今話題のVTuberは、ファン層は10代〜30代と若い世代に人気の高いエンタメコンテンツです。若者世代を中心としたその高い人気から企業・自治体のマーケティングに活用されることが多くなってきました。
流行りに敏感でキャッチーなものに飛びつきやすいZ世代だからこそ、デジタルで最新技術を活用した新カルチャー「VTuber」は親しまれています。
今回の記事では、なぜZ世代をターゲットとしたマーケティングを行う際にVTuberが有効なのかを掘り下げていきたいと思います。今Z世代に向けたマーケティングを実施したいと思っている企業や自治体のみなさまに、必見の記事ですので、ぜひ最後までご覧ください。
もっと具体的なVTuber活用や、事業者さまの業種・やりたいことに合わせた企画設計やフローを知りたい方は、
ぜひ弊社uyetの事例集もご覧ください。
『Z世代に強い!失敗しないVTuber活用
5つのマーケティング事例』
- VTuberと一緒に開催したい企画がある
- 現在VTuber活用を検討していて相談先を探している
- 自社の商品・サービスをもっと若い世代・多くの人に広めたい
Z世代について:デジタルネイティブな次の流行を担う世代
Z世代というキーワードは頻繁に耳にしても、どういった世代なのか把握していないと、Z世代に刺さるマーケティングを行うことはできません。まずはZ世代はどんな世代なのか?またどういった価値観を持っている世代なのかについて解説いたします。
Z世代とは?
Z世代は英語で「Generation Z」と言い、「ポストミレニアル世代」とも呼ばれます。Z世代は世界共通の概念であり、1990年代半ばから2010年代序盤に生まれた世代のことを指します。
スマートフォンやSNSが普及していくとともに成長したZ世代は、小さい頃からデジタルデバイスに慣れ親しみ、SNSを通じて交流することが当たり前となっていました。よって、デジタルネイティブ世代とも呼ばれます。
世代の特徴や価値観
Z世代は、小さい頃から当たり前のようにインターネットに慣れ親しみ、インターネットから得られる大量の情報に触れながら成長しました。よって、スマホを中心とするデジタルデバイスやSNSを使うのが得意な人が多いのが特徴です。
またタイムパフォーマンス重視の効率主義だったり、仕事よりプライベート重視だったり、多様性を重んじるなどの価値観を持っています。
今注目されるZ世代
マーケティングを行うにあたり、今Z世代が非常に注目されています。
理由はいくつかありますが、Z世代は1990年代半ばから2010年代序盤、2024年時点で12歳〜28歳を指します。つまりZ世代は今後の社会や経済を担う存在であり、これから社会にどんどん出て行き、資産を増やしていきます。
また世界的に見ると全人口に占めるZ世代の割合は高くなっており、購買力が他の世代を上回ることも予測されています。よってマーケティング分野においては、消費のメイン層とされることが多いです。
次の世代を担うZ世代を地域に取り込むために、行政も独自の取り組みを進めています。
▼ 詳しく知りたい方は下記のURLからご確認ください。
https://kbc.co.jp/news/article.php?id=12122268&ymd=2024-04-01
Z世代の消費行動3つの特徴
次にZ世代の消費行動について解説させていただきます。Z世代の消費行動には、大きく分けて3つの特徴があります。
① ストーリー性のあるものを好む
② コスパが良いものを好む
③ ものより“体験“に価値を感じる
① コスパが良いものを好む
Z世代の50%以上は「コスパ(コストパフォーマンス)」を意識して消費行動を取ります。
コスパとは、支払った金額に見合う効果や満足度のことを指します。Z世代は今後の備えのために貯金を行う人が多く、安くて質の良い商品を購入したいという思考が強いです。
② ストーリー性のあるものを好む
Z世代は商品が開発されたストーリーや開発者の思いなどに共感して、商品を購入するといった消費行動をとることが多いです。ただコスパの良い商品や質の高い商品よりも、ちゃんと開発者の思いがのせられた商品を好みます。
③ ものより“体験“に価値を感じる
Z世代はモノ商品よりも「コト消費」、つまりその商品を使用することにより味わえる体験を考えて、消費行動を取ります。つまり商品の機能性を重視せず、その商品を使用することによる体験に価値を見出してお金を払います。
”推し活“にお金をかけるのがZ世代の当たり前に
現在Z世代の多くが「推し活」を行っており、Z世代の女性の半分以上が「推しがいる」ことがアンケート調査によって明らかになりました。
推しの応援の仕方はさまざまで、アイドルを応援しているのであればライブイベントに行ったり、アニメキャラクターであれば、グッズの購入などが例に挙げられます。
日本インフォメーションの調査では、消費の優先順位は食費に続いて「推し活」が2番目であるという結果も出ました。よって、国内の多くの方が「推し活」にお金を費やしていることがわかります。
「VTuber活用」がZ世代に効果的なマーケティング手法である理由
体験の共有や推し活などを好むZ世代のみなさんの消費行動は、「VTubeの提供するコンテンツ」と非常に相性がよいです。
そのため、若い世代に向けたマーケティング施策の一つとして、VTuber活用は多くの人から注目されています。
Z世代をターゲットにしたマーケティングを行う上で、VTuberが効果的な理由を解説いたします。
VTuberマーケティングがおすすめな理由
VTuber活用が有効であるきな理由の一つとして挙げられるのが、VTuberのファン層がZ世代がメインであること。VTuberを活用することでZ世代にしっかりと訴求を行うことができるという点です。
Z世代は「推し活」に積極的であり熱狂的なファンが多いことから、推しを応援するためにお金を費やす人が多い世代す。よって、VTuberのファンも非常に熱狂的なファンが多いのが現状です。
またVTuberは比較的新しいエンタメコンテンツであることから、今後さらに市場が拡大していくことが予想されています。
よってZ世代をターゲットとしてマーケティングを行う際は、今後市場の成長の見込みがあり、熱狂的なZ世代ファンが多いVTuberを活用することがおすすめです。
uyetが行うZ世代がターゲットのマーケティング事例
株式会社uyetでは、現在さまざまな事業を行っております。その中でも特に「バーチャル物産展」や「まちスパチャプロジェクト」はZ世代をターゲットとしたマーケティングに成功しています。
それぞれの事業がZ世代をターゲットとしてどのような施策を打ち出し、どのような効果を得ることができるのかをご紹介させていただきます。
バーチャル物産展
バーチャル物産展は、オンライン空間上でVTuberたちが売り子を行い、地方企業が作る商品を販売するイベントです。VTuberたちが配信中に商品を実食して、視聴者に商品の魅力を伝える企画になっています。
さまざまな事情から、まだ多くの人に知られていない魅力ある商品を中心に扱っており、出展には必ずスタッフが全ての商品をチェックしてからVTuberの皆さんに提供しています。
uyetでは、商品販売の際のDX化が上手くできていない企業様や、ECサイトでの販促プロモーションやSNSでの商品PRが上手くできていない企業様のお悩みを解決する販売ソリューションとして提供させていただいています。
また他にも若者世代への商品認知や消費者として、新たな層の開拓を狙いたいという企業様もよくいらっしゃいます。、バーチャル物産展ではイベント参加者の多くはZ世代であることから、Z世代に向けた商品の認知向上やプロモーションを実施することが可能です。
まちスパチャプロジェクト
まちスパチャプロジェクトは、自治体様と連携して取り組む地域創生プロジェクトになっています。
VTuberが出演する漫画や漫画動画、生配信を通して、その地域の観光地や特産品、まちの特徴を発信し、観光客の誘致やふるさと納税の拡大に繋げています。
特にふるさと納税の拡大については、Z世代に向けて高い効果を及ぼしており、X上ではVTuberファンの皆さんから「初めてふるさと納税をした」といった声を多数いただいています。これにより、Z世代の初めてのふるさと納税を促進していることがわかります。
まちスパの企画のおかげで初めてふるさと納税をやってみたんだけど、意外と簡単でビックリ‼️
— トトリ (@rorona0403) April 1, 2024
推しを応援する事にもなるし、ふるさと納税を知るきっかけにもなって楽しかったよ😆#まちスパ
#鉾田市新興隊#しろねぇねぇ pic.twitter.com/6ysy7gFjTM
また上記のようなUGC(ユーザー生成コンテンツ)がXなどのSNSに投稿されることで、関連した投稿がタイムラインに流れ、SNSを日常的に利用するZ世代の目に触れさせることが可能です。よって、自然にSNS上でプロモーションが可能となります。
Z世代向けにVTuberマーケティングを行う際のポイント
最後にZ世代をターゲットにしてVTuberマーケティングを行う上で押さえておきたい3つのポイントをご紹介いたします。下記の3つのポイントは厳守するようにしましょう。
①”怪しさ“を消す
②購入までの体験をしっかり設計する
③商品もしくは企画にストーリー性を持たせる
”怪しさ“を消す
Z世代は小さいことからインターネットに慣れ親しんできました。そのため、YouTubeやXなどのSNSを使用することにあまり抵抗がない世代です。近年はYouTubeやXなどのSNSにてPR案件、特にアフィリエイト(成果報酬型広告)を頻繁に見るようになりました。
SNS上で活躍するインフルエンサーは企業から案件を受けて、商品PRを実施している方も多くいらっしゃいます。そういったPR案件はインフルエンサーや企業が儲けるために実施しているというイメージが強く、どうしても悪い印象を持たれてしまいがちです。
小さい頃から身近にインターネットが存在したZ世代は、PR案件に対してよくないイメージを強く持っており、案件っぽさや怪しさを感じた瞬間にコンテンツに対しても興味が薄れてしまいます。
VTuberコンテンツを活用しながらマーケティングを行う際は、エンタメコンテンツであることを忘れずに、商品を「売る」よりもユーザーを「楽しませる」ことに重きをおいて企画を実施しましょう。
購入までの体験をしっかり設計する
Z世代は、モノ消費ではなくコト商品にお金を支払う特徴があります。よって、購買意欲を掻き立てるような顧客体験(UX)を設計することが重要です。ユーザーがVTuberによるエンタメコンテンツを通して、どういった体験をして商品に興味を持ち、購入まで至るのかをしっかりと考えましょう。
顧客体験を設計する上で大切なのが「VTuberファンの属性」を知ることです。ターゲットであるZ世代のVTuberファンはどんな思考をして、どんな価値観があり、どのような消費行動をするのか、VTuberファンの属性を細かく分析した上でコンテンツ設計を行っていくと良いでしょう。
商品もしくは企画にストーリー性を持たせる
Z世代はストーリーのあるものに影響を受けやすいことは先ほどお話させていただきましたが、VTuberマーケティングを行う際もストーリー性を持たせると良いでしょう。
商品だけでなく企画にストーリー性を持たせることも有効であり、特にVTuberファンはアニメや漫画に昔から慣れ親しんできた方が比較的多いため、こういったストーリー性があるものに触れることでストーリーの中に入り込み楽しめる方が多い傾向にあります。
株式会社uyetが運営する「Charapo!」では企業様とコラボ企画を実施しており、ストーリー性を持たせた企画を多数展開しています。
Charapo!の企業タイアップ企画について詳細を知りたい方は下記の記事よりご確認ください。
▶︎【企画レポート】”GARAKUスープカレー調査隊”による調査結果をご報告!
▶︎【企画レポート】オムライスで有名な”ポムの樹”とのコラボ企画を開催!?参加VTuberの声を紹介!
Z世代に刺さるマーケティングは”VTuberマーケティング”がおすすめ!
今回はZ世代について解説させていただくとともに、Z世代特有の消費行動からZ世代をターゲットとしたマーケティングを行う場合におすすめな「VTuberマーケティング」をご紹介しました。
VTuber市場は伸び盛りの市場であり、さまざまな業界から注目されている市場でもあります。よって、まだまだ市場が成長していくと予想されており、世の中に浸透していくとともにファンが増加することが考えられます。
またここ最近の「推し活」ブームも相まって、VTuberファンは「推し」を応援するためにお金を使うことが多くなっていくでしょう。
ただVTuberを活用してマーケティングを行う際は、ターゲットであるVTuberファンの属性を見極めて、ターゲットに合った企画コンテンツを作らなければいけません。
株式会社uyetでは、VTuberもファンも企業も損をしない形でエンタメコンテンツを作ることができないかを日々考えながら、さまざまな事業を行っています。もしuyetの事業にご興味ある方、VTuber活用にご興味ある方はぜひお問い合わせください。