6月27日に開催のウェビナー「VTuberを活用したTikTokマーケティングの可能性」ですが、沢山の方にご参加いただき、大好評の中で無事終了することができました。
本記事ではウェビナー当日のレポートをさせていただきます。ウェビナーを惜しくも見逃してしまった方や内容を見返したい方は是非最後までご覧ください。
今回開催のウェビナーについて
株式会社uyetでは定期的に「VTuberNEXT」と呼ばれるウェビナーを開催しております。そこでまずは「VTuberNEXT」について解説するとともに、今回のウェビナーの概要についてもご紹介させていただきます。
“ VTuberNEXT”について
「VTuberNEXT」では、VTuberの魅力をしっかりと発信し、業界外の方にもVTuberに興味を持っていただくためのきっかけを作れるよう定期的にウェビナーを開催します。本ウェビナーでは、現在VTuberがどのような活躍をしているのかやVTuberxの知られざる魅力について発信を行うことにより、多くの方にVTuberの魅力について知っていただき、業界の盛り上がりに繋げていきたいと思っております。
▼VTuberNEXT公式サイト
https://uyet.jp/vtubernext/
本ウェビナーのテーマは「VTuberを活用したTikTokマーケティング」
VTuberの主なプラットフォームはYouTubeですが、近年はVTuberがTikTokでバズるといった事例が増えてきています。これまでVTuber業界の間でしか浸透しなかったVTuber文化も、TikTokのおかげで業界外でも注目されるようになりました。
今回は「VTuberを活用したTikTokマーケティング」についてこれまでの事例とともに解説をさせていただき、「TikTok×VTuber」の今後の可能性についてもお話させていただきました。
本ウェビナーの登壇者様のご紹介
今回はuyet代表プロデューサーの金井とstudio15株式会社の畠山さんにご登壇いただき、「TikTok×VTuber」をテーマにお話しいただきました。
【studio15株式会社】畠山 翔
2020年に大京警備保障株式会社の広報部長を担いながら自社のTikTokアカウントを運用。
「おじさん社員」×「TikTokトレンド」を軸にした投稿で、Z世代を中心にバズを起こす。 日本の企業系アカウントで最もフォロワー数の多い300万フォロワーを獲得し、TikTok Award 2022にもノミネート。
2023年にstudio15株式会社へジョイン、社長室としてクリエイティブやセールス、マーケティングなど様々な業務へ関わったのち、動画制作やアカウント運用を担うクリエイティブ事業部のリーダーへと就任。
クリエイターの視点とビジネスマンの視点を両方持ち合わせ、日々、動画制作を行うトップクリエイターを取りまとめながら企業のSNS運用の支援を行っている。2024年8月からはTikTok運用者育成スクール「ゼロディレ-TikTokコース-」の講師も担当。
studio15株式会社公式サイト:https://studio15.co.jp/
【株式会社uyet】金井 洸樹
2018年より株式会社ANYCOLORにてVTuber事業立ち上げに従事し、キャラクターを用いたコンテンツの企画/運用、企業案件配信の企画などを担当。現在は株式会社uyetにてVTuberを用いた新規事業開発、プロモーション事業、マーケティング事業、VTuber支援事業を展開。またJA全農様と朝日新聞社様と連携してライブコマースイベントを開催中。
金井の公式Xアカウント:https://twitter.com/MoveSkk
株式会社uyet公式サイト:https://uyet.jp/
株式会社uyet公式X:https://x.com/uyet_inc
本ウェビナーの内容について
今回のウェビナーですが、たくさんの方々にお越しいただき、最後まで盛り上がったウェビナーとなりました。こちらの記事では、ウェビナーの一部を抜粋してウェビナーの様子をご紹介させていただきます。
◇ VTuberについて
まずはVTuberについて解説させていただきました。
VTuberはYouTubeやTwitchなどの配信プラットフォームでアバターを使用して配信活動するデジタルキャラクターのことを指します。
VTuberも新しいコンテンツで本格的に盛り上がったのは、2017年末から2018年頭くらいなので、6、7年くらいの業界になっていますね。
投げ銭ランキングでVTuberが上位を占めていたり、ホロライブプロダクション所属のVTuberさんが世界で最も配信を視聴視された配信者として話題になってたりとかなり勢いのある市場になっています。
◇ TikTokについて
次にTikTokについて解説させていただきました。
TikTokはショート動画投稿プラットフォームであり、若年層を中心に利用者が近年急増しています。
ユーザー数の増え方と利用率を見ると、国内で一番高いプラットフォームかなと思いますね。
現在TikTokではさまざまなユーザーやクリエイターが動画を投稿しています。ドラマ形式のものや街中でインタビューをする形式の動画などが投稿されていますが、TikTokが注目されてテレビ出演が決まるといったケースも増加していますね。
また個人のユーザーだけではなく、ここ最近は企業アカウントが増えてきているように感じます。
2020年くらいから私やっていますけど、近年はかなり増えましたね。
◇ TikTok上でのVTuberの活躍について
次にTikTok上でのVTuberの活躍について紹介させていただきました。
近年VTuberのオリジナル曲がTikTokフォーマットになったりして、流行していますよね。みんな踊っていますよね。
みんな踊っていますね。VTuberを知らない人でさえも踊っていますからね。
また最近はVTuberさんがMVを出す時にみんなが踊れるような形にして出していることが多い気がします。
こういったTikTokでのバズを意識したMVが多く公開されていますよね。
VTuberコンテンツがTikTok上で定期的に話題になっているものの、VTuber自体がTikTokに本格的に参入すると言うケースはまだ少ないように思います。畠山さんから見てVTuberの活躍はどう捉えていますか?
一言で言うと…非常に「もったいない」と思いますね。やり方次第でもっと有名になったり、色々なお仕事に繋げたりすることができるのに、それがなかなかできていないという点にもどかしさを感じますね。
VTuberにとってのTikTokの弱点は、縦型の狭い画面の中でアバターによる動きが出しにくいという点だと思います。だからVTuberはTikTok上で声や音楽でバズっているケースが多いんですよね。
そう考えた時にTikTok上で「動き」で注目されているVTuberがすごく少ないと思うので、「動き」に力を入れてTikTokライクな動画を作成していくことでまた違った活躍ができるのはないかなと思います。
TikTokでダンスをしているVTuberもいらっしゃいますが、フォロワー数は少なく、まだ注目されていないように感じますね。
そうなんですよね。またTikTokではYouTubeのショート動画と同じようなコンテンツを出しても注目されないことが多いので、しっかりとTikTokライクな動画を投稿するというのが重要ですね。
◇ VTuberを活用したTikTokマーケティング
次にVTuberを活用したTikTokマーケティングについてご紹介させていただきました。
VTuberのファンの特徴として熱量の高いファンの方が多いと言う点があります。ですので、ファンがVTuberに関するコンテンツを投稿し、ファン側によるクリエイター活動が多いように感じますね。
確かにVTuberファンの方々の投稿というのは、TikTok上でよく拝見しますね。
街中の展示やイベントなどに出向いて、ショート動画を撮影し、TikTokに動画を投稿することで推し活を楽しんでいる方は本当に多いと思います。動画の再生数も多かったりして、ファンが広告塔になっているといったケースが多いので、こういった活用も企業や自治体でできるのではないかなと思います。
僕はなんでこうなったんだと思うケースなのですが、しぐれういさんが踊っている姿のミームが、音楽と共に流行りましたね。
海外の企業アカウントもミームと楽曲を使用して動画を投稿していて、なぜこんな事態になったのか…と不思議に重しました。
正直僕たちも戸惑っています(笑)
ただTikTokでは日本の電波ソングは海外の方に受けることが多く、そこが少しずつ根付いていく中で、今回しぐれういさんのわかりやすいキャラクターアイコンのエフェクトがあったというところで流行したことが考えられますね。今回はわかりやすいエフェクトがあったことが大きかったと思いますね。
こういった動画のエフェクトになる前提で作られたコンテンツが、今後多く投稿されていきそうですね。
こちらはにじさんじのファンの方の投稿になるのですが、「推し活」をしている姿を動画コンテンツにして投稿されているのですが、動画を多くの方が視聴しています。ファン数もかなり多いですよね。
TikTok上でも「推し活」がブームなので、そこが転移して注目されるようになりました。その影響で「推し活」をショート動画に収めたUGCが近頃多く投稿されています。
こういった「推し活」コンテンツも企業や自治体のPRに活用していけると思いますね。
◇ TikTok上でVTuberの発展性
最後に今後TikTokでVTuberはどう活躍していくのか、今後の発展性についてディスカッションしました。
では、最初にTikTok上で今後VTuberはどう活躍していくのかについて、ディスカッションできればと思います。
個人・企業問わず、TikTokでゲーム配信を行うVTuberが増えていくと思っています。TikTokのシステム的な動きを見ても、運営会社が「ゲーム」コンテンツには注力したいと思っていることが感じられるので、ゲームコンテンツに本格参入するVTuberが増えていくと予想しています。
確かにゲーム実況をしているクリエイターさんは多くなってきていると感じますね。ただこのゲームだけをプレイするといった特化型の方が活躍されているイメージであって、その反面VTuberは特化型の方が少ない印象があります。
そうですね。まだゲーム実況を特化型でされているVTuberが方がいらっしゃらないので、トライされる方が増えれば、TikTokで活躍されてる方が増えていくのはないかなと思っていますね。
YouTube上でもTikTok上でも同じ話になるのですが、商品を実際に使用している姿が見えないという点がネックで、TikTokでのVTuberを活用したプロモーション事例がないんだと思います。
ただそこを取り除けば良いと思っているので、リアルとバーチャルを融合して対処していったら良いのではないかなと思っていますね。天羽しろっぷさんが良い例ですね。
uyetが行っているバーチャル物産展では、VTuberさんに食レポを行っていただいて、商品をPRしていただいるのですが、やはり手元を映せる方の方が見やすいですね。
実写で写すのが難しいという場合も、企画や演出で見せることはできると思うので、今後はTikTokの媒体に合わせた面白いプロモーション企画が生み出されていくのではないかなと思いますね。
◇最後に…
本日はありがとうございました。今日のウェビナーはいかがだったでしょうか?
そうですね。実は僕もVTuberを普段から視聴しているので、今日「VTuber」をテーマにお話しできて楽しかったです。非常に勉強になりました。ありがとうございました。
実は僕も以前は動画クリエイターだったので、TikTokや動画マーケティングはとても興味のある分野で、とても有意義な時間となりました。
ありがとうございました。
ウェビナーへのご参加ありがとうございました!
今回は「VTuberを活用したTikTokマーケティングの可能性」をテーマにウェビナーを開催させていただきました。いかがだったでしょうか?
今後もVTuberに興味のある方やVTuber活用を検討している企業様・自治体様に向けて、お役に立てるようなウェビナーを開催したいと思っております。もしこういったウェビナーを開催してほしいというご要望がございましたら、お問い合わせよりご連絡ください。
またVTuberNEXTウェビナーに登壇したい方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。
今後もuyetでは定期的にウェビナーを開催する予定です。ご興味がある方はぜひご参加いただけますと幸いです。
(ウェビナーに関する最新情報は、uyet公式X(旧:Twitter)にて発信をさせていただきます。
▼ uyet公式Xはこちら
https://x.com/uyet_inc