11月27日に開催させていただいたウェビナー「自分を守る!VTuber・Vライバーのためのストーカー被害対策講座」ですが、多くの方にご参加いただき、大盛況の中で終えることができました。
今回の記事ではウェビナーの内容についてレポートさせていただきますので、ウェビナーを惜しくも見逃してしまった方や内容を見返したい方はぜひご覧ください。
今回開催のウェビナーについて
株式会社uyetでは、定期的に「VTuberNEXT」ウェビナーを開催しております。そこでまずは「VTuberNEXT」について解説し、今回のウェビナーの概要をご紹介させていただきます。
“VTuberNEXT”について

「VTuberNEXT」では、VTuberの魅力をしっかりと発信し、業界外の方にもVTuberに興味を持っていただくためのきっかけを作れるよう定期的にウェビナーを開催します。
本ウェビナーでは、現在VTuberがどのような活躍をしているのかやVTuberの知られざる魅力について発信を行うことにより、多くの方にVTuberの魅力について知っていただき、業界の盛り上がりに繋げていきたいと思っております。
VTuberNEXT公式サイト:https://uyet.jp/vtubernext/
本ウェビナーのテーマについて

今回は「VTuber・Vライバーのためのストーカー被害対策」をテーマに、VTuber・Vライバーさんに対するストーカー被害とその対策について詳しく解説いたしました。
本ウェビナーの登壇者の紹介
今回のウェビナーには、株式会社uyet 代表プロデューサーの金井洸樹が登壇しました。
【株式会社uyet】代表プロデューサー 金井洸樹

2018年よりANYCOLOR株式会社でVTuber事業立ち上げに従事し、キャラクターを用いたコンテンツの企画/運用、企業案件配信の企画などを担当。
現在は株式会社uyetにてVTuberを用いた新規事業開発、プロモーション事業、マーケティング事業、VTuber支援事業を展開。またJA全農様と朝日新聞社様と連携してライブコマースイベントを開催。
金井の公式Xアカウント:https://twitter.com/MoveSkk
株式会社uyet公式サイト:https://uyet.jp/
株式会社uyet公式X:https://x.com/uyet_inc
本ウェビナーの内容について
今回のウェビナーですが、VTuberさんやクリエイターさんを中心に、たくさんの方々にお越しいただきました。
こちらの記事では、ウェビナーの一部を抜粋してウェビナーの様子をご紹介させていただきます。
◇「VTuber業界」におけるストーカー被害の特徴
ストーカー被害とは

金井ストーカー被害とは、ストーカー規制法に基づくと”同一人物から身に迫る恐怖を繰り返し与えられること”のことを指します。具体的には、付きまといや待ち伏せ、監視といった行動が該当します。
これらの行為が継続して行われる状態を一般的にストーカーにあっていると言います。





ストーカー被害には、大きく分けて2種類あります。
1つ目は、リアルのストーカーです。本人の自宅周辺や勤務先等をうろついたり、監視していると思わせるような情報を伝えたりするなどのケ-スが含まれます。
2つ目は、ネットストーカーです。こちらは法律上明確な定義はありませんが、SNSでの名誉毀損や誹謗中傷に加え、個人情報をばらされることや不正アクセスなども該当すると考えられています。
VTuber・Vライバーがストーカー被害に遭いやすい理由





VTuberさんやVライバーさんが他の職種に比べてストーカー被害に合いやすい理由は、主に3つあります。
1つ目は、距離感の近さです。この距離の近さがリスナーやファンにとって承認欲求が満たされやすい仕組みとなっており、配信者とリスナーの心理的距離が縮まりやすいという点からストーカー被害に繋がりやすくなっています。
2つ目は、匿名性の高さです。配信者の多くは匿名で配信活動を行っていることが多く、リスナーやファンの方による「自分の応援している配信者のことをもっと知りたい」と思う好奇心から、ストーカー被害に繋がるケースがあります。
3つ目は、リスナーの貢献度の可視化です。プラットフォームによってはリスナーの貢献度がランキング化される傾向があるため、リスナーの方による他のリスナーに対する嫉妬心がストーカー被害に発展することがあります。





次に、配信者の方がストーカー被害に遭う際の基本的な流れを解説します。
まずはリスナーの方が好奇心から配信を見るようになって、配信者のファンになります。次第にリスナーに「自分のことを見て欲しい」という感情が生まれ、それが行き過ぎてしまうと承認欲求や思い込みが強くなっていきます。
さらに発展すると、承認欲求や思い込みなどの感情がからリスナーの行動が暴走していき、ストーカー化していきます。
このような方はごく一部ではありますが、自身もストーカー被害に遭う可能性があることを覚えていただきたいです。
ストーカー被害に繋がる前のアラートサイン







次にストーカー被害に遭わないためのアラートポイントをご紹介します。
1つ目は、リスナーの方による過度な接触や応答の要求です。他のリスナーの方と比較して自分に優位性を求めるといったことがこれにあたります。
2つ目は、プライベートに介入するような質問をされることです。雑談との見極めは必要ですが、特に個人を特定するような質問には注意が必要です。
3つ目は、配信者個人の活動をコントロールするような要求です。リスナー自身の配信者に対する”自分が思う通りであってほしい”という気持ちから、配信者の行動や関係を制限するようなことが挙げられます。
4つ目は、配信外の行動に言及することです。配信者のプライベートな部分に踏み込んだり、行動パターンの監視がこれに当たります。
このように自身が応援する対象を自分のコントロール下に置きたがる発言や、リスナーと配信者を超えた関係性の構築を望む発言には注意が必要です。
ただし、一つでも当てはまるからといってストーカーであると断定することは難しく、複数満たすことや度合いが強くなるとストーカーに発展する可能性があるという認識で構いません。
◇ストーカーにつながりやすい配信中の言動
ストーカーにつながりやすい3つの行動



続いて、これらのアラートサインは、配信者がどのような行動をすることで起きやすくなるのかを説明していきます。
これはあくまでも確率が高まるので注意してほしいという趣旨であり、起きやすいからと言って売り方や活動方針が間違っているわけではないという点をご理解いただきたいです。





1つ目は、恋愛感情を想起させる発言です。
「彼氏募集中」や特定の一人に対して愛を伝えるような発言は、アラートサインが出やすくなるきっかけとなります。
配信を盛り上げたい、投げ銭がほしいといった意図から発言してしまう場合もあるとは思いますが、好意の矢印を一人のみに向けずに全体に向けること、またファンに自身が依存しない状態でコミュニティづくりしていくことが望ましいです。





2つ目は、外見における性を強調しすぎていることです。
昨今IRIAMやTikTokなどでは服装に関する規制が厳しくなっていますが、性を強調しすぎることでリスナーに「性的ないじりをしても良いのではないか」と思わせる原因に繋がります。





3つ目は、かわいそうアピールを武器にすることです。
配信者側がネガティブな感情を吐露することで弱者アピールを行って、リスナーに「応援してあげたい」と感じさせる行為がこれに当たります。ただ、これが行き過ぎるとストーカー被害につながる可能性があります。
この問題は配信者側にも対策が必要です。前の2つと比べると、無自覚に行っているケースも多いため、心のよりどころをリスナーに頼りすぎないことや自身のメンタルケアをしっかりすることが重要です。
◇身バレ・個人情報の特定につながる情報
身バレ・個人情報の特定につながる情報とは





次に、なぜ身バレや個人情報が特定されてしまうのか、身バレや特定につながる理由についてお話します。
個人情報の特定は、意外と簡単に行われてしまうことがあるため、事前の対策や情報の出し方の調整が必要です。
ストーカー被害は、身バレの要素を含むと被害が拡大する可能性があります。ここでは、身バレの手がかりとなりやすい要素を3つ紹介します。
身バレ・特定につながる3つの情報





まず1つ目は、音声からばれるリスクです。
今VTuber活動を行っている方の中で自ら個人情報を公開する方は少ないと思いますので、今回は意図的ではない際に音で身バレしてしまうパターンをお話しします。
よくあるのは選挙カーや地域の放送といった環境音による、配信者の住んでいる地域の特定はよくあります。また窓を開けたままの配信や隣人の生活音が聞こえる状態での配信も危険です。不意に配信内に入ってしまったインターホンの音声で身元が特定された事例もあり、環境音には細心の注意を払う必要があります。
解決策としては、配信を行う際は窓を閉めることや選挙カーや地域の放送が鳴る際は配信を行わないこと、また同居している方の理解を得ることが重要です。
あとは少し費用がかかってきますが、防音室の導入もおすすめです。





2つ目は、SNSからばれるリスクです。
特によくあるパターンがプライベートアカウントと配信者アカウントの管理が十分ではなく、配信者自身で身バレを起こしてしまうもの。
プライベートアカウントで投稿しようとしたことを配信者アカウントで投稿してしまい、個人情報や今いる場所を発信してしまい、身バレにつながったということも少なくありません。
ですので、基本的にプライベートアカウントは鍵アカウントにして誰でも見れる状態にしないこと、また投稿前に配信者アカウントで投稿しているか十分にチェックを行うことが大事です。
少々手間にはなりますが、プライベートアカウントと配信者アカウントの切り替えに不安がある方は、別々のスマホを使用しても良いかもしれません。





3つ目は、人間関係からばれるリスクです。
VTuber業界は意外と狭いコミュニティであり、様々な配信者や企業が存在します。配信でコラボする相手に個人情報を渡してしまい、それが情報漏洩してしまう可能性も少なくありません。
漏洩した本人は意図的ではなくとも、個人情報はきちんと管理していないと情報漏洩は起きうるもの。よって、誰かに個人情報を共有する際はしっかり相手に使用用途を確認し、どう個人管理していくのかを確認しましょう。
またVTuber企業とお仕事を行う上でも、個人情報がどう使用されどう管理されるのかの確認が必要です。どれだけ大きな企業や信頼できる企業でも、確認することは必要です。





SNSに投稿した写真から得られる情報にも、特定につながるリスクが潜んでいます。写真は地域性やリアルタイム性をできるだけ消した上で投稿することが重要です。
普段SNSに投稿してきた内容や配信で話した情報を写真の情報と組み合わせることで、個人を特定できる確率が高まるため、もし写真を投稿する際は十分に注意をしましょう。
例えば、テーマパークに行ったことを時間がたってから投稿するのは、時間性や地域性の特定が出来ないため問題になりにくいです。ただ、自宅の窓の外の景色や地元の飲食店などは場所の特定がしやすくなるため注意が必要です。
特に今いる場所をリアルタイムで上げることには十分気をつける必要があります。(基本的に時差をつけて投稿を行った方がいいです。)
そのため、今までの投稿や情報全体を通して身元が特定される可能性がないかを今一度確認するとともに、極力写真をリアルタイムで投稿しないようにしてください。
また情報を出す際には、一つ一つを具体的にしすぎないことが重要です。例えば「VTuberです」と話すことが不安である場合は、「ライブ配信者です」「ネットで活動しています」と言い換えるといった工夫が考えられます。
◇実際のストーカー事例





最後に、配信者さんのストーカー被害の事例について説明していきます。今年起きた事例としては、ライブ配信アプリ「ふわっち」で活動されていた配信者がリスナーに刺され亡くなる事件がありました。
この事件は、配信者さんによる原因の部分があるとも言われているため、ストーカーかどうかは不明ではあります。
ただ、リスナーの方の暴走を生んでしまったという点はストーカー被害にも近い部分はあると思います。





またあおぎり高校さんでは、メンバー宛のプレゼントにGPSが仕込まれていた事例があり、刑事告訴に発展しています。
ファンの中にはプレゼント文化を利用してストーカー行為をされる方もいらっしゃいますので、十分な注意が必要です。
ウェビナーにご参加いただきありがとうございました!
今回は「VTuber・Vライバーのためのストーカー被害対策」をテーマにウェビナーを開催させていただきました。いかがだったでしょうか?
ウェビナーにおいてご不明な点、詳しく知りたい点がございましたら株式会社uyetまでお気軽にお問い合わせください。
今後もVTuberに興味のある方やVTuber活用を検討している企業様・自治体様に向けて、お役に立てるようなウェビナーを開催したいと思っております。もしこういったウェビナーを開催してほしいというご要望がございましたら、お問い合わせよりご連絡ください。
また、VTuberNEXTウェビナーに登壇したい方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。
今後も定期的にウェビナーを開催する予定ですので、ご興味がある方はぜひご参加ください。ウェビナーに関する最新情報は、uyet公式X(旧:Twitter)にて発信をさせていただきます。


















