VTuberとして活動するからには、歌ってみたも投稿したい!
歌ってみた動画は、自分の声の魅力や歌唱力をリスナーにわかりやすく届けられるとても素敵なコンテンツです。
そう思い立って動画を制作する方法を調べてみても、必要な機材や録音の方法、MIXなど事前に知っておくべき項目が多すぎて挫折してしまった人もいるのではないでしょうか。
今回は、これまで様々なVライバー・VTuberと連携し、活動サポートを行ってきた株式会社uyetが、VTuberの歌ってみたの作り方についてわかりやすく解説していきます。
歌ってみたを活用して収益化する方法も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
※本記事は情報提供を目的としており、法的助言ではありません。
※著作権に関する判断は、必要に応じて専門家にご相談ください。
VTuberの「歌ってみた」作り方の全体像を理解しよう
VTuberの「歌ってみた」は、「歌唱・録音」「音源編集(MIX)」「動画制作」の3つのステップが基本です。
魅力的な歌声を録音し、プロ(または自作)のMIX師に音源を調整してもらったら、イラストやアニメーションと合わせて動画を作り、YouTubeなどにクレジット表記と合わせて投稿するのが王道の流れです。
音源の利用においては必ず著作権を確認しましょう。以下が「歌ってみた」を作る流れになります。
- 歌ってみたに必要な機材の準備
- 歌ってみたに使用する音源の準備
- 歌ってみたの歌唱・録音
- 完成した音源の編集
- 動画の制作
- 動画の投稿
①歌ってみたに必要な機材を準備する
最低限の構成でも制作は可能ですが、機材が整っているほど録音や編集がスムーズになります。
歌ってみた制作に必要な基本機材は以下の通りです。
①パソコン
録音・編集の基本。Windows/Mac、ノート/デスクトップどちらでも可。
②マイク
繊細な声を拾うならコンデンサーマイクが最適。本格的なXLR接続タイプが推奨されますが、手軽なUSBマイクもあります。
③オーディオインターフェイス
マイクの音質を上げ、PCに安定して取り込むための必須機器(USBマイクの場合は不要)。
④ヘッドホン(イヤホン)
自分の声と音源を正確に聴くため、音漏れしにくい密閉型(またはカナル型イヤホン)が便利。
⑤マイクケーブル
マイクとオーディオインターフェイスを繋ぐケーブル(XLRケーブルなど)。
⑥マイクスタンド
手持ちはNG。安定して声を拾い、ノイズを防ぐために必須。
⑦ポップガード
息による「パピプペポ」などのノイズ(ポップノイズ)を防ぎ、音質が格段に向上します。
まだ機材を持っていない、これから揃えていく段階の方へ、選び方のポイントも説明しています。

②歌ってみたに使用する音源を確認・準備する
歌ってみたの音源にはどんな曲でも使用できるわけではありません。事前に楽曲が使用できるのか確認が必要です。
特に、市販CD音源や無断アップロードされたカラオケ音源の使用はNGです。
- 原曲の二次創作(歌ってみた)が許可されているか
- 使用するカラオケ音源が「公式配布音源」「利用許可が明記されている音源」「自作音源」のどれかに該当するか
③歌ってみたの歌唱・録音
機材と音源が準備できたら、歌唱・録音を行います。このあとの編集のことを考えて、部屋の反響音を抑えるなど、録音する環境を整えることも重要です。
録音段階のクオリティが、その後のMIXや完成度に大きく影響します。
- できるだけ静かな環境で録音する
- 一発録りではなく、パートごとに分けて録音する
- ノイズや音割れがあればその場で撮り直す
録音した自分の歌声(ボーカル音源)とカラオケ音源(インスト)をバランス良く混ぜ合わせ、一つの楽曲にするための音響調整作業のこと
この作業を行う人を「MIX師」と呼び、音量・音質・音の広がりなどを調整して、迫力と一体感のあるサウンドを作り出します。
④完成した音源を編集する
録音した音源は、以下のような編集を行います。
VTuber業界では「歌唱担当」と「MIX担当」を分ける文化が根付いています。
歌うところまでは自分でやる、音の編集・MIX作業は専門的な知識も必要なので依頼している人が多いということです。
- ノイズ除去
- 音量・バランス調整
- EQ・コンプレッサー処理
- リバーブなどのエフェクト付加
⑤歌ってみた動画の制作
完成した音源に、以下を組み合わせて動画を制作します。
初めての歌ってみたであれば、1枚絵と歌詞表示だけでも十分です。
- イラスト(立ち絵・1枚絵など)
- 歌詞テロップ
- 簡単な演出(フェード、ズームなど)
⑥歌ってみた動画を投稿する
最後に、YouTubeなどの動画プラットフォームに動画を投稿します。
クレジット表記は、権利面だけでなく制作に関わった人へのリスペクトとしても重要です。
VTuberの「歌ってみた」に必要な音源の取得と確認
「歌ってみた」動画で最も慎重になるべきなのが、使用する音源(カラオケ音源・インスト音源)の権利確認です。
音源の扱いを誤ると動画削除や収益化停止などのリスクがあるため、必ず事前に確認しましょう。
歌ってみたの音源はどこから取得するのか?
歌ってみたの音源は主にYouTubeやニコニコ動画の楽曲概要欄から、ボカロPや公式が配布しているオフボーカル(カラオケ)音源をダウンロードするのが一般的です。
下記が「歌ってみた」音源の取得方法になります。
●カラオケ音源・インスト音源の自作・依頼
最も推奨される方法。自分で楽器を演奏したり、DAWソフトで制作します。個人クリエイターや制作会社に依頼して、著作権クリアな音源を作ってもらうことも可能です。
●「歌ってみた用」音源
投稿者が「歌ってみたOK」と許可している音源を利用する。詳細については動画の概要欄を確認してみてください。
●公式音源の利用
著作権・著作隣接権の問題があり、許可を得るのが困難なため、通常は避けるべきです。
音源提供サービスをご紹介
「楽曲」と「音源」は別の権利が存在していることを解説してきました。
そこで音源取得ができる人気のサービスをご紹介します。
歌っちゃ王

▼無償利用の範囲
個人が趣味目的で行う動画投稿・ライブ配信で、収益が一切発生していない場合のみ「無償&申請不要」で利用可。
▼それ以外(収益化している・事業として使う等)
→1曲 990円(税込)〜で購入が必要
生音風カラオケ屋 – CREATOR | muchoo(ムチュー)

▼無償利用の範囲
基本はYouTube上の音源を無料利用(※概要欄の利用ルールを守ることが条件)
▼それ以外
法人・団体所属の利用の場合はメールで相談
個人の方でしたら、権利者さまの認める範囲内で配信やオフラインのイベント等でお使いいただいて結構です。法人・団体所属の場合は、下記メールアドレスよりご所属先の担当者さまからご連絡いただけますと幸いです
引用:生音風カラオケ屋 YouTube概要欄より
【プロが作る】カラオケちゃんねる【高音質】

▼無償利用の範囲
YouTube上の音源は歌ってみた・配信用途で基本無料利用OK
▼それ以外
カラオケの練習や歌ってみた等のカバー動画等でご利用下さい。音源のみであればBGMとして使って頂いても問題ありません。 (動画をそのまま使用したり、カラオケ音源としてご自身のチャンネルでアップする事はお控え下さい。)
引用:【プロが作る】カラオケちゃんねる【高音質】 YouTube 概要欄より
楽曲の著作権の確認は必ず行うこと
「歌ってみた」の著作権を確認するには、JASRAC(J-WID)とNexToneの作品データベース検索サービスで、曲名とアーティスト名を入力し、「配信」または「インタラクティブ配信」の欄が〇(マル)になっているかを確認します。
JASRACのアバウトページでは、著作権や音楽クリエイターと利用者、リスナーとの関係性まで、とてもわかりやすく書かれているので、一読することをオススメします。
演奏や複製、インターネット配信などの方法で、音楽や漫画、小説、絵画などの作品(著作物)を利用するときには、事前に、その作品を創作した人(著作者)等から、許諾を得る必要があります。このように、著作者が、創作した著作物を利用しようとする人に、利用を認めたり、禁止したりできる権利を著作権と言い、著作権法に定められています。著作者は利用を認めるとき、著作物使用料を求めることもできます。
引用元:JASRAC 音楽の著作権とは
JASRAC(日本音楽著作権協会)で検索
J-WID(作品データベース)で曲名・アーティスト名を入力し、「管理委託あり」「配信」に〇が付いていればOK。

NexTone(ネクストーン)で検索
JASRACで管理されていなければ、NexToneのサイトで同様に検索。「配信」に〇があればOK。

管理団体外の楽曲
JASRAC・NexToneのどちらにも登録されていない場合は、権利者に直接確認を取ることが必要です。
動画投稿サイトでの注意点
「歌ってみた」動画投稿の注意点は、著作権(作詞・作曲者)と著作隣接権(アーティスト・レコード製作者)の2つです。
YouTubeやニコニコ動画など大手サイトはJASRAC・NexToneと包括契約を結んでいるため、自分で演奏・歌唱した動画なら「歌ってみた」は基本的に問題ありません。
YouTube・ニコニコ動画
JASRACやNexToneと包括契約を結んでいるため、「管理楽曲」であれば「オリジナル音源+自分の歌声」の「歌ってみた」動画はアップロード可能です。
X(Twitter)
JASRAC/NexToneと包括契約がないため、基本的にアップロードできません。
著作権を違反すると賠償金や炎上を招く可能性もある
「歌ってみた」で著作権を違反すると、アカウントの停止・削除、動画の削除などのリスクがあり、最悪の場合は損害賠償請求、罰金や懲役にまで発展する可能性もあります。
著作権違反は「見つからなければ問題ない」という考えではありません。活動を長く続けるためにも、正しい手順を踏むことが自分の活動を守ることになります。
原曲音源は絶対に使わない
たとえJASRAC管理の楽曲であっても、市販音源(原曲)をそのまま使うことは必ず避けましょう。
楽曲そのものの権利(作詞・作曲)とは別に、音源(録音物)には著作隣接権など別の権利が関わるためです。
自作音源(インスト)で歌う
「歌ってみた」の基本形は、インスト(カラオケ)を用意して、その上に自分の歌を載せるスタイルです。
インストは以下のいずれかで用意しましょう。
- 原曲者が配布している公式音源
- 利用許諾が明記されている音源
- 自作(または依頼して制作した)音源
クレジット表記は必ず行う
音源制作者、作詞・作曲者などへのクレジット(お礼の記載)は、利用規約を守るためにも、制作に関わった方へのリスペクトとしても重要です。
概要欄などに、最低限以下を記載しておくと安心です。
- 原曲:曲名 / 作詞・作曲者(原曲リンク)
- 音源:音源制作者(または配布元)
- MIX:担当者
- イラスト / 動画:担当者
VTuberの「歌ってみた」レコーディングのやり方
歌ってみた(うたみた)のレコーディングは、まず「自分で録るか」「外注するか」を決めると、その後の準備がスムーズです。
ここでは最初に選択肢を提示し、その後に具体的な手順(DAW導入〜録音・書き出し)を解説します。
①外注してレコーディングする
「歌は歌えるが、録音環境が整わない」「機材トラブルが怖い」場合は、スタジオ収録やエンジニア同席のレコーディングがおすすめです。
録り音が安定しやすく、編集・MIXまでセットで依頼できるケースもあります。
▼メリット
- 録音品質が安定
- 機材トラブルが少ない
- プロの指示で良いテイクが録りやすい
▼デメリット
- 費用がかかる
- スケジュール調整が必要
②自分でレコーディングする
自宅で録音する場合は、機材(マイク・オーディオインターフェース等)とDAW(録音ソフト)が必要です。
最初は少し手間がかかりますが、慣れると自分のペースで何度でも録り直せるのが最大のメリットです。
▼メリット
- 費用が抑えられる
- 何度でも録り直せる
- 制作スピードが上がる
▼デメリット
- 環境音や反響の影響を受ける
- 設定でつまずきやすい
自分でレコーディングする場合の手順
自分でレコーディングを行う場合の手順を以下で解説します。
DAWは「録音・編集・書き出し」を行うソフトです。
歌ってみたの宅録では、まずDAWをPCに入れて録音できる状態を作ります。
ポイントは、最初から機能を使いこなそうとせず、録音→書き出しだけできる状態を目標にすることです。
- 代表的なソフトはCubase / Studio One / Logic Pro / Reaper など
- 初めてであれば「録音ができて、WAVで書き出せる」ものならOK
歌うためのカラオケ音源(インスト)を用意します。
カラオケ音源は、DAWに読み込んで「伴奏トラック」として使います。
- 原曲の音源は使わない(著作隣接権の問題)
- 公式配布のオフボーカルや、利用規約が明確な音源を選ぶ
- 収益化する場合は「収益化可否」も確認
機材接続ができたら、DAW側で入力・出力を認識させます。
- マイク → オーディオインターフェース(XLRケーブル)
- オーディオインターフェース → PC(USB等)
- ヘッドホン → オーディオインターフェース(直挿し推奨)
設定の要点は以下です。
- DAWの「オーディオデバイス」にI/Oを指定
- 入力(マイク)と出力(ヘッドホン)を正しく割り当て
- 歌っているときに音割れしないようゲインを調整
準備ができたら、カラオケ音源を流しながら歌を録音します。
- 一発録りではなく、Aメロ・サビなどパート分けで録る
- 音割れ防止のため歌のピークでメーターが赤く振り切れないようにする
- 後で迷子にならないようにテイク名を分かりやすく保存する
▼書き出し(エクスポート)の基本
- 形式:WAV(推奨)
- MIX前提で基本は「未加工のボーカル音源」で出す
- できれば「頭出し」を揃える(0秒から同じ位置で始まる)
VTuberの「歌ってみた」MIXのやり方
歌ってみた制作におけるMIXは、「MIX師に外注する」か「自分で編集する」かを最初に決めると、進め方が明確になります。
①MIX師に外注する
VTuberの歌ってみたでは、MIXを外注するのが最も一般的です。
歌唱に集中でき、完成音源のクオリティも安定しやすくなります。
▼MIX師に依頼するメリット
- 音量・音質が整い、聴きやすい歌になる
- ピッチ補正やエフェクトを自然に処理してもらえる
- 初心者でも安心して公開できる完成度になる
- ボーカル音源(WAV・未加工)
- カラオケ音源
- 曲名・原曲リンク
- 希望の雰囲気
- 納期・使用用途
MIX師を探す方法
MIX師は以下のような場所で探すのが一般的です。
歌ってみたの実績があるか、クレジット表記の条件、修正回数の上限などを事前に確認しておくとトラブルを防げます。
- X(Twitter)
- ココナラ / Skeb / SKIMA
- 過去に依頼したVTuber・歌い手のクレジット欄
②自分でMIXする
自分でMIXを行う場合は、DAWを使ってボーカル音源を編集します。
最初は難しく感じますが、最低限の処理だけでも「聴きやすさ」は大きく向上します。
- ノイズ除去
- 音量・タイミング調整
- ピッチ補正(やりすぎ注意)
- EQでこもり・刺さりを調整
- コンプレッサーで音量差を整える
- リバーブで空間感を追加
MIXが終わったら歌った音源と動画を合わせる
MIXが完了したら、完成した音源を動画と組み合わせます。
動画編集ソフトは以下のものがよく使われます。
▼主な動画編集ソフト
- 完成したMIX音源を基準に動画を作る
- イラスト・アニメーション・歌詞テロップを配置
- 音ズレがないか必ず確認する
▼よくある構成
- 1枚絵+歌詞表示
- 軽いズームやフェード演出
- サビで歌詞演出を強める
VTuberの「歌ってみた」スマホでの作り方
VTuberの歌ってみたは、スマホでも条件付きで可能です。
PCと機材を使った制作と比べると制限はありますが、高井クオリティを目指さないのであればスマホでも十分にスタートできます。
また全てをスマホで行うか、一部を外注するかでもクオリティが変わります。
スマホで歌ってみた動画をつくる手順
スマホだけでも、条件を押さえれば「歌ってみた」は制作できます。
プロがつくったようなハイクオリティで複雑な編集は難しい傾向がありますが、まずは作ってみる・自分で編集に挑戦してみたい方は、検討してみても良い選択肢です。
ここではスマホで行う録音、書き出し、MIX・動画制作までを順番に解説します。
- スマホに録音アプリを入れる
- カラオケ音源を用意する
- スマホで歌を録音する
- 録音データを書き出す
まずは、歌を録音できるアプリをスマホにインストールします。
重要なのは「高機能」よりも、安定して録音・書き出しができることです。
- WAV形式で書き出せると理想
- 録音操作がシンプルなものを選ぶ
- エフェクトは最初から使わなくてOK
代表的なアプリ例:「GarageBand(iOS)」「BandLab(iOS/Android)」「Dolby On(iOS/Android)」など
スマホ制作でも、原曲音源は使わないのが鉄則です。音源の探し方は、これまでの解説での探し方と変わりません。
- 公式配布のオフボーカル音源
- 利用規約で「歌ってみた可」と明記されている音源
- 歌ってみた文化が確立しているボカロ曲 など
準備ができたら、実際に歌を録音します。
- 静かな部屋で録る(エアコン・生活音に注意)
- スマホは口から20cm前後
- ケースは外した方が音がこもりにくい
- 一発録りせず、複数テイクを録る
録音が終わったら、データを書き出します。特にMIXを外注する場合、この工程が非常に重要です。
- 形式:WAV
- 加工:なし
- ファイル名:分かりやすく
スマホでMIX・動画制作までやる場合
外注せずスマホだけで完結させたい場合は、最低限の編集で仕上げます。
- スマホで簡易MIXをする
- 歌と動画を合わせる
①スマホで簡易MIXをする
スマホアプリを使って、聴きやすくするための最低限の調整を行います。
- 音量を整える
- 明らかなノイズがあれば軽くカット
- エフェクトはかけすぎない
②歌と動画を合わせる
最後に、動画編集アプリで音源と映像を合わせます。
- 初心者は1枚絵で十分
- 歌詞テロップの追加
- フェード程度の簡単な演出
おすすめは「歌だけスマホで録って、MIXは外注する」
最もおすすめの方法は、歌だけスマホで録ってMIXは外注することです。
この方法なら初期費用を抑えられて音質の不安をMIXでカバーできるため、VTuberの歌ってみたとして十分成立します。
- 録音:スマホ
- MIX:外注
- 動画:シンプルな構成
VTuberの「歌ってみた」で収益を獲得するには
VTuberの「歌ってみた」は再生数が伸びやすく、活動の軸にもなりやすい一方で、収益構造はやや特殊です。
ここでは「誰にお金が入るのか」「どこまでがOKなのか」を整理して解説します。
歌ってみたを投稿しても必ず自分の収益になるわけではない
まず前提として、歌ってみたは「自作コンテンツ」ではなく二次創作にあたります。
そのため、再生数が伸びても「収益が入らない」「収益の一部(または全部)が原作者側に入る」ケースが多くあります。
J-POP・アニソンの歌ってみた収益
J-POPやアニソンの場合も、基本的な考え方は同じです。
- 楽曲の著作権・著作隣接権は権利者側にある
- 広告収益は権利者に分配される、または動画自体が収益化不可になる
特に「原曲音源を使用している」「権利処理が不十分な音源を使っている」場合は注意が必要で、収益化どころか動画削除のリスクがあります。
ボカロ曲の歌ってみた収益
ボカロ曲の場合、ほとんどのケースで広告収益は原作者(ボカロP)側に入ります。
- YouTubeのContent IDにより原曲の権利者が収益を管理している場合が多い
- 歌ってみたは「楽曲の利用」に該当する
そのため、ボカロ曲の歌ってみたを投稿しても、再生数は伸びチャンネル登録者は増えるが、広告収益は入らないという状況は珍しくありません。
基本的にボカロ曲の歌ってみたについては、集客やブランディング用途として使っていきましょう。
歌ってみたで収益を得られるケース
歌ってみたでも、以下のようなケースではVTuber側に収益が入る可能性があります。
① 原作者が収益化を許可している場合
- 規約で「収益化OK」と明記されている
- 個別に許諾を得ている
② オリジナル曲に近い扱いの場合
- 自分が作詞・作曲した曲
- 権利をすべてクリアした楽曲
③ 直接的な広告収益以外でのマネタイズ
- 歌ってみたで知名度UP
- チャンネル登録者・ファン獲得
- そこから別の収益につなげる
歌ってみたを使った現実的な収益源
歌ってみた動画の投稿は、活動全体の入り口として使うのが王道です。
歌ってみた動画を使って多くのリスナーさんに興味を持ってもらった後は、通常の配信などに来てもらえるように工夫しましょう。
代表的な収益源は以下になります。
- 配信(スパチャ・ギフト)
- メンバーシップ
- グッズ販売
- ファンクラブ・サブスク
- オリジナル楽曲の販売
- 歌唱依頼
- ライブの出演料
VTuberの歌ってみたは「正しい手順」と「役割分担」がポイント!
VTuberの歌ってみた制作には、機材選びや著作権確認、外注・自作の判断など、事前に知っておくべきポイントが多く、そこでつまずいてしまう人も少なくありません。
本記事で解説した通り、以下の点を抑えていただければ安心して歌ってみたに挑戦できます。
- 歌ってみたは「録音・MIX・動画制作」の3工程で作れる
- 音源は必ず権利を確認し、原曲音源は使わない
- クオリティ重視ならMIXは外注が安心
- スマホ録音+MIX外注が初心者に最適
- 歌ってみたは収益より集客目的で活用する
まずは1本、ルールを守って歌ってみたを投稿してみることが、VTuberとしての大きな一歩になります。
そこから経験を積み、自分に合った制作スタイルを見つけていきましょう。
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