
今でも忘れられない、投資家からのある一言
20xx年、世はスタートアップ全盛期。
この頃の多くの若者たちがVC、CVC、エンジェル投資家を求めて駆け回り、毎日のようにベンチャー企業が生まれ続けた。
渋谷、新宿、六本木、赤坂など、毎日夜な夜なVCやエンジェル投資家とマッチングできるイベントや飲み会が開催されていたのである。
私もそのうちの1人だった。新しいビジネスアイデアを持って、投資家やVCの方に少しでも興味を持ってもらうために様々な工夫をして毎日走り回っていた。
資金調達をしていることがステータスであり、
「シード調達1億円がカッコいい」
「累計調達額50億円」
「シリーズB調達金額10億円」
など、この頃は経営者としてのステータスは資金調達の額面や資金調達のプレスリリースの公開だと思い、プロダクトよりも謎なランクを意識して毎日奮闘していたような気がする。
正直、当時の私は全然ダメな思考を持っていたと思う。
ただそんな時期にある1人の投資家に言われたことが今でも忘れられない。その投資家にプレゼンした時に言われた。
『君はコカコーラを美味しいと思うかい?』

当時清涼飲料水がマイブームかというくらいに、私は狂ったようにコーラやオロナミンCを飲んでいた。なので、この時「YES!」と即答した。
そして、ふと投資家は口にした。
『そうか。なら、コカコーラはやっぱり世界に1つでいいな。コカコーラが本当に素晴らしいプロダクトなら、コカコーラがもっと広まった方が良いと思わないかい?良いプロダクトは世界に1つあればいいのだよ。』
この時の言葉は今でも心に残っている。
自分が作りたいモノを作るのではなく、世の中で最も優れた価値のあるプロダクトだけが生き残る。そんなメッセージだと私は受け取った。
「価値を感じてもらう」ということへのこだわり
当たり前だが、お客さんはお金が儲かるから商品を買うわけではない。困っていることがあったり、求めているものがあったり、叶えたいことがあったりして商品を購入する。
その人たちが幸せになるために商品は存在する。だからこそ、お客さんが最も満足する価値あるプロダクトが生き残るべきである。私はそう思っている。
お客さんが最も価値を感じるプロダクトが重要である。
お客さんに最もベストな選択をしてもらうには、魅力があって、その魅力が価値へと昇華されている状態が必要。

下記は似ているが全くの別物と私は捉えている。
①魅力が評価されること
②価値が評価されること
魅力を感じて評価している状態は、一個人が絶対的な評価軸によって独自的な評価をしている状態と捉えている。
一方で、価値を感じて評価している状態は、社会の様々なプロダクトと比べた時に相対的に優れている状態と捉えている。絶対的な魅力があり、かつ相対的に優れているプロダクトこそ、お客さんが価値を感じる状態である。
そして、価値を感じてもらうには、
①需要があること
②選ばれる圧倒的独自性があること
③時代を捉えていること
の3つの条件を満たしている必要があり、1つでもずれればお客さんにとってはベストであるとは言い難い。
よって、uyetは常にVTuber市場でuyetでしかできないこと、uyetでしか作れない独自的な魅力や価値を磨き続けなければならない。
存在が価値の時代へ、唯一無二の存在へ
何をやるかだけでなく、uyetでしか出せないバリューは何か、uyetでしか出せない独自性は何かを常に追求し続ける必要がある。
そして、お金が儲かるだけではなく、唯一無二のプロジェクトになっているかを考え模索し続ける集団であり続けなければならない。
VTuber市場にとって、uyetがやる意義はなにか?
日本を盛り上げるためにuyetしかできないことはなにか?
地方を盛り上げるためにuyetでしかできないことはなにか?
様々な会社がある中でどんな組織であればuyetは唯一無二の組織になるのか?
全ての取り組み、全ての意思決定に唯一無二であるかを追求し続けなければならない。uyetは今後も機能的価値だけでは図れない集団になるよう、日々価値作りに向き合い続けます。

一緒に働いてくださる方を募集中!
uyetでは、今までにない「価値」を一緒に作ってくれる仲間を募集しています。
少し不思議な集団ですが、ご興味ある方は一緒に新たな取り組みを創っていきましょう。
ぜひ下記リンクよりお問い合わせください。
https://uyet.jp/contact/