自分のキャラクターロゴがほしい!
依頼するときは、何に気をつけたらいいの?
自分のキャラクターの個性溢れるロゴがほしいなと考えるVTuberさんはきっと多いと思います。
今回は自分のVTuber名のロゴを依頼する・制作するためのポイントをお伝えします!
わかりやすくポイントを伝えるので、まだ自分のロゴを持っていないと言う方はぜひ参考にしてくださいね。
自分だけのVTuberロゴの作り方:3つの準備ポイント
ロゴはVTuberさんに限らず、ブランドやキャラクターの世界観や印象を作る素敵な宣伝アイテムです。
ロゴデザインはとても作るのが難しく、プロのデザイナーさんに依頼をして作ってもらうことがほとんど。
自作に挑戦する方もいますが、クオリティの高いロゴがほしいなら、たくさんの実績経験があるクリエイターさんにお任せするのがオススメです。
専用のロゴがあるとVTuberの個性・こだわりをアピールできる!
デビューするために必須のアイテムではないものの、ロゴまで作って自分の個性をアピールしているVTuberさんは「こだわりがある」「個性的だな」と思ってもらいやすくなります。
洋服ブランドや飲食店に例えるとわかりやすいですが、キャラクターデザインと同様に、ロゴの印象はとても残りやすいです。
VTuberさんの数がどんどん増えていく中で、ロゴを見て一回で名前を覚えてもらえたら嬉しいですよね。
こうして見ると文字だけよりも、ロゴがあった方が会社やブランドのイメージが伝わってきます。
それでは次に、ロゴ制作を依頼する前に準備しておきたいことを解説します。
Step1.VTuberキャラクターのコンセプト・イメージをまとめる
ロゴデザインを依頼する上で、キャラクターのデザインやコンセプト・イメージをまとめましょう。
あなたのキャラクターをデザインしたとき、キャラクターの性格や見た目の特徴など、いろいろな設定を決めたと思います。
その時に決めたキャラクターのコンセプトをすぐ出せるようにしておくと、依頼前に焦らずにすみますよ。
とくにキャラクターの立ち絵だけでは分からない要素は、テキストにしておくと安心です。
Step2.ロゴのイメージ、完成イメージに近い参考例を集める
次は自分のキャラクターのイメージや、ほしいと感じるロゴのイメージに近いデザインの参考例を集めましょう。
頭の中の想像をすぐにビジュアル・参考例無しで伝えるのはとても難しいことで、自分でつくる場合も同じです。
参考にしたいロゴやデザイン例を集めたら、それらの共通点やとくに気に入っている部分を書き出してみましょう。他のVTuberさんと被ったりするのが困る時は、アニメや漫画のロゴも参考になりますよ。
デザイン参考を探している時に、ロゴデザインの依頼を受けているデザイナーさんもどんどん見つかると思います。
デザイン例を探しながら、次のステップの依頼する人探しもあわせて進めるのがオススメです。
Step3. 依頼の予算を決める、デザイナーさんを探す
デザイン例や依頼したいデザイナーさんが見つかったら、予算も考えましょう。
また依頼したいデザイナーさんによって、次の依頼を受けてくれるタイミングや納期目安は異なります。
場合によっては希望のデザイナーさんにすぐ依頼できないこともあります。候補にしたいデザイナーさんは複数人探しておきましょう。
▼依頼したい場合
クリエイター・デザイナーによって、予算の相場はピンキリです。
相場を高めに設定している方もいれば、多くの人にロゴを提供するために比較的安い価格でロゴデザインを提供している方もおられます。
またそのクリエイターさんの得意なデザインで選ぶのもオススメです。ほとんどの方が制作実績を掲載しているので、ぜひ探してみましょう。
▼自作する場合
自分でロゴを作ってみたい!という方は、デザイナーさんを探す必要はありません。
ですが、制作ツールの使い方や作り方のイメージがない場合は、デザイナーさんの公開しているロゴ制作動画や作ってみた記事などをみるのがオススメです。
またデザインツールを持っていない場合は、ツールの使い方から覚える必要があるので、ツールのチュートリアルも見て勉強しておきましょう。
▼ロゴ作り方 参考記事
オリジナルロゴの依頼金額の相場は?ロゴ依頼の相場感は、依頼に使用するサービスで相場感が分かれている傾向があります。
SUKIMA,ココナラなど | 4000〜10,000円 |
商業クリエイターへの依頼など | 10,000〜30,000円 |
とくにキャラクター名のロゴは一度作ったらなかなか変更しないものです。
ロゴデザインをされるデザイナーさんは、そうした背景も考慮して値段を設定している方も多いです。
追加でオーダーがある場合は、オプション費用をつけて調整できる場合もあります。
また値段を公開せずに、相談してから予算を決めるスタイルの方もおられます。
不安に感じるかもしれませんが、丁寧に問い合わせれば、プロのクリエイターさんはしっかりお返事してくれるはずですよ。
サムネ用のロゴなら無料素材や購入という選択肢もある
自分の名前ではなく、配信テーマを伝える「雑談」「歌枠」「おはようVTuber」などのサムネイルやSNSでのお知らせに使うロゴが欲しい場合は、VTuberさん向けのフリー素材を使うという選択肢もあります。
VTuberさんの活動を支援する形でたくさんの配信者向けの素材を提供している方はたくさんいます。ロゴデザインの参考にもなると思いますので、ぜひ探してみてくださいね。
▼参考例1

▼参考例2


クリエイターにロゴを依頼しよう!ロゴ制作の流れ
ロゴを依頼するための大まかな準備ができたら、実際にどんな流れで依頼が進むのかよくあるパターンを知っておきましよう。
利用するサービス、クリエイターさんによって、流れが異なる・一部のステップがないこともあります。
実際に依頼する時は、サービスの利用規約とデザイナーさんの依頼条件をしっかり確認しましょう。
まずはデザイナーさんの依頼条件を確認して問い合わせしましょう。
依頼条件を確認して、準備不足があったら用意しておきましょう。また金額を支払うタイミングもしっかり確認しておきましょう。
クリエイターさんとの依頼が成立したら、どんなロゴが欲しいのか、使用する用途(サムネイルや立ち絵と組み合わせて使いたいなど)を伝えましょう。
注意したいのは、サービスの規約やクリエイターさんによっては、ヒアリングのやりとりはしない・できない場合があります。依頼のタイミングで確認しましょう。
例:Skeb(スケブ)の場合
Skeb(スケブ)では、原則クリエイターへの打ち合わせ・リテイク・リクエストの承認を迫ることが、ルールで禁止されています。
プロのデザイナーさんの場合、ヒアリングでもらった情報を元に「ラフ案」という、大まかな方向性を決めた仮デザインを提案してくれることが多いです。
この案で進めていいか、ヒアリング内容の確認でもあるので、依頼したらしっかり確認して返信しましょう。またラフ案以降は大きく方向性を変えることは難しくなります。
ラフ案から完成に近い状態のロゴデザインを受け取ったら、細かい調整点やデザイナーさんから質問・確認などがあれば、しっかり答えましょう。
よりクオリティの高いロゴにするための細かい調整をするために必要になります。
調整してほしい点はまとめて伝え、修正回数の範囲内でやりとりが増えすぎないよう、気をつけましょう。
修正回数の範囲内で、デザイナーさんに微調整を依頼して完成させてもらいましょう。
1つのロゴができるまで、デザイナーさんはプロの目を持って完成度の高いロゴを作るために調整を重ねます。
やろうと思えば延々とできてしまう作業でもあり、何度も修正してもらうことが正しいことでもありません。
完成したロゴデザインを納品してもらいましょう。透過png(背景が透明な形式)や、指定の形式がほしい場合は依頼前に伝えましょう。
またサービスによってはクリエイターさんに感想コメントが送れたり、評価の送信が必要になります。
コメントや良い評価は、デザイナーさんにとってモチベーションや創作の活力となりますので、ぜひ送って感謝を伝えましょう。
必ず確認しよう!依頼の条件やルール
主な制作の流れが分かったら、必ず確認してほしい依頼条件で見ておくポイントをおさらい。
トラブルを防ぐためにも、お問合せの前にルールや条件を守って素敵なロゴを作ってもらいましょう。
ポイント1:お問合せに必要なものをチェック
デザイナーさんによっては、依頼をする時になにを教えてほしいか記載してくれています。
最初に紹介したキャラクターのコンセプトやモチーフ、希望イメージが中心となりますが、明確な利用用途やグッズ、印刷物などにも使う場合は、伝えておきましょう。
とくに商用利用(グッズやなんらかの形で販売する可能性があるなど)、二次創作としての利用(ロゴの利用を依頼者のVTuber以外の方も使う可能性があるなど)には、クリエイターさんによって取り決めが異なるので、事前に確認しておくと安心です!
ポイント2:修正回数や制作の流れを改めて確認しよう
ロゴデザインに限らず、初めての依頼や個人同士の依頼でトラブルになりやすいことは「修正回数」や「やり直しのやりとりが多くなりすぎる」ことです。
そうしたトラブルを防ぐために、交わしておきたいのが契約書や、依頼の条件をお互いに把握できるようにしておくと安心です。
例えば、決められた修正回数を超えて何度も修正が発生すると、お互いに対するイメージが悪くなり連絡不足になりやすく、依頼が途中で頓挫しやすくなります。お互いにトラブルは避けたいことです。
▼個人同士で依頼のやりとりをする場合のポイント
- デザイナーさんの提示している修正回数や依頼条件を基本的には守る
- デザイナーさんから契約書や同意書をもらって契約を取り決める
- デザイナーさんから提示がない場合も、依頼の要件をまとめてお互いに合意することが大切
サービスなどを介さずにクリエイターさんと直接依頼のやりとりをする場合は、クリエイターさんが提示している依頼の条件を確認することが大切です。
10万円を超える依頼の場合は、クリエイターさん側から契約書を通して「こういう条件で制作を進めます」と取り決めを行うことが多いです。
逆に10万円以下などの費用の場合には書面などをかわさない場合も多いですが、その時はお互いに依頼の条件を納得して進めるられるように「覚書」や「合意書」などを作るようにするのがオススメです。
▼依頼サービスを使う場合
- サービスの規約をチェックする
- 依頼するクリエイターの依頼条件(修正回数やラフ提案の有無など)を確認する
ポイント3:依頼サービスの規約をチェック!
初めてクリエイターへ依頼をするなら、依頼サービスを使うのがオススメです。
依頼者もクリエイターも、サービスの利用規約・ガイドラインを守ることが約束となりますので、しっかり依頼者向けの規約やガイドラインを確認しておきましょう。
うっかりガイドラインで禁止されていることをすると、依頼が中止されたり、サービスが利用できなくなる可能性があるので、気をつけましょう。
ロゴ制作を依頼できるサービス
その他の依頼方法
- クリエイターに直接依頼する
- コミッション・リクエストタイプのサービスを使う(Skeb(スケブ)など )
ロゴの作り方の過程がよく分かる制作例
▼モンブランさん

▼ごごんさん
【ロゴができる流れ】
— ごごん (@gogon_illust) January 4, 2022
前回担当させていただいた『来れ、パレット団!』のロゴ制作の流れをまとめてみました!
制作の中で気になる部分があればリプでお気軽にお聞きください!
軽めのまとめです。反響があればガッツリ解説したいと思います
*公開はさいとうなおきさんからの許可済み pic.twitter.com/AgnPS38H5T
ロゴ作りに自作で挑戦するなら、これだけは知っておこう
依頼も良いけど、その前に自分でつくってみたい。 自分もクリエイティブな活動に興味があるVTuberさんもきっとおられると思います。
最後に自分でロゴを作ってみたいと思ったときに、参考になるツールやWebサイト、知っておきたいポイントをお伝えします。
とくにデザインツールの使い方は、サムネイルや配信画面づくりなど普段の活動に活かせる知識です。この機会に覚えてみてもいいかもしれません。
自分でつくることも不可能じゃない、でも経験がないと難しい
ロゴデザインはサムネイルや配信画面などのデザインよりも、デザイン知識や経験がないと作るのが難しいものです。
実際にロゴデザインを作っている様子・工程の動画や記事を見ていると、見えている以上に考えていることやツールのスキルが無いと難しいことをしていることも分かります。
▼参考例
フォントや素材を使うときは規約を確認しよう
ロゴデザインを作る際の、2つのよくあるパターンがあります。
- 既存のフォントを加工する
- 既存のフォントをベースにしつつも、文字自体をラフからデザインしてつくる
プロのデザイナーさんにとって、ロゴデザインは商標登録されることも多いので、フォントの利用規約にはとても注意しています。
とくにVTuberさんもロゴを使ったグッズや、何らかの販売・商用に関わる利用をする可能性も0ではありません。
そうした幅広い利用にも対応するために、有償のフォントサービスで提供されているものを使うなど、しっかり調べて制作をされています。
そのため自作する場合は、上記のどちらのタイプで作るのか。
そして、既存のフォントをベースに一部を加工するだけの場合は、フォントの利用規約をしっかり確認してから使用しましょう。
●フリーのフォントはとくに注意が必要です
個性的で魅力的なフォントが多く、手に入りやすいフリーフォントをロゴデザインに使いたいときは、必ず利用規約を確認しましょう。
個人利用はOKでも商用利用はNGなど、フォントの制作者さんごとに設定されています。
【VTuberさんにもオススメの商用利用可能なフォント】
●しっぽり明朝
商用・同人利用が可能(SILオープンフォントライセンス)


●M+ FONTS
(SILオープンフォントライセンス)
ロイヤリティフリーは何でもOKではないので注意!
ロイヤリティフリーとは、簡単にいうと「一度お金を払って購入すれば、利用範囲の中では追加料金なしで使える仕組み」のことです。
最近は無料の素材サイトなどでも使われることがありますが、その場合も素材の著作権は作ったクリエイターにあり、サービスの利用規約の範囲で使うのはOKという意味で使われることも多いです。
- 商用利用OKでも、再配布はNGなことがある
- 加工して使えるけど、販売はダメという場合もある
- VTuber活動で使うなら、配信やグッズ展開の条件も確認
言葉だけ見ると、なんでもできると思いやすいので、しっかり確認すると安心です。
ロゴ作りにオススメのツール

無料で使えてVTuberの利用者さんも多いペイントソフト。
チュートリアルも充実で初心者さんも使いやすい
●CLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)

イラスト、漫画、デザインなどさまざまな制作ができるペイントソフト。
無料体験版とサブスク版、指定のバージョンの買いきり版(アップデートは追加費用)などの、さまざまな利用プランがあります

Adobeが提供の画像加工・編集やイラストレーションができるデザインツール。
体験版は1週間。単品のサブスクプランやAdobe関連のサービスがまとめて使えるサブスクプランで利用できます。
個性溢れる自分だけのロゴを依頼して、アピールにつながるロゴを手に入れよう!
今回はVTuberさんの個性をアピールするのに最適な「ロゴ」の依頼・自作する方法のポイントをお伝えしました。ロゴがあると、それだけでVTuberとしての個性や印象をグッとアピールできます。
ですが、依頼するときはキャラクターのコンセプトを整理して、参考デザインを集めたり、事前に依頼のための条件やサービスのルールをしっかり確認することが大切です。
- キャラクターの雰囲気やイメージを明確にしておこう
- 希望のデザインに近い参考例を集めて、完成イメージを正しく伝えよう
- 依頼時のルール(修正回数・納期など)を確認して、トラブル防止を意識しよう
- 自作したい場合はフォントや素材の利用規約もしっかりチェックしよう
株式会社uyetでは、VTuber業界で活躍しているプロのデザイナー・クリエイターから、VTuberさんに向けたサムネイルデザイン講座や、配信活動に役立つ情報を発信しています。
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