11月12日に開催させていただいたウェビナー「脱マンネリ!今VTuber・Vライバーに求められる企業/事業/サービス徹底解説」ですが、多くの方にご参加いただき、大盛況の中で終えることができました。
今回の記事ではウェビナーの内容についてレポートさせていただきますので、ウェビナーを惜しくも見逃してしまった方や内容を見返したい方はぜひご覧ください。
今回開催のウェビナーについて
株式会社uyetでは、定期的に「VTuberNEXT」ウェビナーを開催しております。そこでまずは「VTuberNEXT」について解説し、今回のウェビナーの概要をご紹介させていただきます。
“VTuberNEXT”について

「VTuberNEXT」では、VTuberの魅力をしっかりと発信し、業界外の方にもVTuberに興味を持っていただくためのきっかけを作れるよう定期的にウェビナーを開催します。本ウェビナーでは、現在VTuberがどのような活躍をしているのかやVTuberの知られざる魅力について発信を行うことにより、多くの方にVTuberの魅力について知っていただき、業界の盛り上がりに繋げていきたいと思っております。
VTuberNEXT公式サイト:https://uyet.jp/vtubernext/
本ウェビナーの登壇者の紹介
今回のウェビナーには、株式会社uyet 代表プロデューサーの金井洸樹が登壇し、VTuber・Vライバーに求められる企業/事業/サービスについて共有しました。
【株式会社uyet】代表プロデューサー 金井洸樹

2018年よりANYCOLOR株式会社でVTuber事業立ち上げに従事し、キャラクターを用いたコンテンツの企画/運用、企業案件配信の企画などを担当。現在は株式会社uyetにてVTuberを用いた新規事業開発、プロモーション事業、マーケティング事業、VTuber支援事業を展開。またJA全農様と朝日新聞社様と連携してライブコマースイベントを開催。
金井の公式Xアカウント:https://twitter.com/MoveSkk
株式会社uyet公式サイト:https://uyet.jp/
株式会社uyet公式X:https://x.com/uyet_inc
本ウェビナーの内容について
本ウェビナーのテーマは「VTuber・Vライバーに求められる企業/事業/サービス」でした。今回の記事では、VTuber市場の動向やサービス・事業を開発・提供するにあたって重要なポイントについて、ウェビナーの内容を抜粋してご紹介します。
「VTuber向けサービスの黄金期は終わった」
金井VTuber市場は今盛り上がっているものの一部の企業では増収増益の傾向から打って変わって、増収はしたものの減益したという事例がありました。
私なりの見解にはなりますが、VTuberの黄金期すなわちVTuberをやること、起用することそれだけで良いとされる時代ではなくなってきているというお話を本日出来ればと思います。





VTuber・Vライバーの黎明期を経て、視聴者が増加するとともに、VTuber・Vライバーを起用する企業も増えてきました。そして、2025年になってからはVTuber市場の再編期に突入していると捉えられます。
VTuber市場の知名度底上げを目指す取り組みが一段落した現在、VTuber市場内で何をするかが重要視されています。そして、これは事務所の方々やそれを取り巻く広告代理店やサービス開発をする方々にも関わってきます。





VTuber市場規模自体はまだまだ伸びてはいるものの伸び方の性質が変わり、バブル的な市場の底上げから良い商品やサービスが残る競争の盛んなものに移行している状態です。
VTuber・Vライバー市場は今まさに再編期



初めの頃はVTuber市場の拡大に伴った需要があったため、単純な利便性やサービスとしての使い勝手があれば利用者の確保は出来る状態でした。
しかし、VTuber市場が今再編されていることもあり、サービスをそもそも使うべきかどうか、配信者自身が取捨選択を行うことができる状態です。





企業の皆さんはこのようなターゲットの選定を行っていると思います。
新たなVTuber向けのサービスが多数登場する中、競争はさらに激しくなると予想されており、今後サービスの品質や具体的な課題解決ができることが当たり前の世界になります。
そのため、サービスに対する印象が高いか、サービス自体が信頼されているのか、信頼されやすい構築をしているのかがより重要になってきます。
ユーザーの声を聞くことは非常に重要である



これまでの経験上、VTuber・Vライバーを使って新しくサービスや商品を展開したいという企業の皆さんがよく逃してしまう点はユーザーの解像度です。
VTuber向けのサービスや商品を開発するにあたり、ユーザーヒアリングを実施すると思うのですが、よく陥りがちなのはVTuber・Vライバーへのヒアリングが不足していることです。
VTuberさんやVライバーさんの生活形態、活動を通して目指しているゴールや悩みについて、すぐに思い浮かぶ程度までヒアリングや想定が出来ているかが大事になってきます。





ヒアリングが難しい原因として、タレントとのコネクションや話を聞けるタレントの母数が限られているということが挙げられます。ヒアリングが不足すると、市場が見極められず、仮定や仮説を打たなければならない状況に陥っていることが多いです。
VTuber・Vライバー業界にあるコミュニティへの理解



サービス事業をやる上では、マネタイズの概念が非常に重要になってきます。





YouTubeなどの各種SNSといった配信プラットフォームは無料で使えるもの、そもそも無料で楽しめるものに対して、マネタイズをしているということを忘れてはいけません。
そのため、利便性のみのアプローチでは開発者のエゴになってしまいます。





VTuber市場はVTuber、Vライバー、そしてリスナーを含むコミュニティの集合体です。このコミュニティに対して商業活動をする時には、コミュニティを一緒に盛り上げる一員になるという意識が必要です。
コミュニティのメンバーが参加しやすいキャンペーンを作ることなどによって、一緒にコミュニティを盛り上げることに貢献して好感触を得るというサイクルが重要です。
VTuber事業の成功と失敗を分けるポイント



VTuber市場では、ツールに課金するというイメージはあまり強くありません。
そのため、市場内のコミュニティを商売を仕掛けるマーケットとして扱うことや盛り上がっているコミュニティに商業目的で近寄っていくことは、コミュニティにお金儲けのためと見なされてしまってよく思われません。





この企業・事業者側の動きをお金儲けに見えないようにする工夫をしないと、事業やサービスがコミュニティから嫌われてしまい、失敗の原因となりかねません。
コミュニティから好感触を得るためには、提供するサービスの価値と役割の認識についてを運営側で決める必要があります。





サービスの価値について、VTuberさんやVライバーさんとその周りのコミュニティの何が良くなるかを提示し、そしてサービスの役割としては具体的な課題解決ができることを発信する力。
またこのサービスをコミュニティが湧き、そしてそのコミュニティが欲するものに変換していく力が重要になります。
要するにコミュニティの一員として盛り上がろうというマインドの共通見解が取れるかが、事業成功のカギとなります。
uyetが考える「これからのVTuberサービスのあり方」



ペルソナに刺さるものを作るというよりも、そのペルソナを中心に構成されているコミュニティをどう盛り上げるかが重要になってきます。
私たちは、企業とサービスの魅力がサービスの利用者周辺のコミュニティに伝播して飛び火する状態が一番健全であると考えております。





コミュニティとの関わり方として、そのサービスがコミュニティで遊ばれるようなもの、またPR企画を行うべきであると私たちは考えています。「遊ばれる」ことでコミュニティ全体にサービスの魅力が浸透していきます。
ウェビナーにご参加いただきありがとうございました!
今回は「VTuber・Vライバーを活用したい企業/事業者様」を対象にウェビナーを開催させていただきました。いかがだったでしょうか?
ウェビナーにおいてご不明な点、詳しく知りたい点がございましたら株式会社uyetまでお気軽にお問い合わせください。
今後もVTuberに興味のある方やVTuber活用を検討している企業様・自治体様に向けて、お役に立てるようなウェビナーを開催したいと思っております。もしこういったウェビナーを開催してほしいというご要望がございましたら、お問い合わせよりご連絡ください。
また、VTuberNEXTウェビナーに登壇したい方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。
今後も定期的にウェビナーを開催する予定ですので、ご興味がある方はぜひご参加ください。ウェビナーに関する最新情報は、uyet公式X(旧:Twitter)にて発信をさせていただきます。

















