VTuberとして活動する中、「自分のグッズを作って販売してみたい!」と思うことはありませんか?グッズ販売は、ファンに幸せを届ける手段としても、Vtuberの活動を支える手段としても非常に効果的です。
しかし「どうやって売ればいいの?」「どのサービスを使えばいいの?」「梱包や発送ってどうするの?」と感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、初めてグッズ販売に挑戦するVTuberのみなさんに向けて、販売方法やおすすめサービス、価格・配送・梱包のコツなどをわかりやすくご紹介します。
「どのサービスが自分に合っているか知りたい」「手間や手数料を抑えて販売したい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
VTuberグッズの販売方法:オンラインとリアル販売の違い
VTuberグッズの販売方法は大きく分けて「オフライン販売」と「オンライン販売」の2種類があります。
初めてグッズを販売するなら、コストや在庫リスクを抑えつつ、全国のファンに向けてグッズを届けられるオンライン販売がおすすめ。
ここでは、それぞれのメリットとデメリットについて紹介します。
オンライン販売
メリット
多くのVTuberは、BOOTHやSUZURIなどのグッズ販売サービスを利用してグッズを販売しています。
これらのサービスは初期費用がかからず操作も簡単なので、初めてグッズを販売する方にとって始めやすいのが特徴です。
▼オンライン販売のメリット
- リスナーさんに手軽にグッズを届けられる
- サービスによっては在庫リスクが0で販売できる
- グッズを通してリスナーさんとの結束が深まる
- オンライン販売サービスで販売の手間が0になる
オンライン販売の大きなメリットは、24時間365日、全国どこからでも購入できる点です。
自分が活動していない時間帯でもファンがグッズを購入できるため、オフライン販売と比べて販売機会を逃しにくいです。
また支払い情報の管理や発送通知などがオンライン上で完結するため、スムーズに販売できます。
さらに、購入履歴や顧客情報を把握できるため、リピーターを獲得するための施策を講じられるところもポイントです。
グッズ販売サービスの多くは、顧客からの注文を受け取ってから商品を制作し、販売する受注生産方法を取っています。
在庫を持たずにグッズを販売できるため、在庫リスクやそれによって起こる無駄なコストを最小限に抑えることが可能です。
インターネット上でグッズを販売することによってSNSとの連携もしやすく、X(旧Twitter)やInstagramでグッズ情報を発信すれば、集客や販売促進にもつながります。
デメリット
- 配送や梱包の知識が必要※
- 配送までの時間、送料がかかる※
- 商品によってはサービス上で販売できない場合もある
- 商品の品質を直接確認できないことによる返品・クレームリスク
(※利用サービスによっては不要な場合もあり)
●自分で梱包や配送をする場合は、知識と時間が必要
梱包や発送作業を自分で行う場合、知識や注意が必要です。
不十分な梱包や配送ミスは、商品の破損やトラブルやクレームにつながります。さらに、発送にかかる時間と送料を含めた値段設定も意識したいところです。
●サービス上で販売できるグッズには制限があることも
サービスによっては、販売できる商品はそこで取り扱いがあるものだけに限られる場合やボイスなど現物がない商品の販売が不可のサービスもあります。

画像引用:【第17弾】バーチャル物産展切り抜き酒
自分が販売したい商品があることや、受注方式なのか、あるいは在庫を自分で持つ必要があるのかをしっかり確認することが大切です。中には、オフラインでないと販売できない商品もあります。
食品や特定の素材を使用した商品を売る際、食品衛生責任者などの資格取得が必要になることもあります。
uyetではVTuberさんのイラストがラベルに使われた「切り抜き酒」などの販売を行っていますが、こちらは酒造メーカー様やその他企業様と協力し、適切な制作・販売ルートを通して行っています。
▼uyetの取り組みに参加してみたい方はこちら

●完成品の品質トラブルや制作過程での不具合に注意する
また受注生産サービスなど自分で品質を最終確認できない場合には、印刷ズレや色味の違いといった品質トラブルが発生するリスクがあります。
購入者の期待と実物にギャップがあった場合、返品やクレームにつながるケースもあります。あらかじめサンプルを取り寄せる、自分でテスト注文をして完成品を確かめるなどの工夫をしましょう。
このようにオンライン販売はVTuberにとって利便性の高い方法である一方で、見えにくいリスクにも目を向けておくことが大切です。
オフライン販売
メリット
オフライン販売とは、同人即売会やファンイベントで対面販売を行う方法です。
ネット上を中心に活動するVTuberにとって、オフラインでのグッズ販売には馴染みがない方も多いかも知れません。
しかしVTuberさんの活動・活躍できる範囲が広がっている今、新しいリスナーさんとの出会いや、企業などが開催するオフラインイベントを通してグッズ制作・販売のチャンスが訪れるかもしれません。
▼オフライン販売のメリット
- リスナーさんと直接交流できる、顔を見られる
- 実際に商品を手に取って見てもらえる・体験してもらえる
- ファンとの信頼関係の構築が期待できる
オフライン販売の最大の魅力は、ファンと直接会って交流できることです。
最近はファンがディスプレイに映されたVTuberと会話できるような形のイベントも増えており、ファンとVTuberが現地で直接会話できる機会が増えてきています。
オフライン販売も、その例外ではありません。ファンにとって、普段オンラインでスマホの画面越しで会えるVTuberに実際に会えることはとても嬉しいことです。コミュニケーションを通して、ファンとの信頼関係を構築することもできます。
また、オフライン販売は商品を手に取ってもらえることで質感やデザインの良さがダイレクトに伝わりやすく、購買意欲が向上します。
販売会場には友達同士で来るファンも多いため、衝動買いなど、オンライン販売ではあまり見られない現象も起こりやすいです。
デメリット
一方で、オフラインだからこそ気をつけなければいけない注意点もあります。
- 物理的な距離の問題・配送や梱包の準備が必要
- 時間と労力が必要
- グッズがターゲット層以外の顧客に届かない
会場のブース費用、交通費、在庫の搬送などのコストがかかります。場所によっては、出展料が発生する場合も。
さらにオフライン販売の場合、イベントが開催される地域に行ける人しか購入できないため、販売エリアが限られてしまうというデメリットもあります。
このように、オフライン販売は「ファンとの信頼構築」という面で多くのメリットがありますが、その分準備や労力が必要となるため、自分の費用やリソースに応じて検討すると良いでしょう。
VTuberグッズをオンライン販売する方法
グッズの販売体制を決めた次は、実際にどのように販売するかを把握しておきましょう。
ここでは、オンライン販売する方法を3ステップに分けて解説します。
- 価格・送料を決定する
- 販売サービスを決める
- グッズを発送する
1. 価格・送料を決定する
まずは、グッズの価格や送料を決めます。価格設定の際は、主に以下のかかった費用を参考にして決定しましょう。
- 材料費:印刷代、素材代、パッケージ代など
- 制作費:デザインの外注費、発注手数料など
- 販売手数料:グッズ販売サービスに支払う手数料
- 利益:自分の活動資金として残したい利益分
販売手数料はサービスや商品の種類によってさまざまですが、一般的に販売価格の5〜10%程度です。
例:原価500円+手数料100円+利益400円=販売価格1,000円
無理のない価格設定を行いましょう。グッズだけで多く収益を出そうとするのは難しく、リスナーのみなさんが購入しやすい金額かどうかも意識したいところです。
他のVTuberや同ジャンルのグッズ相場も参考にしましょう。価格が他の商品と比べて極端に高かったり安かったりすると、グッズの売れ行きが悪くなってしまいます。
また、購入者とのトラブルを避けるため、送料込みにするか別にするかを明記することも大切です。「送料は全国一律〇〇円」「〇〇円以上の購入で送料無料」など、知らせておきたいことがあれば購入者に伝えておくことを忘れずに。
2. 販売サービスを決める
販売サービスは大きく分けて、自分で梱包や発送を行うサービスと、商品の受注から配送までを管理してくれるサービスの2種類があります。
初めてのグッズ販売では、手間がかからない受注生産・発送代行のサービスがおすすめです。
SUZURIやBOOTH※などのグッズ販売サービスでは、グッズが売れると自動的に印刷・梱包・発送を行ってくれます。そのため、初めてのグッズ販売で知識があまりなくても安心して販売できます。
※BOOTHの場合、別サービスで制作したグッズ在庫を梱包して、BOOTHの倉庫に送る作業が必要なこともあります。
minneなどのハンドメイド販売サービスを利用する場合、自分でグッズの発注から配送までしなければなりません。
手間はかかりますが、独自の世界観を表現したい場合や工場に頼らずハンドメイドで作成したものを売りたい方におすすめです。
3. グッズを発送する
SUZURIなどのグッズ販売サービスを利用する場合、自分でグッズを発送する必要はありません。
自分で発送を行う際は宛名や配送方法に注意し、丁寧で安全な配送を心がけましょう。
個人情報を知られたくないなら、間に販売サービスを挟むのがオススメ
初めてのグッズ販売や発送で不安になるのは、自分の個人情報を知られてしまうリスクですよね。その場合は個人取引ではなく、大手の販売サービスを挟むようにしましょう。
販売会社やサービスを仲介することで、リスナーにとっても自分の個人情報を守ることができます。個人情報の取り扱いは、悪気がなくても少しのミスが大きな問題になりやすいため、注意しましょう。
VTuberグッズの梱包方法
自分でグッズを梱包する場合は、商品が安全かつ綺麗な状態で届くよう、丁寧に梱包しましょう。
ここではグッズや商品の発送で気をつけたい梱包作業のポイントをお伝えします。
基本の梱包資材
- 封筒・箱:商品のサイズに合ったものを選ぶ(厚紙封筒やダンボールなど)
- 緩衝材:プチプチ、厚紙など
- OPP袋:防水対策、見た目を整える
- シール、テープ:水漏れ防止、取扱いの注意喚起
各グッズごとの梱包例
アクリルキーホルダー:キズや割れ防止のためにグッズをプチプチで1点ずつ包み、OPP袋に入れた後、小型の厚紙封筒や薄型ダンボールを使用する。
アクリルスタンド:台座と本体は個別にプチプチで包み、台紙と一緒にOPP袋へ入れ、折れを防ぐために硬めの封筒を使用する。
Tシャツ:畳んでOPP袋に封入した後、雨対策のためサイズに合ったビニール袋か厚紙封筒に入れる。
ガラス容器(香水など):厚めのプチプチで2重巻きし、ボトルが動かないように隙間を緩衝材で埋める。配送時の割れ物指定も忘れずに。
梱包の経験があまりなくて不安という方は、大手運送会社クロネコヤマトの梱包ガイドや発送のガイドが参考になりますよ。画像付きでわかりやすく解説されています。
グッズの配送方法
自分で梱包・発送を行う際は、以下のステップを押さえましょう。
- 配送方法を選ぶ
- 宛名ラベルを用意する
- 梱包された商品にラベルを貼り、発送する
1.配送方法を選ぶ
商品のサイズや厚さに合わせて、適切な配送方法を選びましょう。
追跡番号付きのサービスを使うと、配送トラブル時に対応しやすくなります。また配送完了通知を出すことで、グッズの購入者にも安心してもらえます。
配送サービスによって厚さが制限されているため、グッズの厚みを事前に確認しておきましょう。最近は100円ショップなどでも、封筒の厚みを測れる定規が販売されていますよ。
各配送方法の比較表(全て追跡サービスあり)
サービス名 | 送料 | 厚さ |
---|---|---|
クリックポスト | 全国一律185円 | 3cmまで |
ゆうパケット | 厚さによって異なる | 3cmまで |
レターパックライト | 全国一律430円 | 3cmまで |
2.宛名ラベルを用意する
手書きでも良いですが、住所の入力ミスを避けるために対象のサービスからの印刷がおすすめです。
BOOTHでは、宛名・発送ラベルのテンプレートを使用できます。
3.梱包された商品にラベルを貼り、発送する
商品を梱包した後はラベルを貼り、郵便局やコンビニで発送手続きをしましょう。
おすすめのVTuberグッズ販売サービス4選
次に、VTuberのグッズ販売におすすめのサービスを4つ紹介します。
それぞれのサービスの特徴をおおまかに比較してみると以下の表のようになります。ぜひグッズ販売の際に参考にしてみてください。
サービス名 | 制作と販売 | 手数料 | 匿名発送機能 |
---|---|---|---|
1.BOOTH | 販売のみ※ | 5.6%+固定料金 | あんしんBOOTHパックを利用すれば匿名発送可能 |
2.SUZURI | 制作と販売 | 全てSUZURIが負担 | 匿名で販売可能 |
3.BASE | 販売のみ | プランによって異なる | オプション(手数料 ¥60)で匿名配送が可能 |
4.STORES | 販売のみ | プランによって異なる | なし |
※pixivファクトリーと連携が可能
1. BOOTH
BOOTHは、pixivが運営するグッズ制作・販売サービスです。ウェブサイトに関する知識がなくても、手軽にネットショップを作れるのが特徴です。
イラスト・マンガ・小説コミュニティサイトであるpixivと連携しており、pixivに投稿されているイラストやマンガを通してBOOTHの商品をプロモーションできます。
例えば、作品のキャプションにBOOTHのURLを記載すると、作品の右下にBOOTHに登録した商品のリンクが表示されます。
また、グッズ制作サイトであるpixivFACTORYとも連携しているため、pixivFACTORYで登録したアイテムをBOOTHで販売可能です。
さらに倉庫発送サービスを利用すれば、BOOTHが商品の保管と発送を代行してくれます。そのため、在庫を抱える必要がなく、発送作業も不要です。
販売手数料:5.6%+固定料金
公式サイトはこちらから▼
BOOTH:https://booth.pm/ja
2. SUZURI
SUZURIは、手軽にデザイン性の高いオリジナルグッズを作成・販売できるサービスです。画像をアップロードするだけで、Tシャツやマグカップ、スマホケースなどさまざまなグッズを販売できます。
商品の在庫管理、発送、カスタマー対応はすべてSUZURIが代行してくれるため、販売者の手間はほとんどありません。登録料・月額料・販売手数料がかからないのも魅力です。
さらに、多くの人気VTuberやインフルエンサーが利用しており、SUZURIのブランド力を活かして認知度向上も期待できます。SUZURIでは、マイページを開くことができ、そこをショップの窓口にすることができます。
また、オリジナルグッズをSUZURIの商品の1つとして販売することになるため、集客から販促企画のサポートまで行ってくれる点が特徴です。
手数料:すべてSUZURIが負担
▼公式サイトはこちらから
3. BASE
BASEは、自分だけのオリジナルショップを持ちたい人に向けたネットショップ作成サービスです。
初期費用・月額費用が一切不要で、スマホ1つで簡単にショップを開設できます。
また、デザインやカスタマイズ機能を通して、ショップに自分らしさを反映できる点も特徴の1つです。
一方でSUZURIのような公式による集客サポートは少ないため、SNS(Instagramやnoteなど)との連携機能を活用して自力での集客が重要となります。
ショップ作成者のみならず、豊富な決済手段などユーザーにとっても多くのメリットがあります。
手数料:プランにより異なる
▼公式サイトはこちらから
4. STORES
STORESは、BASEと同様、手軽にネットショップを開設できるネットショップ作成サービスです。専門知識がなくても、テンプレートを用いて簡単にショッピングサイトをカスタマイズできます。
グッズ販売を始める際に初期費用や月額費用がかからないため、コストを最小限に抑えることができます。また、BASEに比べて購入時の決済手数料がやや安いため、収益性を重視したい方におすすめです。
発送方法の設定の際に海外への発送にも対応しているため、日本以外の顧客にもグッズを届けられます。
手数料:プランによって異なる
▼公式サイトはこちらから
VTuberグッズ販売の際の注意点
最後に、個人VTuberでも安心・安全にグッズ販売をするためのポイントを紹介します。
グッズを販売するということは、間にサービスを挟んでいたとしても商売・金銭のやりとりをリスナーや多くの人と行うことになります。
注意しておきたい法律のことや、知らないままでやってしまうとまずいことまで、グッズ販売をするなら知っておきたい注意点を紹介します。
個人間の取引はとくに注意!身バレ・個人情報の扱いに注意する
とくに個人で活動しているVTuberにとって、身バレは大きなリスクです。
住所や本名が購入者に知られてしまうと、トラブルに発展する可能性があります。
そのため、グッズ販売時にはできるだけ匿名配送できるサービスを選びましょう。
自分で発送する場合梱包作業はしっかり行う
商品が破損した状態で届くと、どんなに素敵なグッズでもファンをがっかりさせてしまいます。
商品が壊れたり折れたりしないよう、厚紙やOPP袋、緩衝材を使って梱包し配送中の破損を防ぎましょう。
また雑な梱包はクレームの対象になってしまうこともあるため、適切なサイズの箱を使用するなど丁寧な作業がポイントです。
不良品を配送しないようにする
個人発送の場合、発送前に1つずつ丁寧に検品しましょう。印刷ミス、破損、汚れなどの確認も必要です。
万が一不良品が届いてしまった場合でも、誠実かつ迅速に対応することが大切です。
丁寧な対応は、ファンの信頼やリピーター獲得につながります。
グッズの販売に向けて自分で集客や宣伝を頑張る
グッズをつくったからといって、いつも配信に来てくれているリスナーさんが全員購入してくれるとは限りません。
グッズを購入してもらうには、そのグッズをリスナーさんが「ほしい!」と思ってもらうための仕掛けや呼びかけがとても重要です。
例えば、1周年の感謝を込めた記念グッズを作って期間限定で販売するとしたら、リスナーは応援とお祝いの気持ちでグッズ購入を検討しやすくなります。
また届いたグッズのSNSでのシェア可にしておけば、グッズの実物を見て自分もほしいかもと購入意欲が広がるリスナーさんもいるかもしれません。
せっかくつくったのに1つも売れない…という悲しい結果を防ぐためにも、グッズ作りの企画からぜひ考えてみましょう。企画段階から、グッズ販売の仕込みは始まっているのです。
制作と販売に関する、最低限の法律を知っておく
グッズ販売には、自分のキャラクターの立ち絵の権利やデザイン素材の権利、販売サービスの利用規約など守るべきことがたくさんあります。
グッズ制作の記事でもご紹介しましたが、とくにグッズを作ってからこれらの法律や権利のことを知らないと言っても、取り返しがつかないことになる可能性もあります。
例えば、無断で他者の作品をグッズに利用することは著作権侵害で違法となります。
全てを完璧に理解しておく必要はありませんが、こうした法律があるということ、守らないといけない規約があることは知っておきましょう。
著作権(ちょさくけん)
- イラストや音楽などを作ると、自動的に権利が発生します
- 他人の作品を勝手に使うのはNG
- グッズ販売は商用利用になる可能性もあるのでより注意が必要
商標(しょうひょう)
- 名前やロゴなどには「ブランドの権利」があることがあります
- 登録されている商標を無断で使うとトラブルになることもあります
景品表示法(けいひんひょうじほう)
- 「当たり付き」や「限定グッズ」など表記にはルールがあります
- 購入してほしいからと言って「限定」「特注」など過剰な煽りはトラブルの元
- ガチャやくじは景品の金額や当選率に決まりがあるので要注意
特定商取引法(とくていしょうとりひきほう)
- グッズを売るときは「販売者情報」や「返品ルール」の明記が必要です
- ネット販売では「特商法に基づく表記」を書くのが基本です
- 多くの場合は、販売サービスの利用に同意する形で販売側も同意します
個人情報保護法(こじんじょうほうほごほう)
- お客さまの名前や住所など、個人情報を扱う際に守る法律です
- 個人間での販売やWebサイトで個人情報を得る場合にも必須
- 注文情報の管理や取り扱いには注意が必要です
VTuberグッズ販売を初めて行うときは慎重に販売・配送しよう!
VTuberとしてのグッズ販売は、ファンとの関係を構築し、活動を支える収入源にもなり得ます。
「グッズは出せば売れるもの」ではありませんが、リスナーさんとの関係性を強めるきっかけにできたり、リスナーさんに活動を応援したいとグッズの購入を心待ちにしてくれているかたもいるかもしれません。
そうしたファンの方々とSNS発信や普段の活動を通して、自分のグッズをアピールし、ファンを集客から購入へと導くことが必要です。
- グッズ販売が初めての場合、費用や在庫リスクを抑えられるオンライン販売がおすすめ
- 価格設定の際は手数料などのコストと相場を考慮する
- 発送するときは身バレに注意
- グッズ販売初心者なら、手間のかららないSUZURIなどの販売サービスがおすすめ
- トラブルを避けるため、著作権など基本的な法律を把握することが大切
ファンはあなたのグッズを通して「応援している証」や「推しとの特別なつながり」を感じられます。自分らしいグッズを届けて、ファンとの距離が縮まる素敵な体験をぜひ味わってみてください!