の文化を理解した共創型の企画設計が重要である

まずは一度、uyetにご相談ください

「VTuberとのコラボに挑戦したいけれど、どこから始めればいいのか分からない」
「地域の魅力を、推し活を通じてもっと届けたい」

そんな想いをお持ちの方は、ぜひuyetにご相談ください。
VTuber業界と推し活ビジネスに精通した私たちが、最適なかたちでファン・地域・企業をつなぎます。

株式会社uyetでは、VTuberもファンも企業も損をしない形でエンタメコンテンツを作ることができないかを日々考えながら、さまざまな事業を行っています。
もしuyetの事業にご興味ある方、VTuber活用にご興味ある方はぜひお問い合わせください。

\ぜひお気軽にお問合せください/

監修者 KANAI(金井洸樹)

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あなたの活動が1秒でも長く続くためのVTuberのデビューからファン獲得、そして自分でビジネス始めるまでの総まとめ!

第1章 VTuber業界を知ろう!
第2章 自分のキャラクターを作ろう
第3章 配信環境を準備しよう
第4章 初配信は超大事!最高のデビュー準備!
第5章 ファンを掴む企画を考えよう!
第6章 収益化やステップアップしたい
第7章 事務所に所属する!オーディション対策
第8章 手軽に始められるVライバーの世界!
第9章 始めるなら今!TikTokLIVEデビューしよう!
第10章 あなたがもしVTuberビジネスをするなら

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