11月7日に開催させていただいたウェビナー「VTuberだからこそできる!配信活動を活かした本業キャリアアップ術!」ですが、多くの方にご参加いただき、大盛況の中で終えることができました。
今回の記事ではウェビナーの内容についてレポートさせていただきますので、ウェビナーを惜しくも見逃してしまった方や内容を見返したい方はぜひご覧ください。
今回開催のウェビナーについて
株式会社uyetでは、定期的に「VTuberNEXT」ウェビナーを開催しております。そこでまずは「VTuberNEXT」について解説し、今回のウェビナーの概要をご紹介させていただきます。
“VTuberNEXT”について

「VTuberNEXT」では、VTuberの魅力をしっかりと発信し、業界外の方にもVTuberに興味を持っていただくためのきっかけを作れるよう定期的にウェビナーを開催します。
本ウェビナーでは、現在VTuberがどのような活躍をしているのかやVTuberの知られざる魅力について発信を行うことにより、多くの方にVTuberの魅力について知っていただき、業界の盛り上がりに繋げていきたいと思っております。
VTuberNEXT公式サイト:https://uyet.jp/vtubernext/
本ウェビナーのテーマについて

今回は「VTuberだからこそできる!配信活動を活かした本業キャリアアップ術!」をテーマに、本業を続けながらVTuber・Vライバー活動を行うための具体的な戦略について、成功事例を交えながら詳しく解説しました。
本ウェビナーの登壇者の紹介
今回のウェビナーには、株式会社uyet 代表プロデューサーの金井洸樹が登壇しました。
【株式会社uyet】代表プロデューサー 金井洸樹

2018年よりANYCOLOR株式会社でVTuber事業立ち上げに従事し、キャラクターを用いたコンテンツの企画/運用、企業案件配信の企画などを担当。現在は株式会社uyetにてVTuberを用いた新規事業開発、プロモーション事業、マーケティング事業、VTuber支援事業を展開。またJA全農様と朝日新聞社様と連携してライブコマースイベントを開催。
金井の公式Xアカウント:https://twitter.com/MoveSkk
株式会社uyet公式サイト:https://uyet.jp/
株式会社uyet公式X:https://x.com/uyet_inc
本ウェビナーの内容について
本ウェビナーのテーマは「VTuberだからこそできる!配信活動を活かした本業キャリアアップ術!」でした。当日は「VTuber活動の中で培ったスキルを本業にどのように活かしていくか」についてお話しさせていただきました。
そこで今回の記事では、当日のウェビナー内容を抜粋してご紹介します。
◇VTuberの構造を理解する
VTuber活動をしている人がキャリアアップに必要なこと

金井キャリアアップを昇進や昇給のみと捉えている方も多いのではないかなと思います。しかし、今回のウェビナーでは、キャリアアップを自分の能力を高めていくことと定義して進めていきます。
キャリアアップをするにあたって、自分の強みを自覚してどう生かすかということを考えることは非常に重要です。そして、配信活動も「能力の可視化の場」として活用できることから、私たちはVTuber活動自体がキャリアアップに活きる活動であると考えています。
キャリアアップには「自分を知る」「実践する」「成果を残す」の3段階が必要です。
まず「自分を知る」ことについては、自分が得意なジャンルやスタイル、スケジュール感、継続力、メンタルといった自己管理を含めて、自分自身を理解して出力の仕方について考える工程のことを指します。
次に、自分を知った上での実践の場として配信や動画を用いてリスナーさんの反応や配信やSNSでのデータを見つつ、改善点をあぶり出す工程を指します。
さらに実際に結果が伴ってくると、動画の再生数といった分かりやすい指標だけではなく、熱量の高いファンが増えたり、新しいことに挑戦する機会が増えたりして成果があらわれます。
基本的にキャリアは自分で選ぶものなので、選べる選択肢が作れているということがキャリアアップに当たってはとても重要です。
初めは、誰しもやりたい仕事を選べる状況にはありません。知ることや実践することの積み重ねから得られる成果を通じて、選べることが増えていきます。
VTuberとして活動している人は本当にすごい!





一つの能力だけで、VTuber活動を成立させることは非常に難しいです。VTuber活動はプレゼンやクリエイティブ編集、マーケティングや営業といった様々な能力が必要になります。VTuberはこれを全て一人で行っていて、社会人が長い時間をかけて学ぶスキルが自然と身についている可能性が高いです。
そして、このスキルを好きなことややりたいことと合わせて、VTuber活動を継続しているということは評価すべき点です。
仕事が嫌でやめる方が多い中、好きが功を奏してVTuber活動が続けられている方は多くなく、評価されるべき点であるということを皆さんには認識していただきたいです。
VTuberは新規事業を立ち上げて事業を運営している





VTuber活動を自分がやりたいから始めたという観点ではなく、自分でVTuber活動という事業を立ち上げたと考えることもできます。
VTuberの皆さんは、まず配信環境を整えて、将来や1、2年後どうなりたいかから逆算してファンの満足度向上のために何ができるかを戦略的に考えていると思います。
VTuber活動というのは、ゼロから事業を作り、運営し、成長させる経験ができるといっても過言ではありません。
VTuberさんは成功する確率が非常に低いと思われていますが、それは事業立ち上げと同じ。活動の中で身につけている能力はかけがえのない財産となるので、改善プロセスの中で成長をしているという自信を持ってください。
VTuber活動の収益構造も企業の収益構造と同じ





皆さんは広告収益やグッズの経費や売り上げ、必要な機材の購入やイベント会場を押さえるのに必要なコストや損得勘定について考えていると思いますが、これは企業さんが売り上げを出すためにやっていることと同じです。
皆さんは活動を通じて収益や予算について考えているため、自然とお金の感覚や数字を見る力が上がっているはずです。
自分で出来ないことがあっても挑戦や勉強は少しずつ続けていくことで、他のことにも活かしやすくなります。つまり、自分が普段やっている例を抽象的に考えるマインドが大事です。
特にVTuberさんはマーケティング能力に優れている





VTuberさんは、広くとるとIP産業やファンマーケティングの産業にすごく近くなっています。
つまり、toCマーケットのお客様をどのように盛り上げるかや喜ばせるかを日々考え、そしてお金の動きが発生していることから非常に類似していると感じています。
皆さんが狙ってファンの方やコミュニティを盛り上げ、動画の再生数や配信の同時接続数を伸ばしてるのであれば、皆さんはマーケティングの視点として非常に優れている可能性があります。
皆さんが日常的にターゲット設定をして動画を作成しているのであれば、その能力は営業・広報・商品企画といった職種でも活かすことができます。
実際、VTuberさんはコメントやリアクションをデータ面だけでなく、定性的・定量的にも気にしているはずです。
そして、これらを気にしているということは、再生率やクリック率、エンゲージメントを改善しながら活動していることになります。
このように自分のやっていることを体系化してエピソードとして話すことができるのであれば、日常的にマーケティングを実装・実践している可能性が高く、企業でも即戦力として通用する経験になりえるはずです。
皆さんのやっている配信活動は、事業運営と収益構造が企業の売り上げとほぼ同じであり、皆さんにマーケターとしての素養があります。
◇VTuberとして養われるスキルを棚卸し
スキルの可視化がキャリアアップの第一歩







先ほどもお伝えしたように、VTuberはビジネスの総合格闘技であり、企業の部署構造とも類似しています。そのため、自分のスキルの可視化をすることがキャリアアップの第一歩になります。
VTuberの業務はコンテンツの企画から法務・IPまで多岐にわたります。皆さんが普段行ってきた業務を言語化することで、どの領域に関心があり、何を学ぶべきかが明確になります。
また、VTuberの業務は企業の部門構造ともほぼ同じです。実際、企業ではそれぞれの業務を専門の担当者が担っていますが、VTuberは活動の性質上、それらすべてを一人で兼任しています。
無意識に行っていたこと業務を言語化することで、それが自身の武器となる可能性は十分にあります。





皆さんは会社で雇われているプロの人には及ばずとも、その人たちに近い経験や土台をすでに持っています。これらを言語化し、どのようにキャリアアップに反映していくかを考えることが重要です。
考えるにあたっては、伸びたか・稼げたかという結果だけでなく、それに対して自身でどのような戦略を考え、工夫したかといった現場体験も重要になります。
企業さんの中には配信経験の価値を理解しているところもあれば、そうでないところもあります。
特に配信経験にリテラシーがない企業に対しては、先ほど言語化した能力が配信に関わらずビジネス全般で重要であることを示す必要があります。
◇企業側からみた「VTuber」という人材の価値
①VTuberは主体性のある人材の代表格





企業側の視点から見ると、VTuberを自らやられている方は仕事以外の時間やコストを投じて挑戦を続けている、非常に主体性の高い人材だと評価されます。
VTuberの方々は、日々の活動の中で自ら目的を設定し、課題を自ら見つけて解決まで行っていると思います。この意味では皆さんは目的を優先して動くことができ、改善に向かう力を持っていると言えます。
企業さんが特に苦手とする計画や企画の実行、そしてそこから何を学習して活かすかという部分を皆さんは日常にすべて行っている状態です。このことを会社にアピールできるかどうかが重要になります。
②発信力を課題とする企業が多い





世の中的には、発信に弱みのある企業がとても多いです。
多くの人が知っている会社は日本全体の会社数に比べてごくわずか。このことから、そもそも知ってもらえるレベルまで発信を行っている企業が少ないということがわかりますよね。
皆さんは普段自分の活動を通して知名度をあげるため、様々な広報やマーケティングをされていると思います。しかし、実は世の中では広報活動に力を入れている企業さんや力を入れたくてもやり方がわからない企業さんがたくさん存在します。
実際、企業の運営者側発信は発信を担当する人に依存することが多いです。会社の広報は初期のころは一人専任で担当することが多く、規模が大きくなるにつれて追加で人が入ってくる構造になっています。
皆さんはこのスキル領域の最前線で戦っています。VTuberさんは業界未経験でも小規模でも立ち回りが分かっている方が多いため、会社にとって必要な存在になれる可能性があります。
③経営視点などの様々な視点を持つ「VTuber」





VTuberさんは、数字と感情の両方でビジネスを理解しています。皆さんは数字を見て論理的に思考をしながら、マーケットに共感しビジネスを組むという能力が高いはずではずです。
数字と感情の両方をバランス良く見るというのは、ビジネス現場でもあまり行われていないため、キャリアアップしやすい強みになります。
VTuberの方は若手ながら経営視点を持っていることが多く、マーケティングや広報などの様々な視点を持ちながら、主体性のある人材であることが多いため、企業にとって伸びしろのある重要な人材となります。
◇VTuber活動スキルはどのように仕事に活きるのか?





キャリアアップにおけるスキルの活かし方には3種類あります。
まず1つ目が、直接生かす場合です。配信活動や動画制作活動を通じて培ったスキルをそのまま活かす方法です。
例えば、サムネイル制作をデザイン領域で活かすことなど配信活動を行う中で培ったスキルをそのまま職業に活かすパターンが挙げられます。しかし、この場合は業務内容が非常に限られるため、該当の職種に必ずしもつけるわけではありません。





2つ目は、スキルを掛け合わせて活かすパターンです。つまりVTuberの配信活動と直接関連性はない業務であっても、培ったスキルを使って役立たせるということです。
例えば営業を行う際にVTuber活動によって得たユーザー側の感情理解を活かして、より良い提案をクライアントにすることができます。
私自身もこれを実践しており、配信経験こそほとんどないもののVTuberさんの活動を見たりサポートしたりする中で、相手に伝わりやすい話し方が身についたように感じています。





3つ目は、スキルを転換して活かす場合です。これはVTuber活動を行う中で直接仕事には通じないけど、そのスキルを大きく見て今やっている仕事に落とし込んで考えていくことを指します。
例えば、動画の伸びを構造的に分解して考えることは論理的思考を培われるのですが、この論理的思考はエンジニアのポテンシャルとして転用が可能です。
その仕事に対して未経験でも、VTuber活動で基礎的な能力が鍛えられているということもあるので、意外とVTuber活動と直接通じなくてもスキルを活かせる場面は多々あります。
このようにスキルの活かし方は一つ目のような直接生かすパターンだけでなく、応用できる可能性があります。
◇キャリアアップ参考事例



ここでは、実際にVTuberの方が本業でキャリアアップした事例についてお話していきます。





まず1つ目の事例は、本業でクリエイティブディレクターをされている方の話になりますが、この方はディレクション能力を高めるためにVライバー活動を開始。
配信活動を行う中でディレクション能力をアップさせるとともに、自身でも企画を作るなどして、コンテンツ作りについても学ぶ機会を作ることができました。





2つ目の事例は、本業で農業をされている方の話になりますが、この方はSNSでの発信力を高めるためにVライバー活動を開始。
配信活動を行う中で発信力をアップさせるとともに、エンタメ×農業で新たな手法での販促を促進することができました。





さらにニコニコ動画の実況者をされていたムラタVさんは、配信活動での経験を活かして、SNS運用会社を立ち上げて、企業向けのSNS運用支援などを行なっています。





またスマブラプレイヤーのあばだんごさんは、VTuberとして大手の方とコラボするとともに、資格を取得してIT業界で働かれています。
あばだんごさんはVTuberとして活動してきた経験がIT業界で働くようになった上でも活かされているとおっしゃっていました。
VTuber活動や配信活動は、非常にビジネスの場に落とし込みやすいスキルです。
皆さんはこのスキルが無意識的に身についている可能性があるので、獲得したスキルを改めて自覚しつつ他のキャリアに活かしてもらえればと思います。
ウェビナーにご参加いただきありがとうございました!
今回は「VTuberだからこそできる!配信活動を活かした本業キャリアアップ術!」をテーマにウェビナーを開催させていただきました。いかがだったでしょうか?
ウェビナーにおいてご不明な点、詳しく知りたい点がございましたら株式会社uyetまでお気軽にお問い合わせください。
今後もVTuberに興味のある方やVTuber活用を検討している企業様・自治体様に向けて、お役に立てるようなウェビナーを開催したいと思っております。もしこういったウェビナーを開催してほしいというご要望がございましたら、お問い合わせよりご連絡ください。
また、VTuberNEXTウェビナーに登壇したい方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。
今後も定期的にウェビナーを開催する予定ですので、ご興味がある方はぜひご参加ください。ウェビナーに関する最新情報は、uyet公式X(旧:Twitter)にて発信をさせていただきます。

















