
今SNSで求められているのは「自分に求められるロールを演じる力」
2025年の今、SNSを活用するのが当たり前の社会となっています。SNSは人間が生きる中ですべての場面で登場し、わたしたちの生活を支えるインフラとなりました。

そして、SNSは「ありのままの自分を発信する」ソーシャルネットワークサービスであり、世の中とのコミュニケーションツール的な役割も担っています。(※昔流行した「〇〇なう」「インスタ映え」などは特にそれに当たるかもしれません。)
しかし、昨今のSNSは「ありのままの自分」を発信すればするほど、影響力がついていかないという課題を持っています。
SNSは、影響力を必要とするSNSと影響力を一切気にしなくてもいいSNSに分かれてきています。ここでは影響力を必要とするSNSを「オープンSNS」、影響力を求めないSNSを「クローズSNS」としましょう。
例えば、XやInstagram、TikTok、YouTubeなどのSNSはオープンSNSに入り、BeRealやTapNowなどはクローズSNSになります。
オープンSNS | クローズSNS |
X/Instagram/TikTok/YouTube | BeReal/TapNow |
オープンSNS上では、自身の影響力を高めようと様々なインフルエンサーがSNSアカウントを運用して日々コンテンツを投稿しています。ただその中でも伸びる投稿と伸びない投稿が存在します。
@houshoumarine_hololivejp 墓場でスキDieダンスダンス💃! #hololive #宝鐘マリン #vtuber #dance ♬ スキスキDieスキ超Ayeシテル – 宝鐘マリン
伸びる投稿というのはユーザーが評価したコンテンツであり、言い換えればそのアカウントのフォロワーが求めていたものを提供された時にコンテンツへの満足度が増加し、投稿は伸びるのです。
つまり、ユーザーはインフルエンサーや有名人が投稿したら必ずいいねを押す、お気に入りを押すというわけではなく、自身が求めていたコンテンツだった時に投稿に対するアクションを起こし、そのコンテンツはユーザーのお気に入りとして評価されます。
よって、オープンSNSではインフルエンサーも有名人も専門家も、すべてのアカウントが自身のフォロワーやファンなどのユーザーからどんな投稿を求められているキャラであるのか、IPであるのかを理解した上でSNSでアクションすることが求められていると言えます。
実際SNSでのアクションが下手と言われる方は、投稿に価値がないわけではなく、SNSで求められている動きや求められているキャラクターを理解せずに、単なる自己表現としてのアクションをとってしまっていることが多いです。
例えば、ドラえもんのアニメでのび太くん以外の勉強ができないキャラクターが出てくるとキャラ被りしてしまい、のび太くんのキャラクターが薄まり物語に支障がでてきますよね?
またアイドルグループでも天然キャラが3人もいると、ファンたちは混乱してしまうこともあると思います。

そこで、
①市場で今どんなキャラクターのポジショニングが空いているか?
②自分は市場のユーザーにどんなキャラクターやアクションを求められているのか?
③自分はどんなキャラクターであれば演じ続けることができるか?
この3つを踏まえて、日々動き方を考え続けることが大事になってきています。
アルゴリズムに推薦され続けることが正義
先ほど、SNSでコンテンツを伸ばし続けるためにはユーザーが求めているコンテンツを投稿することが大切であるという話をしましたが、もう一つ大切なことがあります。それは「アルゴリズムを味方につける」ことです。
私たちがSNS上で発信するコンテンツは、「ユーザーの評価」と「SNSのアルゴリズム」を通して、SNS自体がそのコンテンツを第三者にプッシュするかどうかを判断しています。
つまりユーザーに面白いコンテンツと評価されるだけでは不十分で、ユーザーとSNSのアルゴリズム、両方に評価してもらえるコンテンツが伸びやすいという仕組みになっています。
SNSのアルゴリズムに評価されるためには、まるでゲームマスターになったかのようにそのSNSが何を大切にしているプラットフォームなのかを考えることが大事です。
すべてのSNSには必ず「世界観」があります。noteというプラットフォームは、SNSの中でも特にカルチャーの強い情報メディアですし、BeRealからも強いカルチャーを感じます。
そのカルチャーとプラットフォームが提唱している評価項目を忠実に守ることで、アルゴリズムがそのコンテンツを推薦しやすくなる可能性が上がるのです。
①自分がアウトプットしているコンテンツがユーザーに求められているのか?
②アルゴリズムが推薦してくれるコンテンツなのか?
上記を意識してみると、SNS活動が少しやりやすくなるかもしれません。
VTuberと地域の取り組みについて書きました。
— KANAI|VTuber事業プロデューサー (@MoveSkk) August 24, 2025
何か参考になれば嬉しいです。気づいたら7000文字超えてました。 #ななしふぇす2025
【実験】「豊洲PIT」のVTuberイベントで、自治体と共にメロンを売った男の話 -VTuberと地域の取り組みの最適解を探して-https://t.co/koEij9nEf9
ルッキズムからの解放宣言が発令された
少し話の方向性が変わりますが、現代社会では「ルッキズム」という頻繁にネットニュースなどで取り上げられるように、外見や容姿に対する多様化が進んでいます。
少し前まで大きく批判された「整形」が今では一般化している点を見ると、自分自身の容姿や他人の容姿を気にする人が格段に増えてきているのかもしれません。
というのも、やはりSNSが普及したことで自分の姿をSNSでアップロードする人が多くなり、その中でも容姿やビジュアルが良いとSNS上で高く評価されている事実があることが大きく影響すると考えています。
また容姿やビジュアルが良いとアルゴリズムが味方をすることが多いというデータも出ており、容姿やビジュアルに敏感な社会が訪れていると私は思います。
そんなルッキズム社会の中で、「容姿」や「ビジュアル」の概念をくぐり抜けたインフルエンサー軍団が居ます。それが「VTuber」「Vライバー」です。

これは私の個人的な意見になりますが、VTuber業界に存在するキャラクターたちは皆可愛いです。そしてカッコいいです。
外見の偏差値が全員一律なために外見での差別化がとても難しく、皆が中身の人間性で勝負する。そんな「容姿」や「ビジュアル」に囚われない社会が形成され、経済圏が生まれたのが「VTuber市場」です。
私はVTuber業界を『ルッキズム開放宣言』を行った業界であると考えています。
「VTuber」というソリューションは外見や経歴、偏見などのバイアスを無くし、
その人をこれまでの経歴で評価せず新たな視点から評価ができるソリューションであると思います。
そして、人間の才能やセンスを拡張するソリューションであると捉えています。
外見が重視されるSNS社会で「外見」という側面ではなく、人としての「中身」や「魅力」のみで評価される社会を構築したのが、この「VTuber」であると考えています。
@suisei_hosimati_hololive 振付を作ってくれたきらりちゃんと一緒に踊ってみたよ🍯 #CaramelPain #星街すいせい #hoshimachisuisei #hololive #ホロライブ #fyp ♬ Caramel Pain 愛してるよVer – 星街すいせい
人類総IP時代のSNS社会で生きる上での新たな選択肢「VTuber」
SNSで活動することが当たり前になった今、スマホを持っている人の多くは、SNSを活用して人とコミュニケーションを取り、また社会情報をSNSで回収し、クリエイティブ活動をもSNSで行っています。
・情報を作り出す作業
・情報を発信する作業
・情報を回収する作業
・情報を共有する作業
これらすべてをSNSで行える社会となりました。
そして、SNSではすべてのユーザーが自分のアカウントをカスタマイズ・運用しており、常にオリジナリティを求められています。
まさに『人類総IP時代』の到来ともいえるでしょう。
そんな中、自身の姿を出さずにインフルエンス力を獲得していきたい、自身の外見を出さずにオリジナリティを確立していきたい、自身の外見を表に出さずにSNSを通じて新たな社会関係を構築していきたいなどの様々なニーズは今後も増え続けていくと予測しています。
SNS活動に一生懸命にならないということは、
会社のホームページを白黒のペライチで大丈夫だと言っていることと同義である。
そういっても過言ではない世界がもうそこまで来ています。
SNS社会の今、人々がSNSで活動していくための一つの選択肢が「VTuber」や「Vライバー」であり、これらは自分の人格のみで自己表現できるソリューションであることをより多くの人に知ってもらえるように、uyetもVTuber市場を盛り上げていけたらと思っています。
VTuberは自分の新たな可能性や才能を開花させる機会を生み出してくれると私達は考えており、今後も新たな才能が市場に芽吹き続ける土壌を創り続けていきます。
VTuberはSNS時代において人々の才能を拡張するソリューションであり、新たな自己表現の手段であるということを認識した上で業界を見てみると、いつも見ていたVTuber業界がまた違う世界に見えるかもしれません。
uyetでは一緒に働いてくださる方を募集中!

uyetでは、VTuber業界で今までにない「価値」を一緒に作ってくれる仲間を募集しています。
ちょっと不思議な集団ですが、多くの方と一緒に新たな取り組みを創っていきたいと思っておりますので、ご興味ある方はぜひ下記URLよりお問い合わせください。
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