6月10日に開催させていただいたウェビナー「VTuber・Vライバーのクリエイター発注術」ですが、多くの方にご参加いただき、大盛況の中で終えることができました。
今回の記事ではウェビナーの内容についてレポートさせていただきますので、ウェビナーを惜しくも見逃してしまった方や内容を見返したい方はぜひご覧ください。
今回開催のウェビナーについて
株式会社uyetでは、定期的に「VTuberNEXT」ウェビナーを開催しております。
そこでまず「VTuberNEXT」について解説し、今回のウェビナーの概要をご紹介させていただきます。
“VTuberNEXT”について

「VTuberNEXT」では、VTuberの魅力をしっかりと発信し、業界外の方にもVTuberに興味を持っていただくためのきっかけを作れるよう定期的にウェビナーを開催します。本ウェビナーでは、現在VTuberがどのような活躍をしているのかやVTuberの知られざる魅力について発信を行うことにより、多くの方にVTuberの魅力について知っていただき、業界の盛り上がりに繋げていきたいと思っております。
VTuberNEXT公式サイト:https://uyet.jp/vtubernext/
本ウェビナーのテーマは「VTuber・Vライバーのクリエイター発注術」
「良い発注」をしたいVTuber・Vライバー向けに、デザイナーへのクリエイティブ発注方法について解説させていただきました。
本ウェビナーの登壇者の紹介
今回は、普段からVTuber・Vライバー向けのデザイナーをしていらっしゃる、モンブラン様とkentax様にご登壇いただきました。
Designer × VTuber モンブラン
大学卒業後に制作会社に新卒入社。パッケージ、販促、Webなど様々なデザインに4年間携わる。2015年に渋谷の事業会社に転職し、デザインやアートディレクションに従事。個人ではVTuberとしても活動し、ロゴやWebのデザインやデザイン制作配信を行う。
kentax
デザイナー兼トラックメイカー、1982年5月26日生まれA型。大手企業のWeb・DTPデザインを手掛け、現在はフリーランスと会社経営サポートを展開。ボカロP活動では人気曲SPiCaを担当。GARNiDELiAのロゴ・MV制作、VTuber関連作品、わんコメテンプレートなど、多方面でクリエイティブな才能を発揮している。
【株式会社uyet】代表取締役プロデューサー 金井洸樹
2018年よりANYCOLOR株式会社でVTuber事業立ち上げに従事し、キャラクターを用いたコンテンツの企画/運用、企業案件配信の企画などを担当。
現在は株式会社uyetにてVTuberを用いた新規事業開発、プロモーション事業、マーケティング事業、VTuber支援事業を展開。またJA全農様と朝日新聞社様と連携してライブコマースイベントを開催中。
本ウェビナーの内容について
本ウェビナーのテーマは「VTuber・Vライバー向けデザイナー発注」でした。今回の記事ではウェビナーの内容を抜粋して、VTuber業界ではどういった形でクリエイターが活躍しているのかについて解説させていただきます。
理想の発注について
なぜ「良い発注」が大切か

お二人は受注側・発注側としてご経験あると思いますが、良い発注ができないと、まあ端的に言えば双方ともに大変ですよね。



そうですね。クリエイター側からすると、修正に関してやりとりが多くなるとかなり大変に感じます。



僕の場合、個人のクリエイターであればふわっとしたイメージでも発注側の認識さえ一致していれば受け入れて進めることはあります。ただ、受注側どころか、発注側も一体どんなものを依頼したかったのかわからず混乱している時は少し困ってしまいますよね。



発注する側にとっては1つしかない答えでも、受注側は沢山の中からその答えを見つけなければいけないわけで。発注側が受注側に十分な量の判断材料を与えることで、受注側も発注側が想像するものにより近いものをつくれますよね。



完璧な発注というのは本当に難しいので、ぜひこのウェビナーではなるべく事故を起こさないようなコミュニケーションの取り方を学んでいってほしいです。
失敗しやすいポイント



特に今までクリエイティブに触れたことのないVTuberさん・Vライバーさんが相手だったりすると、自分の中での完成イメージを上手く表現しきれない方が多いですね。そういう場合は、僕のほうから質問を多くしてイメージを引き出せるようにはしています。



3つ目の「失礼かな?と思い要望を言えない」というのはよく聞きますね。でも、僕たちにとっては発注者さんのイメージに近づくために情報はどんなものでもほしい。よほど言葉遣いが良くないなどでなければ、基本的に受注側が発注側に失礼だと感じる瞬間はないです。
良い発注を行う上で
良い依頼、悪い依頼の例
実際に例をみながら解説していきます。



ただ「かっこいい」とリクエストされても、いろいろな種類の「かっこいい」が存在しますよね。かっこいいだけだと、なんでも作れてしまうんです。
良い発注を行う方法



コストの話になりますが、クリエイターは何をやっていいか分からない状態での依頼だと少し高めに見積もることがあります。その後のやりとりの結果、追加費用がでてしまうとトラブルの元になりやすいので…。



本当に良いものをつくるために発注した際、依頼料の中にその後のコミュニケーションに必要なコストが入ってることも多いですよね。



STEP1の特に①、明文化することで本当にそれが自分がほしいものなのか、自身にとっても一度考える機会にもなりますし、このステップを軽んじないでほしいですね。発注が上手くいかなかった時、振り返って反省する要素にもなりえる部分でもあります。



まとめると、良い発注は準備、構造、対話でつくる!正直僕でも時々クリエイターさんを信頼するあまりこの原則を忘れてしまうことがあって、今回は自戒の意味も込めて参加させていただきました(笑)



どんな発注でも、クリエイターは何かしら疑問があるものです。つまり、クリエイター側に何も質問されなかった時は逆に何も理解してないという可能性が高いので、もっと情報を渡すようにしましょう。
発注依頼テンプレート
最後にクリエイター発注テンプレートの例を紹介させていただきました。



参考資料やデザインに関して、他のクリエイターさんのものを添付するのは失礼にあたるのではないかという声も時々聞こえてくるんですが、クリエイター達はあまり気にしないです!とにかく参考にできるものであれば、なんでも欲しいですね。



特に文言は、一度デザインをつくりはじめてしまうと簡単に変えられなかったり、追加費用がかかってしまうこともあるのでしっかり決めておきましょう。
ウェビナーにご参加いただきありがとうございました!
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■Designer × VTuber モンブラン:https://x.com/MontBlanc04
■kentax:https://x.com/kentax
■【株式会社uyet】代表取締役プロデューサー 金井洸樹:https://twitter.com/MoveSkk
今後もVTuberに興味のある方やVTuber活用を検討している企業様・自治体様に向けて、お役に立てるようなウェビナーを開催したいと思っております。もしこういったウェビナーを開催してほしいというご要望がございましたら、お問い合わせよりご連絡ください。
また、VTuberNEXTウェビナーに登壇したい方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。今後も定期的にウェビナーを開催する予定ですので、ご興味がある方はぜひご参加ください。
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