VTuberとして活動するのであれば、誰しもが夢見る「グッズ制作」。ファンにとっての思い出になることはもちろん、自分の活動がものとして残ることは一つの達成感にも繋がるはずです。
「グッズ制作ってどうやるんだろう、沢山作って在庫余るとか怖いな⋯」
「グッズを作って販売して本人に届けるまで、自分でしっかりできるか不安⋯」
今回の記事では、オリジナルグッズの制作から販売までの流れを網羅的に解説しました。すぐに取りかかれるよう、オススメのグッズ制作サービスや販売サービスも紹介しています。
また、グッズ販売をするうえで無視できない「身バレ」や「法的リスク」への対策についてもまとめています。ぜひこの記事をガイドとして活用し、安心して楽しめるグッズ販売を実現させてください。
個人VTuberのグッズの作り方:企画・制作・販売の3つの手順で始めよう
まず初めにグッズを作る手順から解説していきます。ざっくり分けると「企画」→「制作」→「販売」の3つの手順に分かれます。
それぞれ詳しく解説していきます。
グッズ制作の第一歩目は「企画」から
「どんなグッズを作るか」を決める企画は、制作の第一歩であると同時に、その後の成否を左右する重要なステップです。
まず、個人でも制作できるオリジナルグッズには以下のようなものがあります。
・アクリルグッズ(アクリルキーホルダー、アクリルスタンドなど)
・バッジ
・衣類(Tシャツ、タオルなど)
・インテリア(タペストリーなど)
など
せっかくオリジナルグッズを作るからには、リスナーさんやファンの方が喜んで手に取ってくれるものを作りたいですよね。
グッズによって作りやすさや作るべきタイミング、ファンの方がどんな気持ちで買ってくれるかは異なります。
また、グッズにかけられる予算や時間などの条件も様々あるかと思います。ですので、自身の状況に合わせてしっかりと企画を練ることはとても重要です。
グッズごとの特徴をご紹介しますので、どんなグッズ制作を企画していくのが自身にとって最適かを考えてみましょう。
いきなりグッズ企画を考えるなんて難しい…と思われるかもしれませんが、普段の配信から企画を立てる練習をしてみてはいかがでしょうか。

VTuberさんにも定番のリアルグッズ

- アクリルスタンド
- アクリルキーホルダー
- Tシャツ
- オリジナルボードゲーム
- 香水・フレグランス
ここでは、それぞれのグッズの作りやすさや制作に向いているタイミングをまとめました。
| グッズ・種類 | 概要 | 作りやすさ | 制作に向いているタイミング |
|---|---|---|---|
| アクリルスタンド | イラストを立体化できる コレクション性が高い | 初めてのグッズ制作 イベントの開催時 | |
| アクリルキーホルダー | バッグにつけられる ファンのアピールに最適 | 初めてのグッズ制作 イベントの開催時 | |
| Tシャツ | 実用性が高い イベントや日常使いにも最適 | ライブの開催時 イベントの開催時 | |
| オリジナルボードゲーム | 予算が高い 大人数で楽しめる | 周年記念イベントなどの特別企画 | |
| 香水・フレグランス | 新感覚 キャラのイメージを香りで表現できる | 特別企画 ブランドの展開、企業コラボ など |
VTuberならでは、デジタルグッズもオススメ
デジタルグッズであれば在庫リスクや制作コストを抑えつつできるため、「まずはライトにグッズ販売してみたい」という方にオススメの選択肢となります。

期間限定「ホロライブクリスマスボイス2021」が12月24日(金)18時より販売開始!
デジタルグッズの例は以下です。
- ボイス(シチュエーション、あいさつなど…)
- スマホ・PC用壁紙
- 配信用スタンプ
- 電子書籍
以下に、それぞれのデジタルグッズの作りやすさや、制作に向いているタイミングをまとめました。
デジタルグッズの作りやすさ・特徴を比較
| グッズ | 概要 | 作りやすさ | 制作に向いているタイミング |
|---|---|---|---|
| 誕生日・ 記念日ボイス | 誕生日・周年記念に合わせて販売 | 誕生日などの記念日 | |
| シチュエーション・ ASMRボイス | 多様な演出が可能なボイスグッズ 恋愛・癒し・日常系など | 通年、季節イベントの開催時 誕生日などの記念日 | |
| スマホ・ PC用壁紙 | ダウンロード用の壁紙 イラストを発注する必要あり | ファンクラブ特典 新ビジュアル公開時 | |
| エモート・ 配信用スタンプ | 配信用のスタンプ YouTubeやTwitchで使える | 活動開始時 メンバーシップ開設時 | |
| 電子書籍 | 公式ファンブックなど 衣装デザインや活動記録をまとめる | 周年記念 イベント開催時 |
このように、一口に「グッズを作る」と言っても様々な選択肢があります。
まずは制作する上の条件を考えるとともに、ファンの方にどんな気持ちになって欲しいかなどを考えながら、どんなグッズを作るのか検討しましょう。
VTuberにオススメのグッズ制作方法
VTuberさんやVライバーさんがグッズ制作を行う際、グッズを作る方法を解説します。
初めて作る方・制作経験のある方それぞれにオススメのグッズ制作方法
どんなグッズを作るかを企画したら、次は実際にグッズの「制作」に移ります。個人VTuberのグッズ制作は、制作サービスや制作会社に発注して作るのがオススメです。
近年は個人用のグッズ制作サービスも増えているため、個人勢でのグッズ制作にも幅広い選択肢があります。
ここでは、グッズ販売の経験値ごとに大きく2つのタイプに分けて紹介します。
1. 初心者向け:少量生産・受注生産の在庫レス型
SUZURIなどのグッズ制作サービスを利用し、サポートを受けながらデザインの入稿や発注を行う方法です。デザインソフトなどは専門知識は不要で、ロットも1個から注文できるサービスが多くあります。
とくに受注生産の方式にすれば、在庫を抱えずにほしいリスナーさんにグッズを届けられるので初めての場合はオススメの方法です。
▼メリット
- 専門知識が不要
- 1点から制作可能
- 在庫リスクが低い
ただテンプレートを使用するため、デザインの自由度は低い場合もあり、また原価が高いので利益率が低くなってしまうなどのデメリットがあります。
▼デメリット
- デザインや加工の自由度が低め
- 原価が高いため、利益率が下がりやすい
2. 慣れた方向け:企画や大量発注・自己管理型
この方法はイベントや記念日、多くのリスナーさんが集まる企画において、こだわりのグッズを大量に作りたい人にオススメです。
デザインや加工などの面で自由度が高く、たくさん作ることで原価を下げられるメリットがあります。また在庫があれば繰り返し、いろんなタイミングで販売もできるようになります。
▼メリット
- デザインや加工の自由度が高い
- 大量発注の場合、単価を抑えやすい
その反面、ある程度のデザインツールや印刷に関する知識が必要であり、発注から入稿、納品まですべて自分で管理するため、在庫の保管や発送なども自分で対応しなければなりません。
▼デメリット
- 印刷やデザインの知識が必要
- 売れ残りのリスクがある
- 在庫の保管や発送など、物流管理が必要
ただし、最近ではペイントソフトなどのツールからPNG形式で簡単に入稿できる印刷サービスが増えており、初心者でも取り組みやすくなっています。
また、BOOTHの倉庫サービスなどを活用すれば在庫の保管や発送を外部に任せることもできるため、大量発注のハードルは以前より下がっています。

個人VTuberにオススメのグッズ制作サービス7選
制作に移るにあたり、初心者や個人VTuberにオススメのグッズ制作サービスを7つ紹介します。
それぞれのサービスに特徴がありますので、ぜひ自分のつくりたい物からピッタリのサービスを検討してみてくださいね。
1.PixivFACTORY

pixivFACTORYは、イラスト・マンガ・小説コミュニティサイト「pixiv」が運営するグッズ制作サービスです。Tシャツ、アクリルキーホルダー、缶バッジなど、幅広い種類のグッズを制作できます。
また、1個単位からグッズを作成できるため、在庫を持たずにグッズを販売が可能です。入稿に関する知識がなくても、写真をアップロードするだけで簡単にグッズを制作できるため、初心者さんにも優しいサービスです。
オンラインマーケットサイトのBOOTHと連携しているため、デザインのアップロードから販売までをワンストップで行えるのが特徴です。
- 少量から制作が可能で、在庫リスクを抑えられる
- BOOTHとの連携により、デザインのアップロードから販売まで完結できる
- 写真をアップロードするだけで簡単にグッズが作れる
2. SUZURI

- 1個から発注が可能
- 販売費用の取り分を自分で設定可能
- デジタルグッズも販売できる
- YouTubeのグッズ紹介機能と連携できる
SUZURIもpixivFACTORYと同様、様々なオリジナルグッズの制作や販売ができます。イラストや画像をアップロードするだけでデザインを制作できます。
また、初期費用、月額料金、販売手数料などは一切かからず、制作から発送までをすべてSUZURIが代行してくれます。グッズを1個から発注できるため、個人VTuberや初心者の方も安心して利用できるでしょう。
他サービスと異なるのは、YouTubeでのグッズ紹介機能と連携できる点です。
配信を見ているファンがYouTube上に表示されたグッズをクリックすると、直接SUZURIのグッズ販売ページへ移動します。このように、動画視聴からグッズ購入への導線を作ることができます。

3.おたクラブ

- VTuberのイメージカラーに合わせたグッズ制作が可能
- RGB入稿に対応しており、発色が良い
- 小ロットの制作にも対応
おたクラブは、同人誌の印刷やグッズ制作に特化したサービスです。
数あるグッズの中でも、人気なのがアクリルグッズ。アクリルの色だけでなく、台座やナスカン(アクセサリーの留め具)、特殊加工の種類まで選ぶことができます。
VTuberのイメージカラーに合わせてカスタマイズできる点が魅力的です。
また、カラー印刷の際は他の印刷所で良く見られるCMYK入稿ではなく、RGB入稿も可能。RGBはCMYKに比べて彩度の高い色でも綺麗に発色するため、発色にこだわりたい人にオススメです。
小ロットからでも制作できるため、初めてのアクリルグッズ作成やサンプル制作を検討している方は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
4. ME-Q(メーク)

- 最短3営業日で納品
- 1個からの発注に対応
- 作成したグッズをそのままBASEに出品できる
ME-Qは、自社工場を備えているからこそできる、高品質で低価格なグッズ制作を売りにしており、ロット数は1個から制作でき、最短3営業日で届くため、気軽にグッズを作ることができます。
スマホやPCから写真をアップロードするだけで簡単に制作できる点も特徴の1つです。
制作した商品はそのままBASEへ出品することもできるため、スピーディーに高品質なグッズを制作・販売したい方に人気です。
5.WACTORY

ライバー事務所である「910inc」を運営する株式会社WACTORが展開する、事務所や広告代理店としての知見を活かしたグッズ制作サービス。
グッズの小ロット製造に加え、描き下ろしイラストの制作、広告代理店としてのインフルエンサーとタイアップするマーケティングまでワンストップで対応できることが特徴です。
6.Momentum Base

マーケティングのプロが「どんなグッズを作るか」の企画段階からサポート。アクリルスタンドやアクリルキーホルダーから、実用的なケースやミラーまで商品ラインラップがあります。
小ロットも大量生産も対応しているため、グッズ販売初心者から経験者まで幅広い層が活用可能です。
7.美藝堂

60年以上の歴史を持つ、写真製版を中心に印刷・大判インクジェット出力・ホームページ制作などに取り組む伊藤美藝社製版所が運営するVTuberグッズ制作サービス。
高品質な画布のようなキャンバスアートや職人の手で作られた掛け軸などを展開しており、芸術作品のようなオリジナルグッズを作れるため、誕生日などの特別なイベントの時などに作るのもオススメです。

こだわったグッズを作りたい向け、グッズ・印刷会社を5社紹介
オリジナルグッズの制作を専門的に行っている会社もご紹介します。
1.ヨツバ印刷

アクリルキーホルダーは1個160円から制作できるほどのコストパフォーマンスを誇る小ロットから制作可能な印刷所です。
モバイルバッテリー、AirPodsケースなど幅広いグッズを作成できるため、人と被らないグッズを作りたい人にオススメ。
企画から納品までをまるっとサポートしてくれるプランもあるため、初めてのグッズ制作でも安心して任せられる。

2.株式会社トーブコーポレーション

オリジナルタオル作成を専門に行う会社です。
フェイスタオルだけでなく、ハンドタオルやバスタオルなども作成可能なため、ファンの需要に合わせて作ることができます。
デザインの校正・修正は何回でも無料なため、「イメージと違った⋯」とならないのも嬉しいポイント。

3.ものプロランド

国内工場で高品質なグッズを製造可能。創業60年のノウハウを元に、「御札」「ボールペン」などのユニークかつ幅広いグッズ展開をしています。
分納などの細かい希望にも柔軟に対応してくれるため、ご自身のこだわりを一度相談してみるのはよいでしょう。

4.ドージンファクトリー

クリアファイルやトレーディングカードの制作に強い会社。
クリアファイルは3営業日以内に発送されるサービスもあるため、急ぎでグッズ製造をしたいときはオススメ。
5.オリジナルグッズプレス

VTuberのグッズ制作を専門に行う会社。VTuberの音声が録音・再生できるボイスアクリルスタンドなど、VTuberファンが喜ぶ品揃えがある。
予算内でのセット注文をするとお得になるため、イベント等で大量生産するときにもオススメ。

個人VTuberのグッズ販売のやり方
グッズを制作したらいよいよ販売に移ります。グッズ販売は基本的に以下の3ステップで行います。
- 価格・送料を決定する
- 販売サービスを決める
- グッズを発送する
1. 価格・送料を決定する
まずは、グッズの価格や送料を決めます。
価格設定の際は、主に以下のかかった費用を参考にして決定しましょう。
- 材料費:印刷代、素材代、パッケージ代など
- 制作費:デザインの外注費、発注手数料など
- 販売手数料:グッズ販売サービスに支払う手数料
- 利益:自分の活動資金として残したい利益分
販売手数料はサービスや商品の種類によってさまざまですが、一般的に販売価格の5〜10%程度です。
例:原価500円+手数料100円+利益400円=販売価格1,000円
グッズだけで多く収益を出そうとするのは難しく、リスナーのみなさんが購入しやすい金額かどうかも意識したいところ。
また、他のVTuberや同ジャンルのグッズ相場を見ながらグッズ価格の相場を調べるのも大事です。価格が他の商品と比べて極端に高かったり、安かったりすると、グッズの売れ行きが悪くなってしまいます。
購入者とのトラブルを避けるため、送料込みにするか別にするかを明記することも大切。「送料は全国一律〇〇円」「〇〇円以上の購入で送料無料」など、知らせておきたいことがあれば購入者に伝えておくことを忘れずに。
2. 販売サービスを決める
販売サービスは大きく分けて、自分で梱包や発送を行うサービスと商品の受注から配送までを管理してくれるサービスの2種類があります。
初めてのグッズ販売では、手間がかからない受注生産・発送代行のサービスがオススメです。
SUZURIやBOOTH※などのグッズ販売サービスでは、グッズが売れると自動的に印刷・梱包・発送を行ってくれます。そのため、初めてのグッズ販売で知識があまりなくても安心して販売できます。
minneなどのハンドメイド販売サービスを利用する場合、自分でグッズの発注から配送までしなければなりません。
手間はかかりますが、独自の世界観を表現したい場合や工場に頼らずハンドメイドで作成したものを売りたい方にオススメです。
3. グッズを発送する
自分で発送を行う際は宛名や配送方法に注意し、丁寧で安全な配送を心がけましょう。
初めてのグッズ販売や発送で不安になるのは、自分の個人情報を知られてしまう点だと思います。その場合は個人取引ではなく、大手の販売サービスや仲介業者を挟むようにするのがおすすめ。
販売会社やサービスを仲介することで、リスナーにとっても自分の個人情報を守ることができます。個人情報の取り扱いは、悪気がなくてもトラブルに発生してしまう可能性が高く、少しのミスが大きな問題になりやすいため注意することが大事です。
4.VTuberグッズの梱包方法
自分でグッズを梱包する場合は、商品が安全かつ綺麗な状態で届くよう、丁寧に梱包しましょう。
ここではグッズや商品の発送で気をつけたい梱包作業のポイントをお伝えします。
▼基本の梱包資材
- 封筒・箱:商品のサイズに合ったものを選ぶ(厚紙封筒やダンボールなど)
- 緩衝材:プチプチ、厚紙など
- OPP袋:防水対策、見た目を整える
- シール、テープ:水漏れ防止、取扱いの注意喚起
▼各グッズごとの梱包例
・アクリルキーホルダー:キズや割れ防止のためにグッズをプチプチで1点ずつ包み、OPP袋に入れた後、小型の厚紙封筒や薄型ダンボールを使用する。
・アクリルスタンド:台座と本体は個別にプチプチで包み、台紙と一緒にOPP袋へ入れ、折れを防ぐために硬めの封筒を使用する。
・Tシャツ:畳んでOPP袋に封入した後、雨対策のためサイズに合ったビニール袋か厚紙封筒に入れる。
・ガラス容器(香水など):厚めのプチプチで2重巻きし、ボトルが動かないように隙間を緩衝材で埋める。配送時の割れ物指定も忘れずに。
梱包の経験があまりなくて不安という方は、大手運送会社クロネコヤマトの梱包ガイドや発送のガイドを見るのがおすすめです。
画像付きでわかりやすく解説されているので参考にしてみると良いでしょう。
グッズの配送方法
自分で梱包・発送を行う際は、以下のステップを押さえましょう。
- 配送方法を選ぶ
- 宛名ラベルを用意する
- 梱包された商品にラベルを貼り、発送する
1.配送方法を選ぶ
商品のサイズや厚さに合わせて、適切な配送方法を選びましょう。
追跡番号付きのサービスを使うと、配送トラブル時に対応しやすくなります。また配送完了通知を出すことで、グッズの購入者にも安心してもらえます。
配送サービスによって厚さが制限されているため、グッズの厚みを事前に確認しておきましょう。最近は100円ショップなどでも、封筒の厚みを測れる定規が販売されています。
▼各配送方法の比較表(全て追跡サービスあり)
| サービス名 | 送料 | 厚さ |
| クリックポスト | 全国一律185円 | 3cmまで |
| ゆうパケット | 厚さによって異なる | 3cmまで |
| レターパックライト | 全国一律430円 | 3cmまで |
2.宛名ラベルを用意する
手書きでも良いですが、住所の入力ミスを避けるために対象のサービスからの印刷がオススメです。
BOOTHでは、宛名・発送ラベルのテンプレートを使用できます。
3.梱包された商品にラベルを貼り、発送する
商品を梱包した後はラベルを貼り、郵便局やコンビニで発送手続きをしましょう。
グッズ販売にオススメのサービス4選
グッズ制作と販売を同時にできるサービスが増えてきていますが、グッズ販売を中心にしているサービスも紹介します。
各サービスごとに特徴があり、それぞれのサービスの特徴をおおまかに比較した表が下記になります。ぜひグッズ販売の際に参考にしてみてください。
※手数料やサービス利用料は、記事執筆時(2026年3月)の情報になります。最新の情報は各公式サイトでご確認ください
| サービス名 | 制作と販売 | 手数料 | 匿名発送機能 |
| 1.BOOTH | 販売のみ※ ※pixivファクトリーと連携が可能 | 5.6% + 45円 ※商品の種類と配送方法によって異なる | あんしんBOOTHパックを利用すれば匿名発送可能 |
| 2.SUZURI | 制作と販売 | 全てSUZURIが負担 | 匿名で販売可能 |
| 3.BASE | 販売のみ | プランによって異なる | オプション(手数料 ¥60)で匿名配送が可能 |
| 4.STORES | 販売のみ | プランによって異なる | なし |
1. BOOTH

- すでにpixivアカウントを持っている
- イラスト投稿などを通じてファンと接点がある
販売手数料:5.6%+固定料金
BOOTHは、pixivが運営するグッズ制作・販売サービスです。ウェブサイトに関する知識がなくても、手軽にネットショップを作れるのが特徴です。
イラスト・マンガ・小説コミュニティサイトであるpixivと連携しており、pixivに投稿されているイラストやマンガを通してBOOTHの商品をプロモーションできます。
例えば、作品のキャプションにBOOTHのURLを記載すると、作品の右下にBOOTHに登録した商品のリンクが表示されます。
またグッズ制作サイトであるpixivFACTORYとも連携しているため、pixivFACTORYで登録したアイテムをBOOTHで販売可能です。
さらに倉庫発送サービスを利用すれば、BOOTHが商品の保管と発送を代行してくれます。そのため、在庫を抱える必要がなく、発送作業も不要です。
2. SUZURI
- 気軽にグッズを販売したい
- 在庫管理や発送などの作業を任せたい
- ファン以外にも商品を届けたい
販売手数料:すべてSUZURIが負担
SUZURIは、手軽にデザイン性の高いオリジナルグッズを作成・販売できるサービスです。画像をアップロードするだけで、Tシャツやマグカップ、スマホケースなどさまざまなグッズを販売できます。
商品の在庫管理、発送、カスタマー対応はすべてSUZURIが代行してくれるため、販売者の手間はほとんどありません。登録料・月額料・販売手数料がかからないのも魅力です。
さらに、多くの人気VTuberやインフルエンサーが利用しており、SUZURIのブランド力を活かして認知度向上も期待できます。SUZURIでは、マイページを開くことができ、そこをショップの窓口にすることができます。
また、オリジナルグッズをSUZURIの商品の1つとして販売することになるため、集客から販促企画のサポートまで行ってくれる点が特徴です。
3. BASE
- オリジナリティあふれるショップを作りたい
- イベントやキャンペーンに合わせて販売戦略を立てたい
販売手数料:プランにより異なる
またデザインやカスタマイズ機能を通して、ショップに自分らしさを反映できる点も特徴の1つです。
一方でSUZURIのような公式による集客サポートは少ないため、SNS(Instagramやnoteなど)との連携機能を活用して自力での集客が重要となります。
ショップ作成者のみならず、豊富な決済手段などユーザーにとっても多くのメリットがあります。
4. STORES
- 海外ファンに向けて販売したい
- 低予算でネットショップを運営し、グッズを販売したい
販売手数料:プランにより異なる
STORESは、BASEと同様、手軽にネットショップを開設できるネットショップ作成サービスです。専門知識がなくても、テンプレートを用いて簡単にショッピングサイトをカスタマイズできます。
グッズ販売を始める際に初期費用や月額費用がかからないため、コストを最小限に抑えることができます。また、BASEに比べて購入時の決済手数料がやや安いため、収益性を重視したい方にオススメです。
発送方法の設定の際に海外への発送にも対応しているため、日本以外の顧客にもグッズを届けられます。
見落としがち!VTuberグッズ販売の際の注意点
最後に、個人VTuberでも安心・安全にグッズ販売をするためのポイントを紹介します。
グッズを販売するということは、商売・金銭のやりとりをリスナーや多くの人と行うことになります。
そこでグッズ販売をするなら知っておきたい注意点を紹介します。
個人間の取引はとくに注意!身バレ・個人情報の扱いに注意する
とくに個人で活動しているVTuberにとって、身バレは大きなリスクです。
住所や本名が購入者に知られてしまうと、トラブルに発展する可能性があります。
そのため、グッズ販売時にはできるだけ匿名配送できるサービスを選びましょう。
自分で発送する場合梱包作業はしっかり行う
商品が破損した状態で届くと、どんなに素敵なグッズでもファンをがっかりさせてしまいます。
商品が壊れたり折れたりしないよう、厚紙やOPP袋、緩衝材を使って梱包し配送中の破損を防ぎましょう。
また雑な梱包はクレームの対象になってしまうこともあるため、適切なサイズの箱を使用するなど丁寧な作業がポイントです。
不良品を配送しないようにする
個人発送の場合、発送前に1つずつ丁寧に検品しましょう。印刷ミス、破損、汚れなどの確認も必要です。
万が一不良品が届いてしまった場合でも、誠実かつ迅速に対応することが大切です。丁寧な対応は、ファンの信頼やリピーター獲得につながります。
グッズの販売に向けて自分で集客や宣伝を頑張る
グッズをつくったからといって、いつも配信に来てくれているリスナーさんが全員購入してくれるとは限りません。
グッズを購入してもらうには、そのグッズをリスナーさんに「ほしい!」と思ってもらうための仕掛けや呼びかけがとても重要です。
例えば、1周年の感謝を込めた記念グッズを作って期間限定で販売するとしたら、リスナーは応援とお祝いの気持ちでグッズ購入を検討しやすくなります。
また届いたグッズのSNSでのシェア可にしておけば、グッズの実物を見て自分もほしいかもと購入意欲が広がるリスナーさんもいるかもしれません。
せっかくつくったのに1つも売れない…という悲しい結果を防ぐためにも、やはりグッズ作りの企画がとても重要です。企画段階から、グッズ販売の仕込みは始まっていると思って取り組みましょう。
制作と販売に関する、最低限の法律を知っておく
グッズ販売には、自分のキャラクターの立ち絵の権利やデザイン素材の権利、販売サービスの利用規約など守るべきことがたくさんあります。
グッズを作ってからこれらの法律や権利のことを知らないと言っても、取り返しがつかないことになる可能性もあります。
例えば、無断で他者の作品をグッズに利用することは著作権侵害で違法となります。
全てを完璧に理解しておく必要はありませんが、こうした法律があるということ、守らないといけない規約があることは知っておきましょう。
●著作権(ちょさくけん)
- イラストや音楽などを作ると、自動的に権利が発生します
- 他人の作品を勝手に使うのはNG
- グッズ販売は商用利用になる可能性もあるのでより注意が必要
●商標(しょうひょう)
- 名前やロゴなどには「ブランドの権利」があることがあります
- 登録されている商標を無断で使うとトラブルになることもあります
●景品表示法(けいひんひょうじほう)
- 「当たり付き」や「限定グッズ」など表記にはルールがあります
- 購入してほしいからと言って「限定」「特注」など過剰な煽りはトラブルの元
- ガチャやくじは景品の金額や当選率に決まりがあるので要注意
●特定商取引法(とくていしょうとりひきほう)
- ネットでグッズを販売する場合、販売者自身が特商法表記を設置する義務があります
- 出店時の販売者情報は正確に登録・公開しましょう
- サービスの利用規約への同意は、この義務を免除するものではありません
- 特商法表記の書き方は、各販売サービスのヘルプページで確認できます
●個人情報保護法(こじんじょうほうほごほう)
- お客さまの名前や住所など、個人情報を扱う際に守る法律です
- 個人間での販売やWebサイトで個人情報を得る場合にも必須
- 注文情報の管理や取り扱いには注意が必要です
リスク管理もした上で、楽しくグッズ制作・販売をしよう
本記事では、個人VTuberがグッズ制作・販売を行う際の手順や、注意すべきリスクとその対策をご紹介しました。
これからグッズ展開を考えている方は、ぜひ本内容を参考に準備を進めてみてください。
ファンの方々に喜ばれる素敵なグッズ販売をめざして、ぜひ挑戦して見てください。
- 初めてVTuberグッズを制作する際は、グッズ制作サービスがおすすめ
- グッズ制作は収益化だけでなく、ファンとのつながり強化にも効果的
- アクリルスタンドやキーホルダーなどの定番グッズから、フレグランスなどの変わり種までさまざま
- 発注までの流れは「グッズ決定→デザイン→入稿→注文」で初心者でも始めやすい
- SUZURIやPixivFACTORYなど、個人VTuberでも気軽に使えるサービスが充実している




















