6月10日に開催させていただいたウェビナー「VTuberマーケティングを活用したZ世代プロモーション戦略」ですが、多くの方にご参加いただき、大盛況の中で終えることができました。
今回の記事ではウェビナーの内容についてレポートさせていただきますので、ウェビナーを惜しくも見逃してしまった方や内容を見返したい方はぜひこちらの記事をご覧ください。
VTuberNEXTとは
「VTuberNEXT」では、VTuberの魅力をしっかりと発信し、業界外の方にもVTuberに興味を持っていただくためのきっかけを作れるよう定期的にウェビナーを開催します。
本ウェビナーでは、現在VTuberがどのような活躍をしているのかやVTuberの知られざる魅力について発信を行うことにより、多くの方にVTuberの魅力について知っていただき、業界の盛り上がりに繋げていきたいと思っております。
VTuberNEXT公式サイト:https://uyet.jp/vtubernext/
本ウェビナーの登壇者の紹介
本ウェビナーでは株式会社uyetから代表取締役プロデューサー金井が登壇させていただきました。
【株式会社uyet】代表取締役プロデューサー 金井洸樹
2018年より株式会社ANYCOLORにてVTuber事業立ち上げに従事し、キャラクターを用いたコンテンツの企画/運用、企業案件配信の企画などを担当。
現在は株式会社uyetにてVTuberを用いた新規事業開発、プロモーション事業、マーケティング事業、VTuber支援事業を展開。またJA全農様と朝日新聞社様と連携してライブコマースイベントを開催中。
本ウェビナーの内容について
今回のウェビナーでは、VTuber活用にご興味のある企業担当者様や自治体担当者様を中心に沢山の方にご参加いただきました。
この記事ではウェビナーの内容を抜粋して、Z世代をターゲットとしたVTuberマーケティングの戦略方法について解説させていただきます。
VTuberの特徴、意義や役割
まずはVTuberについて改めて解説。

VTuberはユーチューバーやブロガーと同じように、自己表現する際の1つのジャンルなんです。キャラクターを介することで自分の価値や才能を表現しきることができることが魅力です。また、僕たち人間と同じ世界を生きている仮想キャラクターと解釈することもできるので、新たな形のIPとして活躍できる可能性も秘めていますよね。
VTuberの媒体特徴
次に、VTuberの媒体としての特徴を紹介させていただきました。



配信者側からすると、他のメディア配信する上で障壁になるかもしれない「第一印象」。VTuberでの配信活動であれば、ビジュアルレベルが均一化されることで技術力、コンテンツや自分のコアな部分で勝負することができます。



また、接触時間が長くなりやすいかつ双方向のコミュニケーションがしやすいという点からYouTubeやTikTokのアルゴリズムとの相性が非常にいいです。特に若い世代では、コンテンツが同じであるならば他のメディアに比べてVTuber配信を選びやすい傾向にあります。
若年層について
Z世代と称される現代の若年層にはどのような特徴があるのでしょうか。



彼らはいわゆるインターネット・SNSネイティブです。インターネット、SNSの普及により短い時間でより多くのコンテンツを消費する傾向にあります。好きなものが細分化され、リアルなコミュニティでは自分の「好き」への証明、承認欲求が十分に満たされません。そこで、オンラインコミュニティという場で同じものが好きな仲間達との繋がりを得ようとしています。
なぜVTuberは若者に人気なのか
ここまで解説したVTuberの特徴、そしてZ世代の特徴をふまえて、どうしてVTuberは若者に人気なのか探りました。



まずは、ライブ、アーカイブや動画配信を含めて自分の好きなものにいつでも触れられるという安心感があります。また、数多くのコンテンツの中から自分で興味のあるものを選択して簡単に見ることができることで、満足感を覚えるのではないのでしょうか。



そしてVTuberにおける「推し活」は表現方法が非常に多いです。ファンコミュニティをオンラインで発見しやすいこと、ファンへの供給不足になりにくいこと、そして「推し」に見られてる、認知されているという感覚が理由でしょうね。



つまりVTuberは若年層に受け入れられやすい資質を備えていると言えます。ただ少子化の傾向にある日本で今後を見据えると、どうしたら若年層だけでなく一般層に好かれるのか、あるいは特定の年齢層によりフォーカスすべきなのかは考えるべきなのかもしれませんね。
Vtuberを活用したマーケティング事例
VTuberマーケティングについて詳しく解説する前に、実際のマーケティング事例をいくつか紹介させていただきました。



三重県の志摩スペイン村はメディアでもよく取り上げられている、VTuberと事業のコラボとして有名な成功事例ですね。2つ目のバーチャル物産展は弊社がJAタウン様と共同で開催しているものですが、情報加工しなかったら若い世代の目に留まりにくかったものを、VTuberを活用することで効率的にアプローチすることができるという証明にもなったかなと思います。
では、事業者側の課題をVTuberマーケティングはどう解決できるのでしょうか。



若い世代に自社の事業が認知されていないんじゃないか、そもそも情報が届いてないのでは?と悩む事業者さんは沢山いると思います。それをVTuberの配信というZ世代にとって受け取りやすい形にして届けることで、認知を広げることができます。



また、認知してくれたところで、その事業に強い思いを持っていたり、熱狂的であったりするファンがいない限りさらに広めることは難しいです。しかしある1人のVTuberとオンラインで繋がるファン達という既存のコミュニティに投げ込むことで、事業に対しても熱心になってくれるコミュニティをつくることが可能なんです。
Vtuberマーケティングで成功するために
もう少し詳しくVTuberマーケティングを解説させていただきました。



大切なのは、VTuberという強烈なメディアを活用して、SNSにどれだけ流用でき、認知してもらい、ファンを増やせるかということです。特に認知してもらってからファンコミュニティをつくるプロセスが重要だと僕は考えています。まずPRしてもらうVTuber本人にその事業、製品のことを心から好きになってもらうことが重要ですよね。特に生配信ではPRでも自然な推薦に映るという利点の反面、VTuber本人の素直な感情がのるので、「噓」だと思われてしまいますから。



VTuberとそのファンのことをしっかりリサーチし、文脈を踏まえた戦略を練ることで成功に繋がります。またPRであったとしても、宣伝らしさを減らすこと、あるいはエンタメに昇華させることでより自然なものに見えると思います。
最後に



前半にVTuberと若い世代の市場的特徴を解説しましたが、この内容を踏まえた上でどうVTuberを活用していくかということを考えていただきたいです。
ウェビナーへのご参加ありがとうございました!
ウェビナーにおいてご不明な点、詳しく知りたい点がございましたら株式会社uyetまでお気軽にお問い合わせください。
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■【株式会社uyet】代表取締役プロデューサー 金井洸樹:https://twitter.com/MoveSkk
今後もVTuberに興味のある方やVTuber活用を検討している企業様・自治体様に向けて、お役に立てるようなウェビナーを開催したいと思っております。もしこういったウェビナーを開催してほしいというご要望がございましたら、お問い合わせよりご連絡ください。
また、VTuberNEXTウェビナーに登壇したい方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。今後も定期的にウェビナーを開催する予定ですので、ご興味がある方はぜひご参加ください。
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