現在uyetでは、VTuberさんやVライバーさんとともに、様々な事業を実施しております。
VTuber・Vライバーの皆さんのお力なくては、バーチャル物産展やまちスパチャプロジェクトなどの事業をここまで続けることはできなかったと思います。
そこで今回のuyet voiceでは、uyetの代表プロデューサーKANAIがVTuberやVTuber業界を今どう見ているのか、またVや業界に対してどういう想いで事業を行っているかインタビューをさせていただきました。
ぜひ最後まで読んでみてください。
ー過去と比較し、VTuberは今どんな存在になっていますか?
金井:
そうですね。
僕はVTuberが生まれた頃から業界を見ていますが、昔は新しい形のキャラクターIPとして多くの方から注目される存在でした。
VTuberは「目新しいもの」としてとても目立ちましたし、リアルタイムでコミュニケーションや動きをとれる点から、技術的にも革新的なものと捉える方が多かったのではないかなと思います。
今ではadoさんなど顔を隠してタレント活動をする方が増えてきていますが、当時はとても少なかったので、「VTuber」という存在はとても目立つものでした。
かつては「オタク文化」というものが流行した近くで、「VTuber」が少しずつ活躍の場を増やしていったことから、「VTuber文化」はかつてのアイドルやアニメ文化のように特殊な文化として扱われることが多かったです。
ただ今では、人間のように生きるIP、タレントとして、さまざまな方から支持をされるようになりました。
アイドルを応援したり、アニメのキャラクターを好きになると同じように、VTuberのタレントやIPとしての立ち位置を確立したように感じています。
また僕は「VTuber」は人がベースの表現技法の1種であり、その人が秘める能力を最大限に発揮させるのが「VTuber」だと捉えています。
ー過去と比較し、VTuberはビジネスとしてどうなっていますか?
金井:
ビジネスとしては、本来とは違う形で成長したなと思っていますね。
技術的には凄まじい速度で発展していますが、人間の芸能活動としての発展の方が速度が早かったため、エンタメビジネスとしての成長が大きかったように感じます。
今後も「VTuber」は技術的にまだまだ進化すると思っていますし、かつて一部の先駆者が夢に描いたものが実現するのはではないかと思っています。
現在「VTuber」はエンタメ・タレントとしての成長の壁の前にいて、そんな中で今後業界がどう発展するのか、また活動しているVTuberタレント自身が今後どう活動していくのか、今後VTuberとして羽ばたく方たちはどうなるのかとても気になっていますね。
ー金井にとっての「VTuber」の定義とは?
金井:
僕は「VTuber」は、人間が自身の可能性や自身の潜在能力・性質を拡張するための表現方法だと思っています。
仮面ライダーやレンジャーが変身するのに近いイメージで、あくまでも本人がベースなんですけど、「VTuber」に変身することで、普段できないことややりたいこと/表現できていないことが表現できるようになった。
僕は「VTuber」をそんなふうに捉えています。
ー金井にとってのVTuber業界とは?
金井:
VTuber業界は…そうですね…。
業界としての「深さ」がさらに深まり、「幅」がさらに広がっていく。つまり、VTuber業界はもっともっと大きくなると思います。
VTuber市場が急成長を見せる中で、今VTuber業界で挑戦する企業が増えてきています。
今後は業界内の多数の企業が切磋琢磨し、VTuber業界が「ビジネス」としてしっかりと確立されていき、また今現状で存在するVTuberビジネスとは違ったビジネスモデルが増えていくと思います。
そして、業界発展がなされるとともに、今以上に「VTuber」が日常にありふれていくのではないかなと考えています。
ー今後VTuber業界をどうしていきたいですか?
金井:
なんでもやれる/なんでも挑戦できる、余地のある市場にしていきたいですね。今大手事務所に所属するVTuberをはじめとし、たくさんのVTuberの方が業界内外問わず活躍されています。
たとえば、地上波テレビに出演したり、観光大使として活動したりと、一昔前には考えられないような活躍をVTuberたちが見せてくれているのですが、今後市場がさらに大きくなっていく上で、今では考えられないような活躍の仕方を見せてくれるのではかなと思います。
現状のVTuber市場の成長とVTuberの活躍の様子から「VTuberはこういうもんだよね」ってするにはまだまだ早すぎる。
まだまだやれることがあるからこそ、VTuberの可能性の拡大を模索することから逃げないこと。それが今僕たちVTuber市場に存在する者の使命だと考えています。
VTuber市場は今注目されていますし、市場的に見てもまさに今発展途上と言っても過言ではない業界であるため、人によっては「VTuberは稼ぎやすい」と考えている方も多いと思います。
僕はビジネスを行う上でそう言った捉え方は間違っていないと思っていて、そういった考え方は全く否定派ではありません。ビジネスを行うにおいて「お金」って本当に大事ですから!
ただこの業界でビジネスを行う方がいる一方で、僕はクリエイターとしての視点を絶対に失いたくないと思っています。
このクリエイターとして業界を発展させ、VTuberたちの可能性を広げたい。そう僕は思いながらこの業界に携わっています。
これからもuyetをどうぞよろしくお願いいたします!
今回はuyet代表プロデューサーKANAIがVTuberやV業界をどう見ているか、またVTuberやV業界に対してどういう想いで事業を行っているかについて、インタビューを実施し、記事にまとめさせていただきました。
バーチャル物産展はじめ、uyetでは様々な事業を行っていますが、Vの方のご活躍があって、今のuyetがあるといっても過言ではないと行っております。
uyetに関わるVの皆さんやクリエイターさん、企業・自治体の方への感謝と、Vの方やV業界に対するリスペクトを忘れずに、今後もV業界で挑戦を続けていきたいと思っています。
もし株式会社uyetに少しでも興味を持っていただいたVの方や、uyetと一緒に何かVTuberを活用した取り組みを行ってみたいという企業・自治体の方がいらっしゃいましたらぜひご連絡ください。