ファンに楽しんでもらえるような「企画配信」をやってみたい!
でも、どうやったら企画が考えられるのか。上手にやる方法がわからない……。
そんなVTuberさんに向けて、今回は配信企画の考え方から実際に使える配信アイデア・ネタまでをまとめました。
一人で始めやすい雑談・トーク系から、季節イベントに合わせた企画、コラボや記念日企画まで、それぞれのポイントやアドバイスを紹介します。自分らしい配信企画をぜひ考えてみてくださいね。
VTuberの配信企画の考え方:3つのポイントからネタ出ししよう
配信企画を考えるとき、「面白いか」「バズるか」だけで考えてしまうとなかなか良いアイデアは生まれにくいです。
自分らしく続けられてリスナーにも届く企画をつくるには、「目的」「反響」「実現性(リソース)」の3つの視点から考えてみましょう。
できるかできないかではなく、やりたいか・面白そうかでアイデアを出してみてくださいね。
①目的を考える
まず最初に考えたいのは、「この配信企画でなにを目指すのか?」という目的です。
例えば、「自分を知ってもらいたい」「フォロワーを増やしたい」「応援してくれる人に感謝を伝えたい」など、目的によって企画の見せ方や設計は大きく変わってきます。
明確な目的があると、どんなネタにするといいか、どこに力を入れたらいいかの判断がしやすくなり、ぶれない企画をつくることができます。
②影響・反響を考える
次に考えたいのは、「この企画をやったら、どんなリアクションや反応が生まれそうか?」という点です。
例えば、視聴者がコメントしやすい配信なのか、SNSで拡散されやすい企画なのか、それともアーカイブでじっくり見てもらえる構成なのか、この企画を通してリスナーさんがどう感じてくれるか。
そして、自分の印象や反響にどんな影響をつくれるかをぜひ考えてみてください。目的とセットで狙いたい反響のタイプを決めておくことで、見せ方や盛り上げポイントのつくり方が変わってきます。
▼企画タイプ別の反響例
SNS拡散型 | 例:「#〇〇診断」、リスナー参加型の大喜利、共感ネタあるあるなど、シェアしたくなる内容がオススメ |
リアクション重視型 | 例:ホラー実況、耐久配信、歌ってみた、お悩み相談など、 LIVE配信参加することで楽しみが増すもの |
切り抜き向け型 | 例:チャレンジ系、ランキング系、名言系のワンシーン狙いなど、意識的に切り抜きや目立つ場所を想定してみる |
③リソースを考える
最後は「その企画を実現するために、どれだけの準備が必要か?」という点を考えましょう。アイデアを実現する具体的な計画を立てるためにも、大切な部分です。
どれだけ良いアイデアでも、自分の時間や体力、機材やサポートの都合が合わなければ、実現が難しくなってしまいます。
4つの視点から企画開催にかかるリソースの整理をしてみましょう。
▼おすすめの整理方法
時間 | 配信・または準備にどれくらい時間をかけられるか、 リスナーが参加しやすい曜日・時間帯も考慮しよう |
準備 | 台本や素材、事前収録は必要? サムネや配信画面の準備も含めて見積もろう |
人数 | 一人で完結できる?誰かに協力してもらう必要があるなら 人の手配も考えよう |
実現性 | 「今の自分の環境でできるか?」 「どこまでなら頑張れそうか?」というリアルな判断も大切 |
アイデアを考えるときは、まず数を出すのがコツ
企画のアイデアを考えたいときは、まずは数を出すことが大切です。今の自分ができることだけで考えてしまうと、視野が狭くなってしまいます。
一人でたくさんアイデアを出すのが難しいときは、ネットでリサーチしたり、ChatGPTなどを使って壁打ちをしてもらうのもおすすめ。
最初は単語や思いつきの一言から、いいなと思ったものを深掘りして広げてみましょう。
応用編:行き詰まったら「アイデアを掛け合わせ」してみよう
たくさん言葉ややってみたいことが書き出せたけど、どれも新鮮さや面白さが足りないと感じたときは、アイデア同士をかけ合わせて見るのもおすすめです。
関連性が低い・ギャップがあるもの同士を組み合わせてみると、新しいアイデアが生まれるかもしれません。
自分で始めやすい!一人定番・工夫系配信企画
配信をはじめたばかりで、自分一人でもできる企画はたくさんあります。
VTuberさんの配信ネタで定番の雑談やゲーム実況なども企画にすることで、リスナーさんも参加しやすくなります。
ここでは、自由な雑談やテーマ雑談、チャレンジ系など、一人でも完結できて“定番化”しやすいジャンル別アイデアを紹介します。
▼やってみるメリット
- 面白い企画やテーマが見つかれば定番ネタにできる
- リスナーさんが積極的に参加するきっかけにできる
- 自分で企画や設計を考える練習になる
▼注意点
- 最初からうまくできなくてもOK
- 最初から当たる企画を作るのは難しい、回数をこなそう
雑談・トーク系:お題縛りや悩み相談、特定のテーマで話す
トーク配信はVTuber活動の定番中の定番。
とくに「お題・テーマを決める」「面白いネタを募集して大喜利」「お悩み相談」などは準備が少なく実践できて、リスナーとの距離も縮まりやすい企画形式です。
マシュマロやお便りサービス、SNSなどを使ってリスナーさんも巻き込みながら、トークの幅を広げてみましょう。
▼【ひやむぎが混入して大騒ぎ】リスナーから寄せられた架空の工場見学エピソードに夢が膨らむジョー・力一
お便り募集系企画にピッタリのサービス
●マシュマロ

匿名でメッセージを受け取れる、おたよりサービスの定番。
アカウント登録や利用は基本無料。プレミアム会員(月額550円)になると広告削除や返信コメントを多く書けるなどメリットがあり。
サイトURL | マシュマロ |
費用 | 基本無料 プレミアム会員(月額550円) |
利用規約 | https://marshmallow-qa.com/terms/service?hl=ja |
●tobaso(とばそ)

VTuberさんの配信に特化したおたより募集サービス。
テンプレート機能や視聴者さんがデザインを選んで送れるグリーティングカード募集の機能など、VTuberさんの企画配信を助ける機能が充実。
サイトURL | tobaso |
費用 | 基本無料 (支援金付きおたよりは手数料20%) |
利用規約 | https://www.tobaso.jp/term |

チャレンジ系:〇〇やってみた、〇〇するまで終わらない、〇〇制覇企画など
「○○に挑戦してみた!」というチャレンジ系の企画は、見どころもつくりやすい配信コンテンツです。
例えば、配信をしてリスナーに応援・反応してもらいながらなにかに挑戦する企画は、リスナーが応援しやすく目標が達成できるのか、達成の瞬間を見届けたいという気持ちを生み出しやすくなります。
また、料理をつくってみた、声真似しながら〇〇を歌ってみるなど、小さなアイデアの掛け合わせで面白い企画が生まれやすいため、あなたらしいチャレンジができるかもしれません。
反応や達成感がダイレクトに伝わるので、リスナーにも印象が残りやすいことも特徴です。また動画投稿とも相性が良いのがポイントです。
▼配信で難しい企画は動画にしても面白い
【普通の料理】 VS 【高級食材を使った反転色料理】ファイッ!!!
ゲーム実況系:縛りプレイ、初見プレイ、〇〇クリアを目指すなど
ゲーム実況は、見ながら聞ける・そして一緒に楽しめる配信として人気のジャンルです。
一工夫を加えることで、見どころを作れる企画感のある配信になります。また、ホラーゲームやアクションゲームは、派手なリアクションと相性が良い企画も作りやすいです。
「初見攻略で情報遮断」「○○するまで終われない」などの縛りを加えたり、ここまでやる・全部集めるなどの目標を加えることによって、リスナーさんはあなたのプレイを応援したり達成の瞬間を一緒に祝ったりできる楽しみがあります。
他には、ピックアップキャラがでるまでガチャを回す、ノベルゲームを朗読するなどの企画も、ゲームを絡めて一人でもやりやすい配信企画です。
▼星120個獲得するまで終われない配信 !!!【おスーパーマリオ64ですわ】
イベントや節目に最適な「挑戦・耐久・記念日企画」
季節のイベントや記念日は、配信の注目度を上げられるチャンス。
とくに誕生日や周年記念・目標達成などの「節目」は、リスナーが応援しやすく、VTuber自身も“何か特別なこと”に挑戦しやすいタイミングです。
ここでは、挑戦企画・耐久配信・SNS連動イベントなど、印象に残りやすい節目系企画のアイデアを紹介します。
▼やってみるメリット
- 普段よりリスナーが注目・参加しやすく、ファンの熱量が高まりやすい
- 大きな転機(新衣装、3D、グッズ、登録者達成など)と連動させて思い出に残る配信が作れる
- 新規リスナーや初見さんに目にしてもらえる機会を増やせる可能性が高い
▼注意点
- 反響が大きい分、準備不足やトラブルには要注意
- 「長時間」「複数施策」になると体力やリソースの管理が重要になる
- 告知や事前準備が少ないと「特別感」が伝わりにくくなる
誕生日・生誕祭など、自分の記念日イベント
誕生日や活動〇周年などの記念日は、VTuberさんにとっての勝負日といえます。
新衣装、3Dモデル、クラファン発表など、成長を見せる演出が映える絶好の機会です。
記念日タグの活用や、リスナーからのお祝い紹介、感謝の手紙朗読など、「一緒に祝う雰囲気」を当日から逆算してお祝い期間をしっかり準備することがポイントになります。
メンバーシップの解説や限定グッズの販売をすることも実施しやすいので、しっかりリスナーさん向けて告知をし応援してほしい旨をしっかり伝えることを意識しましょう!
▼【#兎田ぺこら生誕祭2025】生誕3D LIVE!FEVER!!!!!!!ぺこ!【ホロライブ/兎田ぺこら】
〇〇耐久配信:チャンネル登録者達成、フォロワー企画など
「登録者○○人まで終われません!」「○○達成まで寝ない」などVTuberの根性が伝わる耐久企画は、リスナーとの一体感と応援ムードを生みやすい形式です。
開催するタイミングの見極めと、自分の体力・配信環境をしっかり管理することが大切です。何回も実施してしまうと特別感が薄れるので、注意しましょう。あなたと一緒にファンの皆さんも消耗してしまいます。
▼【#宝鐘マリン400万人耐久】チャンネル登録者400万人目前!?!?達成まで歌うので応援お願いします!【ホロライブ/宝鐘マリン】
▼【耐久】🌟登録者数2500人 耐久"歌枠"🌟
歌ってみた・カラオケLIVE配信:
LIVE感を出せる「歌枠」も、節目の演出にぴったり。
誕生日・周年・バレンタイン・クリスマスなど、イベントに合わせたセットリストを組んだり、リスナーからのリクエストコーナーを入れると盛り上がりやすいです。音質や画面演出にこだわればアーカイブの価値も上がります。
▼【歌枠】帰ってきたからカラオケするぞ~~~🎤✨【ホロライブ / 星街すいせい 】
SNS・ハッシュタグ連動で、リスナーを配信外でも巻き込む企画:
SNSと連動した企画は、配信外でもリスナーを巻き込みやすく、認知拡大やファンの参加意欲UPに効果的です。
Xのハッシュタグ募集やリスナーの創作・投稿を紹介する形式は、コストを抑えながら“参加型”を実現できるのもポイントです。
▼共通のハッシュタグでお祭り感の演出に最適!多くのライバーとリスナーさんを巻き込む
\今年8月cozoフェス開催決定✨/
— cozopro | IRIAMライバー事務所 (@cozopro) July 3, 2025
ついに来月『cozoフェス』を開催いたします!
cozoproライバーたちが"歌"でバトンをつなぐ、歌枠リレー配信を行います🎙️
開催日時:8月2日(土)、3日(日)
今月後半から詳細を公開させていただきますので、ぜひご注目ください👀#cozoフェス2025 pic.twitter.com/kQ3ZuHa4Jb
誰かと一緒に楽しむコラボ系企画
コラボ企画は、VTuberさん同士の関係性を見せたり、対話を楽しんでもらえる特別なコンテンツ。雑談、ゲーム、即興企画など、複数人で行うことで企画に広がりとライブ感が生まれます。
お互いのファンをつなぐチャンスにもなりやすく、配信者にとっても大きな成長のきっかけに。このセクションでは、目的や難易度に応じたコラボ系企画の種類とそれぞれの魅力を紹介していきます。
▼やってみるメリット
- 新しい視聴者との出会いや、他のVTuberとの関係構築のきっかけになる
- 自分ひとりでは出せない“化学反応”や“空気感”が企画の魅力になる
- ファン同士が交流しやすくなるため、推し活が広がる
▼注意点
- 企画の目的や役割分担のすり合わせは大切(台本や進行役を誰が担うかも明確に)
- お互いのリスナー層が違う場合は、どう楽しめるかを伝えよう
- 長期チャレンジは、スケジュール管理とモチベの維持が鍵!
座談会系:人数を増やすのは慣れてから
トーク系コラボの王道が“座談会形式”。マシュマロ回答、テーマトーク、バラエティ風企画など、テーマを決めることでグダりにくく、コメントも拾いやすいのが魅力です。
▼【#蝶結び三者面談】ぶいすぽっ! のてぇてぇ同期ユニット🦋【犬山たまき/甘結もか/蝶屋はなび】
文化祭・イベント系企画:定番になる
文化祭やゲーム大会など、“チームで何かをやり遂げる”系の企画は長く記憶に残る配信になります。
世界観やコンセプトで企画を統一すると、イベント感がグッと強まり、ハッシュタグを活用したSNS連動やグッズ販売とも相性がよいですよ!
▼大手企画「にじさんじ甲子園」
▼VTuber最協決定戦 Ver.STREET FIGHTER 6 第一幕 Day1 本配信 【#V最協第一幕】
大型・長期間チャレンジ系:単発では終わらないような、長期的な目標やチャレンジを抱えた企画
強い印象を作れる企画や、自分にとって大きな勝負や大きなお祝いをしたいのであれば、単発では無くて、数週間〜数ヶ月にわたって行う「長期チャレンジ型企画」も挑戦してみてはいかがでしょうか。
リスナーも長い目標の達成に向けて長く応援したくなりますし、成長やストーリー性を感じられる濃い体験にもなります。
進行計画やスケジュール調整が難しい分、ファンとの絆が強くなりやすいのも特徴です。ドキュメンタリー感が出せれば、配信アーカイブとしても価値が残りますよ。
▼兎田ぺこらさんの「ぺこーら24」
ついに明日から始まる ぺこーら24
— 兎田ぺこら👯♀️ホロライブ3期生 (@usadapekora) July 15, 2023
全体スケジュールを公開ぺこ✨✨ pic.twitter.com/MppcJw4mnK
▼【バーチャル物産展 梅雨の飲み倒れフェス】食レポアーカイブ【紅羽ミトラ/Vtuber】
企画を成功・良い反響をつくるために考えたいこと
せっかく時間をかけて準備した配信企画でも、伝え方や段取り次第でうまく伝わらなかったり、リスナーさんにうまく届かなかったと感じることがあるかもしれません。
注意したいのは「面白い企画=成功する企画」ではないということ。
ここでは、一生懸命考えた企画を成功に導くために意識しておきたい伝え方・準備・進行に関する3つのポイントを紹介します。
企画の楽しみ方や目的をわかりやすくリスナーに伝えよう
どんなに面白いアイデアから生まれた企画も、リスナーさんが「どう関わればいいか分からない、応援の仕方がわからない」と思われてしまうとあなたの頑張りや熱意が伝わりません。
またリスナーさんにとって、楽しんでもらえる企画でなければ続けることも難しくなるでしょう。
配信の冒頭や告知ツイートはできれば当日までに1週間以上は猶予を持って、何をやるかだけでなく「なぜやるのか・どう楽しんでほしいのか」をセットで伝えるよう意識しましょう。
事前にあなたが企画を立てた背景や、楽しみ方がわかることで視聴者の参加意欲も高められます。
他のVTuberさんとコラボは、コラボ先のメリットやリスナーさんのことも考えよう
また他のVTuberさんとコラボする場合は、お互いの関係性やコラボのきっかけや背景を伝えましょう。
同じ事務所である場合や以前から関係性がある場合は、リスナーさんも両方を応援してくれるかもしれませんが、初めてのコラボ相手や今まで関係性がなかった相手とのコラボの場合はそうもいきません。
とくにVTuberさん同士が仲が良くても、お互いのリスナーさん同士が関係性やコラボの理由を知らなかったりするとリスナーさんはコメントしにくいですし、相手の方の文化が分からないとリスナーさんは応援したいけど躊躇してしまう可能性があります。
一緒にコラボをする相手とそのリスナーさんのことまで、考えて企画してみましょう。
▼気にしたいポイント
- 配信サムネに「〇〇参加型」などのわかりやすい文言を明記しよう
- 告知ツイートで「〇〇さんと話すのは初めて!」などコラボの背景を伝える
- コメント欄で拾いやすいように、参加方法・楽しみ方を配信前・配信中も案内する
コラボや誰かとする企画は認識を合わせる企画書をつくろう
コラボ企画は、事前のすり合わせを行ってトラブル回避をしましょう。
進行役は誰がするのかやどういったことをこの企画ではやるのか、NG話題の共有など、お互いのスタンスを事前に確認しておくだけでもやっておくと当日の安心感が変わります。
とくに複数人がコラボする企画では、イベントを進行したり全員に話を振ったりすることに慣れていないと配信が思うようにいかないことも。簡単な企画書やメモを共有するだけでも、参加する皆さんの認識や意識が揃うので、企画がうまくいく確立をあげられますよ。
慣れてきたら、ゲストの方の負担を減らそう
コラボ企画では、このイベントを誰が主導して進めるのかが曖昧だと上手くいかない確立が上がります。
自分が主催になる場合は、準備の段取りや企画作りなど大変かも知れませんが、なるべく自分が先頭に立って準備や進行を回すのがオススメです。
とくに失敗を防ぎたいあまりに全員で何度も集まったり長時間打ち合わせをしてしまうと、お互いに負担になってしまいます。
当日までにちゃんと進行スケジュールを決めて準備を進め、お互いの負担をできる限り減らしながら、楽しくコラボ企画を進めていけると良いでしょう。
▼事前に決める・共有すると安心なポイント
- 企画の目的(例:「フォロワー拡大」「〇〇記念」など)
- 担当パート・配信プラットフォーム(誰のチャンネルでやるか)
- 進行テーマや当日の流れ(トークテーマ、参加順など)
- ファンへの周知方法(告知・タグなど) など
当日までに十分な宣伝の期間を作ろう、宣伝まで考えて見よう
「告知や宣伝が間に合わなくて、企画配信を行うことを気づかれなかった…」という失敗談は、VTuberの企画配信に限らず、どんなイベントや企画でも発生しがちです。
特別な企画ほど、事前の宣伝・お知らせ投稿・参加意欲を高めるリマインダーを組み立てておきましょう!サムネイルや背景画像をこだわったものにするなら、それらの完成スケジュールなども当日までのスケジュールに組み込んでおきたいところです。
新しいリスナーさんにも広く興味を持ってもらい当日見に来てもらうためにも、目立つサムネイル・タイトル・タグはしっかり考えましょう。
▼宣伝で意識したいこと
- 告知タイミングは【開催の3〜5日前】+【前日】+【当日直前】は最低限やっておこう
- Xポストで事前に見どころや楽しみポイントを小分けに発信して目に触れやすくする
- サムネや配信タイトルに「初公開」「重大告知」「初コラボ」などの引きを入れて目立たせる
- 配信枠も早めに立てておいて、リマインダーや通知登録を促しておく
企画初心者さんは季節ネタがオススメ!年間の季節イベントスケジュール一覧
ここまで企画の考え方や種類をお伝えしてきましたが「それでも企画を考えるのが難しい」と感じた方は、「季節のイベント」から始めてみるのはいかがでしょうか。
季節のイベントや世の中の話題に合わせた配信は、注目を集めやすく自然に始められる絶好のチャンスです。
ここでは1月〜12月まで、VTuber活動に活かせる季節行事やおすすめネタを月ごとにまとめました。ネタに困ったときのアイデア帳としてぜひ活用してみてください。
1月 | ・お正月/初詣 ・書き初め 一年の抱負、目標マシュマロ、祈願系など 手書きコメント・書道コーナーなどの自筆を見せるのも面白いかも |
2月 | ・節分 ・バレンタイン 手作りチョコを作る企画やバレンタイン系ボイス企画が立てやすい!告白選手権や甘いセリフ耐久など |
3月 | ・卒業式 ・年度の切り換え前 生活の変化や、何かの節目が多い季節〇〇からの卒業や、学校系ネタなども使いやすい春への抱負などを一足早くやってもOK |
4月 | ・お花見 ・入学式、入社式など 新生活スタートが多い、生活が変わるなど変化のある企画がオススメお花見企画や春らしい明るい企画と相性が抜群 |
5月 | ・大型連休(ゴールデンウィーク) ・こどもの日 世間がお休みモードに入るため、目を惹く企画や気合いを入れたイベントをやるのにピッタリ〇日連続配信・耐久チャレンジウィークや、こどもの日にちなんだ幼少期・過去の話も |
6月 | ・梅雨 ・ジューンブライド ・父の日 梅雨や連休疲れなどじめじめする季節なので、あえて明るい企画も狙い目ジューンブライドにちなんだ企画もファンサービスにオススメ |
7月 | ・七夕・夏休み/お祭り ・海の日、海開きなど 七夕にちなんだ願い事企画や星、夏祭りを意識した企画がオススメ |
8月 | ・夏休み/お祭り ・お盆、ホラー ・自由研究 お盆にちなんだ怖い話や朗読、怖い話体験談募集など夏休みの宿題・課題追い込みも面白いかも |
9月 | ・お月見(十五夜) ・秋のはじまり(秋分の日) ・敬老の日 ・運動会 食欲・読書・芸術の秋など、秋にちなんだ企画の始めどき運動会やお団子なども季節ネタとしてネタにしやすい |
10月 | ・運動会 ・体育祭 ・文化祭 ・ハロウィン ・紅葉狩り 季節ネタで逃したくないハロウィンや運動系の企画がオススメ行楽系の企画も動きやすい時期。 |
11月 | ・文化の日 ・勤労感謝の日 ・読書週間 1年の終わりかけ、文化的なイベントが多くなる時期なので、ファンアートや勤労感謝にちなんで誰かに感謝、裏側を見せるなども |
12月 | ・年末 ・年越し ・クリスマス 1年の終わりでイベントも多い時期、クリスマスや年越しイベントなど、誰もが企画に力を入れるタイミングクリスマス・プレゼント系や年越し、今年の反省会などできることがたくさんなので、しっかり準備しよう |
季節イベントは長期的に見ると定番化できる可能性も高い
季節のイベントは年間で見ると1回しか実施はできませんが、リスナーさんに記憶に残る配信企画は、毎年の定番として記憶に残してもらえる可能性も高いです。
多くの配信者さんが気合いの入った企画を行うのが季節系イベントではありますが、ぜひ自分のリスナーさんに印象に残る企画を開催してみてくださいね。
▼刀ピークリスマス2024
季節のイベントや世の中のイベントにもアイデアはたくさんある
VTuber業界だけではなく、いま世の中で流行っている・トレンドになっていることや、注目されている話題に便乗した企画を考えるのもオススメです。
とくにnoteの公式が定期的に公開している、創作者さんのためのスケジュール表など、アイデアを考えたい人に向けたまとめや発信は、少し探す角度を変えてみると意外とたくさん見つかります。
ぜひあなたらしい企画を生み出すために、参考にしてみてくださいね。
VTuberの企画づくりはアイデア次第で、なんでもできる(まとめ)
今回はVTuberさんに向けて、自分らしい配信企画を立てるための「考え方」や「アイデアの出し方」そして具体的な企画例や企画実施の際の注意点を紹介しました。
最初は準備や設計が大変で難しいと感じることも多いかも知れませんが、みなさんがVTuberになって叶えたいことややりたいことがかなう企画を考えれば、その目標に近道できるチャンスになるかもしれません。
ぜひ自分には無理だと思わず、小さな企画からぜひ考えて見てくださいね。
- 配信企画は「目的・反響・リソース」の3つの視点から考えると組み立てやすい
- 雑談・チャレンジ・ゲーム実況企画など、一人で始められる企画も意外と多い
- 記念日や節目は、注目されやすい“勝負企画”を仕掛ける絶好のチャンス!
- コラボは認識合わせと配慮が命。簡単な企画書があるとスムーズ
- 季節イベントや世の中のトレンドに便乗するのも、ネタ出しの強力なヒントになる
株式会社uyetでは、VTuberになりたい方、もっと伸ばしたい方をサポートを「TERA BASE」などのサービスも展開しています。
他にもVTuberの皆さんの活動を応援する記事を更新していますので、ぜひ他の記事もご覧ください。