
VTuberがもたらした日本社会への影響は偉大である。
VTuber、Vライバーがすごいと思う理由は、簡易的にまとめると「社会の評価基準を変えるキッカケを生み出したこと」だと思っています。
社会の中には様々な評価基準があり、今まではその基準がすべてバイアスとなってしまい、その影響で人をピュアに評価しにくくなっていました。
また評価基準が明確になりすぎて、「魅力があるけど、既存の評価システムでは評価できない」などの問題が起きていたと考えています。
しかし、VTuberの世界では現実社会と「評価基準」が少し違います。
大きく違うのは、2つの評価基準をなくしたことです。
▷1つ目:人としての外見
VTuber、Vライバーは、みんな可愛いし、かっこいい。そして、各々が自分の魅せたい自分を表現することができます。
よって、VTuber、Vライバーは「外見」という1つの大きな「評価軸」をフラットにし、人生の定数だったものを変数にしました。
つまり、VTuber、Vライバー業界は、人の外見以外の魅力、中身の魅力や個性を評価しやすい業界であると考えています。

▷2つ目:これまで経歴や過去
人には過去がある。過去や経歴などはその人自身にプラス・マイナス関係なく大きなバイアスをかけ、その人の魅力を歪ませてしまいます。
現実世界では過去や経歴の延長線上に社会は形成されますが、VTuber、Vライバーの世界では現実とは一切関係ない、現実と切り離された社会が形成されています。
よって、過去や経歴関係なしに現実では形成できないコミュニティや自分という存在を生み出すことができるようになりました。
上記の2点によって、
①新しい評価基準を設けた個々の評価
②人として才能を活かす新たなフィールドづくり
③現実とは違う社会の形成
が可能となりました。
今はエンタメ市場に留まっていますが、この新たに生み出された社会の形はエンタメ市場の域を超えて発展していくべきだと考えています。そして、uyetはそこの最前線で日本の新たなポテンシャルを引き出せる企業として社会に貢献したいと思っています。
日本には優れている産業がたくさん存在し、もっとポテンシャルを最大化できる。
日本には世界に誇れるたくさんの産業があり、世界の最前線で活躍する企業が存在します。
《国内の産業一覧》
工作機械・精密加工 ─ DMG MORI
- 超精密5軸マシニングセンタなどで世界のハイエンド製造業を支える総合メーカー。
- 2023年の売上は過去最高(6,000億円超)で、世界トップ3の工作機械メーカーと各種ランキングで位置づけられる。
ベアリング(軸受) ─ NSK
- 航空宇宙〜EVまで“回転体”を支える基本部品を供給。
- 世界シェア3位(SKF、Schaefflerに次ぐ)と分析される大手。
高機能素材(炭素繊維) ─ 東レ
- ボーイング787 翼材などに採用。グループ年産能力29万t→36万tへ増強中。
- 世界最大シェア(およそ3〜4割)を公表資料で維持。
分析・計測機器 ─ 島津製作所
- LC‑MS/GC‑MS など質量分析装置で世界医薬・環境ラボに不可欠。
- PFAS解析向けなどでグローバルシェアを拡大中と2024 年度決算で報告。
水インフラ(MBR 膜処理) ─ クボタ
- 独自のSubmerged MBRを1991年に商用化。
- 世界6,000〜7,000超の処理施設に導入し、設置数では世界最多。
コンピュータ横編機(WHOLEGARMENT®)─ 島精機製作所
- “縫い目ゼロ”の立体編成技術でファッション業界を革新。
- コンピュータ横編機で世界シェア No.1 を自社統合報告書で明言。
発酵・醸造(しょうゆ)─ キッコーマン
- 100か国超で流通、海外売上比率60%。
- 国内シェア約30%、世界最大の天然醸造しょうゆメーカーと業界資料で位置づけ。
バーティカルファーム/アグリテック ─ Spread
- 京都・亀岡で完全自動化レタス工場を運営。
- 日産 3 万株で黒字化達成、世界初の大規模自動農場モデルと実績報告。
完全養殖ブルーフィン(陸上・循環型水産)─ 近大マグロ(近畿大学×トヨタ通商)
- 世界初のクロマグロ完全養殖技術を確立し輸出開始。
- トヨタ通商と連携しサステナブル水産物として海外展開を正式アナウンス。
これらの企業は世界の最前線で活躍しているのですが、その事実を知っている人は非常に少ない…
若い人に興味がある業種や就きたい職業を聞くと、その時に話題になっている業種や職業を選ぶ傾向が強いですし、それは大人も同じです。
ただそれは、大人が悪いのか、若い人が悪いのか、SNSが悪いのか…
おそらくどれも違う。
この現象が起きている原因としては、各産業が興味を持ってもらうために努力しきれていないことが課題だと考えています。
もっというと、「努力の仕方を誰も知らないこと」だと思っており、「人から興味を持ってもらう努力の仕方」これがとても大事なのです。
そして、その興味を持ってもらうための手法がこの「エンタメ」だと考えています。
case1:ウマ娘

「ウマ娘」は競馬をテーマしたゲームであり、競馬で活躍する馬を美少女化させた擬人化ゲームです。こちらのゲームは若年層を中心に大変人気であり、まだまだ人気沸騰中のメガヒットコンテンツです。
そんな中で「ウマ娘」は競馬に関心ない人が競馬に関心をもつきっかけとなり、競馬をやったことがない人がゲームに夢中になったり、知らないうちに競馬の知識が着いていたりと競馬市場に興味を持つ人口を増やしました。
入口は、「ゲーム」だったのかもしれない。
正直業界に関心なく、ただただ楽しくて画面をタップしているうちに、気づいたら産業へ興味をもっていた。そして、気づいたら産業の知識がついていた。
エンタメでは、そんなゲーミフィケーションがもっともっと起きる可能性があると思っています。
VTuberそして日本のIPが組むことができれば、日本の産業はもっと沢山の人に興味を持ってもらうことができ、且つグローバルでも競争力を上げることができる。
uyetは、エンタメを通して日本の産業を2.0へ進化させられるよう挑戦し続ける使命を持っています。
優れているクリエイターは日本にはたくさん存在する
日本には、非常に優れたクリエイターがたくさんいらっしゃいます。そして、日本はクリエイターが生まれ続ける土壌がしっかりと備わっていると思っています。
国民性や産業を支える企業・自治体、消費者、産業を支えるカルチャーなど、複雑な要素が絡み合って最高のコンテンツが生まれ続ける土壌が備わっている、日本。
そんなクリエイターが沢山いるからこそ、日本のエンタメは世界をリードできる。
日本流のエンタメ手法を。
日本には海外では表現できないエンタメがあり、uyetではその新たなカルチャーが「VTuber」だと捉えています。
今注目する新たなエンタメ市場が、日本が生み出した「VTuber市場」である。
uyetでは、日本のクリエイターの皆さんと、日本の素晴らしいクリエイターを支える環境と、日本の業界を支えるファンの皆さんと、ワンチームで日本の産業をエンタメの力でアップデートしたいと思っています。

結果は副産物で、最適なプロセスを
uyetは、これから日本の産業をエンタメ化するために「新たな挑戦」を始めます。
結果にはもちろんこだわりますが、プロセスにもこだわっていきます。
なぜ結果と同じくらいプロセスが大事なのか?
適切なプロセスを踏めば、いつか結果が出るのが社会だと思っているからです。
SNSでバズらせる、またIPを作って注目を集めるなど、産業に興味を持ってもらうための方法はたくさん存在します。
しかし、SNSでの一瞬のバズに価値はあるのでしょうか?
バズは素晴らしいです。ただSNSで注目を集めることが正義ではないと思います。
その産業にあった興味の持たれ方があり、その産業にあったバズり方があり、そしてその産業にあったエンタメが存在するはず。
uyetは、あなた(社会)のまだ見たことない感情・体験・景色を生み出すため、正解のない、再現性のない、エンタメ事業に挑戦し続けます。